avatar(アバター)

avatar という英語は、神の化身という意味から、転じて、ネット上における自己の化身をさすようになっています。もともとインド神話から来ていることは知りませんでした。セカンドライフにしても、あるいはマスコットやアイドルにしても、人間の変身願望、現実脱却願望の表れでしょうか。

ところで、セサミストリートのマペットたちを作ったジム・ヘンソンという人がいたのですが、彼の一番のお気に入りだったのは、カエルのカーミットだったと記憶しています。セサミストリートの初期のマペットたちを見ていると、ヘンソンの化身だなと思います。この頃はセサミと言えば、エルモが代表になっていますが、長髪を振り乱しながら、歌ったり踊ったりしている初期のマペットたちの方が、ヘンソンらしいと思います。アニメのキャラクターたちは、大なり小なり、作者のアバターですね。

アバターのような言葉が、アニメやネットの時代に一般的に使われる言葉として流通していくのは、おもしろい現象。