10月3日、高知市であったニュービジネス協議会の全国大会に参加するために高知に行ってました。会長の池田さん(新潟、アルビレックス新潟で有名)に誘ってもらって新しく設立された高知のニュービジネス協議会のメンバーになっています。(「高知県生まれなら、ぜひ高知の会にはいって」というお誘いをいただき)
木曜日午後、高知県民ホールであった大会では、高知の桂浜にある龍馬記念館館長の講演が印象に残りました。もと新聞記者というだけあって、話題は豊富でお話好き。台湾の李登輝総統が龍馬記念館を訪問された時のお話をお聞きしながら、司馬遼太郎の影響は大きいということを改めて認識しました。ほとんどの日本人の龍馬像は、司馬遼太郎の小説によっているのではないかと想像しますし、李登輝も司馬遼太郎との交流の中で坂本龍馬への知識を深めていったという印象を持っています。
高知に行くと、どこに行っても、「龍馬」です。高知県生まれとはいえ、小学校から高校卒業まで愛媛県で育ち、どちらかというと愛媛県人の僕は、いつまでたっても龍馬を売りにしている高知県に時には呆れることもあったのですが、龍馬は多くの人を魅了する人物だったのだと、今回あらためて思いました。
2000年前、イエスは3年ほどの活動期間で、その後世界でもっとも有名でかつ影響力を持った人物になりましたが、龍馬の活動の記録が残っているのは、28歳から亡くなる33歳までのほんの5年ほどで、その5年間で日本人の多くの心を虜にする人物になったわけです。
森館長のお話で強調されていたことの一つに、龍馬には私心がなかったということがありました。それはイエスとの共通することかもしれないです。私心を捨てることができなかったとしても、私心を抑え、「公」のために仕事をすることがどれだけ「ありがたい」ことか。
高知には今月もう一度帰ることになっています。高知大学で学生たちにお話をさせていただき、翌日には馬路村に行きます。馬路村はゆずドリンクの「ごっくん」で全国的に知られ始めていますが、高知市内からクルマで2時間ほどかかるこの村に行くことをずっと楽しみにしてきました。この村の関係者の経営努力はたいしたものだと思っています。
12月にはまた高知に帰るつもりなので、年間の帰郷記録更新かな。