mi coach pacer by Adidas

 去年はもっぱら水泳だけだったけど、今年に入って早朝の皇居一周ウォーキングを始めた。先月は10回以上早朝ウォーキングをしたと思う。なんどもすれ違う方たちの中から、「おはようございます!」と挨拶したり、黙礼したりする人たちもできた。それも楽しいことのひとつ。まだまだ体重も重すぎるし体が慣れていないので、もっぱら早歩きに徹している。
 だんだん楽しくなってきて、先日、アディダスからでている、mi coach pacer という、心拍数や走行距離を記録するツールを買ってしまった。まだ使い方はよくわかっていないのだけど、きちんと記録が採れるようになると励みになるような気がする。
 この前読んだ『インナーパワー』(湯本優著)ではないけど、屋外で適度な紫外線を浴びながら運動をすることは体だけでなく、気持ちや頭の整理にもいいから、とてもおススメ。

mi coach プレスリリース
mi coach HP

 Dscn0387

初めてのカーリング

 今年の目標のひとつは去年に続いて体を鍛えること。去年の成果は点数にすると30点くらいなので今年は60点くらいは目指していきたい。実際、今年に入ってから早朝の皇居一周ウォーキングは結構続いていて、夏の暑いシーズン到来まで継続できるとちょっとした成果が期待できるかも。今日日曜日も丸の内に行って皇居一周を実行。多くの人がジョギングやランニングを楽しんでいて、この風景だけ見ていると日本は「明るい」。
 滅多に雪が降らない四国に生まれ育ったので、ウィンタースポーツはからっきしダメ。貧乏学生だったから大学時代もスキーなんて一度も行ったことなかったし。
 だからかもしれないけど、逆にウィンタースポーツには関心がある。時間があればかつてなんどかトライしたクロスカントリースキーを再開したいし、普通のスキーだってまたやってみたいと思っている。ずっと実物を見てみたいと思っているジャンプは、今年こそ見てみたい。(札幌の大倉山!)
 これまでオリンピックのテレビ中継で見たことがあるカーリングの試合を、昨日、初めて会場でみた。軽井沢国際カーリング選手権大会。カーリングって、「氷上のチェス」って呼ばれることもあるみたいだけど、氷上のビリヤード、ボーリングという感じもするし、スコアの付け方は野球の表裏みたい。ストーンは20キロあって、軽井沢駅構内に展示してあったものを持ってみるとかなり重かった。
 カーリングは他のスポーツと違って身体能力を競うスポーツじゃないかもしれない。だからこそ、僕らでもやってみることができる気にさせてくれる。(実際はどうなんだろうか?)
 うちの会社でカーリングやってみたいって人はいないかもしれないから、丸の内でカーリングやってみたい人をさがしてみようかな?
Dscn0384

Dscn0383

Dscn0385

アビスパ福岡の皆さん、ありがとう。

 昨シーズンから2年間、小社はアビスパ福岡のユニフォームスポンサーに加わった。この2年間、なんどか福岡のホーム試合を観戦したし、関東での試合も何回か見に行った。一部の選手たちとは、かなりお話する機会があった。たとえば今シーズンで引退することになった久藤さんとは福岡での試合後のパーティで何度か話をする機会があった。キャプテンの丹羽さんとは、先日のJリーグアオーズ翌日、小社オフィスに大塚社長といっしょに来てくれた時、結構お話することができた。

 昨日の天皇杯準々決勝線、FC東京との試合で今シーズンのアビスパの全試合が終わった。後半残り1分弱というところで勝利がすり抜けていった。FC東京の石川の同点ゴールが決まった瞬間、テレビの前で僕は吠えるような声を出していた。それほどショッキングだった。延長に入ると、FC東京が底力を出して、福岡は惜敗してしまった。試合とともにいくつかのことが終わった。

 今シーズンでアビスパを去っていく選手たちにとっては、昨日の試合がアビスパのユニフォームを着てプレーする最後の試合になった。先制点を入れたベテランの大久保さんとはチームは来年の契約は行わない。大久保さんの先制点が準決勝につながらなかったのが残念だ。
 福岡で何度かお話しした久藤さんにとっては現役最後の試合になった。

 そして背中に小社のロゴが入ったユニフォームを着た選手たちがプレーする試合を見ることは、昨日で終わった。

 でも昨日の試合ではいいこともあった。延長戦に入った時、前半戦が始まる前、円陣を組んだ選手たちにはちょっと笑顔があった。それは延長戦に入ったことも明るく、前向きに受け止めていこうぜという、ちょっと無理しているかなと思わせるような、でもいい笑顔だった。キャプテンの丹羽さんと、先取点を入れた大久保さんの笑顔が印象的だった。
 FC東京に延長前半で2ゴールも決められても、懸命に頑張る姿勢が良かった。リベンジの一点を入れたのはキャプテンの丹羽さんだった。同点の3点目かと思われた福岡のゴールが、オフサイドと判定されたときには、一気に力が抜けてしまったけど。

 小社が天皇杯スポンサー企業に加わって今年で5年めになる。国立競技場である29日の準決勝と元旦にある決勝戦は、昨年同様、観戦する予定だ。昨日、福岡はFC東京に勝っていたら、29日は国立で鹿嶋と試合することになっていた。その試合を見たかった。久藤さんや大久保さんたちにはそこまで行ってほしかった。現実的なことを書くと興ざめになるかもしれないけども、準決勝まで行くと協会から支給されるボーナスも3000万円になったはずだ(準優勝は5000万円、優勝賞金は1億円と聞いている)。それだけのお金は、資金で苦労することが多い、Jリーグのすべてのチームにとって、とてもありがたいお金になる。その3000万円が入らなかったという意味でも残念な試合だった。

 来年は、天皇杯を除いて、スポンサー企業としてどのように関わっていくか、まったく白紙状態だ。でもこの2年間、福岡のユニフォームスポンサーに加わって多くの方とお会いすることができ、とても感謝している。福岡のサポーターの方々にも、小社のことをちょっと知っていただけたことと思いたい。
 
 2011年、5年ぶりにJ1に復帰する福岡。「熱しやすくて冷めやすい」と自ら認める福岡の皆さん、ちょっとばかり苦戦が続いたとしても、アビスパの選手たち、社長の大塚さんを始めとする経営陣の皆さんに、声援をお願いします。

 

カズ、最高!

今朝の日経新聞スポーツ面、三浦知良のコラム。「人生に偶然はない」って。試合形式の練習は自分にとって公式戦、「調整と思って臨んだ練習なんて一度もない。グラウンドでの一瞬一瞬、本番プレーをしていた。それが最後に(←大分戦のこと)最高の90分間をもたらしてくれたと信じる。」「98年のワールドカップに行けなかったのも偶然じゃない。岡田監督がどうこうでもなく、僕に力がなかったのだ。努力が足りなかったのだ。」

ベルディにいたころ、憎らしいくらいだったけど、この数年、カズの発言を聞いていると、人間的にもすごい男だと思う。Jリーグの選手の中でも、カズは別格だね。

「子供を大人に、大人を紳士に」

今朝の日経新聞スポーツ面に、Jリーグ湘南社長の真壁潔さんがいいことを書かれていた。(でも日経新聞の記事でおもしろいのはどうしてこうもスポーツ面に多いのか?それも記者ではなく、外部の方が書かれたコラム!)

 「すべての参加者に共通のルールがあり、公平であるがゆえに、悔し涙にくれながらでも結果を受け入れる。テレビゲームのようにはリセットはできない。責任を自ら引き受け、時には仲間を助け、仲間に助けられながら友情や忍耐を学ぶ」

 「スポーツが発するフェアプレーやリスペクトの精神は健全な青少年育成の根幹だ。日本サッカーの父、クラマーさんは『サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にする』と語られた。スポーツにはまだ十分に理解されていない力がある。」

 「枯れてしまった夢から青い新芽は吹かない。スポーツという環境だって危機にひんしている。どんな形であれ、スポーツへの参画は紛れもない社会貢献」

 湘南は久しぶりにJ1に復帰したけども、残念ながら結果がでていない。このままだと来年は再びJ2落ちかと思うけども、経営者の方がこれだけ強い信念をお持ちなのは、素晴らしいと思う。

福岡訪問

昨日は日帰りで福岡訪問。当社がユニフォームスポンサーになっているアビスパ福岡の大勝負第一戦のジェフ千葉戦を応援。試合は、後半から降り始めた大雨の中、2−1と逆転勝利。千葉と入れ替わりでJ1昇格圏内の3位に。写真ではわからないかもしれませんが、かなり激しい雨でした。

Imgp0184

こんな試合を続けることができれば、福岡の皆さんの歓喜は続くことでしょう。

試合前には、知人の木下敏之さんにご挨拶するため、福岡に新たに開かれた事務所までお伺いしました。彼は隣の佐賀県佐賀市で市長をつとめた方ですが、福岡で政治家としての活動を始められました。これまで何度かお話をする機会があり、また、ご著書を2冊ほど読ませていただいています。非常に立派な方なので、場所に関係なく、活躍されるのではないかと思います。
木下さんのHP
木下さんのツイッター

Imgp0171_2

Imgp0168

福岡からの飛行機の離発着が遅れたので家に着いたのは夜10時半近くに。
四国の両親から、おおぐし農園のデコりんジュースが届いていました。ありがとうございます。
大串農園HP
Imgp0189_7<

Jリーグの経済学(2)ー「社長・溝畑宏の天国と地獄」(木村元彦著)

 この前、レイソルの試合を観たあと思ったことを「Jリーグの経済学」として書いたら、お読みいただいた何人かの方がリンクを張ってくださいました。ありがとうございます。

 先週末、「社長・溝畑宏の天国と地獄」(木村元彦著)という本を、興味深く読みました。溝畑という人に関しては、新聞紙上で読んだこと以上は知りませんでしたが、非常に面白い人物だなと思います。大分FCの社長をやめた後、今年の1月に国土交通省観光庁長官に就任されています。新しい職務でのご活躍を心からお祈りしています。

 大分のサポーターの方々、および県関係者たちは、溝畑さんに対するさまざまなご意見があることと思いますが、木村さんがこの本で書かれている「事実」をどのように受け止められるのでしょうか。

 プロスポーツチーム、あるいはプロスポーツを主要な事業とする会社の経営は非常に困難なことだなと、あらためて思います。映画や音楽のビジネス以上に難しいのではないか?サッカーチームを経営する主要な国の企業で黒字を継続できている会社はどのくらいあるのでしょうか。

 この本に関してですが、溝畑さんという稀有なキャリア官僚以外にも、ユニークな人物が登場してきます。朝日ソーラー創業者の林さん、マルハン創業者の韓さん、市民運動家(オンブズマン)の永井さん、平松前知事などなど。皆さん、とてもユニークな方たちで、それぞれが魅力もお持ちです。特に、著者がかなりのページを使って紹介されている、マルハンの韓会長のお考えは立派だなと、共感を覚えるところがありました。在日韓国人として差別と闘いながら会社を大きくされた経営手腕や経営努力には敬意を表します。(ただ、僕の個人的な価値観としては、パチンコにはもろ手をあげて賛成というわけではありませんし、Jリーグのスポンサーの業種に関する「規制」には賛同しています)

 J2に落ちた大分はかなり苦戦しているように見えますが、ぜひJ1復帰を目指して、県、サポーター、地元企業は、一体(トリニティ)となって頑張ってください。小社はアビスパ福岡のユニフォームスポンサーとなっていますが、Jのすべてのチームを心情的には応援しています。特にこの本を読んだあとには、大分トリニータも。

 

Jリーグの経済学。

 今日はある方にお会いさせていただくために午後都内へ。大学生のころからファンだったかたなので、お会いできてうれしかった。

 その後、柏まで行ってレイソルとヴァンフォーレのJ2一位、二位対決を見た。アウェー側には、写真のとおり、山梨から大勢のファンが来ていて力の入れようがしっかりと伝わってくる。甲府は甲斐犬たちのふるさとということもあり、甲斐犬愛護会の展覧会にもなんどか参加している我が家としてはひいきにしているチームというか、フランチャイズのひとつ。

Imgp0035_14

試合はレイソル楽勝ムードだったのに、一人退場者がでてからは完全にヴァンフォーレに試合は傾き、終わってみると2−2。最後の10分程度でやられてしまった。終了後はヴァンフォーレ勝利のムードが漂っていた。
ナイターの試合としては最高の天気で空には写真のような月が。

Imgp0036_3

 ところで、Jリーグは、一体、なんのためにやっているのだろうか?
というのは、最近発表された昨年度の各チームの収支報告を見ながら、これだけ赤字でいいのだろうか?!という素朴な質問があるからだ。これだけの規模で行われている活動であればおカネの帳尻があわないものは長続きできない。厳しい言い方をすると、黒字でないものは社会から求められていないのかもしれない。

 一見黒字になっているチームも、広告収入の比率が異常に高いところは、株主となっている企業や自治体からの実質的な補助金で支えられているということだろう。そんなところは、親の考えが変われば(日本テレビ)、子どものサッカーチームはたいへんなことになる(ヴェルディ)。

 カネの亡者なんて大嫌いだけど、カネの帳尻があっていない人間の活動は、継続できない。カネのことを忘れていられるのは子どもの特権で、大人になるとそういうわけにはいかないよ。

 J1チームの中で感心するのは山形。ここは入場料収入(3億39百万円)が、広告収入(1億94百万円)を上回る。僕の会社がユニフォームスポンサーになっている福岡よりも、入場料は多い(福岡は入場料収入2億1百万円、広告収入4億24百万円)。人口でいうと圧倒的に大きな福岡のチームが、絶対金額でも、山形のチームよりも少ないとは、残念な話だ。福岡のみなさん、もっとレベスタに行って下さい。(そして当社の資格試験も受けて下さい!)

 入場料収入>広告収入となっているチームは、山形以外では、仙台、東京Vしかない。

 プロ野球チームの経営はどうなっているのだろうか?野球の場合には、チーム名の一部に、株主企業の名前をつけることができ、それが大きな広告効果を生んでいるのだろうし、株主側には大きな満足感もあるのかもしれないが、Jリーグの場合、背中や胸にスポンサー名が入ったりする程度。アビスパの場合も、福岡市がかなりの資金援助をしてきたとお聞きしている(それは公表されていることだけど)。
 
 Jリーグの理念は立派だと思うけど、あまり「清貧の思想」にとらわれていると、継続できないし、考える事、やる事のスケールも小さくなってしまう。

 もう一度、最初の質問にかえるのだけど、Jリーグは一体なんのためにやっているのだろうか?

 土曜日の夜、満月の夜空のもと、「そこそこのレベル」の試合を楽しみ、なんとなくハッピーな気持ちなって家路に着く人達は、もしJリーグの試合がもう見られなくなったとしたら、どうするだろうか。スペインやイタリアでは、サッカーは人生の一部になっているといわれるけど、日本ではどうなんだろうか?日本にはバレーもあれば、バスケットもあり、柔道、相撲、野球などなど、遊びというか、楽しませてくれるものが、実に多い。だからサッカーがなくなると、ちょっと寂しくはあるけど、他のもので代替できるだろうか?

 試合後、グループで来ているサポーターたちの楽しそうな話に耳を傾けながら、日立のグラウンドから駅近くの駐車場まで歩いている間、そんなことを考えていた。

桑田真澄の「野球を好きになる七つの道」(朝日新聞から)

半年ほど前だったでしょうか、とある昼食会で桑田さんのお話を拝聴する機会があり、その際、「試練」と書かれた色紙をいただきました。非常に真摯な内容のお話で感心しました。
昨日の朝日新聞朝刊のオピニオンページに、「球児たちへ_野球を好きになる七つの道」というたいへんすばらしい内容のインタビュー記事がありました。桑田さんの合理的な考えと科学的なアプローチに基づいた非常に共感できる提案でした。以下、簡単に七つの道をリストアップしておきます。

1練習時間を減らそう
2ダッシュは全力10本(体力と集中力には限界がある)
3どんどんミスしよう(ミスした選手を怒鳴りつける指導者はだめだ)
4勝利ばかり追わない 
5勉強や遊びを大切に(練習時間を短縮して、勉強や遊びにあてる)
6米国を手本にしない(野球に関しては、アメリカの野球は拝金主義がはびこっている)
7その大声、無駄では?(ヤジは日本野球の欠点)

最後にこのようにご自身の希望を話されています。「ぼくは新しい野球道の根幹にスポーツマンシップを置きたい。野球を通じて人間性を磨き、技術だけでなく精神的にも自分自身を成長させていく。そういった考え方を持ちながら、みなさんには野球を長く続けて欲しいと思っています。」

繰り返しになりますが、桑田さんの合理的精神と科学的なアプローチに、僕は非常に共感を持っています。

今日から何を変えていきますか?

 日本・パラグアイ戦、ボクもPKの終わりまで見ました。90分ぷらす延長前後半30分で決められなかったことが残念です。前半はボールを支配されていて、選手の身体能力でもかなり相手が上かなという印象だったので、無得点に抑えたDFを讃えたいです。
 朝、いつもの通り5時すぎには起き、寝不足のままテレビをつけると、20代の若い人たちが、「勇気をもらった。最後まであきらめない姿勢がすばらしかった。」と言っていました。その気持ちをずっと持ちつづけてほしいと思います。
 テレビで涙をながしていた人たち、興奮気味に「感動した」と話していた人たち、彼らに聞いてみたいです。「今日から何を変えていきますか?」って。またケータイでゲームをやる毎日に帰っていきますか?
 すくなくともJリーグのファンがすこしでも増え、スタジアムに足を運ぶ人が増えることを心から希望しています。
 それから、いつもスポーツ選手たちばかりが「勇気をもらった」と言われるのは、ちょっとしゃくに障ります。僕たちビジネスマンだって、政治家だって、あるいは官僚たちだって、「勇気をもらった」って言ってもらえるように、ここぞという時には、かっこよく仕事をしていきたいと思います。