金融業界の「不思議な」人材交流
posted at 2025.07.16
今日(2025年7月16日)の朝日新聞朝刊一面に、「日生社員、出向先情報持ち出し_三菱UFJ銀の社外秘資料営業利用」という記事があった。まったく理解できない習慣が続いていると思う。
この数年の間、保険業界で出向社員が出向先の企業の社外秘資料を持ち出して所属企業(出向元)に還流させていたという話がなんども出ている。
受け入れた人間に社外秘の情報を扱わせる、それも所属企業が欲しがる情報を取り扱う部門に受け入れたならば、どのような行動をとるのか、だれにだった想像できること。
どうしてこんな「人材交流」がずっと続いてきたのだろうか。これからも続くのだろうか。
銀行側に保険に詳しい人材がいないから受け入れてきたのか?それならどうして保険に詳しい人材を中途採用しないのだろうか。過去においては、三菱銀行が日本生命の社員を中途採用することはかなった(できなかった)だろうけども、いまはそういう転職もありえる時代になっている。
社外秘には個人情報や顧客企業情報もはいっているだろうか?個人情報保護はどうなっているのだろうか。これらの会社は、個人情報の保護はまったく無視なのか。(口先だけの話?)
詳しい方にこういう人材交流や出向が始まった背景をお聞きしたい。