一ヵ月後に新聞を読む楽しみ

今年は一週間程度の出張(シュッチョウです、デバリではなく)がほぼ毎月のように入って、読めない新聞が山のようになっています。この週末も、7月半ば頃の新聞を読んでいたら、7月17日付けの日経産業新聞の「マーケットウォッチ」のコーナーで、ひよこさん(ペンネーム)という専門家の方が、「先週火曜日、米国のサブプライムローン問題に対する懸念が再燃して主要国の株価が全面安となるなかで、投資家のリスク回避姿勢が強まった」という一文から始まる文章を書かれていました。

で、読み進んでいくと、「実は、サブプライムローンの延滞率は2005年に既に上昇し始めており、それほど目新しい問題ではない」とされ、最後には、「基本的にサブプライムローン問題に関するニュースに対する市場の反応は、今後ますます小さくなっていく可能性が高い」と締めくくっています。

ほんの一ヶ月前に、サブプライム問題に関して、このようなコメントを出していたプロもいたのかと、過去の新聞記事を読むたのしみを見つけた気分になりました。ちなみに、僕の友人で、熱心に株式投資をやっている金融業界の人がいます。この2週間ほどの間で、サブライムローンのせいで、マンション一つ分くらいのお金が飛んでしまったと、電話で自虐的に笑っていました。