気になっていたクルマを初めて街で見た。

今年の初めかな、国内のある自動車メーカーが発売した小型SUVが気になっていました。大した理由はないのですが、質感の高さと選択できるクルマの塗装(のカラー)が気に入ったという理由で。そのSUVの上級車は米国市場を意識したもので、日本の道路にはすこし大きすぎるのではないかと思うのですが、大型の高級車をよく見かけます。大きなクルマよりも駐車が易くてちょっと狭い道などでもあまり不安にならずに通っていけるサイズのクルマがいい。
で、その気になっていたクルマを初めて街で見かけました。なぜそんなことをここで書いているかというと、プレートの番号がぼくの誕生日と同じ月日だったから。このクルマのオーナーも同じ日に生まれたのかな?そして同じクルマが気に入ったのか?
いま乗っているクルマはまだ1年半ほどしか乗っていないので買い替える予定はまったくありませんが、その国産車を試乗してみたい気はあります。

鳥たちの始業時間

GW中も普段と同じように日の出前くらいに起きていました。4時くらいだとまだ暗いので鳥たちも一日の仕事にとりかかっていないようですが、日の出前でも、4時半くらいになってまわりの景色がすこしずつはっきりしてくると鳥たちのさえずりが聞こえてきます。この時間が好きです。

鳥とは関係ないのですが、GW中に読んだ本の中では、「めぐり逢った作家たち」(平凡社)というエッセイが良かった。作者の伊吹和子さんは谷崎潤一郎はじめ、川端、井上靖、水上勉、有吉佐和子、司馬遼太郎などを中央公論在籍中担当していた編集者。編集者としてこれら大作家たちから高く信頼される仕事をされたのに、ご自分はたいへん控えめな方。「京女」のかがみ?!

この方の文章をよみながら、須賀敦子さんのエッセイを思い出しました。お二人ともすごい力をお持ちなのに、ご自身の「売り込み」に関しては、とても謙虚な印象。

アリス・紗良・オットを応援する

「天は二物を与えず」という言葉があるけど、実は天は多くの人に二物以上のものを与えているとぼくは思う。ピアニストのアリス・紗良・オットはまさに二物(あるいはそれ以上)を与えられている。すばらしいピアニストにして、美しい容姿を与えられた人だ。彼女が多発性硬化症(multiple-sclerosis)にかかっていることを公表した。
先月ロンドンに行った際、Royal Festival Hallで彼女が弾くラベルのピアノ協奏曲を聴く機会があった。彼女のコンサートは初めてだったけど、聴く人を魅了する演奏だった。
これからどのようなストーリーが展開するのか、神のみぞ知るだけど、できるかぎりコンサート活動を続けていただきたい。またどこかで彼女の演奏を聴きに行きたいと思っている。

明けましておめでとうございます。

2019年の初日の出を見てきました。
昇っていく太陽の力強さに肚の底からわきあがってくるものを感じました。
2019年がいい年になるように、考えながら、まっすぐに歩いていきたいです。

50歳からの情熱

NHKのラジオで、作家宮本輝が紹介していた言葉。自分が若いころ、30代のころ、年上の人から聞いた言葉だとか。「50歳以上の人間の情熱しか信じない」と。ぼくも50を過ぎ、あと少しすると60の大台が近いのですが、若いころの情熱は身体からあふれ出てくるエネルギーに助けられながら、自然に出てくるもののようなところがありますが、身体が弱ってきたときにもなお持ち続けることができる情熱は本物なのかなと思いました。
今年もあとわずかになりました。2019年になにをやるのか、まだまだ気持ちを強く持っていきたいです。

Typhoon Jebi ってなんのこと?!

ロンドンの知人から、「Jebiの被害は大丈夫か?」とメールが来たので、「Jebiってなんのこと?」と思ったら、数日前、関西に大被害をもたらした台風21号のことだった。Jebiっていうのは誰がつけたニックネーム?今年はいったいどうなっているんだろう。水難だけではすまないで、また大地震が北海道を襲うし。2011年以来、この国は自然災害に取りつかれているような気がしてしょうがない。(データに基づいた印象ではないのだけど)
BBCニュース

冬が来たなら

「冬が来たなら春はそう遠くないよ」というけど、ようやく春を感じることができる陽気になってきた。今年の冬は早くから寒さが厳しくって、いつもよりも長い冬だったように思う。全国的にそんな感じを持った人が多いようで、昨年12月に札幌で知人と食事をしたとき、「今年は普段よりも一か月ほど早く寒さがやってきたように思う」と彼が言っていたことを覚えているし、先月高知に帰省した時には、おばが同じようなことを言っていた。
ようやく春は確かにやってくるよということを予感させてくれるような気温になったことを心からウェルカム。

新年おめでとうございます。

新しい年になりました。
元旦は見晴らしのいいところに登って初日の出を拝みました。
「陽はまた昇る」といいますが、確かに太陽は力強く登っていくものだなあと思いました。昨年末から作家・山崎豊子さんの作品に熱中しています。「不毛地帯」に続いて、「沈まぬ太陽」を読んでいます。「不毛地帯」同様、文庫本で全5巻の長さですが、とても読みやすく、エンターテイメント性も高い小説なので、愉しみながら読むことができます。
「沈まぬ太陽」もいいのですが、個人も会社も、もっといえば国だって「浮き沈み」はあるもので、大切なことは一度沈んだとしても、そのまま沈没してしまわないことではないかと思います。そういう意味では、「陽はまた昇る」というタイトルの方が好き。
日が昇り始める前から外の景色は暗闇からかなり明るくなっています。東の山際にちょこっと頭を出してきた太陽は力強く昇り、全身を見せてくれます。その間、ほんの数分でした。
クルマで例えると、しっかりしたトルクを持ち、急な坂道を着実に登っていくような力強さを感じさせてくれました。
2018年もきっと色々なことがあると思います。これまでだってそうだったように。たとえ沈んだとしても再び登っていく強さは持っていたいなと思った初日の出でした。
2018年初日の出

石先生、頑張って!

NHKラジオの番組で、末期のすい臓がんを宣告されている石先生(一橋大学名誉教授)がどのような姿勢と考えでがんに向かってきたのかをお話されていて、聴き入ってしまった。石先生は僕が一橋大学の学生だった頃(1980年代前半)から、経済学部の看板教授のお一人で、法学部だった僕は先生の授業を取る事はなかったけど、在学中にも、明るくてお元気なお声をお聞きした事はあった。
先生のお話で感心したことは三つ。79歳で末期がんを宣告されて、もちろん、ショックだったけども、もう現役に帰ることもなく、やるべき事はやりきったと思っていた。二つ目は、それまでに体を鍛えていたので体力の「貯金」があったことで、抗がん剤とどうにか付き合ってこられたこと。そして三つ目は、がんを宣告されても家に閉じこもっているのではなく、外に出て、体を動かし、人との付き合いも続けているということ。

長生きすることができたなら、多くの人は、がんになったり、認知症になったりするわけで、もし僕自身も幸運にこれからあと20年、30年と長く生きることができたとすると、きっとがんや認知症、もしかしたらその両方(!)になるかもしれないわけで、今からでも準備(特に体力的な「貯金」!)を行っていきたいし、やりたいこと、やるべきことは、全て行ったという「達成感」を得られるような生き方を目指していかないといけない。

さっき、 NHKラジオから流れてくる石先生の声は現役の頃のお声同様に、明るく弾んでいる声だった。石先生、頑張ってください。

高速道路での事故の目に見えない被害

昨日、甲信越エリアから帰ってくる際に、関越自動車道の上り車線3カ所で追突事故があり、事故渋滞のため30分以上自宅到着が遅れたのではないかと思います。
3カ所は距離にして20キロか30キロの範囲内だったように思いますので、対応に当たった警察関係者、高速走路管理会社の皆さんは、処理に追われたことでしょう。
誰も好き好んで事故を起こそうなんて思っているわけではないのですが、高速道路での事故渋滞は非常に多くの人に迷惑をかけます。どこかに迂回するわけにもいかず、途中で一般道に降りてカーナビの言いなりになって左に行き、右に行っても、結局長時間になることが多いように思います。そんな時には、やっぱり高速でノロノロ動いていた方が早かったかも知れないなんて思ったりもします。
高速道路関係者にぜひ教えてもらいたいことがあります。
年間、事故渋滞のため、一体どれだけの時間が無駄になっているのか?一日の事故件数、それによって引き起こされる渋滞時間、その影響を受ける人間の数。一日一回の事故で30分のロスが発生して、それに千人の人が影響を受けたとすると、延べにして500時間のロスです。それを365日にすると18万2,500時間になります。それとも、一日の事故による渋滞は30分程度ではなく、もっと大きいのでしょうか?
自動車保険の会社はどんな人間が事故を起こしやすいのかという統計データを持っていると思います。
高速道路関係者には、ぜひ事故渋滞を減らすために、もっと色々なデータや情報をオープンしてもらいたいです。事故渋滞で発生する目に見えていない時間的ロスをぜひ減らす努力をしていただきたい。