高知に帰るーオーベルジュ土佐山に泊まる

 金曜日から、高知市内にあるお取引先訪問。その後、久しぶりに両親と合流。今では高知市に併合されていますが、かつて土佐山村と言われた村が建てたオーベルジュ土佐山に滞在。ここは本当にいいところなので、都会の多くの方達に来ていただきたいです。どこがいいかというと、平凡だけど平和な里山で、おもてなしの気持ちにあふれた村の人たちがこのホテルを支えてくれていること。そして部屋にはテレビもなく、ここでゆっくり、じっくり、里山の雰囲気に浸ってくださいということ。(テレビのかわりに、部屋にはバング&オルフセンのオーディオセットがあります。)あ、ダイアルアップでネット接続は可能のようですが、ここにいる間は、iPhoneでメールを見る以外、ウェブとはさようなら状況。
 90年代後半、土佐村の人たちが、過疎対策のためにこのオーベルジュを建てたことにすごく感動します。土地代を含めて建設費用は20億円くらいだと聞いたのですが、きっと当時の村の予算に匹敵するような金額だったと思うのです。ある意味、無鉄砲とも言えるようなプロジェクトをやりとげたかつての村民の人たちを尊敬します。いまでも、土佐山の人たちはこのオーベルジュに特別の思いを寄せているようですし、ここで使われている食材の多くが、この村で作られているものです。
 できることなら、一週間ほど滞在してみたいところです。ある意味、どこにもある日本の里山かもしれないのですが、でもやっぱり特別だと思いました。それはここが、この村の人たちの特別な想いで出来上がっているから。
 高知市内からは車で30分。市内観光に出かけようと思えば、すぐの距離です。

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(部屋のなかにはテレビがない。一部のお客さんからは不満がでるようですが、ぜひテレビなしを継続してもらいたい。)
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(オーベルジュ土佐山のマーク。里山だけど、高知のクジラがシンボル。)

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(ロビーには薪ストーブもあります。)

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(ホテルからちょっと歩くと、こんな風景が続きます。)
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(そばにはこんな遊歩道も作られています。土佐山村のひとたちの苦労が偲ばれます。)

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(土佐山村には犬たちもいます。)
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(冬でも空はぬけたような青さ。四国山脈が広がります。)

哀しきイノシシの母親

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 日帰りで金沢のお取引先訪問。今年最初の「新日本紀行」。羽田発7時20分の小松行き、そして20時15分発の小松→羽田行き。往復ともJALに乗りましたが、機内で流されていたNHKニュースではJALの再建問題がトップに。特に帰りの機内ではストップ安になったJAL株価のニュースが。クルーの人たちが心なしか、NHKニュースを意識的に無視しているようにも見えました。
 地元の「北國新聞」をコンビニで一部購入。一面には住宅地に現れ、あえなく殺されたイノシシの母親の記事。人間に危害を与える可能性があったとはいえ、なんとも言えないむごさと哀れさを感じました。イノシシ年生まれのクロイヌです。
下の写真の、子供と思われるイノシシには生き延びてほしいです。

 金沢の冬は曇空で、冷たい雨。明日は雪になるとか。地元の方たちのお話では、北陸3県の冬は雲がたれ込め、重い気持ちにさせる季節だそうです。太平洋側で生まれ育った僕には想像するしかないことです。

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今年最初の富士山

ソウルには24時間弱の滞在。昨日、行きの飛行機のなかから見えた富士山。日本の代表選手の一人。面白いのは、都内からは雪をかぶった上の部分しか見えなくて、それが結構大きく見えるのに、こうやって上空から見ると雪は一部をおおっているに過ぎないこと。鳥の目を持つと、また世界は違って見えてくる。
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今日お昼に羽田に着くと、雪と霧のソウルとはちがって晴天で気温も11度。東京は過ごしやすい。下の写真は昨晩現地の会社の方が連れて行ってくれたレストランから撮ったもの。今年の冬は寒くて雪のソウルだとか。

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コロプロ

まったくケータイでゲームをやらないのですが、これはちょっと試してみたい。ゲームが日本各地に人を移動させることができるとすると、ケータイのゲームも大したものだなと感心。
コロプロ記事(日経ビジネス)、→コロプロHP

東北巡業

巡業といっても一泊二日です。仙台(宮城)、弘前、五所川原(青森)を訪問してきました。青森空港から帰る前には青森県立美術館を訪問し、奈良美智の「あおもり犬」をみて帰ってきました。今回は、青森県内と仙台でPCスクールを展開しているソフトキャンパスの皆さんにたいへんお世話になりました。心より感謝申し上げます。

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仙台駅前にて、ソフトキャンパスの木村さんたちと。

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五所川原第一高校の舘田校長先生と。

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あおもり犬。身長178cmのボクと比べると、大きさを実感していただけると思います。

マスコットの名称募集

我が家の黒犬たちはカイが山梨から、クウ太郎君は群馬から来た甲斐犬です。やまなし観光推進機構が、甲斐犬をベースにした「ゆるキャラ」を作り、その名称を募集しているようです。(→オフィシャルブログ
ボクは個人的にはまったくこのキャラクターは気に入っていませんが(前掛けに富士山があるのはいいけど、「甲斐犬」なんてわざわざ書く必要なんてない)、甲斐犬に関心を持つ人が増えることには賛成!

限界集落の孤独

 昨日から一泊で秋田を訪問。秋田の国際教養大学で教えている須賀さんのビジネスプラン発表の授業に、審査員として参加。毎年この時期にお伺いしていて、今年で3回目くらいになります。学生5チームのプレゼンテーションをお聞きしましたが、ビジネスプランの独自性、現実性は別にしても、とても上手なプレゼンテーションをするチームがあり、とても感心しました。
夜はお取引いただいている
アイネックスのみなさんと夕食。鎌田社長、いつもお世話になっています。
今朝は、同じくお取り引きいただいている秋田経理情報専門学校を訪問。そのあとは、大学の後輩で地元の経済界のリーダーの一人として活躍している佐藤さんと昼食。
 秋田市内には駐車場となっている空き地が目立ちます。秋田には国際教養大学とのご縁でここ数年お伺いしていますが、ますます悪くなっているような印象があります。こちらの方々からお聞きした、山間部のいわゆる限界集落に住んでいる老人たちの孤独の話には、気がめいりました。子供たちは都会に出て行き、老夫婦二人で雪深い山間部に住んでいるような場合、老人たちにとって雪下ろし、雪かきはたいへんな労働。秋田市内にはマンションが建ち並んでいるのですが、雪かきや一戸建ての維持管理よりも、マンション生活の方がずっと楽だということも理解できます。
 さらに相方が亡くなったりすると、言い表しようもない孤独地獄に落ち込んでしまうということを聞きました。秋田は自殺率の高さが日本でも有数だと聞いていますが、将来に望みを持てない老人たちの自殺が決して少なくないことを知りました。
 老人たちにこそ、インターネットを使ってもらい、都会に住む子供たちやネット友達とのコミュニケーションを提供できないものでしょうか。

ゲゲゲの鬼太郎に会いたかった(鳥取訪問)

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日帰りで、鳥取市と米子市のお取引先を訪問させていただきました。鳥三ビジネスサービス、パソコンタッチ塾、スペックパソコンスクール、インサイトパソコンスクールの皆さん、本日はありがとうございました。日頃のご愛顧に心より感謝申し上げます。
鳥取県は初めての訪問です。
鳥取出身の漫画家に水木しげるがいます。米子駅に降りると、写真のように、ねずみ男が待ってくれていました。
時間があれば、米子からすぐの境港市にある水木しげる記念館を見たかったです。(→
水木しげる記念館

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最初に訪問した鳥三ビジネスサービス株式会社は、鳥取三洋の子会社で、工場の中にありました。ここでは、三洋のカーナビを作っているということで、三洋のカーナビのカタログをいただきました。販売好調、おめでとうございます。
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普段は、日本航空を利用することが多いのですが、今日はANAにお世話になりました。機内誌を見ていると、イタリアの自転車メーカーの記事がありました。雑誌の表紙も自転車。自転車ブームをあらためて実感しました。

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以下の写真の右下のモニュメントに刻まれている言葉が紹介されていました。「艱難辛苦を乗り越えてこそ、人生に甘美な喜びがもたらされる。そのことを人々に知らしめるために、神は自転車という道具を創造した。」

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明日は、オデッセイマガジンの巻頭インタビューのために、京都の花園大学教授(原始仏教)の佐々木閑先生を訪問させていただきます。「日日是修行」の愛読者としては、とても楽しみにしています。

広島、福山、尾道

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広島県に日帰り出張。広島市内のホテルで市内のお取引先の方々と昼食会のあと、福山、尾道のお取引先を訪問。いつもお世話になっている皆さん、ありがとうございます。
福山駅の前には、福山城。(上の写真)由緒正しき城のようですが、明治維新後は哀しき歴史を辿っているようです。(→
福山城
下の写真は、尾道駅の構内からとった写真。小山の上には尾道城という名のコンクリート建築物。ウィキの記載を読むと、あまり感心しない俗悪の建物のようです。(→
尾道城
尾道は映画監督、大林宣彦の出身地で、ここを舞台にして映画が何本か作られています。ボクが好きな映画のひとつ「
ふたり」も。本当はここに一泊して、撮影されたあたりを歩いてみたかったのですが、尾道には2時間ほどいただけ(残念!)。いつかまた訪れたい町です。

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尾道のあとは、三原まで移動し、バスで広島空港に。三原駅から空港まで100人近くも乗れようかという大型バスに、ボクともうひとリの乗客だけ。これではガソリン代もでていないのではないかと心配になりました。

美術館は砂浜(日経ビジネスオンライン記事)

 高知県生まれですが、小学校からは愛媛だったので、それほど高知県人としての強い意識はありません。(気づいていないだけで、高知県人としてのアイデンティティを引き継いでいるのかもしれませんが)
小学生の頃、南海ホークス(今のソフトバンクホークス)が春季キャンプにこの町に来ていた頃、まだ野村克也監督が現役だった頃です、何度か旧大方町(現在の黒潮町)に行きました。野村さんにサインしてもらったかどうかは記憶ありませんが、小さい頃の楽しみのひとつでした。
ここはT-シャツの展覧会やニタリクジラで有名で、ボクは東京の友達親子といっしょにクジラを見に行ったこともあります。
一度、都会の人たちにも来てもらいたい高知県の小さな町です。四万十川、足摺岬もそばにあります。以下の日経ビジネスの記事はとてもいい内容なので、多くの人たちが読んでくれるとうれしいです。
→日経ビジネス記事:
「「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です」
ラッキョウ、クジラ・・・あるものすべてが展示物