限界集落の孤独
posted at 2009.11.28
昨日から一泊で秋田を訪問。秋田の国際教養大学で教えている須賀さんのビジネスプラン発表の授業に、審査員として参加。毎年この時期にお伺いしていて、今年で3回目くらいになります。学生5チームのプレゼンテーションをお聞きしましたが、ビジネスプランの独自性、現実性は別にしても、とても上手なプレゼンテーションをするチームがあり、とても感心しました。
夜はお取引いただいているアイネックスのみなさんと夕食。鎌田社長、いつもお世話になっています。
今朝は、同じくお取り引きいただいている秋田経理情報専門学校を訪問。そのあとは、大学の後輩で地元の経済界のリーダーの一人として活躍している佐藤さんと昼食。
秋田市内には駐車場となっている空き地が目立ちます。秋田には国際教養大学とのご縁でここ数年お伺いしていますが、ますます悪くなっているような印象があります。こちらの方々からお聞きした、山間部のいわゆる限界集落に住んでいる老人たちの孤独の話には、気がめいりました。子供たちは都会に出て行き、老夫婦二人で雪深い山間部に住んでいるような場合、老人たちにとって雪下ろし、雪かきはたいへんな労働。秋田市内にはマンションが建ち並んでいるのですが、雪かきや一戸建ての維持管理よりも、マンション生活の方がずっと楽だということも理解できます。
さらに相方が亡くなったりすると、言い表しようもない孤独地獄に落ち込んでしまうということを聞きました。秋田は自殺率の高さが日本でも有数だと聞いていますが、将来に望みを持てない老人たちの自殺が決して少なくないことを知りました。
老人たちにこそ、インターネットを使ってもらい、都会に住む子供たちやネット友達とのコミュニケーションを提供できないものでしょうか。