一日一冊

知り合いの方がFacebookに「本が好きで、一日一冊以上読んでいます」と書かれていた。すごい!いったい、どんな本をお読みなんだろう。一冊当たり何時間かけているのか?速読をマスターされているのか?
本を読むのが遅くて困っている僕からすると、うらやましい。もう一生かかっても読めないくらい本を買ってしまっていてどうしようと思っている。個人の作家の全集や作品集、大学の先生の全集を始めとして、まったく整理もできていない。
「一日一冊」はまねできないけど、ちょっとペースを上げていかないと、たいへんなことになりそう。

今日の日経新聞がおもしろかった。

今日から3月。2023年も六分の一を消化してしまいました。

今日の日経新聞はおもしろかった。
その1。先月は作曲家の村井邦彦さんが「私の履歴書」をお書きになっていた。30数年前になると思いますが、外資系金融で働いていた頃一度お昼をご一緒したことがあり、たいへん懐かしく「私の履歴書」を拝読。今日から始まったJR九州の唐池恒二さんの「私の履歴書」もおもしろくなりそう。
その2。経済ページの「大機小機」は黒田日銀総裁の「罪」を上げていた。市場や国民を見ないで安倍元総理を見て政策を決めていたことが失敗の原因だというご指摘。「失敗」とあるけけど、ぼくは「罪」と言った方が正しいのではないかと思う。
その3。FTからの翻訳記事が良かった。先日治療をもう行わないと発表したカーター元アメリカ大統領に関して、これまで正当な歴史的評価がなされていないという記事。執筆者は、FTの記者Edward Luce。2月23日のFTにでていた記事ということで、そちらの記事も読んでみた。このような記事の日本語訳を掲載できるだけでも日経新聞はFTを買収して良かったのではないかと思う。
その4。今日から始まった連載小説は陸奥宗光の青春を描いたものになるという。いま日本外交に陸奥宗光のような人物がいないことが残念だ。どのような展開になるのかとても楽しみ。新聞の連載小説などこの10数年読んだ記憶がないけど、久しぶりに読んでみようと思う。

久しぶりの大阪

金曜日の午後から大阪に移動、夕方お取引先の方々との夕食会。久しぶりの大阪でした。
一泊後、これまた久しぶりの近畿大学訪問。今日は経済学部の学生さんたちにMOS試験を受けてもらいました。近畿大学は訪問するたびに新しい建物ができていてたいへんなご発展。新しい取り組みにも積極的で大した経営力です。理事長は自民党有力議員でもある世耕さん。広報を担当されているのは弟さんだとお聞きしています。受験者数日本一の大学でもあります。長年MOSをご採用いただいていることに心より感謝申し上げます。
帰りの新幹線の中では知人たち(参加者はみな60以上のおじさんたち!)のオンライン井戸端会議に無言参加。ChatGPTの話に引き付けられました。

「新しい資本主義」って何?

某国の総理は頭がいいのか悪いのか、物事をちゃんと考えているのかいないのか、よくわからない。周りには頭のいい、少なくとも高学歴の人たち(官僚たち)がいることだろうから、彼らからお勉強することはできるはず。
総理就任以来口にされている「新しい資本主義」という言葉の中身がよくわからない。本人もわかっていっているのかどうか、それもわからない。
アメリカのIT企業が大量の解雇を始めている。1000人単位の解雇。アメリカのIT企業の経営者はいとも簡単に行っている(ように見える)。日本の大企業の経営者は表立っては口にしないが、なかには同じように大規模の解雇、特に給料が高い高齢の従業員の解雇を望んでいる経営者は多いのではないか?
上場企業では株主からの圧力で配当を上げ、自社株買いを進める企業が増えている。
ついでに自分たちの給料も大きく上げている上場企業経営者が増えているように思う。
日本的経営というのは日本的人間関係の上に成り立ってきたものだけど、その日本的人間関係が変わにつれて日本的経営も変わっていくのは当然。
「新しい資本主義」は欧米企業の経営にすこしずつ近づいていくことではないか?そんな気がしている。

「年末年始」は今日でおしまい

1月も今日で終わり。年末年始、食べるもの(特に甘味!)の買い物やいただき物があって身体に余計なファットをたくさん蓄えてしまった。「年末年始」は今日でおしまい!
来月からはプール通いを再開したい。
昨日面接した方から入社希望のご連絡があり、担当者ともども、今日はハッピー!

財界ってなに?

昔々、「僕って何?」という小説があった。僕が大学に入った1979年頃に三田誠広さんが出した作品。芥川賞を受賞したのではなかったかな?
今日の朝日新聞夕刊に、経済部のベテラン記者という方が、Another Noteというコーナーに、「舞い込んだ不穏な内部情報_同友会トップ人事の内幕」という記事を書かれていた。おどろおどろしい見出し。春に同友会の次期代表幹事になる新浪さんの選出に関する裏話ということになっている。
実は僕も同友会の幹事会という集まりに参加させてもらっている。とは言っても、末席もいいところで同友会の中の裏話にはあまり関心も持っていない。新浪さんは同じビジネススクールの卒業生だし、彼が三菱商事にいたころはビジネススクールの集まりでたまにご一緒することがあったがこの10年くらいはお会いしたこともない。同友会というビジネスマンの集団のリーダーとして頑張っていただきたいと希望している。

今月の日経の「私の履歴書」は、野村證券のトップを務められた古賀さんがお書きになっている。この中で経団連のことをお書きになっていて、特にお亡くなりになられた中西元会長のことを書かれていた。ぼくの会社は経団連にも入れてもらったのだが、実は中西さんが会長となられたことで経団連に関心を持ち、入れていただきたいと思ったことが大きい。

経団連、同友会は、日本商工会議所と合わせて財界三団体と呼ばれている。そこで「財界って何?」という疑問。経済界で力を持つ企業の経営者たちの「雲」のような集まりか?

林業のこと

東京都議会議員を務めている知人の都政報告会(オンラインで実施)を聞く機会がありました。東京都の行おうとしている少子化対策、温暖化対策などについての案内が中心。いずれも今日明日どうやって食っていくかということではないのだが、20年後、30年の東京のことを考えると今取り掛からないといけない課題だから関心を持ってほしいという話でした。
まったくもってもっとものことで、票になりそうな予算のバラマキに取り組む政治家がほとんどだから結構なことだと思っています。ぜひしっかりした少子化対策を行った方がいい。

それで思ったのは、林業のこと。林業は百年単位で取り組む必要がある仕事。山を守っていく人たちは超長期のことを考えて仕事をしている。自分が取り組んだ仕事の成果は、場合によっては自分が生きている間には見ることができないかもしれない。それでもやっていかないといけない仕事。

オデッセイコミュニケーションズは上場企業ではないから、短期の売り上げや利益のこと「しか」考えているわけではありません。もちろん一年ごとの売り上げや利益には注力をするけども、それだけではない。いま直ぐに売り上げや利益につながらなかったとしても5年後、10年後に成果がでる「かも」しれないことにも取り組みたい。もちろん会社の体力の範囲内で。

海外からのお客さんと話をしていて、彼の会社ではやはり短期のプレッシャーが強いんだなという印象だった。アメリカの会社は短期のことしか言わないという人がいるけどもそんな会社だけではないと思うし、短期のことと長期のことをバランスとって考えている上場企業、経営者も多数いるはず。

経営者は二つのメガネ、あるいは二つの帽子を持たないといけないのだろうなと思います。結局短期の売り上げや利益のことしか口にしないビジネスマンは夢やビジョンがないのだろうな。そういう会社は働く場所としては魅力を感じないなあ。

2023年の「抱負」

昨年は11月末に人生はじめての入院、手術があり、たいへんな一年でした。12月には63歳の誕生日を迎え、「れっきとしたシニア」ともいえる年齢ですから、これから毎年身体のどこかに問題がでてきてもおかしくはないと思っています。だからこそ、健康にはこれまで以上に気を付けていきたいと思いますし、適度な運動を毎日行っていきたいです。
2023年の始まりにあたっての「抱負」ですが、「連鎖」の年にしたいです。「学習の連鎖」、「挑戦の連鎖」、そして「希望の連鎖」。連鎖の始まりを身の回りからスタートさせ、会社の内外に、さらには社会に拡げていきたい。容易くはないこと、一年でできることは限られていることは承知のこと。焦らず、地道に、粘り強く取り組んでいきます。

とても素敵なワンコとの関係!

わが家のカイやクウ太郎はこんなことはできませんでした。このワンコとここまで素敵な関係を作り上げた飼い主さんには敬服します。
https://www.instagram.com/p/Ck0jGcaIsB2/

日本が崩れていくのか?

日本がどうなっていくのか、多くの人が危惧しているように思います。北朝鮮がミサイル発射の実験をなんど繰り返そうが核兵器の開発に進んでいこうが、政治家は「クリシェ」(決まり文句)を繰り返すだけ。
総理就任後一年たったのに、いまだなにをやろうとしているのか明確になっていない日本のトップ。ずっと「遣唐使」(検討しますの繰り返し)と揶揄されています。
2年で結果は出るはずだと宣言して始めた超金融緩和政策を10年たっても無責任に続ける日銀総裁。就任時にはまだ若々しさを感じましたが、最近お見受けするお姿は枯れた頑迷な老人顔の印象です。(失礼な表現をお許しください)

初めてアメリカに行った1976年の夏、1ドルは290円前後でした。(過去のチャートを確認しました)。2度目にアメリカに行った1985年の夏は200円前後。(ただし秋のプラザ合意でドル高は一気に修正されます)
その後、日本の経済力の向上にともなって長期的な円高が続きました。2011年には1ドルが70円台にまで円は高くなりました。

今年前半には110円台だった円は、今週147円まで下がりました。長生きはしたいと思っていますが、生きている間に円が再び200円台に落ちていくとしたら、ほんとうに情けないことだと思っています。円が強くてこそ、われわれは留学もできたし、海外のいろいろなところに行き自分の世界を広げることができました。

「強い円は日本人のためになる」と自信をもって言い切ることができるリーダーがいません。これまでもあまりいなかった。どちらかというと円高を恐れ、「円安は輸出企業にとって円での売り上げが上がるからいいのだ」というような論調が、(いまでさえ)残っています。戦後政治を変えると口にしていた自称「保守」の政治家たちは、裏では日本から金を巻き上げる宗教団体のお先棒を担いでいました。当選しないとただの失業者になるのが政治家ですが、当選のためには反社会的行動をとってきた団体にも頭を下げる政治家は汚い表現を使うなら「政治的売春婦」とさえ呼びたくなります。

日本が貧しくなっていくことがたまらなく残念です。子ども食堂が必要な社会が残念です。