Survival of the fattest
posted at 2009.12.09
今日のFinancial Times 記事で知りました。
西側先進国の太ったおばさんを、痩せこけたアフリカの男が担いでいる彫刻。途上国と先進国の間の不平等を表すものとして、デンマークのアーティストが作ったもの。
日本の年金問題もまったく同じ構造。
posted at 2009.12.09
今日のFinancial Times 記事で知りました。
西側先進国の太ったおばさんを、痩せこけたアフリカの男が担いでいる彫刻。途上国と先進国の間の不平等を表すものとして、デンマークのアーティストが作ったもの。
日本の年金問題もまったく同じ構造。
posted at 2009.11.11
小沢さんが「キリスト教は排他的だ」と、仏教関係者を訪問したときに口にしたという記事を読みました。多分、仏教関係者へのリップサービスもあったのでしょうが、この発言が海外に報道されると、イスラム原理主義者の反キリスト教発言とほとんど変わらないように受けとめられるだろうなと、イヤな予感がしました。
日本の村社会、男中心社会で育った政治家の先生たちって、西側主要国のリーダーたちが、宗教と性差別にものすごく注意していることを、頭ではわかっていたとしても、本当はまったくわかっていないのではないかと思います。今回のような小沢さんの発言は、かつて自民党の先生が言った、「アメリカには黒人がいるから民度が低い」なんていう発言と同じくらいアホなのでは?
宗教と性差別に関しては、日本の政治家はもっと勉強した方がいい。
オバマが黒人としてアメリカの大統領になったことは画期的です。でも、もっと画期的なことだとボクが思っていることは、アメリカの大統領に、無神論者、あるいはキリスト教者以外がなることです。仏教者、あるいはイスラム教徒が、アメリカの大統領になるようなことがあれば、それこそ、ものすごいことで、そのときには、アメリカはアメリカでなくなっているでしょう。(大統領就任演説の際、新大統領は聖書に手を置いて誓いをおこなうように)キリスト教とアメリカの国家としての成り立ちは根本のところで結びついています。アメリカを日本の同盟国として頼りにするのであれば、キリスト教に関して、半端な知識に基づいて発言するのは、危険だと思います。
posted at 2009.11.07
このごろ、海外の知人たちと会うときには、「オバマにノーベル平和賞が与えられるのなら、日本の核廃絶運動にこそノーベル賞が贈られるべきだ」ということを話しています。うちの取引先の社長には先月このことを話したのですが、その後、周りの人たちにこの考えを伝えてくれているようです。
ある人から、秋葉広島市長が中心になって行われている、「平和市長会議」の存在を教えてもらいました。
→平和市長会議
同じ内容が、海外に向けて英語のHPでも用意されています。
→Mayors for Peace
今日は久しぶりに皇居の周りをゆっくりとサイクリングしました。ジョギングする人たちが多数。
posted at 2009.11.03
ここ数日、冬らしい天気になってきました。今週中には衣替えをしなくっちゃ!
季節の変化は確実に起こっていますが、世界経済のゆくえはどうでしょうか。最悪期は脱したという声もあるのですが、どうなのかな。経済は来年も引き続き冬なのではないかという予感がします。
「日経ビジネス」(11月2日号)で、「ドル最終章_1ドル=50円の恐怖」という特集記事がありました。ドルが基軸通貨の時代が終わりを迎えつつあるという話です。金本位制復活の話もでていて、そうなると、1オンス=2000ドル(現在は約1000ドル)なんてこともありえます。90年代、世界の中央銀行も金を売却していた頃からは想像もつかない状況になっています。
ボクらの世代は一ドル300円代、200円台、100円台、そして80円台も経験していますが、この間、ずっとドルが基軸通貨として世界経済の中心にありました。そのドルがいったいこれからどうなっていくのか。ボクらよりも上の世代は、アメリカ信仰の人たちが多いので、ドルに変わる基軸通貨は考えられないのではないかと思います。どちらにしろ、為替はボクらの生活をおおきく変えていくと思います。
「日経ビジネス」の特集号の巻頭インタビューには、「帝国以後_アメリカ・システムの崩壊」の著者、エマニュエル・トッドがでていました。かれは経済学者ではなく歴史と人類学の学者ですが、経済を中心とする経済の大きな方向性を見る目には確かなものがあるように思います。彼は、ドルの大崩壊を予想しています。軍事的、経済的にアメリカに頼り切っている日本に対する警鐘とも言えます。彼もこのインタビューの中で言っていますが、アフガニスタンはアメリカ帝国の墓場となるかもしれません。
休日の今日、これから福岡に出張です。福岡のお取引先の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
posted at 2009.10.29
経済産業省がこんな試みを始めています。今のところ、あまり投稿がないようです。本気でやるのなら、期間限定でなく、永続的にトライしてください。
posted at 2009.10.17
日本やヨーロッパでは人気が高いオバマですが、アメリカ国内にはオバマが大嫌いな人たちがたくさんいます。マスコミで煽動的な発言をして金儲けに励んでいる人たちがいるのは日本だけでなく、アメリカではもっとすごい規模で金儲けをしています。ユーチューブにもたくさんの動画がでているこのアメリカ人は、アンチ・オバマの急先鋒のひとりで、どちらというと貧困層、アンチインテリの白人を中心として人気があるそうです。本人は百億円単位の収入、パームビーチに豪邸、高級車のコレクションを持つとか。共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリンが大好きと公言するこの男のラジオトークショーを毎週2千万人のアメリカ人が聞いているそうです。アメリカの病的な現象の一つにしか見えないです。
オバマのスピーチを英語教材として出版して儲かっている出版社があるようですが、アンチ・オバマの連中のスピーチも見ては? アメリカ国内の現実は複雑だなと思います。
最初の動画はバーバラ・ウォルターズとのインタビュー、その次は彼のラジオトークショーの様子。
posted at 2009.10.10
オバマにノーベル平和賞が与えられると聞きました。核兵器廃絶にむけてのオバマのodeに、追い風を吹かそうというノーベル財団の意思表明でしょうか。
オバマはもうひとつ大きな挑戦を目の前にしています。それはアフガニスタンです。内戦状態にあるこの国からどのように撤退していくのか。
オバマが任期を終えるとき、ノーベル財団の応援歌は役割を果たしたのかいなか、そしてアフガニスタンがどのような状況にあるのか(いったい、何人の犠牲をはらってアメリカはアフガニスタンから撤退するのか)、過大な期待を持つことなく、悲観するばかりでもなく、見ていたいです。
posted at 2009.09.28
普段マンガは「読まない、買わない」ですが、数週間前に、本屋のマンガコーナーで表紙を見て買っておいた単行本。(ちなみに、その時は、めずらしくマンガを目的に本屋に行ったのです。目当ては、「パーマン」と「おばQ」。どちらも小学生の頃読んでいたマンガ)
そのあと、新聞でこの単行本の広告を見たこともあり、昨晩、ぱっと読み、なんともいたたまれない気持ちに。弱い父親像、失業、家庭崩壊、そして自殺という話が、愛犬の目を通して描かれています。
今日は、今年1月から8月までの自殺者が2万2千人と、最悪のペースで推移しているという記事を読みました。たまらない話です。
→ロイター記事
posted at 2009.09.23
50年を超える時間を費やし、幾多の過ちを重ねていったプロジェクトとして、ぜひ歴史に残してもらいたいです。過去建設に反対してきた住民が、今となっては、建設推進派となっているという、何と皮肉な展開!
グーグルマップで長野原町の国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所(B)の位置を確認することができます。(軽井沢(A)からもほんの1時間程度の距離)。国家予算の壮大な無駄遣い(そのほんの一例に過ぎない!)の現場を一度見てみたいです。
大きな地図で見る
posted at 2009.09.01
最近まったく使われていませんが、Dog Yearという言葉があります。変化の激しいインターネットビジネスを象徴する言葉として、犬の成長(老化とも言えるのですが!)において、犬にとっての1年は人間の6、7年に相当するという議論です。(我が家のクロイヌたちも、どんどん、老化しています。)
この前の選挙結果のことを考えているのですが、戦後ほぼ60年にわたって自民党は日本の政権を担当してきました。この60年間は、日本にとって、ものすごくラッキーな時代だったように思います。(もちろん、その時代を生きてきた先輩方にとっては、ご苦労もあったとは思いますが)
Dog Year というコンセプトを当てはめると、戦後60年間というのは、200年、あるいは300年とも言えるような長さです。この戦後の時代を、徳川幕府が日本を統治し260年ほど続いた江戸時代と考えてみると、「自民党幕府」の寿命もそろそろというタイミングであったようにも思えてきます。
明治維新のときのような切迫感は今の日本にはないように見えます。「たった四杯で、夜も眠れず」というような差し迫った不安感もないのかもしれません。多くの人の気持ちが自分のことに集中していて、日本のことなんて考える余裕があまりないのかもしれません。
でも、今ボクらが置かれた時代環境を客観的に見ることは必要で、そうして初めてこれからどうやって日本の発展を維持していくことができるのかということを議論できると思います。
一度民主党にやらせてみよう、というのが今回の選挙における国民の意思でした。自民、民主問わず、政治家の先生たちには、しっかりした歴史観の上に立って、日本の将来を議論していただきたいです。