JTC

JTCと聞いて何の略かわかっている人って、多いのだろうか?
初めてこの単語を聴いたのは数年前、以前日本に駐在していた米国人ジャーナリストが来日し久しぶりに会った時の会話の中で聴いたのだけど、今日ある40代半ばの出版社に勤める方から聞いた。そういえば、最近日経新聞でもこの単語を記事で使っているなあ。
Japan(ese) Traditional Company。むかしJapan Inc.というコトバもあったけど、いまはJTCかな。
変われない、変わる気もないのがJTC。

引き締めていく。

今年は5月に初めてとなる商品の値上げを予定している。これまで事業をはじめて値上げをしたことはなかったのだけど、どうしても値上げをしないといけない状況になってしまった。ここ数年続く大幅な円安は「輸入企業」である当社にとっては大きなコストアップ要因だった。
これを機に社員の給与を除く経費、費用で削れるところは削っていく。長年続けてきたことにもメスを入れることにしている。身を切る覚悟でやっていく。
長い目で見た時には会社にとっていい結果につながっていくはずだ。

「あなたならどうする?」

いしだあゆみが死んだ。一時結婚していたショーケンももうすでにいない。
自分の少年期、青年期にテレビでみていた歌手や俳優たちがどんどんいなくなっていく。自分自身の父母も亡くなり、こうやって人は死に慣れていくのだと思う。父母も、「順番だから」と口にしていた。彼らもそうやっていつかは自分たちの「順番」がくることを自分自身に納得させようとしていたのだろう。

いしだあゆみの歌に『あなたならどうする』という歌があって、恋人から捨てられた女が、「泣くの?歩くの?死んじゃうの?」と問いかける歌。彼女のもう一つの代表曲『ブルーライトヨコハマ』とならぶ代表曲が『あなたならどうする』。選択肢は歩きながら泣くことかな。

彼女がでたテレビドラマ、それほど見ているわけではないけど、NHKで作った『阿修羅の如く』がよかった。

いしだあゆみは、すてきな歌手で俳優だった。

週末の高知訪問

先週金曜日(3月7日)から2泊で高知に「帰省」。高知国際高校で、オデッセイコミュニケーションズの資格試験「ビジネス統計スペシャリスト」に200数十名の高校2年生たちが挑戦してくれた。試験は土曜日終日、日曜日は午前中を使って学内で実施。ぼくは土曜日午前中試験に立ち会ったあと、14時に約束していた黒潮町を訪問、大西勝也町長と面談。企業版ふるさと納税を使って町内にある県立大方高校の女子サッカー部に寄付したことで今回の面談実現となった。
黒潮町のあとには宿毛に移動。南宇和高校の同級生と夕食。
日曜日朝には宿毛から高知国際高校に引き返し、社員と合流。担当の先生方とも今回の取り組みについてお話を伺ったあと、社員たちと高知で一番の観光スポットとなっている「ひろめ市場」でかつおの藁焼きを食して空港に向かう。
今回の取り組みは高知国際高校関係者、特に高野校長先生の英断で実現した。関係者のみなさんのご決断とご協力に感謝申し上げたい。

学びと観光のスペイン旅行だった②

スペインから返ってもう一週間以上になる。ようやく2回目を書く。
バルセロナの集まりのあと、マドリッドに移動。土曜日、日曜日と二日間観光に充てられたのはとてもラッキーだった。
土曜日はプラド美術館で丸一日過ごした。スペイン絵画の総本山!ベラスケス、エル・グレコ、ゴヤ。事前にFinancial Timesで「プラドではこの10作品を見るべし」という2023年にあった記事を読んでいたから、そこで取り上げられていた作品は見逃さないようにしたのだけど、一作品だけ、Boys on the Beach (1910)が貸し出しになっていて見られなかったのが心残り。またプラドにいく理由にしよう。
日曜日はチケット販売サイトで電子チケットを購入してレアル・マドリッドの試合を観戦。モドリッチがすばらしいシュートを決め、試合をコントロールするし、39歳のスタープレーヤーの活躍を見れてラッキーだった。レアルの試合観戦もまたマドリッドに行く理由になるなあ!

学びと観光のスペイン旅行だった①

2月18日から20日までバルセロナであったYPO Edgeに参加。世界から2000人を越える起業家や企業家が集まった。AI、世界政治(トランプの与える影響)、ヘルス(みんなが関心を持つテーマ)、そしてリーダーシップ。それらの大きなテーマのもと、多数のゲストスピーカーが講演を行った。日本のマスコミにもよく登場し、経済同友会でも話をしているイアン・ブレーマーをはじめとする有名人たちが登壇していた。
ぼくが感心したのば、女性で初めてアイルランドの大統領になったMary Robinson。80歳になられるようだがしっかりした口調と滑舌で地球温暖化をはじめとする世界の課題について熱弁をふるっていらした。
ハーバードビジネススクールの人気教授、Arthur Brooksの幸せや満足する人生を送るためにどうあるべきかという話も同意するところが大だった。
2000人集まった中で話ができたのはほんの数人だったけども、来月コロラドから日本に来ることになっているイラン系アメリカ人夫妻とも話ができたのは良かった。かれらとはメールでやり取りをしていて、3月に来日する際には東京を案内してあげることになっている。

「人生で大切にしたい愛の言葉」

2025年2月8日づけの日経新聞(日経プラス1)の『何でランキング』で、「人生で大切にしたい愛の言葉」として有名人たちが残した10の言葉が紹介されていた。
一位は、サンテグジュペリの「愛することは互いに見つめあうことではない。一緒に同じ方向を見つめることだ」。二位は「人生最大の幸福は、愛せられているという確信にある」(ヴィクトル・ユゴー)
このあたりの言葉にはまったく異論なし!
でも、一番共感するのは、ボーヴォワールの以下のような言葉。さすが「アンガージュマン」の哲学者だ。
「恋愛は自分を相手に与えることによる自己の発見であり、世界を豊かにすることであるだろう」。『第二の生』にあるそうだけど、今度どのあたりにあるのか探してみる。

2が二つ並ぶ日。

2025年も1月が終わり、昨日から2月に入った。今日は2が二つ並ぶ日だ。
週末長野に行く用事があり、今日のお昼の新幹線で東京に帰ってきた。長野新幹線に乗ると外人旅行客を見かけることが多くなった。冬の間はスノーボードを持ち込む若い外人男性、アジア系の旅行者が多かったが、白人のカップルもしばしば見かける。今日の帰りの新幹線もそうだった。
東京に着いてからはオフィスに立ち寄る前に国際フォーラム前の「餃子の王将」に入り、カウンター席で食事をしていると隣にロシア系と思わしき若い女性が案内されてきた。どこから来たのかと聞くとウズベキスタンだという。店を出る前に支払いをする時には、対応してくれたのはベトナムから来たという女性。こちらも20代前半と見た。
オフィスビル内のローソンで働いているのも、ネパールやミャンマーから来た若者たちだ。
丸の内のオフィス街も海外からの旅行者や労働者でいっぱいだ。

ロンドンから帰国

ここ数年(コロナ期間中を除く)毎年この時期には、ロンドンで行われるEdutechのイベントに通っている。ロンドン中心部から地下鉄で20分ほど離れた細長いイベント会場で行われる。三日間、イベント会場内を歩き回っり疲れ切ってしまった。夕方ホテルに帰ると9時前後には寝てしまうのだけど、時差ボケがあるから2時から3時には起きてしまうという日が続いた。
右をみても、左をみても、AIというコトバが聞こえてくるイベントだった。

ふたりの表現者の死

ベネトンの広告写真で世界に大きな「騒ぎ」を起こしたイタリアの写真家、Oliviero Toscaniが亡くなった。40年前プレゼントでもらったベネトンのセーターはまだ残っている。もう10年くらい身につけていないような気がするけども、まだ着ようと思ったら着ることはできる。昨年9月にBBCのインタビュー番組で彼のインタビューを見た。もう80を超えステージ4のガンで残りの時間は限られているということを発表していた。

映画家のDavid Lynchが80歳を前にして亡くなった。映画Blue VelvetとテレビドラマTwin Peaksが彼の作品では記憶に残っている。Twin Peaksはなんども見た記憶がある。また彼の映像作品を観てみたい。