霞が関のエリートだって感謝の言葉はうれしいはず。
posted at 2010.02.08
昨今は、霞が関の役人と聞けば、叩く対象としてだけ存在するというような風潮があるけど、彼らだって人間だから、彼らの提案や政策でいいと思えるようなことがあれば、感謝というか、「いいぞ!」という声をもらうと、きっと嬉しいはず。それは政治家だって同じだろうけども。日経ビジネスオンラインのこんな記事を読みながら思います。
posted at 2010.02.08
昨今は、霞が関の役人と聞けば、叩く対象としてだけ存在するというような風潮があるけど、彼らだって人間だから、彼らの提案や政策でいいと思えるようなことがあれば、感謝というか、「いいぞ!」という声をもらうと、きっと嬉しいはず。それは政治家だって同じだろうけども。日経ビジネスオンラインのこんな記事を読みながら思います。
posted at 2010.02.03
この「メモ」で2001本目になります。黒犬通信をはじめて5年が過ぎました。正直言うと、ボケ防止程度のつもりで続けています。これからも細く長く続けていきます。友人、知人のかたたち、もう会えなくなったかつての知り合いたちへの「一方的な近況報告」としてすこしでも役立てばラッキーです。稀な話ですが、見知らぬ方たちにもなにか感じていただければ、それこそラッキーだと思っています。
posted at 2010.01.27
今日の日経朝刊一面下の「春秋」で紹介されていた詩人・長谷川龍生の「ちがう人間ですよ」という詩の始まりの一節がとてもいい。
「ぼくがあなたと 親しく話をしているとき
ぼく自身は あなた自身と
まったくちがう人間ですよと
始めから終りまで
主張しているのです」
posted at 2010.01.27
半年以上にわたって、毎日5分、10分の細切れの時間をつかって、家やオフィスでストレッチを続けています。真向法の基本の、股関節を柔らかくするストレッチが中心です。子供の頃、うちの親が寝る前に、ふとんの上でやっていたことを思い出します。自分も、あの頃の親の年齢になったのかな?
ストレッチをやって、普通に生活している中では使わない筋肉の使い方、関節のまわし方をしていかないと、からだが本来保っている力や柔らかさを維持できないということを実感しています。原始の人間は、一日に何万歩(一万歩ではない!)と歩き、しっかりした足、腰をしていたはずです。腰痛の人は少なかったのでは?僕らは、車や電車で移動し、便利さのおかげで、「必要」が減っています。たとえば、どこに行くにも自分の足で歩いていかないといけないという「必要」。
必要とされないものは、どんどんと退化していき、さらには意識から消えていきます。なので、本来のあるべき姿を回復するためには、「必要を自分で作っていく」しかないです。ストレッチをすることも、「必要を自分で作っていく」ことのひとつ。
それから、頭のストレッチも必要だよね。難しい本を読んだり、音読したり、詩を読んだり、または外国語を勉強したり。そんなことも普段の生活には必要ではないかもしれないけど、「頭のストレッチ」にはなるかな?
posted at 2010.01.12
日帰りで金沢のお取引先訪問。今年最初の「新日本紀行」。羽田発7時20分の小松行き、そして20時15分発の小松→羽田行き。往復ともJALに乗りましたが、機内で流されていたNHKニュースではJALの再建問題がトップに。特に帰りの機内ではストップ安になったJAL株価のニュースが。クルーの人たちが心なしか、NHKニュースを意識的に無視しているようにも見えました。
地元の「北國新聞」をコンビニで一部購入。一面には住宅地に現れ、あえなく殺されたイノシシの母親の記事。人間に危害を与える可能性があったとはいえ、なんとも言えないむごさと哀れさを感じました。イノシシ年生まれのクロイヌです。
下の写真の、子供と思われるイノシシには生き延びてほしいです。
金沢の冬は曇空で、冷たい雨。明日は雪になるとか。地元の方たちのお話では、北陸3県の冬は雲がたれ込め、重い気持ちにさせる季節だそうです。太平洋側で生まれ育った僕には想像するしかないことです。
posted at 2009.12.30
我が家の甲斐犬たちのうち、カイ(♀)は黒虎毛で、クウ太郎君(正式名は大空号。これは僕がつけた名前ですが、甲斐犬愛護会にはこの名前で登録されています。)はほぼ黒毛。甲斐犬は日本オオカミに近いとも言われますが、甲斐犬たちの多くは黒虎毛で、一部が赤虎毛です。
「虎変」は、虎の毛がきっぱり抜け替わるように、鮮やかに変化すること。「大人」は徳のある人ということだそうです。(それに反して、「小人革面」という、「面従腹背」と同様の、あるいは近い意味の言葉もあります。)「徳がある人間」というのは、漢文のテーマのひとつだと思いますが、一筋縄では理解できる言葉ではないです。
どうすれば「大人」になることができるのか。もともと「大人」として生まれたわけではなく、自分の意志と努力で「大人」たろうとする人間は、どうすればいいのか。あえて厳しいこと、苦しいことを求めていき、それらを克服していくことで、「大人」にすこしずつ近づいていくことができるのか。またその過程において、「虎変」することを繰り返していくのか。
「大人」であるから「虎変」することができるというだけでなく、「虎変」というあざやかな変化ではなかったとしても、たとえわずかであっても変化を繰り返していくことで、「大人」たる自分に近づいていくことができるのではないか。僕はこの言葉からそんなことを考えています。
posted at 2009.12.09
愛媛のとべ動物園のシロクマ、ピースが10歳になったというニュースを先日みたばかりなのに、ショッキングな写真をロイターのサイトで見ました。
北極圏のシロクマが食料不足のため、共食いが起こっているという話です。
→ロイター
posted at 2009.11.26
うちに来ている某証券会社の若手営業マンと話していたら、「自分たちの世代はバブルどころか、景気がいいというのが、どんなものかもよくわからない」と言っていました。彼は28歳だったと思います。でも、こんなものかと思っているので、特に不幸だとも思わない、と。
戦争を経験した世代とそうでない世代の違い。バブルを経験した世代とそうでない世代。太平洋戦争は1941年から45年まで。バブルと通常呼ばれるのは、1985年(プラザ合意)から90年くらいまで。89年12月末には日経平均は3万8915円代。(現在は、9000円台。約四分の一!)実際、ある現象が起こっている期間は、5年前後とも言えるのですが、それが終わった後に続く影響はかなりの期間にわたります。まさに長いトンネル。
自分の身に起こったことを含めながら過去を振り返ってみると、85年のプラザ合意から始まった円高、アメリカからの内需拡大の要請に基づいた財政の大盤振る舞いが、ものすごい影響を日本に残しているなと感じます。竹下内閣のとき、ふるさと創成基金なんていって、すべての市町村に一億円配った時代があったなんて、「好況を知らない世代」には想像もつかないのでは?
バブルピークに達したのが、1989年、崩壊の過程が数年続き、この20年、日本はずっと低空飛行です。
1980年ごろからずっと内戦状態にあるアフガニスタンでは、平和をしらない世代が大半になっています。日本も、この経済状況があと10年も続くと、「好況を知らない世代」が大多数になるのかもしれません。
JALの企業年金の問題は、将来の日本の公的年金問題です。バブルを経験し、健康に気を使い、お金も使っている世代を、あまりいい思いをしていない「好況を知らない世代」が支えないといけないとしたら、勘弁してくれという話になります。若い人たちに投資しない社会が長続きするとは思えない。