檮原訪問

母に会いに今年最後の高知帰省。宿毛からの帰り檮原町に一泊して昨晩高知から帰ってきましたが、人口3500人ほどのこの町にはなにか引き付けられるものがあります。ここは昨年7月に初めて訪れて以来、今回で2度目。高知県と愛媛県の県境にある町ですが、歴史、建築物(三嶋神社、隈研吾のいくつかの作品)、自然、あいさつのある地元の人たちなど、とても魅力的な場です。
「竜馬脱藩の道」をひとつの売りにしているのですが、歴史はこの町にとって単なる過去のできごとではなくて、現在、そして未来を切り開いていく精神的な足場になっているのではないかと想像します。隈研吾設計事務所によって昨年できあがった町の図書館で宮本常一の講演集を1時間ほど読んだのですが、とても楽しい時間でした。
一泊したあと(宿はこれまた隈研吾事務所による、「雲の上のホテル」アネックス。昨年は「雲の上のホテル」に泊まりましたが、ぼくはこのアネックスの方がこじんまりとしていて気に入りました)、四国カルストを見に天狗高原まで。「嵐が丘」のような風景のなかをすこし歩きました。昼すぎには飛行機の時間に間に合わせるために、クルマで2時間半ほどの高知空港に向かいましたが、ほんとうはあと1日か2日ほど、このあたりの自然の中をゆっくりと歩いたり、写真を撮ったりしかったです。

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三嶋神社で出会ったコーギー。リードなしでもちゃんと飼い主といっしょ。わが家のクウ太郎とは大違い。
そして四国カルスト。あるいは四国の「嵐が丘」?!

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冷房の効いた部屋で読書するに限る

先週は金曜日、土曜日、2年ぶりに熊本、鹿児島を訪問。試験会場になっていただいているお取引先の専門学校やPCスクール、新規でお取引いただきたいと希望している地元の地銀をお伺いしました。お時間いただいた熊本、鹿児島のみなさまに感謝です。

先週は機内、ホテルで、空いた時間を利用して、『ベラスケス_宮廷の中の革命者』(岩波新書)を読みました。20代後半、縁あってなんどかスペインに導かれ、プラド美術館にも行きました。今年は久しぶりにスペインに行ってみたいなとも思っています。
つぎには、手元にある神吉敬三先生の『巨匠たちのスペイン』から「ベラスケス_生涯と芸術」を読んでみよう。ちなみに、この本の終わりに付け加えられた「神吉先生を偲ぶ」は、岩波新書のベラスケスの著者である大高保二郎先生によるもの。
狂ったように暑い今年の夏は、冷房の効いた部屋で読書するに限ります。

宇都宮、郡山、神戸、京都

木曜日から、久しぶりに「新日本紀行」。
木曜日、金曜日は経済同友会の全国セミナーに参加するため、宇都宮へ。「観光立国日本」で有名になったデービッド・アトキンスンの講演が勉強になりました。
同友会のセミナーが終わった後の午後は、宇都宮のお取引先を訪問、夕方には新幹線で郡山に移動し、郡山のお取引先のみなさんと懇親会。夕食後、21時前の新幹線で東京に帰ってきました。
土曜日は、飛行機で伊丹まで飛んで、バスを乗り継いで兵庫県立美術館へ。お目当ての企画展「小磯良平と吉原治良」のすばらしいことに感動。5月27日まで続くようですが、終了前にもう一度観賞にいくつもりです。
今日日曜日は東福寺の原田老師を囲む会に出席。今回で2回目になる原田老師のご高話。飾らぬ人柄と謙虚な姿勢がすばらしいと思いました。秋に行われるであろう3回目にもぜひ参加したいです。
東、西と行ったり来たりの数日でしたが、たいへん充実した4日間でした。明日からもまた頑張ります。(GWはクウ太郎君と毎日いっしょ!)

宿毛湾

湾先週末、母に会いに高知に帰省。泊まった宿の部屋からはこんな景色が見られます。三陸地方や伊勢志摩と同じように湾はリアス式。沖合には、沖ノ島という離島があります。まだ一度も行ったことがありませんので、春になれば行ってみようと思います。日本の地方はどこもきれい。地方の自然は変わることなく季節を繰り返していくけど、人の世界は老いていくばかり。今日はオフィスに高知放送の東京支社の人たちが新年の挨拶に来てくれました。この一年で高知との関わりが急激に増えました。

初めての伊勢参り

先日、初めての伊勢参りを体験しました。週末だったこともあり、人出の多さに驚きました。噂に聞いていたおかげ横丁と赤福の存在にも感心。
東京からの移動時間を考えると、これが最初で最期のお伊勢参りになるかもしれませんが、これで出雲大社についで伊勢神宮(外宮、内宮)も拝観することができました。別の意味で感心したのは、明治神宮の大きさです。明治神宮が東京のど真ん中にあり、あれだけの大きさと存在感があることに、ゼロから明治神宮の杜を作った当時の政府の明治天皇への崇拝の深さと大きさに感心します。

「まだ東京で消耗しているの?」(イケダハヤト著)

高知に帰省している時に入った本屋で見つけた本。東京から高知に移住したブロガーの体験記。
プログへのアクセス数で収入を稼ぐというネットの時代だから可能になった生き方を実行しているアイデアマン。ネットでは批判者も多いようですが、この本の中であげているアイデアの一つ二つでも実行し成功することで、著者が「事業家」になっていくことができるのかどうかに興味があります。10年後の著者に期待しています。

ぼくの帰省先は高知県の西南部なので、著者が住む県北部とは環境はかなり違うかなと思いますが、高知県を盛り上げていく意欲に溢れる人が増えることはいいこと。
「環境を変えるだけで人生はうまくいく」という副題には無責任に賛成することはできないけど、環境を変えることが袋小路にはまってしまった時には一つの解決策になるかもしれないことには賛成。

山梨学院大学国際リベラルアーツ学部訪問

昨日初めて山梨学院大学国際リベラルアーツ学部訪問。
先輩の須賀さん(丸の内起業塾塾長)にご招待いただき、須賀さんが担当する授業の最終回でゲストとして参加させてもらった。
授業は英語、須賀さんのコースを取っているのは一人の日本人を除いて残りの7名ほどは全て留学生。

夕食は駅前のイタリアレストランで、須賀さんをはじめ学校関係者とご一緒に。地元の食材を使った美味しいお食事でした。
甲府に初めて泊まり。今朝は桃狩りをして帰ってきました。
山梨は我が家のメンバーでもある甲斐犬たちのふるさと。我が家にとっては特別の場所です。

桃狩り

来月になるとぶどう狩りが始まるのかな・・・

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岩波新書「四国遍路」(辰濃和男著)

今年に入って四国に毎月帰省しています。最寄りの空港からレンタカーして実家に帰りますが、その道中、国道を歩くお遍路さんたちを見かけます。特に、GW中には数多くのお遍路さんたちを見かけました。一人で歩く人もいれば、二人で歩く人たちもいます。国道にはトラックなども多数走っているので、ところによっては危なっかしいのではないかと思います。事故に遭うことなく志を遂げることを祈るばかりです。

「四国遍路」は朝日新聞の天声人語を書いていた名ジャーナリストが、1999年70歳を目前にしながら、何度かに分けて88カ所を歩いた体験を記したもの。ご本人にとって四半世紀ぶり、2度目となる88カ所めぐりだったそうです。「文章の書き方」(同じく岩波新書のロングセラー)の著者だけあって、とても読みやすい文章です。いつかこのような文が書けるようになりたいと思います。

空海が始めた四国という場を舞台にした小宇宙の物語。これまで数知れない名もなき人たちがその物語を一歩一歩辿りながら、新しい自分を見つけ、人の情けにふれ、自然の偉大さを発見する旅としてきたのではないかと思います。

いつかぼく自身、お遍路さんの旅に出ることもあるかもしれません。四国88カ所とは限らないかもしれませんが。

1月終了!

今月は国内出張(京都)、海外出張(香港、ロンドン)と移動の多い一年最初の月だった。
ロンドンでは、Bettという、教育分野を中心としたICTの展示会に初めて参加してみた。アメリカで行われれる展示会と共通する点も多々あるのだけど、ヨーロッパらしい点もあって、おもしろかった。(ロシアの教育省がブースを出しているなんて、ロンドンである展示会だからこそか?!)
来月は久しぶりにシアトルに行くことになっている。
昨年12月ハワイに行ったときにはオバマ大統領の写真が入国審査のエリアに飾ってあったけども、今度行ったときには「トランプ大統領」になっているのだろう。あっと驚く為五郎だ。

帰省すると行くところ。

高知に帰省したときには、ここで藁焼きの鰹のたたきを食べて元気付けをします。今週水曜日(9月28日)
明神水産

市内一番の観光スポット、「ひろめ市場」。最近は高知港に入ってきた中国からの客船の観光客が、バスに乗って押し寄せてくる場所のひとつになっているとか。実際、水曜日にも、お昼過ぎにはたくさんの中国人観光客を見かけました。