前橋はおもしろいことになっている

先週末、あるサークルのみなさんといっしょに群馬県の前橋市を訪問。JINSの田中さんが前橋市中心エリアの再活性化のために古びたホテルを買い取り、大々的な改修工事を行った白井屋ホテルに一泊、その翌日アーツ前橋で12日まであった「ニューホライズン」展を観賞。地方都市の再活性プロジェクトの一部を拝見し、おもしろい体験となった。ホテルの周りには居酒屋や風俗店とおぼしきお店が多数あり、その多くは廃業となっていた。民間側でもっと前橋を盛り上げていこうとする努力を始めているとか。努力の継続と成功を期待しています。

Dean Datar presentation

久しぶりにビジネススクールのイベントに参加。
もう卒業して35年たちましたからね。卒業後10年くらいまではハーバードビジネススクールのイベントにもこまめに参加していたように思いますが、最近はめっきりご無沙汰気味。
2021年にハーバードビジネススクールの11代目のDeanになったDatar氏を東京に迎えての夕食会。200名近い関係者の参加。
まえのDeanもインド系でしたが、今度のDeanもインド系。
マイクロソフト、VISA、Google、Adobe,みんなトップはインド系。インド人のみなさんのアメリカにおける大活躍には留まるところなしという勢い。恐ろしインド系!

フォトグラファー 小松由佳さんの生き方

毎週日曜日朝5時からEテレで放送されている「こころの時代」は気になる番組で、定期的に録画しています。直近の放送で紹介されていたフォトグラファー・小松由佳さんのお話に感動しました。世界的な登山活動を行った後、生きることの根っこを地上の生活の中に見つけようとし、困難な状況で生きる人たちの生活をレンズにとらえてきた方。
明確な口調でたんたんとお話になるけども、発言内容は生きることの本質をつかれたもの。まだお若い方だと拝見しましたが、とても立派な生き方。
シリアの遊牧民の生活を追ううちに知り合ったシリア人と結婚され、難民となったご主人と東京で生活されている。
著作もおありになるようなので拝読してみようと思います。

グレートイミグレーション

朝日新聞の「語る」コーナーに、探検家の関野吉晴さんのインタビュー記事が連載されている。大学の先輩。ぼくが大学生のころからの有名人のおひとり。14回目になる昨日の掲載がおもしろかった。
「グレートジャーニーについて、いまは異なる思いを抱く」という見出しのあと、以下のような考えを言われている。
旅を始める前は、人類が世界中に拡散したモーチベーションは好奇心や向上心では、と思っていた。一番遠くへ行った人は最も好奇心の強い人ではないかと。でも、一番遠いチリのナバリーノ島は狩りの獲物もいない。純粋なヤマナは90代の女性一人だけになり絶滅寸前。人口が増えて弱い人が押し出されたのではないかと考えるようになった。本当に弱い人は滅びたが、押し出された中でもフロンティアでパイオニアになったグループが、そこを住めば都にしていったのではないか。今はグレートジャーニーという名前は間違っていて、「グレートイミグレーション(移民)」なのではないかと考えている。その流れはいまも続いている。

日本にもウィグル族の人たちがかなり滞在していると聞く。なかには日本国籍を取った人たちもいるとか。彼らは政治的な理由で故郷から押し出された人たち。彼らにとって日本が「住めば都」となるのか。

還暦?!

ケータイ電話に高校の同級生からのメッセージが入っていた。今年われわれは還暦だから集まりましょう、とのこと。愛媛県立南宇和高校の卒業生で東京あるいは首都圏で働いている人たちはどのくらいの数になるのだろうか?卒業生の集まりや同級生との集まりには一度も参加したことがない。同級生の集まりには声をかけてもらったことはあるけどスケジュールが合わず参加できなかったことがある。
名前さえも正確に記憶になかったりするし、ましてや顔を見ても名前は出てこないかもしれない。それはきっとお互い様だろうけど。
来月は仕事で松山に行った際、ご退職後松山にお帰りになられた、ぼくが最もお世話になった先生のお一人とお会いすることになっている。南宇和高校もかつては8クラスか9クラスあったはずだけど、いまでは一学年4クラスになっていると聞いている。田舎の学校の少子化は都会の学校以上のスピードで進んでいるはずだ。
あまり過去は振り返らない。でも、何十年ぶりに同級生に会えるとしたらきっとおもしろいだろうと思う。

関原健夫さんを偲ぶ

昨日、都内のホテルで関原健夫さんをお送りする会があり出席しました。
昨年12月に入って、関原さんのケータイになんどかメールや電話をしたのですが、まったく音沙汰がなく、どうしたことかと心配になって調べたところ、対がん協会のHPで、11月24日にお亡くなりになったことを知りました。

10年以上前でしょうか、関原さんがお書きになった「がん6回 人生全快」を読んだことがきっかけで、ぜひお会いしたいと思いました。その後、ある知人の紹介で、関原さんにはぼくがポッドキャスティングを熱心にやっていたころご出演いただいたこともありました。

2017年父ががんだいうことを知った時、一番最初に電話したお1人が関原さんでした。関原さんが電話先でやさしく、落ち着いたお声で、「あたなのような理知的な人でも、みんな、がんということを聴いた瞬間、気が動転してしまって、それまでなにも考えていなかったことを知るんだよ」というようなことをお話になられたことを記憶しています。(ぼくは決して理知的な人間ではありません)

ぼくがお世話になった何人かの方は、がんで亡くなられています。関原さんが6回がんの手術を受けられたように、北岡さん(北岡靖男、TOEICの発案者)も、同じくらいの数の手術を受けられた後、70歳に届くことなく、1997年2月に亡くなられました。

関原さんは晩年対がん協会の常務理事として大いに活躍され、全国の多くの方に勇気と希望を与えてこられた。昨日あった「送る会」には本当にたくさんの方がいらっしゃっていました。とても立派な人生を送られたと思います。

関原さんのメッセージ

関原さんとの「アイデアエクスチェンジ」

BETT in London

昨日朝、ロンドンから帰ってきたのですが、ロンドンに行っていたのはBETTというICT分野の展覧会に行くため。今年で3回目。寒い時期のロンドンは決して好きではないけど、しょうがない。
今回は、マイルを使って往復したのでおカネはあまりかからなかったんだけど、その代わり往復のフライトのスケジュールに関しては希望どおりの選択ではなかったので、実質3日の滞在で少々お疲れ。
ただ、昨年経済同友会の会合で知り合ったイギリスの国会議員の人たちをウェストミンスターに訪問する機会もあって、充実した3日間だった。たまにはスーツ姿の写真も出した方がいいかもしれないので、お会いしたスコットランド選出の議員、Drew Hendry 氏のツイートから。
https://twitter.com/drewhendrySNP/status/1087741181008728064

忠犬たちの像

12月25日の朝日新聞夕刊一面に、犬ファンには嬉しい記事が出ていました。全国各地にある犬の像の紹介。この記事に出ている像の写真で実際に見たことがあるのは、3体。
「おかげ犬」(三重県伊勢市)、甲斐犬(東京都千代田区)、そして羽犬(福岡県筑後市)。僕が大好きな「甲斐犬」は麹町にあってもう長年親しんでいる像。山梨出身のビルオーナーが東京に出てきてからの成功に関して故郷から一緒にきた甲斐犬に感謝の気持ちを表したもの。「おかげ犬」の像はこの前初めて伊勢神宮に行った時に見たもので、作者はせんとくんで有名な籔内佐斗司。
この記事によると「全国の犬像をめぐる-忠犬物語45話」という本も出ているようですので、これは早速買ってみます。

犬の像(朝日新聞記事)

スコットランド銀行発行の紙幣にでている日本

今日で8月も終わり。リオ・オリンピックが終わったころから秋の気配を感じるようになりました。

7月5日付けのFT(Financial Times) のコラムのなかで、スコットランド銀行発行の20ポンド紙幣に、日本人土木技師が印刷されていることを初めて知りました。
その技師の名前は、渡邊 嘉一(わたなべ かいち)。1858年3月22日(安政5年2月8日) - 1932年12月4日。日本土木史の父と呼ばれるといるそうです。
スコットランドのグラスゴー大学で土木工学を学んだあと、数年イギリスで仕事をしたようですが、その間、Forth 橋の工事で大きな役割を果たしたということです。
その辺のことは、グラスゴー大学のHPにもでています。(グラスゴー大学HP

さらに驚いたことがありました。
渡邊嘉一に関するウィキペディアの記述によると、彼と愛人との間に生まれた子供は、のちに指揮者となる朝比奈隆だという話。

ニュースダイジェストという会社のHPにも、渡邊に関する話が紹介されています。(ニュースダイジェスト

丸の内起業塾パーティ

久しぶりに写真をアップします。近況報告をかねて。
新丸ビル10Fの21Cクラブで今夜行った丸の内起業塾卒塾生300名記念のパーティ。ぼくは副塾長だけど、塾長の須賀さん(写真・左)が全力で作ってきたのがこの塾。これまで須賀さんがこの塾のために使ってきたエネルギーには心より敬意を表したいです。
須賀さんとはもう30年のおつきあいになります。須賀さん、ありがとうございます。

20160521000738.JPG