LBO今日が最終日でした

ナディア、最相さん、(去年7月開始から11月末までご活躍いただいた)小山薫堂さん、制作会社、その他関係者の皆さん、ありがとうございました。打ち上げのパーティ、楽しみにしています!あと一ヶ月くらいは、LBOのHPでポッドキャスティングも聴くことができますので、放送を聞き逃した方たちは、こちらのHPまでどうぞ。

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最相葉月さんからの贈り物

LBO(Library by Odyssey)でゲストインタビューを行っていただいているノンフィクション作家・最相葉月さんから、最新の作品(『星新一ー1001話をつくった人』をお贈りいただきました。本当なら、書店で一番に求めないといけないのですが、うっかりしていました!

作家・星新一の生涯をたどったノンフィクションです。今読んでいる『巨像も踊る』(IBMを再生させたルイス・ガースナーの本)が終わったら、最相さんのご本に移ります。

ところで、今HBS(ハーバード・ビジネススクール)に在籍している日本人のブログを見つけたのですが、ガースナーが最近、講演に来ていたようです。今年は黒犬も久しぶりにボストンで、卒業20周年の同窓会に参加する予定です。

今週のLBOゲスト

今週が最終週となったLBO(Library by Odyssey)。これまでお聞きいただいた皆様、ありがとうございます。今週のゲストは、写真家の野町和嘉さん。今夜の放送が、最相さん最後の登場。金曜日には、ナディアと黒犬の最後のトークがあります。

でも、インターFMとはこれからも関係が続きます。いつか、LBO2として復活があるかも?!

黒犬のこだわり商品

黒犬のこだわっている商品をひとつご紹介します。女性は関係ないのですが、髭剃りです。子供の頃、父親が使っていた髭剃りは、貝印の一枚刃の使い捨てでした。刃の枚数は、その後、2枚、3枚となり、数年前でしょうか、4枚刃が登場。(2005年11月6日の黒犬通信)

そして、ついに5枚刃の髭剃りが登場してしまいました。ジレットのフュージョンパワー5+1という商品です。さらにこの剃刀は、単4の電池で振動するようになっています。最新商品の使い方に疎かった黒犬は、ジレットに電話をして問い合わせをしてみたのですが、使用中に、振動させるそうです。先週買っていたのですが、この機能を使わないまま、使用していました。

ついに5枚刃までなった剃刀。メーカー間での差別化戦略がどのように展開していくのか、今後が楽しみです。(貝印にも頑張ってもらいたい!)

小犬座、大犬座

黒犬オーナーとして、犬にまつわることには関心が向きます。今週の日経新聞夕刊の記事で、小犬座という星座があることを知りました(これに対する大犬座もあります)。 小犬座という名前、ちょっとかわいいなと思います。

作家・城山三郎の死に想う

作家・城山三郎が死んだ。大学の卒業生向けの雑誌などでも、よく名前を拝見する方だったけど、実は城山三郎の本はほとんど読んだことがない。新聞で、五木寛之が城山三郎に関して書いていたエッセイを読んだけど、五木寛之と城山三郎という組み合わせには、意外さを感じてしまった。「ひとつの時代が終わった感じがする」、と五木は書いていたけど、いったいどんな時代だというのかしら?

城山三郎は、軍隊において経験した上官たちの卑劣さに強烈な反発を持っていたというようなことを、天声人語で読んだ。戦後の日本においても、戦中と同じように、目先の利害で動く国民性、官僚主義の強いこと、リーダーたちの多くが責任をとろうとしない傾向は、大なり小なり、ずっと継続してきた印象がある。

「あのような人はもういなくなってしまった」という言い方を聞くことがあるけども、その人が今僕らの置かれた状況にいたとしたら、どのような決断や行動をとったのだろうかと考えることによって、その人たちの理念や理想は生き続けていくのではないかと思う。

そういう意味では、城山三郎が理想とした日本人像や、それらを体現していた人たちのことを読んでみたいと思う。決して愛校心が強いわけではないけども、同窓の先輩に対する敬意はすこしくらいはある。そんなこともあって、今日は、ちょっと立ち寄ったTSUTAYAで、『落日燃ゆ』(広田弘毅が主人公)、『対談集「気骨」について』(どちらも新潮文庫)を買ってしまった。

雪の上の黒犬・ブルーノ君

B032607a_1 山形の柳沼さんから送られてきた雪の上の黒犬の写真。白と黒の対称で、露出が難しくなったはずですが、きれいに取れた柳沼さん一押しの写真です。

柳沼さんのメールによると、山形の山間部にはまだ2メートルほどの雪が残っているとか。

進まないパソコンの回収

古くなったPCの回収が進んでいないとか。(ヤフーの記事から) オデッセイでは、最近、PCのリサイクルをビジネスにしているパシフィックネットさん(上田社長)と組んで、まずパソコンスクールの古くなったPCの回収を始めました。この後には、個人のPCの回収もお手伝いできればいいと思っています。

環境破壊は大きな問題。少しでもできることはやってみたいですね。

zino vs Leon

雑誌『LEON』から独立した岸田一郎が創刊した『zino』を買ってみました。雑誌のサブタイトルに、「リッチを誇るな センスで光れ」とあります。黒犬はリッチとは縁遠いですが、「センスで光れ」には賛成。ただし、中身は、LEONとあまり違いが分かりませんでした。(もともと、LEONも飛行機の中で見る程度ですが)

LEONとzino、軍配はどちらに?"Nikita"(広告主) はどちらのものになるのか?

HBSのディーンも、松坂の話

金曜日、ハーバード・ビジネススクールのディーン(学校のトップ)も参加した、リサーチ発表会が帝国ホテルであって、ちょっと顔を出しました。NTTドコモの夏野さん(ただし、彼はウォートンの出身)も発表に加わり、いくつかのテーマでの講演がありました。ハーバード・ビジネススクールの先生たちに感心するのは、プレゼンテーションの上手さ。テーマをうまく整理すること、聴衆を飽きさせない話法。それに対して、日本人の発表者は、パワーポイントに書いたことに縛られ、そのまま読み上げているような人が多く、どうも聞いていて、あくびが出て来ることがしばしば。

夜、レセプションがあって、新しくスクールのトップになったJay Light という先生からも話があったのですが、話題の中には、ボストン・レッドソックスに移籍した松坂の話がでてきました。是非活躍してもらいたいです。

このレセプションの場で、久しぶりに知人に会いました。どうも表情がさえないと思ったら、去年、心筋梗塞で1週間ほど入院していたとか。健康には気をつけないといけないね、とふたりで話をしましたが、彼から聞いたもうひとつの話に驚きました。入院した際に、入院費用の支払いに関して、保証人を立てるように言われたとか。彼自身は、別にお金に困っているような人ではないのですが、退院後、入院費用や治療費を踏み倒す人が出てきているようです。新聞などで、給食費用を踏み倒す親がいることを読んだことがありますが、さまざまなところで、きちんとお金を払わない(あるいは払えない)人がでてきているのでしょうか?

最相葉月さんからのメッセージ

LBO(Library by Odyssey)でお世話になっている最相葉月さん。最新号のオデッセイ通信の「リレーエッセイ『働くということ』」にご登場いただきました。「仕事の基本は手紙ではないかと思います。(中略)手紙を書くということは、すべての始まりなのです。」 全部読んでみたい人は、オデッセイのHPから申し込みしてくださいね。

オデッセイIT奨学金とAFS

昨年からスタートした、オデッセイIT奨学金。4名のうち、3名までがIC3を取得された高校生ですが、そのうち2名の男子生徒の紹介がIC3のHPにアップされています。一人は、大阪教育大学付属池田高校の池上君、もう一人は伊予高校の山下君です。

今年も、優秀な学生さんからの応募をお待ちしています。

「日本らしさ」は幾通りもある。

守旧派には、日本らしさはこうだ、と決め付けている人がいます。スシに関しても、カリフォルニア・ロールなどのアメリカで生まれたスシは、「スシではない!」という人が、身近にもいます。でも、僕はこのアメリカ生まれのスシが大好きなのです!!!(日本の伝統的なスシよりも好き) 今夜もアメリカから来ているお客さんを、麻布のレインボーロールスシに連れて行ってしまいました。ここは、カリフォルニア・ロールみたいなスシばっかりです。

スシに限らず、「日本らしさ」は、これからますます多様化していくと思います。東京に海外からの訪問者や滞在者が増えるにつれ、「日本らしさ」も変化していくことでしょう。もともと、我々が今思っている「日本らしさ」も、すべてを日本人が発見したり、定義したものではなく、海外からのゲストが、日本で初めて見る、自国では見られなかったことがらや風景をとりあげて、「日本らしさ」を定義してくれた、ということが多々あります。だから、日本はこうなんだ!って決め付けるばかりではなく、もっと新しい見方にトライしてみればいい。

最近、うちの両親といっしょに旅行をして、カリフォルニア・ロールを食べさせたのですが、「うまい、うまい!」と感動していました。四国からあまり出たことのない、ましてや海外には一度も行ったことのなかった田舎の年寄りなのですが、新しい物好きのところもあることに、ちょっと感心してしまいました。

ところで、今日のお客さんは、アメリカで、「ショムニ」のビデオを見ているとか。以前、学生の頃、日本に滞在していて、日本語も勉強したことがあり、もっと日本語を勉強したいとも言っていました。

木下前佐賀市長のブログ

黒犬通信でもご紹介したことのある『日本を二流IT国家にしないための十四カ条』の著者、(前佐賀市長の)木下敏之さんが、HPブログを始めていらっしゃいます。2度ほどお会いしましたが、ナイスガイです。

Windows Vistaのこと

昨日、Windows Vista と、Office 2007を搭載した新しいPC(SONY VAIO)を注文したことを書きました。知り合いの方が、Windows Vista に関するコメントを書かれていますので、ご参考までに。

マイクロソフト出身で、今は、シアトルでベンチャー企業の経営に参加している佐川明美さん。昨年、シアトルで知人の紹介で初めてお会いしました。この前も、シアトルにてお会いしたばかりです。

今週のLBOゲストは有森裕子さん

今週のLBO(Library by Odyssey)のゲストは、マラソンの有森裕子さん。今週も楽しみ!

イラク戦争における米軍戦死者たち

この前、アメリカで、PBSテレビを見ていたら、夕方のニュース番組の終わりで、イラクにおける米軍戦死者の顔写真と名前が、次々に映し出されていました。音声はまったくなしで、ただ映像のみです。このニュース番組では毎晩このコーナーがあるのかないのか?

シリコンバレーにいらっしゃる安藤さんが、日経ネットに、イラク戦争に関する記事を書かれています。考えされられる内容です。

新しいPC (Windows Vista & Office 2007)

昨日、ソニーの会長だった出井さんのことを書きましたが、黒犬はずっとソニーブランドをひいきにしてきました。この頃では時々、パナソニックにもわき目を振ったりしていますが・・・・

この黒犬通信を書いているPCも、実はソニーVAIOです。Windows XPが載った数年前のモデルですが、先週の土曜日に、黒犬御用達の有楽町ビックカメラで、Windows Vista 搭載の新しいVAIOをオーダーしました(Type T モデルです。ソニーのオンラインショップでも注文できますが、カバーの色とか質感をチェックするには、実物を見てみないとね)。Office 2007も、もちろんいっしょに!メモリーが1GB、ハードディスクが100GB、マイクロソフト・オフィスの最新版もつけて、26万円弱です。ちなみに、Visita はHome Premium 版。

新しいVAIOは今週末くらいには届けられることと思います。楽しみです!

出井伸之著『迷いと決断』(ソニーと格闘した10年の記録)

出井さんは、一時期は日本を代表する経営者とたたえられ、辞任する前後にはワーストの経営者とまで言われた人。以前読んだ出井さんの『ONOFF』は、出井さんが経営者として高い評価を得ていた頃の本で、出井さんの華麗な公私の活動を知ることができます。この頃が、出井さんの華の時期だったのかもしれません。それに対して、この『迷いと決断』は、いわゆる「ソニーショック」に発する出井さんに対する罵声のような批判を受けて、ソニー会長兼CEOのポジションを辞任して1年以上たって書かれた本。

この『迷いと決断』はとても読みやすい本で、数時間で読み終えることができます。が、中身は重くて、数多くの経営のヒントとともに、言葉の端々から、偉大な先輩たち(井深、盛田、そして大賀)へのさまざまな思いが読み取れます。創業者ではない(あるいは創業の世代から引き継いだ)、「雇われの経営者」の背負わされた苦しみを想いました。(ユニクロの社長だった玉塚さんも、偉大な創業者である柳井さんの存在に圧しつぶされたことを思い出します)

この『迷いと決断』を読んだあとに、『ONOFF』を読まれることをお薦めします。僕は、4年ほど前、『ON OFF』を読んだときには、デレッタントな話の連続に少々嫌気を感じましたが、この2冊を読んでみて、出井さんのことが少しは理解できたかなと思いました。そして、一度、この方にお会いして、ビジネスのお話を伺ってみたいなとまで思っています。

スピルバーグが、タンタンを映画化

先日、朝日新聞の夕刊にも記事がでていたので、ご覧になった方もいるでしょうか、オデッセイがキャラクターとして使用しているタンタンが、スピルバーグによって映画化されることが発表になっています。実は昨年から、タンタンの版権元の方からはお聞きしていた話ではあるのですが・・・黙っていました!

スピルバーグが映画化の権利を取得したのは、1983年にさかのぼるそうです。クリエイティブな仕事は時間がかかるものだなと思います。

写真は、オデッセイのオリジナル・タンタンセット。(マウスパッドとノートブック)0605241 タンタンの公式サイトでは、オデッセイの紹介ページもあります。(promotion のコーナー)

近々、オデッセイのオフィス玄関と会議室にも、大きなタンタンのポスターがかかることになっています。タンタンとスノーウィーから、元気と勇気をもらいたいと思っています。

タンタン公式サイトは、こちら

サムスンの携帯電話

先週のことになりますが、アメリカに出かける直前に、ドコモからソフトバンクモバイルに換えてしまいました。オフィスのそばのビックカメラ(黒犬の御用達!)で。機種は、サムスンの携帯電話707SC。薄さ11.9mm(オフィスで社員のひとたちから、「薄い!」、という反応)。2年間使用すると、ハード代は無料になります。ただし、色は白(しか、残っていなかった)。ちょっとさびしいので、裏側に、エルモの蒔絵を貼ってしまいました。

かつてなら、サムスンの携帯電話を買うなんて、思いもしなかったですが、今では、サムソンのブランドはかなりのところに来ています。海外に行くと、ソニーやパナソニックと同じくらい、あるいは一部では超えるくらいです。ニューヨークでも、北京でも、サムスンの看板が目立ちます。

一昔前、アメリカで日本製品のイメージが高くない時代がありましたが、今では自動車、家電では、圧倒的です。でも、韓国製品の足音がすぐ後ろから聞こえてきています。一部では、彼らのほうが先を走っています。

ホワイトデーに帰国

今日ホワイトデーに帰国。でも、バレンタインのお返しは、今週中にはしなくてはね。アメリカで、チョコレート屋さんに入ると、イースターのためのプレゼントが主流になっていました。イースターだから、ウサギなどをかたどったチョコレートなどです。

ボーダーズで、頼まれていた、"Billy's Boot Camp"という、フィットネスのためのDVDを買ってきました。他には、Teach Yourself To Play Guitar というCD-ROMつきの教習テキストも。20年ぶりにちょっとギターを再開しようかな・・・と思っています(ビジネススクールを卒業するときにボストンで買ったOvation のギターがあるんですよね)この頃、iPodで音楽をよく聞くようになったせいもあるのか、ちょっと音楽熱がぶり返してきています。

ボーダーズでは、ニューオリーンズの台風災害のとき、救助された犬たちの写真集を見つけました。ちょうど、出発する日の新聞で、救助された犬たちの所有をめぐって、旧オーナーと、新オーナーの間でいさかいになっている記事を読みました。黒犬たちのオーナーとしても、感じるところがあります。

今どの時間帯?

先週から今週にかけて、いくつかの時差の中を動き回っているので、身体がどの時間帯にあるのか、わからなくなっています。飛行機、飛行場がなじみの場所になっています。

この黒犬通信も、ホテルで書いているのですが、ホテルの部屋からネット接続すると別料金で10ドル50セントほどかかります。大体、どこのホテルに泊まっても、24時間のネット接続で10ドルから15ドルほどの別途料金がかかるようになっています。ただ、ネットの重要性、必要度合いを考えると、ネット接続で別料金をとろうとするホテル側の意図は、少々、「せこいなあ」という気もします。だって、水同様、必須の条件ですもの。

ネット接続はホテルが当然無料で提供するサービスに早くなって欲しいと思います。

"Princess Masako" by Ben Hills

Dscf0884 朝日新聞が出している週刊誌『アエラ』は、皇太子と皇太子妃に関する記事を定期的に出していて、編集部が、おふたりをめぐる皇室内の動向に、非常に高い関心を持っていることを感じます。

最近報道されていますが、宮内庁からの抗議で、講談社が出版をやめた本、"Princess Masako-Prisoner of the Chrysanthemum Throne" (by Ben Hills) を買ってみました。作者は、日本人の妻を持つ、オーストラリア出身のジャーナリスト。内容についてはまた別の機会にでも。

動物たちがいない社会

今週、機内で、アフリカで密猟されるゾウたちの悲惨な記事を見ました(ナショナルジオグラフィックス日本版)。象牙のために殺されていくゾウたちの無残な姿を見ていると、悲しくなります。

3月7日の朝日新聞夕刊では、「ニホンオオカミと人の歴史探る」という見出しで、『オオカミがいた』という展示会の紹介記事を目にしました(山梨県立博物館)。東大農学部蔵のニホンオオカミの剥製写真がでているのですが、うちのクウ太郎君(♂の甲斐犬)そっくりで、違いといったら毛の色くらいでしょうか。(うちのクウ太郎君が黒毛なのに対して、剥製のニホンオオカミはアイボリー) 甲斐犬たちは、ニホンオオカミに近い存在なのかなと思います。

アフリカのゾウも、いつかニホンオオカミのように絶滅してしまうのか?絶滅の危機にあるのは、ゾウたちだけではありません。日本からツキノワグマがいなくなっても、だからどんなマイナスがあるのか、と言った人がいるという記事を別の紙面でも読みました。動物たちがいなくなると、どれほどつまらない社会になってしまうことでしょうか。人間のいない自然はありえますが、自然のない人間はありえないのではないかと思います。いつか短期間でもいいので、海外の自然豊かな環境でしばらく生活してみるのが、漠然とした夢のひとつです。インターネット接続さえあれば、文句はないですから。

以前も書いたのですが、カーペンターズのBless The Beast And The Children という歌にもあるように、子供と動物(自然)たちは、声なき存在だからこそ、彼らのことを想う想像力がますます重要になってきていると思っています。

Between A Rock And A Hard Place

日本語には翻訳されていないようですが、Between A Rock And A Hard Place という本のオーディオ・ブック(CD版)を見つけました。表紙の写真がとてもショッキングで、右手が義手となった作者が岩の上に座っています。以前あった映画の『シザース・ハンド』を思い出しました。作者は、ユタの岩山を一人で登っていたとき、落石に右腕を挟まれ、動けなくなります。数日苦悩したあと、自らが右手を切り落とし、自由の身を取り戻したそうです。あまりのショッキングさに、言葉がありません。

きっと日本にも同様の話はあるのかもしれないのですが、アメリカはこのような勇敢な話を、多くの人たちが共有し、お互いに励ましあい、そのような苦難を乗り越えた人たちを、大きくたたえるという文化というか、風土があるように思います。アメリカから見習いたいと思うのは、そのような点で、孤独に絶えていく姿勢、自由を獲得しようとする意思、自分の主張を多くの人に知ってもらおうとする努力、そんなところはもっと日本人の我々も見習ってみてはと思っています。

このBetween A Rock And A Hard Place は映画化されないものでしょうか?それとも、少々、ショッキングすぎるかな?

「ケータイ」の国際化

ナンバーポータビリティを利用して、NTTドコモから、ソフトバンクに携帯を変えようか、どうしようかと迷っています。理由は簡単で、ドコモはアメリカで使える機種が限られているからです。これまでは、ずっとドコモを使っていますが、アメリカでは使えない機種です。アメリカで使える機種で気に入ったものがありません。

ドコモの機種で、海外、特にアメリカで使える機種は、ほんの数種類に限られています。それに対して、ソフトバンクのケータイは、海外で使えるものが、選択に困るほどあります。NTTドコモは、欧米企業に1兆5千億円を超える投資をし、ほとんどをドブに捨ててしまいました。その「トラウマ」からか、海外戦略はまったくゼロというような状況になっています。海外、特にアメリカで使える機種をもっと増やして欲しいです。これまでのところ、日本のケータイ関連企業にとって、海外戦略で成功するのは、至難のワザのようですが、これからの日本企業はサービス業で成功していかないといけないので、是非頑張ってもらいたいです。

ケータイビジネスの「内弁慶」ぶりは、これまで以上に問題視されてきています。以下のような記事もご参考までに。

世界標準になれないモバイル業界の内側

三浦カズ

先週土曜日から今年のJリーグが開幕しました。J2からJ1に復帰した、僕が応援するレイソルも、日曜日、ジュビロ相手にホームで4-0で快勝。最高の開幕勝利でした。

同じくJ1にあがってきた横浜FCは、残念ながら浦和に2-1で惜敗。三浦カズも、ケガのせいか、ずっとベンチでした。ベルディが憎らしいほど強かった頃、レイソルが7-0で負けた試合を見たことがあります。柏のスタンドは、フィールドに非常に近いので、カズの姿も間近で見ることができました。カズも、40歳になり、かつてのようなプレイはできないのかもしれませんが、ピークを過ぎてもなお頑張る姿には、本当に感心しています。励ましをくれる選手だと思います。

avatar(アバター)

avatar という英語は、神の化身という意味から、転じて、ネット上における自己の化身をさすようになっています。もともとインド神話から来ていることは知りませんでした。セカンドライフにしても、あるいはマスコットやアイドルにしても、人間の変身願望、現実脱却願望の表れでしょうか。

ところで、セサミストリートのマペットたちを作ったジム・ヘンソンという人がいたのですが、彼の一番のお気に入りだったのは、カエルのカーミットだったと記憶しています。セサミストリートの初期のマペットたちを見ていると、ヘンソンの化身だなと思います。この頃はセサミと言えば、エルモが代表になっていますが、長髪を振り乱しながら、歌ったり踊ったりしている初期のマペットたちの方が、ヘンソンらしいと思います。アニメのキャラクターたちは、大なり小なり、作者のアバターですね。

アバターのような言葉が、アニメやネットの時代に一般的に使われる言葉として流通していくのは、おもしろい現象。

今週のLBO(ひとりだけの出版社)

今週のLBO(Library by Odyssey)のゲスト、堀切和雅さんのお話が面白かったです。岩波書店のご出身で、たった一人の出版社を立ち上げていらっしゃいます。今週聞き逃したっていう人も、LBOのポッドキャスティングで聞けますよ。早速、堀切さんが編集した、野田正彰さんによる『この社会の歪みについてー自閉する青年、疲弊する大人』を申し込みしました。

『グラデユエーション・デイ』の出版

068816033601 来月初旬に、オデッセイ・コミュニケーションズとしては初となる出版を行ないます(発売は、英治出版)。Graduation Dayという、1998年に、アメリカで発売された本の翻訳出版です。この本は、僕が数年前、ニューヨークのバーンズ&ノーブルで買ってきた本で、その内容がとても気に入ったので、日本語への翻訳権を買い取ったものです。

内容は、24人の著名人たちによる、卒業記念講演を集めたものです。アメリカの大学は、卒業式に著名人に記念講演をしてもらう伝統があります。中にはその大学の卒業生もいます。2005年のスタンフォードの卒業式で、Steve Jobs が行なった、Stay Hungry, Stay Foolish のスピーチが有名になりましたが、Graduation Day に含まれているスピーチも、それに劣らず素晴らしいものです。ちょっと長くなりますが、以下の人たちのスピーチが入っています。

  1. ティム・オライリー(カリフォルニア大学)
  2. ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグ(南カリフォルニア大学)
  3. JFケネディ(アメリカン大学)
  4. ジョディ・フォスター(エール大学)
  5. コリン・パウエル(フィスク大学)
  6. スティング(バークリー音楽大学)
  7. ベン・アンドジェリー(サザンプトン大学)
  8. ビル・クリントン(プリンストン大学)
  9. スーザン・ソンタグ(ウェルズリー大学)
  10. テッド・ターナー(ノースカロライナ大学)
  11. ロバート・レッドフォード(クレアモント大学院大学)
  12. マデリン・オルブライト(マウントホリヨーク女子大学)
  13. トム・ブロコウ(コネティカット大学)
  14. ロナルド・レーガン(ノートルダム大学)
  15. ダン・ラザー(テキサス大学)
  16. パトリック・スチュアート(ボモーナ大学)
  17. ハンク・アーロン(エモリー大学)
  18. ロス・ペロー(ボストン大学)
  19. バーバラ・ブッシュ(ウェルズリー女子大学)
  20. ジョン・グリシャム(ミシシッピ州立大学)
  21. ケン・バーンズ(ハンプシャー大学)
  22. ラルフ・ウォルド・エマーソン(ハーバード神学校)
  23. ジョージ・C・マーシャル(ハーバード大学)
  24. グロリア・ステイナム(スミス女子大学)

どのスピーチも、生きていくうえでの励ましと指針を与えてくれるもので、大学生だけでなく、すべての社会人に読んでいただければと思っています。

お楽しみに!