変化の時

気になる記事を見つけた。昨日、新聞に出ていた女性週刊誌の広告にあった見出し。人間の身体は平均34歳、60歳、78歳前後に老化が一気に進んでいくという話。
記事のもとはスタンフォードの研究チームが発表した研究成果に基づいているとか。
ネットで調べてみると、ニュースウィーク日本語版に以下のような記事がでていた。

「ヒトの老化は、34歳、60歳、78歳で急激に進むことがわかった」

昨年12月で60歳になったぼくとしては関心を持たざるを得ない記事!
だからといって急に何をするわけでもないのだけど、睡眠、食事、運動。この3つに注意をしていくだけ。

2020年初めて

2020年が始まりもう18日になりましたね。最後にこのブログをチェックしてから一か月近くになろうとしています。
昨年は身内のことでたいへんなことがあり、自分も老いていくことをとても感じた1年でした。愛犬のクウ太郎君も16歳。自分自身60の大台に上り、これからの時間を丁寧に使っていきたいです。

先週末用事があって京都に行きました。到着日は仕事でしたが、翌日は東京に帰るまで自由になる時間があったので妙心寺という臨済宗のお寺に行ってきました。今年は臨済禅を勉強し、毎日の生活の中で少しずつですが実践もしていきます。
若いころから、人生を20年ごとに区切って考えていました。人生最後の20年に入り、これからはモノや人間関係を絞っていき、心身ともに身軽になっていきたいです。

近況報告

60歳

シニア入りした証拠写真もアップしちゃいます。
あまり写真とか出したくはないのですが、ときどき知人、友人たちがブログを見てくれているようなので。
今週、お取引先の方が誕生日祝いにランチに誘ってくださったときの写真。アンチエイジングに励まなくてと思いますが、特別のことができていません。
早寝早起きくらいかな。もうすこし運動(水泳!)をしたいと思います。

「シニア」の仲間入り

経団連から送られてきた「月刊経済広報」という小冊子に目を通していたら、

「シニア」は60歳以上、「老人」「高齢者」は70歳以上をイメージ

という見出しが目に入ってきました。高齢期の暮らしに関するアンケート調査の結果だそうです。
ついにクロイヌもシニアの仲間入りをしたということ。これが現実! いくら見たくないと思っても。
我が家のクウ太郎は犬年齢で16歳ですから、もう堂々たる「高齢者」「老犬」です。

還暦ということだそうで。

今月60歳になりました。世でいう「還暦」ということだとか。
生まれたときと同じ暦に還る(赤ちゃんに還る)という意味で「還暦」と呼ぶそうですが、人生80年、20年ごとにステージが展開すると想定しておくと、ついに自分の人生も最終ステージに入ったと考えています。
でも必ず80歳まで生きられるかどうかはわからず、いつどうなるかわかならないことを肝に銘じて、一日一日を丁寧に生きていきたいです。
これまでお付き合いいただいた知人、友人、仕事でお世話になってきたお取引先のみなさんに感謝です。
そして父、母にも。

残り2ヶ月

2019年も11月に入り、残り2ヶ月弱。
そして来月の誕生日でボクも60歳の大台に乗ってしまいます。ああ、イヤだ、嫌だ!
自分のこともそうなんだけど、もっと気になっているのは、我が家のクウ太郎君。今月迎える誕生日で彼も16歳。人の年齢で言うともう80歳は越えているのではないかと思います。
この1年ほどでめっきり弱くなったのが足腰。家の階段を上がることができなくなってきて、特に「下り」がだめ。足の踏ん張りが効かず、どどどーと、転げ落ちてしまいそうになるため、抱き抱えて降りて行きます。

2015年8月16歳と半年で亡くなったカイ(♀甲斐犬)はボクが海外出張から帰ってくるのを待つかのように、帰国した翌日に月へと旅立って行ったのですが、カイが最後に見せてくれたのは命あるものすべてがたどる老化から旅立ちへの過程。今、同じようにクウ太郎(♂甲斐犬)が、老いていくことはどういうことかを、日々の生活の中で教えてくれていて、これまで以上にクウ太郎への気持ちが強くなっていくのを感じます。散歩に出かけ、無事ウンチをしてくれると、ほっとするなんてことも。老犬の介護はたいへん!

今年に入って、オーディオブックを聴く時間が増えています。
昨年、英語のオーディオブックのAudibleの会員になって以来、毎月英語の本のオーディオブックを一冊聴くようにしていますが、半年前からは日本語のオーディオブックを展開している、オトバンクのAudiobook.jpでもいろいろな本の朗読を購入しています。この1、2ヶ月で、『日本の思想』(丸山眞男)、『リークワンユー、世界を語る』、『知的生産の技術』(梅棹忠夫)、『夜と霧』(ヴィクトール・フランクル)、『ローソクの科学』(ファラデー)、『戦争と平和第一巻』(トルストイ)などなど。ボクは今のベストセラーよりも、古典的な本の方が好きなので、購入するのは岩波系の本が多くなってしまいますが、書店で平積みなっているような本もオーディオブックになっているので、audiobook.jpで、チェックしてみてください。
オトバンクの創業者の上田君には、かつて、「アイデア・エクスチェンジ」にも出てもらったことがありますし、今週も一緒にランチをしたりしていて、応援しています。

今年も残り2ヶ月。クウ太郎と一緒にがんばります。

クウ太郎近況、司馬遼太郎「空海の風景」、RCサクセション「サマータイムブルース」

今年11月の誕生日で16歳になるクウ太郎ですが、この1年、いや半年ほどで一気に老化が進んだように思います。動きが緩慢になっただけでなく、いわゆる「ボケ」が進んだように。GWは数日クウ太郎と一緒に山に行ったのですが、東京に帰った日から体調が悪くなり、その夜から動物病院通い。クスリと点滴のおかげで元気になりましたが、ボケ状態は変わらず。15歳というと70の老人でしょうか、それとも80の老人でしょうか?認知症は人間だけでなく、犬にもあります。2015年に亡くなった「永遠の愛犬」カイ(♀の甲斐犬)も晩年の何年かは認知症状態でした。
自分の年齢を考えると、クウ太郎が最後の飼い犬になるかもしれないけど、どうしようかな・・・いろいろと面倒なことは続々と発生しますが、犬たちとの生活はなんだ噛んだ(!)と言っても、楽しいことが多い。

今週は2泊で高知に帰省。高知にも認知症の大切な人がいるので、こちらでも気長に会話。
高知でも時間があると行く本屋が二つ。一つは高知市内の金高堂。ここで『「空海の風景」を旅する』を購入。「空海の風景」は上巻を買ってあって読んでなかったんだけど、この「旅する」はとても読みやすい。で、司馬の本にすぐに入っていくことができた。
宿毛の明屋書店では、忌野清志郎著「ロックで独立する方法」(新潮文庫)を購入。RCサクセションの「カバーズ」というアルバムがいい。このアルバムのことは、NHKのラジオ番組で知ったんだけど(忌野清志郎没10周年)、早速購入して聞いてみると、たいへんいい!この曲なんて、最高に愉快!

「サマータイムブルース」


四国出身で生まれた町にも育った町にも、弘法大師(空海)が残した札所があるというのに、これまで空海の思想や辿った道について、あまりにも無知で、大いに反省しています。

遺伝子検査

昨年末、ガンの研究者として日米で活躍されている中村祐輔先生の話をお聞きする機会があり、遺伝子検査に関心を持ちました。お話をお聞きした後、都内で遺伝子検査ができるところを探し、有明のガン研に申し込みをし、昨日有明の病院に初めて行きました。
結論からいうと今回はカウセリングだけで終わり、検査はしないことに。遺伝子検査の信頼性、日本の検査結果のデータ数、得られたデータの解釈、そしてコストなどを考えると当面様子を見ることにします。家族の中に遺伝性のガンを持つ人たちがいて、特定の遺伝子の検査をするためであれば意義があるというお話でした。
担当いただいた先生の話を1時間ほどお聞きしました。カウンセリングの料金は自己負担ですが、1時間で7500円という費用はとても良心的だと思いました。保険でカバーできない分野でも日本の医療費は非常にリーズナブルで、英米等では到底この程度のコストでは収まらないのではないかと想像します。

中国から帰ってきた翌日に「オデッセイユニバーシティ」

12日から18日まで、YPOのChina Business Summitに参加するために中国の西安に行きました。西安は初めて。YPOのスピーカーの一人、中国の大手携帯電話メーカー、シャオミーのCFOの話は参考になりました。観光のつもりではなかったのですが、せっかく西安まで来たので、うわさの「兵馬俑」は見学、その規模に圧倒されました。中国人にとっても一番の観光スポットだと聞いています。帰国の前日は上海に一泊し、YPOの友人に夕食に招いてもらい、中国のことをいろいろと教えてもらいました。
18日の夕方に帰国、19日午後には丸ビルのカンファランスホール(ここでイベントをやるのは10年ぶりくらい!)で統計をメインテーマとした「オデッセイユニバーシティ」(第16回目)。日ごろお世話になっている竹村先生(滋賀大学)、岩崎先生(横浜市立大学)をはじめ、大阪ガスから滋賀大学教授に転向された日本で一番有名な企業内データサイエンティスト、河本さんにも講演いただき、参加いただいた多数のみなさまにも感謝です。


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さすが秦の始皇帝!

西安の大気汚染

空港に向かうクルマの中から。大気汚染には少々閉口。

西安歴史博物館

久しぶりの中国の印象。「人、人、人」、そしてすべてのスケールがでかい。

イスラムの性弱説

JALの機内誌(4月号)に、作家浅田次郎のスペイン訪問記がでている。グラナダのアルハンブラ宮殿、コマレス宮の中庭の池のほとりで考えたこと。
「キリスト教的な性悪説、仏教的な性善説と異なり、イスラムは人間の性弱説を唱えるという。もともと気候風土の厳しい地域に育まれた文化であるから、自然に対する人間の弱さを知っており、おのれの存在を謙虚に戒め続けるらしい。」
人間の弱さは自然に対してだけ?さまざまな欲望や誘惑への弱さは?
性悪説や性善説とは異なるとらえ方。自分にそのまま当てはまる言葉。