片山さつきさんの出版記念パーティで池田信夫さんと会う。

 政治家の先生たちと、普段おつきあいがあるわけではないのですが、今日はビジネススクールの同級生の奥さんである片山さつきさんの出版記念パーティに顔を出しました。ご著書「日本経済を衰退から救う真実の議論 」はのちほどゆっくり読ませていただきます。
 夏の参議院選に出馬されるようですが、ご健闘をお祈りしています。ダンナである僕の知人は、神妙な顔をしてステージ上のさつきさんをじっと見ていたような感じでした。その間、自民党の大物政治家たち(石破さん、大島さん、細田さんなどなど、テレビでおなじみの先生方)のお話が延々と続きました。
 まったく予想していなかったのですが、アルファブロガーとして有名な池田信夫さんと名刺交換。池田さんは片山さんと対談しているそうで、USTREAMでそれを見ることができます。
USTREAM
池田信夫ブログ

ロンドンの桜

03272010ahcherry

かつてロンドンに住んでいて、現在はモスクワにいる大学時代の友人から。

ケータイのカメラなので画質はいまいち、とか。それでも桜って、最高!

G1 Summit 終了

Img_0009_2
G1 Summit 終了。
トマムまで来て、スキーをすることもなく、屋内プールに行くこともなく、これから電車に乗って千歳まで。
北海道の自然を楽しむために、別の機会に来ようと思います。関係者の皆様、お疲れさまでした。
今回初めてお会いした方々、昨年につづいて
またお会いした皆さん、ありがとうございました。

G1 Summit 二日目

 トマムアルファリゾートで行われているG1 Summit 二日目。30代、40代、50代を中心に、政治、ビジネス、科学技術、スポーツの世界でがんばっている100人以上の人たちが集まるイベント。朝8時からパネルディスカッションがあって、他分野の人たちの話を聞くだけで、それなりに刺激になる。すぐに自分のビジネスには関係しないかもしれないけど、他分野の人たちの言葉、発想、ルールを聞くことが楽しいし、おもしろい。
 400メートル障害走の為末大さんとちょっと立ち話をしたけど、彼の目の光が印象に残った。
 あと、札幌で人材ビジネスを行っていらっしゃって、コンサドーレ札幌の大株主でもある佐藤さんと夕食のテーブルでサッカー談義。南アフリカであるワールドカップにも行かれる、とか。
 トマムはちょっとした雪嵐です。明日は東京に帰らないといけないので、電車、飛行機が動いてくれますように。

日野原先生のお話を拝聴。

 ある集まり(昼食会)で聖路加病院の日野原先生をお話をテーブルを挟んだ距離で拝聴。98歳にして一時間ほど立ったままでお話に。日野原先生は僕がずっと前から、「長寿時代のヒーロー3人組」のお一人と見なしてきた方。ほかのお二方は、三浦雄一郎さんのお父様、漢字の大家だった白川静先生。ただし、このお二方はこの2、3年前にお亡くなりになられたので、ご存命は日野原先生だけになってしまっています。
 日野原先生のことは、僕がお世話になったTOEIC発案者の北岡さんと奥さんの由美子さんからもう何度もお聞きしていましたが、お目にかかったのは今日が初めて。(北岡さんは97年2月、聖路加病院で亡くなられました)奥さんの由美子さんは日野原先生がなさっているホスピスでボランティアされています(宝塚出身の歌手として歌を歌っていらっしゃる)。
 今日初めて知りましたが、先生が62歳のとき、ハイジャックされたよど号に乗っていらっしゃったそうです。あの経験がその後の先生の人生の大きな転換点になったとか。あの体験以降、自分の命は与えられたものだというように考えるようになったとのことでした。また金浦空港で解放されたとき、飛行機から降りて踏んだ地面の感覚が今も残っているともお話しになられていました。
 ひたむきな姿勢、枯れない好奇心、すごいの一言です。小柄な方ですが、今の時代の「巨人」のお一人だと思います。
 

さかはらさんの『サリンとおはぎ』(講談社)を応援する!

 アイデアエクスチェンジにでてもらい、またこの黒犬通信でもご紹介したさかはらあつしさんの半生を描いた自伝『サリンとおはぎ』。さかはらさんと知り合って何年かになりますが、これまで知らなかった彼の過去もこの本の中では紹介されています。特に、彼が一時結婚していた女性が、彼を襲ったサリン事件を引き起こしたオウム真理教に入っていたということ、たいへんな結婚生活だったことなどはまったく知りませんでした。また彼のおじさんが京都大学理学部に入学するも法学部に転部して、8年在学後ヨーロッパにわたったあと、いつにダイヤモンド商人になったことなども、以前さかはらさんから聞いていたとは思うけど、詳細を知ることになりました。電通の入社面接の話などもおもしろくて、はったりをかましながら難関を突破したさかはらさんの行動力には感心しました。
 こんなに人生にまともにぶちあたって生きてきた人は、僕の周りでも本当に珍しく、「天然記念物」のような人です。なので、彼を助けるためにも、ぜひ多くの方に彼の本を買ってもらいたいし、ぜひ彼のメルマガ「Team Oscar」の購読者になってもらいたいと、こころからお願いします。

TeamOscar ブログ(ビデオブログも始まっています)
アイデアエクスチェンジ「さかはらあつしさんの巻」

イチゴ離れ

 夜、事業仕分けで有名になられた加藤さんが代表をされている構想日本のフォーラムにお伺いし、「ゆずりは」の田中陽子さんの司会で、北東北の職人さんたちのお話をお聞きしました。みなさんの、東北弁を交えながらのお話にたいへん感動しました。「キャリア」なんて横文字はいっさい出てきませんが、生きるということ、働くということについて、地に足の着いた考えを持った人たちのお話でした。東京で毎日気ぜわしく働いているわれわれの仕事が本当に薄っぺらなものに思えてなりませんでした。
 田中陽子さんのお話で、「イチゴ離れ』という言葉を知りました。野イチゴの季節(7月初め)、子グマが夢中で野イチゴを食べているうちに親グマがそっと姿を消す。子グマがふとわれに返って周りを見回しても、そこには親グマの姿はない。いつか必ず来る親離れ、子離れ。そんな熊の親子の別れを東北の人たちは、イチゴ離れと呼ぶそうです。親子の切ない別れを、なんて素敵な言葉で表現しているのかと思いました。(「ゆずりはの詩」田中陽子著)
ゆずりは

『貴流・心氣体』(貴乃花光司著)

 次号のオデッセイマガジン巻頭インタビューにご出演いただくために、貴乃花親方と昨日お会いしました。1時間強、率直な意見交換をさせていただきました。平成の大横綱との対談、たいへん刺激になりましたし、光栄でした。次号のオデッセイマガジンは、「今年はやる」というテーマです。
 『心氣体』は、昨年扶桑社から出版された本で、事前に拝読。サブタイトルは、「相撲の心でつくる美しい体」。イラスト入りでストレッチの仕方などが詳しく解説されています。昨日、僕は親方直々に四股の踏み方を教えてもらいました。(ただ、四股はプロのもので、われわれアマチュアは、腰を落とし、ゆっくり、ゆっくりと腰をあげていくストレッチで十分だということです。)実際に横で親方の四股を拝見しましたが、これは迫力がありました。
 来月下旬にできあがります。お楽しみに。

古我知史さんとのアイデアエクスチェンジ

先日もご紹介しましたが、ビジネスインキュベーションをなさっている古我さんとのアイデアエクスチェンジがスタートしています。→アイデアエクスチェンジ「古我知史さんとの巻き」

「サバイバル登山家」服部文祥さんとのインタビュー記事

 昨日の朝日新聞朝刊にあった、服部文祥さんとのインタビュー記事はとてもよかった。(こんな記事が時々あるだけでも、新聞には価値があるというのが僕の意見です。)服部さんについては、過去にもご紹介したことがあります。(→黒犬通信バックナンバー)人間が生きていくことの本質的なことに触れた発言をされているなと感じました。このブログの中で簡単に紹介できないほど、最初から最後まで、この人の発言は、都会化された社会に住むわれわれ(田舎に住む人間も、「都会化」された生活をしています。ハローワークに通うのに、車で行くことが当然になっているほどですから)を、根底から揺さぶってくれるような内容を含んでいます。
 20年近くにわたって養老孟司先生の本や発言を読んでいますが、養老先生は、都会の人間が一年のうち半年でも田舎にいく「参勤交代」を提言しています。服部さんのやっているサバイバル登山(テントもコンロも持たず、入っていく山の中で食料を見つけていく)は、半端でなく激しい話しですが、養老先生の提案は、やわな我々が「なんちゃってごっこ」レベルでできることを言ってくれているのだと思っています。都会化、バーチャル化された社会の中で、人間が自然の一部だということ、死と生が見えなくなってしまっています。解決方法のひとつとして、服部さんはサバイバル登山を実行されているし、養老先生は「参勤交代」を提案していると思います。
 インタビュー記事のなかで、服部さんは93年パキスタン北部の山岳地帯で、肉屋が客の前で牛を殺して解体して売ったことを紹介しています。今週は20代の社員のひとたちとシュラスコ料理を食べにいったことを書きました。僕らは牛たちが屠殺される現場なんて一度も見たことはないし、多分、到底見ていられないと思います。でも、人間が動物性タンパク質を得ることの意味を本質的に考えることは、エコだとか、動物愛護だと口で言っていることが吹っ飛んでしまうような訓練のような気がします。(「肉食女子」も考えてみてね!)
 服部さんには、小社がインターFMでラジオ番組を提供していたときにご出演いただいていますが、一度お会いしてみたいです。