時間の流れ

一年ぶりにブログに返ってきました。昨年6月クウ太郎が亡くなりました。17歳と半年の命でした。最後の数年は動物病院通いが続き、担当していただいた先生にはとてもお世話になりました。人間ほどではないかもしれませんが、動物たちの介護もたいへんです。時間だけでなく、金銭的にも。クウ太郎の場合は、若いころはほんとうに自己中の奴で、言うことは聴かないし、触られるのも嫌い、なんどか噛みつかれたこともありました。
おじいちゃん犬になってから、特に身体の自由がきかなくなってからはとても丸くなりました。最後の一年は毎日のようにいっしょに出社、ぼくの部屋でよたよたと歩いたり、横になったりして老犬の時間を送ったものです。おしっこやうんちの対応もしばしば。
クウ太郎がいなくなって、わが家にはもうワンコはいなくなりました。2015年8月カイ(♀の甲斐犬)がなくなり、6年後の2021年6月にクウ太郎(♂甲斐犬)がなくなりました。甲斐犬愛護会に登録されている「黒犬犬舎」は一頭も作出することなく幕を閉じました。
また犬たちとの生活を始めたいという気持ちもありますが、自分の年齢を考えたとき、最後まできちんとめんどうを見てあげられない可能性があるので躊躇してしまいます。カイとクウ太郎の思い出をかみしめているだけで気持ちは一杯!新しいワンコが心の中に入ってきたら、かれらから反対の声が聞こえてきそうなので、もう飼わないかと思います。

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写真は晩年のクウ太郎。身体を支えることもできなくなり、クッションの上に身体を預けている様子。