西へ。

10月はかなり動き回りました。高知(2泊)から始まって、大阪(日帰り)、京都(1泊)、そして2度目の高知(1泊)。すべて「西日本」。さらにヨーロッパという「西洋」にも4泊6日という旅行があり、「西」方面への移動ばかり。東方面には縁のない月でした。
一月の間に2度も高知に帰ったのは初めて。高知大学でお話させていただいたり、ゆずを使った食材で有名になった馬路村の農協を訪問させていただいたり、おもしろい機会でした。ご案内いただいた関係各位には感謝、感謝!馬路村のますますの発展をお祈りしています。
考える村の考堂玄関にて。
(この写真は、高知の桂浜にある坂本龍馬像制作プロジェクトの発起人の中で中心人物だった高知の事業家、入交好保の最後の事業、「考える村」の中心にある「考堂」の玄関にて、今回ご案内いただいた地元放送局の溝渕さんと。)

司馬遼太郎からのメッセージ
(考堂のなかには、入交好保と交際があった作家・司馬遼太郎のメッセージなども、入交氏による書で展示されています。)

坂本龍馬の写真
(もちろん、坂本龍馬の写真もあります)

高知大学の関係者たちと夕食した際にも、坂本龍馬の話になりました。やっぱり龍馬が好きな人は多い。僕もだんだんその一人になってきたけどね。

以前は高知県の歴史的人物や、高知県や宿毛市のことをあまり知らなかったのですが、ここ数年、毎年帰るたびに、高知に対する関心は高まっています。これからもすこしずつ高知の歴史の勉強を進めていきたいと思っています。

高知には全国的に有名な大企業があるというわけでもなく、先端産業があるわけでもないのですが、経済指標では測りきれない良さがあるのではないかと思います。もしかして、高知県人もその良さを十分に理解していないのかもしれません。80%を超える県の面積は山で、平地の少なさも高知県の大きなハンディですが、「自由は土佐の山間より出づ」(自由民権運動発祥の地を誇る高知県詞)というのも、高知県の魅力。

東京で会う人たちのなかでも、四国には行ったことがあるけど、高知にだけはまだ行ったことがないという人たちによく会います。それはちょっと残念なことで、もっと多くの人が高知の歴史、自然、そして食事を味わうために、高知龍馬空港に降り立つことを期待しています。