愛犬との生活がまた始まる

昨日、二カ月ぶりにアンナがわが家に返ってきた。夏の間、東京は黒毛のコートを着たワンコにはあまりにも厳しい暑さが続くし、海外出張も入ることもあって昨年同様、夏の間は山中湖に移動するドッグスクールでお世話いただいていたアンナを昨日連れて返ってきた。
これから来年の1月末まで「アンナ・ファースト」の毎日だ。

この頃、ようやく秋らしい天気になってきた。朝はすごしやすいところまで気温は下がってきた。雨にさえならなければ、アンナとの朝の散歩は気持ちがいいし、週になんどか連れていきたいと思っている市のドッグランもアンナにとってはいい運動になるだろう。

この前新聞で、日本は四季の国ではなく二季の国だとする意見があるというエッセイを読んだ。いまのような秋の天気はしばらく続いてほしい。今度の冬は寒さが厳しいという予想があるようだから、いくら冬が好きだとは言え、ほどほどの寒さであってほしい。

なかなく思うようにいかないのは天気とアンナのしつけだ!

秋がはじまる

けさ秋がはじまった。
長い夏だった。毎年上がっていく夏の気温。半世紀近く前初めて東京に出てきたころは35度になるようなことはあまりなかったように記憶しているけど、38度から40度近くまで上がる夏が通になってきた。

昨晩、テレビでパリーグの一位を決める最後の「天王山」ともいえる日本ハムとソフトバンクの試合が福岡であった。日ハムは2-3の逆転負けをくらい、ソフトバンクのリーグ優勝がほぼ決まった。やはりソフトバンクは強かった。ここ数年応援している日本ハム、まだまだソフトバンクには届かない。
けさ強く秋を感じることに野球が関係しているというとおかしな話かもしれないけども、昨晩の日ハムの逆転負けは力が抜けるほどがっかりすることで、それは8月24日日ハムのボールパーク・エスコンで見たソフトバンク勝利の試合の高揚感とあまりにも対照的だった。振り返ると、あの週末あったソフトバンク3連戦に勝利したときが日本ハムの今シーズンのピークだったように思う。まさに北海道の爽快な夏が与えてくれた喜びだった。

昨晩の試合から一夜明け、けさの新聞のスポーツページにはソフトバンクが優勝に大きく近づいたという記事がでていた。今シーズンも最終コーナーに入り、まさに秋になったということを実感した朝なのだ。

さらば、8月

海外出張から帰ってきて、忙しい毎日を送っているうちにこのブログから遠ざかってしまった。
海外出張中は家でめんどうを見切れないのと、東京の夏があまりにも暑いため、愛犬を山中湖に移動するドッグスクールで預かってもらっている。昨日、アンナに会うために山中湖の訓練士さんを訪問。アンナの猛烈な歓迎を受けた。アンナのペロペロでこちらの顔や首筋はべっとり!それをよろこんで受けているとずっとアンナのディープキスが続いた。

一年を通しての山中湖の天気は知らないないけども、夏の山中湖はアンナにとって過ごしやすい場所だ。訓練士さんと話してアンナは来月23日まで預かっていただくことになった。それまでの間に、京都、熊本にそれぞれ一泊で出張することになっているし、追加であと一か所増えるかもしれない。

先週末は、札幌に出かけた。24日日曜日はエスコンフィールドで日ハム対ソフトバンクの「天王山」3連戦の最終戦を観戦。千歳からレンタカーして北広島のエスコンまで1時間近くかかった。エスコンはいつきてもハッピーな気分にしてくれる。日本ハムは日本の野球場の新しいスタンダードを作った。これからできる野球場は、すべてエスコンと比較されるだろう。
翌25日月曜日には、札幌のお取引先の方にご案内いただいて札幌の大学2校を訪問。再会と新しい出会い。いいミーティングは終わったあとの気持ちがいい。

8月も今日、明日で終わる。9月に入ってもとうぶんの間、残暑が続くことだろう。とは言え、2025年8月が終わるのはさびしい。8月は特別な月だ。太陽の光の強さ、草木の緑や空の青さ、日照時間の長さ。夏こそ青春だ。どうして青い春が青春なのか。青い夏こそエネルギー溢れる若さにふさわしい。

世界一周から帰国

7月24日の羽田→ニューヨークを始めとして、ニューヨーク→フロリダ・オーランド、オーランド→フィラデルフィア、フィラデルフィア→パリ、パリ→羽田の世界一周。フィラデルフィアでは予定外の空港24時間滞在があったが無事に帰国できてうれしい。

金融業界の「不思議な」人材交流

今日(2025年7月16日)の朝日新聞朝刊一面に、「日生社員、出向先情報持ち出し_三菱UFJ銀の社外秘資料営業利用」という記事があった。まったく理解できない習慣が続いていると思う。

この数年の間、保険業界で出向社員が出向先の企業の社外秘資料を持ち出して所属企業(出向元)に還流させていたという話がなんども出ている。
受け入れた人間に社外秘の情報を扱わせる、それも所属企業が欲しがる情報を取り扱う部門に受け入れたならば、どのような行動をとるのか、だれにだった想像できること。

どうしてこんな「人材交流」がずっと続いてきたのだろうか。これからも続くのだろうか。

銀行側に保険に詳しい人材がいないから受け入れてきたのか?それならどうして保険に詳しい人材を中途採用しないのだろうか。過去においては、三菱銀行が日本生命の社員を中途採用することはかなった(できなかった)だろうけども、いまはそういう転職もありえる時代になっている。

社外秘には個人情報や顧客企業情報もはいっているだろうか?個人情報保護はどうなっているのだろうか。これらの会社は、個人情報の保護はまったく無視なのか。(口先だけの話?)

詳しい方にこういう人材交流や出向が始まった背景をお聞きしたい。

もうそろそろしたら梅雨があけるという。日本の夏、特にコンクリートジャングルの東京の夏は耐えがたい。夏はきらいだ、いやな季節だと思う。でも、一方では夏が終わると一抹の寂しさを感じるのも確かななのだ。7月なかば、いまは夏真盛りと言ってもいいのだけど、秋風を感じ始めるころには夏を恋しい気持ちで振り返るだろうなと、いまから考えたりする。
これまで夏にはいろいろなことがあった。秋にもいろいろなことがあったし、冬にもいろいろなことはあったのだけど、夏の記憶が強く残る。夏は若さ、激しさ、明るさ、情熱、光、瑞々しさ。季節を問わず、旅行には出かけてきたけれど、夏の旅の記憶が強く残っている。バックパッキング、出会い、気づき、価値観の変化、勇気。
今年の夏も暑くて、湿度は高くて、耐えがたい天気が続くだろうけど、愛しい気持ちも忘れないようにしたい。

「縮小均衡が間違いのもと」

2025年もまだ半分が終わったところだけど、CEO Of The Year という賞が贈られるとしたら、きっと日本製鉄の橋本英二会長だろう。US Steelの買収にかけた執念には感動した。もちろん、この「世紀の買収」が成功するかどうかは、10年後を見てみないとわからない。日本製鉄の株主として損した得したは二の次として、経営者の信念がどのように結実するのかをぜひ見てみたい。

今日の朝日新聞朝刊に橋本さんのインタビュー記事が出ていた。以下、印象に残った彼の発言。

*政府が鉄鋼業に関与するのは、1破綻した時の影響が大きいこと、2生産が余剰になりやすい構造であること(生産過剰をコントルールする必要があっても政府は税収や雇用への影響を考える。いまの中国)

*ビジネスは、国際的なルール、貿易のルールを見極め、その作り手に寄り添わないと負けてしまう。米国シフトはその結果である。

*新日本製鉄は、かつて日本一の製造企業だったが、トヨタ自動車に売上高で逆転された。トヨタへの営業を担当していた自分は、逆転されたのは自動車メーカーが海外事業にどんどん挑戦したきたからだ、と思い至った。

*「縮小均衡」が間違いのもと。縮小すると人材力は落ち、活力が下がり、さらなる縮小を生む。会社は、リスクを取って成長にチャレンジしないといけない。

*(日本製鉄にとって)海外事業の拡大と国内事業の維持は、車の両輪である。

時代の転換の過程

140円台の前半になると「円高」だという表現を聴くようになった。ほんの数年前には、120円台だったことをみんな忘れたのだろうか?!輸出企業、とくに自動車産業が大きな存在であることはわかっているけど、円安がいいという人たちは、自動車産業をはじめとする輸出企業の目先の売り上げのことばかりを口にする。

この為替水準でも海外旅行に出かける人たちは多い。みんなどのくらいの予算で旅行にでかけているのかな?

これほど時代が転換過程にあることを実感することはめずらしいと思う。1945年の無条件降伏を受け入れて以来、日本はずっとアメリカの庇護下、いや管理下にあった。いまもそうだろう。1980年代、Japan As Number One なんて日本人が口にしたわけではないけども、そういうタイトルの本をアメリカ人が出してくれて日本人が悦に入っていたのは確か。でもそれはある意味身の程知らずの話だった。防衛も、経済も、ずっと日本はアメリカの庇護下あるいは管理下にあって、「楽園」の中にあったことを忘れるべきではなかったのに。

いま、トランプになって楽園から追放されそうになって大慌て!

日本は、あるいはわれわれ日本人は、Grand Strategyを作り出す。考え出すのが不得意だ。そういう訓練を受けていないし、鍛えられていない。それは霞が関や永田町の住人達も同様のように見える。(いまのアメリカにもGrand Strategyを持っている人はいるのだろうか?!)

アメリカの指示に従いながら、これからも日本国の経営戦略は作られていくのだろうか。大転換点にあって、自分たちの意思と決意で、どれだけやっていけるのだろうか。

PS
この前、兵庫県養父市の市役所に電話をして、「やぶ医者大賞」について市役所のご担当者からお話をお聞きした。今年はお休みにして来年以降のことを考えるようにと、市長から指示されているとか。

やぶ医者大賞

兵庫県に養父市というところがある(そうだ)。今日の朝日新聞夕刊社会面の記事で初めて知った。この市で、これまでへき地医療に携わる医師をたたえる「やぶ医者大賞」を年に一度授与していたのだが、新しく選ばれた市長が地元に(養父市の市民に)なんらのメリットもないからと、今年から辞めるということを決めたということだった。
これこそふるさと納税で支えるべきことではないだろうか。確かに市長さんが言うことはもっともではあるのだけど、「養父」(やぶ)という地名を持つこの自治体にしかできないユニークな仕掛けで今回朝日新聞にとりあげられて知名度もアップしたことだから、この賞の継続にうまくつなげられないかな?!

この養父市がどこにあるのか、グーグルマップで確かめてみると、ここは映画「ノルウェーの森」の撮影が行われた神河町の近くではないか!以前から一度は行ってみたいと思っていたエリア。
さて、どうしたものか?

あしたから7月1日。2025年も前半が終わり、明日からは後半が始まる。

今年前半最後の日曜日

6月29日、今年前半最後の日曜日だ。
今日も一日移動が多いから忙しい日になる。夏至も通り過ぎ梅雨というけどもここ数日は真夏の暑さと湿度の日が続く。アンナもたいへん!なにせワンコたちは夏も毛皮のコートを着ているようなものだから。アンナは黒毛のコート着用の女の子。
7月、8月といまのような暑さと湿度の日が続くとなると、身体には厳しいなあ。

数日前の日経新聞にオーディオブックの市場についてかなり詳しい記事があった。出版社が自社の商品のオーディオブック化に積極投資を始めたという記事だった。オトバンク、オーディブルと日本の専業大手2社に加えて、ぼくが知らない会社の名前も目にした。出版社はこれまで同様プラットフォーマーとしてこの2社を使用していくのだろうか?それとも独自の配信を始めるのか?
齢をとり、だんだん目で文字を追うことが苦痛になると耳からの「読書」が好ましい方法になってきた。いま「旧約聖書」をすこしずつ聞いている。聖書は本でも立派は共訳版をそろえているけども、手に取って読み始める気になかなかならない。旧約聖書を聴きながら、いまガザでイスラエルが行っていることを想う。もうすでに5万人以上のパレスチナ人が殺されている。2023年秋、ハマスがイスラエルで行った殺害と誘拐行為に対する復讐劇は、やられたら100倍、1000倍にして仕返しをするということなのだろうけど、あまりにもバランスが取れていない。
旧約聖書の物語を聴いていても、闘いや殺戮の話が多いことに驚く。イスラエルの人たちの歴史は2000年前から戦闘の歴史ということなのか?いまガザでイスラエルが行っていることを想うと、同国にいきたいという気持ちはまったくなくなった。かつては一度行ってみたいと思っていたのだけど。イスラエル国内にも現政権に非常に批判的な人たちが多数いることは知っている。どこの政治家も、行うことの多くは自分の権力を守るために行っているのだ。

7月末にはアメリカ出張が入っている。フロリダ州オーランドである会議に参加するためだけど、その前に数日ニューヨークに泊まる。ニューヨークではユダヤ系アメリカ人の友人たちと会うことになっている。彼らたちはイスラエルについてどのような意見を持っているのだろうか。

力をむき出しにして相手をひざまずかせることを躊躇しない。巨万の富を恥じることなく湯水のように使う。そんな世界になりつつあるように思う。そういう力や富を持つ連中をあがめたり、憧れたりする小人たちも増えているのかもしれない。