石原慎太郎著『再生』

 昨日は我が家の愛犬・カイ(♀の甲斐犬)の12回目の誕生日だった。本当にこの日がカイの誕生日なのかどうか、それはわからない。1999年の4月、ある雑誌で見つけた山梨の売り主からカイをもらってきた。その売り主によると、カイを含めた4匹の犬たちは2月20日生まれだということだった。それが本当なのかどうか、確認することはできないのだけど。

 そのカイも一昨年の夏に右目を、その3ヶ月後には左目を緑内障で失明した。右目の光をなくしたとき、僕はその理不尽さに大人げない反応を動物病院で示して、獣医を困惑させてしまったのだけど。

 『再生』は、大学の同級生で、昨年末「アイデアエクスチェンジ」にでてくれた佐藤君が薦めてくれた石原慎太郎の短編小説。光だけでなく、音の世界からも隔絶されてしまった少年の再生の物語。この小説には実際のモデルがある。マスコミでなんども取り上げられたので有名になっているが、現在は東大の先生をされている。石原さんはどうしてこの小説を、この時点で書かれたのだろうか?

 目が見えないということがどれだけたいへんなことか。さらに耳も聞こえないとしたら?

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(昨日、カイの誕生日に。エリザベスカラーは頭や顔を守るため)

いい加減な気持ちでは飼わないでくれ!

 昨日の朝日夕刊社会面に、「犬猫_捨てられる命」という記事。我が家は動物園みたいに人間よりも圧倒的に動物たちが多い家なので記事を読んでいて無性に腹が立ってきた。『犬たちをおくる日』という本で紹介されている話なんだけど、センターで殺されていく犬たちが哀れだ。犬たちにとってこれじゃー、アウシュビッツじゃないか。こんなひどい飼い主の話がでている。

 「アホだから」と飼い犬を処分するように持ち込んだのに、帰りに子犬を「譲ってくれ」と言った男。
 処分場所である管理棟で、捨てた犬と記念写真を撮ってそのまま置いていった親子。

 記事にでている処分される直前の犬たちの写真が哀れだ。じっと訴えているような柴の目。すみっこの方で怖がっている様子の犬。

 いろいろな事情で飼えなくなるということもあるだろうけど、いい加減な気持ちでは飼わないでくれ!って、犬たちに代わって叫びたい。Dscn0376_2

ふたつの誕生日と冬の月

 今日会社で書類の整理をしていた時に、会社設立日とカイ(我が家の♀の甲斐犬)の誕生日がまったく同じ2月20日なのに気づきました。会社設立の方が方が数年早いのですが。このこと、これまでまったく忘れていました。カイさんが我が家に来たのもちょっとした縁があったのかもなんて思ったり。会社の成長とカイの成長はすこしのずれはあるのですが、同じ軌跡を描いていたりもします。
 ところで夜にちょっとクウ太郎君の散歩をしたのですが、冬の東京は最高!今夜は雲がかかることもなく、月がひとりクールにちょっと微笑しながら輝いている雰囲気で、それほど寒くもなく、ちょっとほんわかしたいい気持ちになりました。お正月からほぼ毎日晴れだし、今夜みたいに晴れ晴れした静かな夜だと、静寂の中にも元気がわいてきます。
 

犬の薬にもジェネリックが。

 我が家のカイさん(♀甲斐犬、来月12歳)が緑内障のため失明して1年以上がたった。この間、眼科専門の動物病院に連れて行ったりしたし、緑内障のための点眼薬を与えてきた。犬の緑内障の目薬といっても人間と同じ目薬だ。それは去年、小社に営業にいらっしゃったあるメディア関係の方とお話ししていてわかった。その方も医者から緑内障の恐れがあると言われ、カイと同じ目薬を使っていらっしゃった。ファイザーからでているキサラタンという薬。保険で買うことができるとこの目薬は700円か、800円だと聞いた記憶があるけども、保険が利かないと同じ薬が5000円にもなる。それも信じられないくらい少ない量なのだ。2.5ミリリットル。いくら愛犬だとは言え、これは結構負担が大きい。
 家の近所の動物病院には日頃狂犬病や5種ワクチンの注射でお世話になっているのだけど、この病院で同じ目薬のジェネリックが半分以下の値段で購入する事ができることがわかった。これはうれしい話だ。
 これまで高額の薬に頼るようなことがあまりなかったので、カイが失明して初めて、保険がきかない薬の費用の高さを実感していた。製薬メーカーも研究開発にコストがかかるのだろうけど、継続的に必要な薬はそれなりの値段にしてもらいたい。カイの場合、緑内障の原因になっている眼圧の高さを抑えるために、これからもずっと目薬を続けないといけないから。

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 左が日新製薬からのジェネリック、右がファイザーの先行薬。どちらも商品概要には「プロスタグランジンF2a誘導体 緑内障・高眼圧症治療剤」とあって、成分には「1mL中 ラタノプロスト50ug含有」とある。

幻の日本犬、川上犬に出会う。

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ずっと興味があった幻の日本犬、川上犬を初めて見た。先週末、某所で散歩中、まったくの偶然に!
名前は「かりん」。「カリン」それとも「花梨」?そこまでは聞かなかったけど、かわいい、ちょっと臆病な女の子だった。年齢は2歳。

クウ太郎、皮膚炎で病院へ。

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 ここ数ヶ月ほど、クウ太郎君(♂甲斐犬)が体中をかきまくっているので、遂に病院に。その前に、口輪。写真は暗すぎてはっきり見えないと思いますが。なにせ、黒毛のコートを着ているので、暗いところでははっきりと写りません。病院では皮膚をチェックしてもらいましたが、体中が皮膚炎状態。毛や皮膚の一部を取り出し検査。その結果がでるまで一週間ほどかかるのですが、ダニなどはいないことがわかっているので、カビがいないか、そしてアレルギー反応がないかなどの検査をしないといけないということでした。
 実は、飼い主のクロイヌも20代終わりの頃、家のダニなどへのアレルギーが原因の気管支ぜんそくになったことがあります。このときには一週間ほど寝込み、夜中には息ができなくなるなど、恐ろしい思いをしたことを記憶しています。20年ほど前の話です。
 田舎に住む犬たちにアレルギー体質の犬たちがいるのかどうかしりませんが、密封性の高い都会の家に暮らす犬たちに、家カビなどが原因のアレルギー反応が出たとしてもおかしくないと言えます。
 我が家はカイ(♀甲斐犬)も緑内障で失明した病人(病犬)で、その上、クウ太郎君も調子悪いということで、人間よりも医療費がかかります。

カイ近況

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エリザベス・カラーは歩き回るときに頭や顔をぶつけないため。目が悪くなったカイの必要な道具の一つになっています。
カイのこともあって、先々月、自分自身の目をみてもらうために眼科訪問。緑内障にだけはなりたくないと思っていましたが、今のところ問題ないと言われ一安心。緑内障はカイだけで十分です。
パソコンの困ったところは眼精疲労の大きな原因になること。お互い気をつけましょう、皆さん。

Kaiken Wine from Argentina

我が家のカイとクウ太郎君は、日本犬の犬種のひとつである甲斐犬ですが、なんとKaiken という、同じつづり、同じ発音(のはず!)のワインがアルゼンチンから輸入されていることを発見、さっそく購入しました。(小社がはいっている新東京ビルの、仲通りをはさんで反対側の富士ビルにはいっているワインショップで)Kaikenというのは、パタゴニア地方に特有の野性のガンのことをさすようです。ホームページを見ると、アンデス山脈を越える鳥が出てきます。
Friends, I was thrilled to learn at a wine shop across the street from our office that there is a wine from Argentina called "Kaiken". They mean wild geese which fly above the Andes (I guess from the information on their homepage), but in Japanese Kaiken means a Japanese dog breed and our dogs (Kai and Kootaro) belong to the breed. Happens to be the identical spelling! What a coincidence! Of course, I bought a bottle of the wine, "Kaiken Ultra/Cabernet Sauvignon 2006.

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Kaiken Wines ホームページ

12年目のカイ

昨日の日曜日同様、1999年の4月11日も日曜日でした。ちょうどこの日は石原さんが東京都知事選に当選した日。雨の中、車を走らせて山梨の山間部までカイをもらいに行ったことを覚えています。今日から我が家でのカイの12年目が始まります。昨年緑内障で失明し、不自由な毎日を送っていますが、食欲だけは旺盛で元気にはしています。クウ太郎君と毎日仲良くけんかしています。

犬たちの医療費控除

2009年中はカイ(♀の甲斐犬)の眼科治療費が結構かかりました。ペット保険のビジネスも成長してきているのではないかと思います。業界リーダーのアニコムは近々上場する予定ではなかったかな?(我が家はペット保険に入っていませんが)
カイは家族の一員である愛犬なので、できるかぎりのことをやってあげるのは当然なのですが、馬鹿にならない金額になります。犬たちの医療費控除も考えてもらえませんかね?!