日本国内でも同じ構造か?

昨日ツイッターに以下のようなメモをしました。

産經新聞に曾野綾子さんが義援金は集めるよりも本当に必要な人に届けることこそ難しい、と。まずその国の権力者が大半をピンハネする。間に入る人間たちもピンハネする。それでは直接届けようとすると、襲ってくる人間がいる。人間社会の残酷さは動物社会以上かもしれない。

アイススケート選手清水宏保選手が問題提起した日本オリンピック委員会(JOC)予算の使われ方に関する日刊ゲンダイの以下のような記事を読んでいると、日本国内でも同じような構造があり、途上国のことを言えた義理でもないなという印象を持ちました。

スポーツ予算をムダ食いするJOCの役員メンバー

再び清水宏保

清水宏保のバンクーバーオリンピック便り。(今日の朝日新聞夕刊)
「スポーツ後進国日本」というタイトル。日本はまだまだスポーツ後進国で、メダルの数を要求するばかりで、選手に対する普段のサポートが足りないという話。韓国ではメダルを取れば、ほぼ生涯が保証されるのに、日本の報奨金は多いとは言えないというよく聞く話もあって、これに関しては僕は必ずしも100%合意できるわけでない。でも、以下のような情報には、非常に頭に来た。
「バンクーバー五輪では、JOCの役員、メンバーが大挙して現地入りしている。予算は限られている。そのため、選手を手塩にかけて育てたコーチや、トレーナーがはじき出され、選手に快適な環境を提供できていない。」
なんてことだ、これじゃ、まさに役人天国そのものじゃないか!スポーツの協会って財団法人が多い印象があるけども、いったい、誰の金でなりたっていて、誰のために存在しているのか?日本相撲協会も含めて、スポーツ団体のマネジメント体制を見直す必要があるように思うんだけど。精神論だけで選手たちを責めても、世界では勝てない時代になっているのに。

清水宏保の叱咤激励

 バンクーバーオリンピック男子1000メートルスケートで銅メダルに終わった加藤条治選手への、先輩清水宏保選手からの公開レターはど真ん中に投げ込まれた直球の叱咤激励だった。2月17日朝日新聞の夕刊にでていたこのレターはかなりすごかった。   「条治よ 悔しかったか」という見出しのこの文章を清水はどんな気持ちで書いたのか、加藤はどんな気持ちで読むのか。次のオリンピックで金メダルがとりたかったら、オレのように失神する寸前までトレーニングしろという強烈なメッセージ。
(清水さんのブログを見ると、そんなトーンのメッセージはまったく書かれていないので、朝日新聞の公開レターは、ゴーストライター?)
清水宏保ブログ

Jリーグもガラパゴス化している。

 東アジア選手権の日韓戦を見てきました。さんざんな試合内容で、岡田監督は本気でWカップでベスト4入りなんて言っているのだろうかと思いました。空虚なはったりはいい加減にしてもらいたいです。結局、Jリーグが世界トップからまったく孤立したリーグで、日本代表選手の大半がそのリーグの中でドングリの背比べ(と言っては失礼かもしれませんが)をして勝った負けたと言っている間は、まったく世界には通用しないということを今晩ほど感じたことはありません。
 キリンチャレンジカップなどもそうですが、日本に招待されるナショナルチームには強豪はほとんどなく、数少ない海外遠征でも世界のトップチームとあたることがあまりない状況で、どうして世界のトップと戦っていけるものか。そこそこの国内レベルで多くの選手や関係者はよしとしているということでしょうか。つまるところ、日本サッカーもガラパゴス化しています。
 本気になってかかってくる韓国チームは、日本にとってはありがたい存在だと思います。彼らはどのような海外チームと試合をしているのでしょうか?彼らも日本と同じように、強豪チームと試合をする機会は少ないのでしょうか?また、どれだけ多くの選手たちが海外のリーグで仕事をしているのか?
 国立競技場で試合を見るのは、元旦の天皇杯決勝以来。ガンバとグランパスの試合でしたが、あの日活躍した選手たちも、まったくいいところを見せてくれませんでした。日本サッカーの印象は、お公家さんの蹴鞠、教室のなかだけで通用する学校秀才のようなものでした。お互いにパスをまわし合っていることが多く、攻撃は決まったパターン以上のものがない。日本の教育の問題点を見せられているような印象さえ持ちました。ずっと言われ続けていることですが、幼年時の育て方から抜本的に見直さないと、サッカーにおいても世界にでていくことは無理なんじゃないかと思いました。
 かつてワールドカップ出場が危うくなり加茂監督が解任された後、岡田さんが急遽、監督に指名されたことがありました。協会は監督を代えるというような荒療治はまったく考えないのでしょうか?試合後すぐにスタジアムを出ましたので、その後、どの程度のブーイングがあったのか知りませんが(明日の新聞で確認するしかありません)、本当にひどい試合でした。

モンゴルの誇り

 今週、産經新聞のインタビュー記事(3回連続)に一橋大学名誉教授の田中克彦先生が、近著の「『ノモンハン戦争-モンゴルと満洲国』(岩波新書 2009年)を材料に、モンゴル独立の歴史のことを話されていた。僕が大学生の頃から先生は活躍されていて、久しぶりに近況のお写真を拝見。先生もかなり年を取られたなという印象。
 で、昨日、朝青龍が引退表明。安治川親方と違って、こちらは辞表撤回なんてことはないだろうから本当に残念。先月、両親たちと朝青龍の話をしたばかりだったのに。(母親は潔癖だからどうも朝青龍が気に入らないらしく、父親と僕は、「やんちゃの朝青龍がいるから相撲がおもしろくなるんだよ!」)白鴎が引き立つのも、朝青龍がいるから。まじめな優等生だけでは相撲界もおもしろくなかろうに。
 品格はないかもしれないけど、「モンゴルの誇り」がもう見られなくなるなんて、情けない話
だし、本当に残念。

久しぶりに日光アストリアホテル。

かつて、奥日光に行ってこのホテルの周辺でクロスカントリースキーをやっていました。もう15年か、20年前の話です。
日光アストリアホテルのHPを見つけ、懐かしくなりました。ヒルスキーもいいけど、クロスカントリーもいいですよ。まったく音のない白銀の世界をゆっくり歩くのも。
冬になると雪の奥日光に行きたくなります。日光は大好きなところのひとつ。

日光アストリアホテル

アビスパ福岡のサポーターの皆様へ

 昨日福岡で発表がありました通り、新しいシーズンにおいてもアビスパのユニフォームスポンサーを継続いたします。一年限りのスポンサーでは福岡の皆さんに対して失礼になるかと思ったこと、少なくとも2年はスポンサーを続けないと小社の名前も福岡の皆さんに覚えていただけないだろうということで、今年も継続いたします。
 2009年中の結果に関しては、小社社員ともどもとても残念に思っています。ただ、僕が福岡を訪れたときの3試合中、2試合は仙台に勝ち、湘南との試合ももうすこしという内容でした。仙台戦のような試合内容を継続できなかったことが課題でしょうか。

 一部サポーターの方のブログからのリンクのお陰で、当ブログにお越しになられるアビスパファンの方が昨日から増えています。小社の事業内容にもより一層のご理解とご協力をたまわることができれば幸いです。本年も何回か、レベスタを訪問することになると思います。皆様とお会いできることを楽しみにしています。

小社スポンサー契約継続の発表

 追伸

レイソルとの対決試合はちょっと複雑な気持ちになりそうですが、レイソル、アビスパのJ1同時復帰が僕にとってはナイスなシナリオです。

(続)がんばれ、貴乃花親方。

 仕事でお世話になっている方のご招待で、貴乃花部屋のパーティに参加させていただきました。相撲協会理事選挙にむけての貴乃花親方の「決意表明」ほか、貴乃花親方を支える音羽山親方(元貴ノ浪)たち「同志」たちの、親方支援のスピーチで、会場は盛り上がりました。その一人は、スポーツライターの二宮清純。彼のHPに、今夜彼が行った話は、彼がスポーツ新聞に書いたことに尽きています。→二宮清純

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がんばれ、貴乃花親方。

 今日は羽田からソウルに来ています。機内で目を通した読売新聞(スポーツ面)によると、相撲協会の理事選出馬に、貴乃花親方(37歳)が強い意思を持っている、とか。協会の運営に改革志向の強い若手親方の意見が反映されないことに我慢できないことからのようです。
 相撲協会の理事候補の人たちの写真を見ていると、皆さん、かつての相撲取りで、現在50代半ばから60代前半(例えば、元横綱千代の富士、元横綱北の湖とか)。候補者11人のうち、30代は貴乃花親方だけ、50代目前の49歳が一人、その他は、50代が4名、60代が5名。大企業の役員よりかはずっと年齢が低いけど、経営の経験もない相撲取りだけで協会運営をこれまでよくやってきたものだと思います。
 記事を読んでいると立候補するプロセスはどうも談合で決めている感があります。透明度はかなり低そうですから、若手代表として貴乃花親方が協会をかき混ぜてくれるとおもしろいことになるかも。
 昨日久しぶりに会いにきてくれたかつての同僚は、金銭的にはもう働く必要はないということで、一度50歳で引退。投資銀行業界は若くないとやっていけないこともあり、50歳にもなると組織の中で最年長。若手からは「うとまれる存在」になり、自分で「勇退」していったそうです。(ところが半年か一年後、別のところからお声がかかり、ぼけ防止のために、顧問的に働いていると言っていました)彼はずっとがんばってきたこともあり、現在は非常に恵まれた状況にあると言えます。
 一般論だけど、「永遠に青春です」なんて言っていないで若手に道を譲るのも大切だと思っています。人ごとではなくって、僕だって、いつかそんな時期は来るのですが。
 相撲はスポーツというだけでなく、「国技」であり、本来は宗教的な儀式でもあるのかなと思いますが、相撲協会も、ひとつの組織。組織の経営である限り、新陳代謝は必要だし、新しい戦略だって必要でしょう。貴乃花親方のファンだからというわけではありませんが、議論を巻き起こしてもらいたいです。

これ以上ない快晴の元旦

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2010年の元旦、これ以上ないほどの快晴。海外からのお客さんを昼食に招待し、そのあといっしょに天皇杯決勝戦を観戦。西新宿の高層ビルからは富士山もきれいに見えました。
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天皇杯決勝は、遠藤、明神(ガンバではこの二人を応援しています)の活躍で、ガンバがグランパスに快勝(4−1)。特に遠藤は2得点とワンマンショー!
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最後の写真は、試合開始1時間前、西新宿の高層ビルから見た国立競技場。
お客さんと別れたあと、レンボーブリッジから見た満月も最高にきれいでした。