ゴジラ-1.0(モノクロ版)

モノクロ版を観てよかったと思う。カラー版とどちらが人気があるのか知らないが、カラー版よりもずっと戦後の風景がしっくりと伝わってきたように思う。
「らんまん」の二人(神木隆之介、浜辺美波)だから最後はハッピーエンド。途中から「永遠のゼロ」になってしまうのかと心配したけどそれは杞憂に終わって良かった。特攻隊員の生き残り(いや、特攻から逃げた男)が罪悪感に悩まされながらも勇気をもって生きることを選んだことに拍手喝采したい。
伊福部昭の音楽はいつ聴いても身心を揺さぶってくれる。

すごい天気の夜に丸谷才一を読む

大雪警報どおり、久しぶりの大雪。それに加えてゴロゴロと音を立てて雷がなっているのだからこんやはすごい夜だ。あすの朝、どのくらい雪が残っているか?雪かきは腰痛によくないなあ。
週末から、久しぶりに丸谷才一の小説を読んでいる。20年前に買った(はず)、積読になっていた『輝く日の宮』。これが予想外におもしろい。(きっと20年前に買ったのは雑誌か新聞の書評につられて買ったにちがいない)

木次乳業の創業者

不在中の新聞(1月20日の朝日新聞夕刊)に、昨年秋に亡くなった木次乳業の創業者、佐藤忠吉さんを偲ぶ記事を読んで、初めてこれまでなんども飲んできた牛乳を作る会社のことを知った。8000冊の蔵書を残した創業者のことばは、平易だけども物事の本質を突くものだ。「よく噛むこと、人の悪口を言わぬこと」「下座して学べ」。
「忠吉語録」を読んでみたいと思う。

Philip Guston

ロンドンでの最終日、飛行機に乗る前にTate Modern に行き、Philip Guston展を観ることができた。彼の作品をじっくり見たのは初めて。大きなインパクトを感じる作品群。
https://youtu.be/kdNHInly8zc?si=3a4bixWQVXd9U9q_https://youtu.be/IDbovOp_0zA?si=O-OGEuTt--1Ljxm_、どちらも彼のことを知るのに参考になった。

2024年の始まり

一週間ほどのロンドン出張から帰国。4年ぶりのロンドン。この間ヨーロッパのほかの国に行ったわけではないから4年ぶりのヨーロッパでもある。
今年は健康に気を付けつつも、国内、海外をゆっくり歩いてみたい。2024年は昨年に続き学習、挑戦、希望の連鎖を広げていく年にしたい。連鎖の2年目。

返礼品のない「ふるさと納税」

ここ数年、高知県(生まれたところ)や愛媛県(育ったところ)の市町村に返礼品ありの「ふるさと納税」をしてきましたが、今回、立川市の以下のプロジェクトを対象にした返礼品のない「ふるさと納税」を行いました。

孤独・孤立から子どもを守りたい。家でも学校でもない第3の居場所を立川市につくる
https://www.furusato-tax.jp/gcf/2757

その年には見えない

先週64の誕生日を迎えた。
しばしばその年には見えない、若く見える、と言われるのだけどそれを満額で受け取ってしまうのは少々めでたすぎるだろうと思っている。
昨日はお世話になっている歯科医の先生(ちなみにぼくよりも年下)に、「54に見えるとは言えないけど64よりは若く見えますよ」というカーブボールのような表現を投げられた。64以下に見えるということはありがたく素直に受け入れるとしても、下の60を切るところかどうかが微妙なところなのだろうと思う。残念ながら60の大台を切るほどではないということだろう。

今週、長年の知り合いのアメリカ人と昼食をした。彼の年齢を聴くといつのまにか61になっていて少し驚いた。それまでずっと独身だったのだが友人から紹介された20歳年下の日本人女性と昨年結婚、最近、女の子の父親になったと聞いた。60で初婚、61で父親になるなんて、すごいなあと感心した。

年のことは悩んでもいかんともしがたいので、64=ムシと読んで、年齢のことは無視することにした。毎週の水泳、ジム通いをこまめに行い、睡眠時間を十分とることにのみ、気をつけ、あとは仕事をしっかりとやっていくこと。それだけに気を使い、年のことは「無視」する、いや忘れるようにしよう。

『訂正する力』(東浩紀著)

今週、日帰りで岡山に出張。行きかえりの新幹線、腰痛持ちにはあまりよろしくない往復7時間。窓側席でお隣の隣人が不機嫌になるのが気になり座ったまま。
ずっと読書とメールのチェックに集中。
往復の新幹線で読んだのが、東浩紀著の『訂正する力』。ひとは誤りをおかさずには生きてはいけないわkで、誤ったことを訂正しながら生きていくしかない。無誤謬である人生も、意思決定も、戦略の実行も、ありえないわけで、結果や現実を謙虚に正面から見、考え、小まめに訂正を加えていくことだと、あらためて思った。
東さんの著作物はおもしろい。

大阪・京都

北九州出張から帰って東京に一泊。
今度は大阪、京都(22日水曜日、23日祝日)。大阪では江崎グリコさんを訪問。記念館を江崎会長にご案内いただく。そのあとは勉強会のみなさんとフォーラムを行い、夕食会。夜は大阪に泊まらず京都に移動。けさは起きてから京都市内をホテルの自転車で回り、午後は博物館で東福寺展を観る。コロナ前にはなんどか訪れていた東福寺。図録も買ってあるので、じっくりとお寺の歴史を勉強しておこう。

北九州訪問

11月ももう後半戦。
昨日の午後福岡に飛び、夜は東京から地元の北九州に帰った長年の友人と食事をした。かれに案内してもらって、初めて牡蠣小屋なるところで「たらふく」焼いた牡蠣を食べた。福岡にはなんども行っているけど初めての体験。
けさは博多駅から新幹線に乗って小倉までいき、北九州市役所のデジタル推進室を訪問した。市役所のすぐ近くには、松本清張記念館がある。長い間訪問してみたいと思っていたところだったので、この機会をとらえて訪問。「清張の前には清張はなく、清張の後にも清張は現れないだろう」と思う。彼の代表的な作品のいくつかを読み、彼の作品を基に作られた映画も観ている。清張の仕事はすごい。
小倉城のまわりにはあまり趣味がいいとは思えない建物がお城を威圧するように建てられていて、せっかくのお城=観光資源が、ないがしろにされているように見えるのが残念に思えた。どうしてもっとお城周辺の景観を大切にしなかったのか?