いっそのこと早く55歳になりたい、かも。

先月53歳になったのですが、なんとも中途半端な歳だなと思っています。広く言えば、中高年というのでしょうが、「中年」でしょうか、それとも「高年」でしょうか。「中年」という言い方はよく聞きますが、「高年」という言い方はあまり聞きません。今風に言うと「シニア」ということかな。

僕はいつまでも若くいたいとか、「何歳になっても青春だ」なんていう強がりも言う気はないし、歳にそれほどこだわっているわけではないので、53歳の男を世の中が「中高年」と呼ぼうと、「シニア」と見なそうと、どうでもいいかなと思っていますが、昨日スキー場に行ったとき、55歳からはシニア扱いで、リフト券もほんのちょっとですが安くなることを発見しました。確かに、グーグルで、「55歳 シニア」で検索すると、数えきれないほどのサイトがでてきます。シニアにはいろいろな割引があるようです。世の中、55歳からシニアということなのでしょうか?それなら、いっそのこと、早く55歳になりたいなあ!

53歳なんて、中途半端なんだもん。

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53歳の誕生日に。

昨日、久しぶりに四国に帰りました。残念ながら一泊して今日の午後には東京にとんぼ返りです。

今日は53歳の誕生日で、それに合わせて両親に会いに帰っていました。先日どこかで読んだ、「誕生日は自分のために祝うのではなく、自分を生み、育ててくれた両親に感謝する日だ」というような言葉を、反発することなく受け入れられるような歳に、僕もなりました。

50も過ぎると、恥ずかしいことや後悔することも多々あります。「生長ければ恥多し」って感じです。

どこかの国の大統領がこんなことを言ったそうです。

「過去は過去。過去を追い求めると将来を失う」と。今日はこの言葉を自分に言い聞かせています。

残された時間を精一杯生きていきたいです。

ビジネススクール卒業25周年のリユニオン

ボストンからの直行便で今日の夕方に帰ってきました。最新のボーイング787。JALの成田・ボストン間の直行便ですが、定期ルートとしてぜひ定着してもらいたいです。これまでボストンにはニューヨークかシカゴからの経由が一般的だったと思いますが、直行便はやはり便利!

1987年にハーバード・ビジネススクールを卒業し、もう25年も経ってしまいました。

金曜日(10月12日)、土曜日(10月13日)の2日間に主要イベントがあり、ビジネススクールを代表する先生たちの特別講義が同時並行的にいくつも行われます。聴いてみたい講義が多すぎて、選択に困ったほどでした。ビジネススクールの先生たちは頭の回転の早い人たちばかりで、刺激的な話が聞けて、とても楽しかった!

ボストンに行く前に立ち寄ったニューヨークで買ったClayton Christensen の"How Will You Measure Your Life?" を読み始めていたら、このリユニオン期間中、著者による講演があり、とてもラッキーでした。この本は日本でも翻訳出版されるはずです。「イノベーターのジレンマ」で知られるビジネススクールの看板教授のひとりですが、ここ数年の間に、ガンや脳梗塞で倒れるなど、健康上の難題に見舞われてきたことを知り、驚きました。講義の途中で言葉に詰まることがあり、本人も脳梗塞の影響のことを口にしていました。この本が書かれた背景にご自身の闘病体験があることを頭にいれながら、再読してみたいと思います。

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ビジネススクールの目の前には、チャールズ・リバーが流れています。ビジネススクールに通っている頃、ボートをこぐ学生たちの姿を見るのがとても好きでした。自分自身ではボートをすることはなかったのですが。

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見慣れた風景ではあるのですが、キャンパスの豪華さには圧倒されてしまいます。

リユニオンは卒業から5年ごとに開かれ、僕は5年、20年、そして今回の25年のリユニオンに参加してきました。前回の20年に来たとき、新しい建物がいくつも建っているのに驚きました。この学校はお金持ちだから!

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他にもいろいろと書きたいことはあるのですが、今日はもう寝ます。おやすみなさい。

「老眼鏡」への抵抗感。

うちのカイさん(♀の甲斐犬13歳)が緑内障で両目を失明しているということもあり、緑内障の検査を2年前から始めています。(ガンや糖尿病も怖いけど、緑内障は大いに怖い。)先週2回目の検査を行ったのですが、特に異常なしということでひと安心。

今年12月で53歳になるボクも、ここ1、2年で、ちょっと暗いところでは新聞や本を読むのが面倒になってきました。これって立派な老眼になりつつあるということらしくて、眼科の先生には「年の割には老眼が進んでいない」と、気休めの言葉をかけられたのですが、人間の老化なんて20代からもう進行しているよと思っているボクは、「これって老人力が強くなってるんじゃないの?」くらいに考えています。

ということで、一思いに、老眼鏡という奴をつくりました。そう、「老眼鏡」。

英語ではReading Glasses、つまり「読書用メガネ」。

「老眼鏡」という言葉には受け入れがたい抵抗感を持っている人が多いようですが、みなさん、読書用メガネですよ。知性ある人間は、読書用メガネが必要!

ますます「言葉狩り」が進み、それもこれも差別言葉みたいなことになりつつある日本語の世界ですが、「老眼鏡」に抵抗感を持つ人がこれだけ多いのだから、『老眼鏡」も「言葉狩り」の対象にしてみては?!

「読書メガネ」「シニアメガネ」「近距離用メガネ」「手元メガネ」。老眼鏡専門のメガネやとか、流行らないかな?

しばらくお休みでした。

と言っても仕事を休んでいたというのではなく、ブログを休んでいたということ。もうそろそろ雑文を書くのもお休みにしようかなと思いつつ、知り合いの方々への近況報告にもなっているみたいなので、まだ踏ん切りがつかない状況です。

先週末はサンディエゴであったMOSの世界学生大会から帰ってきて、クウ太郎君、カイさんとのんびりしたり、本を読んだりしていました。あ、先週土曜日のレイソル、マリノス戦では、テレビの前に釘付けになっていました。同じJ1昇格組のなかで、アビスパとヴァンフォーレは来年のJ2落ちが危惧されるのに、レイソルは「ネルシーニョマジック」でJ1上位、それも暫定的とは言え、一位にあるのはすごいなと思います。(アビスパは2年間スポンサーをしていたので気になっています。浅野新監督のもと、全力で闘ってほしいです)。今年はサッカーよりも野球をライブで見に行くようにしていますが、ジャイアンツも調子を上げてきていて、これからの後半戦を楽しみにしている所です。

9月から福岡のRKB毎日放送で、うちの会社がスポンサーで、3分弱の深夜ミニ番組が始まります。RKBのHPには9月の番組表がまだ出ていないようなので、正式発表はこれからだと思いますが、10数名の人たちへのインタビュー番組です。トップバッターには、昨年のミスユニバース日本代表の板井麻衣子さんに出ていただくことになっていて、昨日収録があったので、1年ぶりにお会いしました。(オデッセイマガジンに出ていただいた)。J−WAVEでも番組を持っていらっしゃるので、お話はすごく上手になっていて、それは単に話しぶりだけでなく、中身もしっかりしていて、この1年間の著しい成長ぶりを拝見し、ちょっとうれしくなりました。

福岡エリアの皆さん、ぜひお楽しみに。24時台の番組なので、遅くまで起きていてもらわないといけないけど、おもしろい人たちが登場しますから。

写真は先週末のクウ太郎君との散歩中の写真。どうしようもない奴で手こずっています。カイさんは素直に育ったのですが、クウ太郎君の「犬育て」には失敗したかな。

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お見舞い、ありがとうございます。

 お取引先の方がたからお見舞いのお電話等をいただいています。ありがとうございます。首都圏では数少ない被災地に、僕が住んでいる町も入っています。昨日、ようやく市から下水道の使用許可がでましたので、コワゴワですが、トイレを使ってみました。3.11以来、ほぼ一ヶ月ぶりにトイレが使えるありがたさ!やっぱり近くの公園におかれた簡易トイレでは、落ち着かなかったからね。男はまだいいけど、女性には耐えられなかったのではないかと思います。うわさ話で聞いたところでは、拒食症みたいになって体重が減ったという女の子がいるとか。

 被害レベルでは東北エリアの方たちとはまったく較べものにはなりませんが、僕の方は一歩前進です。この次は「ピサの斜塔」をどうするかですが。様子を見ながらですが、東北エリアのお取引先の皆さんのお見舞いにあがりたいです。

恩師のこと、南宇和高校のこと 。その1

昨日、かつて母校(高校)をサッカーの全国大会優勝に導いた石橋先生(当時のサッカー部の監督)がいらっしゃった。現在は松山の高校で引き続き教員をされている。ボクは石橋先生から直接ご指導いただいたことはないのだけど、これまで一番お世話になった恩師のひとりであるY先生の近所に、現在お住まいになられていることもあって、Y先生のこと、そして離れてしまった南宇和高校の話になった。

南宇和高校は僕らが育った南宇和郡にただひとつある公立高校で、南宇和郡に育つとそこに進むことが当然のことだった。東京だったら、高校生どころか、小学生くらいから電車を乗り継いで片道1時間くらいの通学をこなすことは珍しくもないのだろうけど、田舎では通学のために、たとえば他の町にある学校に行くことなんて、到底考えられないことだった。町をでて外の進学校に行くなんて発想はそもそも我が家にはなかったのだ(たとえば宇和島東高校は愛媛のあの地域では一応進学校ということになっていたけど、バス通学1時間の距離)。

その南宇和高校も少子化の影響で一学年の生徒数が20年前とかの半分近くになっていると聞いて、なんともさびしい気持ちになった。石橋先生がいらっしゃらなくなって、南宇和のサッカー部はだんだん弱くなっていき、この数年、全国大会にも出てこない。東京で働いている同窓のH君と、駒沢公園であった岐阜の代表チームとの試合の応援に行ったのは何年前だったろうか。今年の愛媛代表は52年ぶりに宇和島東が出場するそうだけど。

石橋先生との昼食はとても楽しかったのだけど、田舎のことを思うと、とても複雑な気持ちになった。東京に出てきている僕ら地方出身者たちは、老いていく父母、疲弊していく地域経済のことを思うと、重い気持ちになってしまうのではないだろうか。

石橋先生から、つい最近Y先生のお母様が104歳で亡くなられたという話をお聞きしたばかりなのに、今日は早速Y先生からそのお知らせをいただいた。はがきの宛先には、「出張勝也君」とあって、「あ、先生と僕らの関係は、死ぬまで先生と生徒だよね」と思った。それは懐かしくもあり、ありがたくもあり、ずっと大切にしていかないといけない関係だなと思う。正直言うと、田舎との関係、その中には先生たちとの関係も含まれるのだけど、それを断ち切りたくって東京に出てきたはずなんだけど、今となっては、自分のルーツというか、育ててくれた「ゆりかご」は、生まれた高知の南西部や育った愛媛の南予(「なんよ」。この言葉はIMEでは出てこない!)だと、すごく感じる。

今週の写真から。


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今週小社ロビーであったスキルアップ講座。70名近い方が熱心に元インストラクターの小社社員の話をお聞きくださいました。


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「歴史的建造物_先日あったセレブの結婚式があった家」。Financial Times にでていた不動産物件。これって、クリントン大統領の娘の結婚式のこと?

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家の前のコンクリートの割れ目から、地上に出てくる雑草。モノは言わないけど、この頑固さ、強さ、ねばり、たくましさ。


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我が家のお気楽さんたち。

「できれば社会人になりたくない」学生のひとりだった。

 日経ビジネス(2010年7月26日号)の特集レポート「現状打破の採用法_世界人材の見つけ方」のなかで、アンケートをとると学生たちの守りの姿勢が顕著で、その極めつけは、社会人になることへの意欲の低さだ、と言いきっています。

 「できれば社会人になりたくない」と答えた学生は、2012年卒で45.5%、まだ大学3年生とはいえ、不安が残る、と。

 僕も、いまでこそ、「働くのは悪くないぞ!」なんて後輩たちにも言っていますが、学生のときには、その当時のはやり言葉を使えば、モラトリアム学生でした。永遠に学生をやっていたいなって思っていましたから。

 独立心の欠如というか、弱さというか、それに関して学生ばかりを責めるのはどうかなって、気がします。社会人側が、社会人になることの魅力、楽しみ、やりがい、プライド、そんなことをもっともっと語っていかないと、学生たちだって引っ込み思案になってしまうのは当然じゃないかな。

 もし社会人側が、「語るべきものを持っていない」というのであれば、学生たちを責める前に、自分たちのことをまずもって良くしていかなくちゃ。

 

僕は愛媛県人、かも。

西川りゅうじんさんのツイッターで見つけた話。

「四国の人が1万円拾ったら、しっかり者の愛媛県人は半分使って半分貯金する。 商売上手な香川県人はそれを元手に商売を始める。 堅実な徳島県人は全額預金する。 高知県人は拾った1万円に自腹で1万円足して飲みに行く。 」

高知県生まれですが、小学校から高校卒業まで、途中1年間のアメリカ生活をのぞくと、ずっと愛媛県の学校に通った僕は、愛媛県人の性格が強いかもしれない。坂本龍馬にはなれない運命ですかね。