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オデッセイIT奨学生たちからのレポート

オデッセイIT奨学金でAFS留学をしている高校生たちからのレポートを公開しています。

オデッセイIT奨学金

『がんと闘った科学者の記録』(戸塚洋二著、立花隆編)

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 お取引先の皆さんとの会合のために高松訪問。ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。相変わらず日帰り、空港と市内の往復。もう少し時間があれば、四国村に行きたかったのですが、次の機会まで待ちます。
 写真は、高松駅前のビル29階のがら空きのレストランで撮った写真。窓の向こうは、瀬戸内海です。
 先日から読みはじめた『がんと闘った科学者の記録』を高松で読み終えました。昨年お亡くなりになられた日本を代表する物理学者のお一人がブログに書かれた文章を、生前からお付き合いがあった立花隆が編集した本。
 ご自身のガンの分析やニュートリノの研究のために20年も過ごされた奥飛騨の神岡鉱山周辺の植物の紹介、ご自宅の庭で育つ花々の写真の他、神の存在に関する思索(マザーテレサは、ミッションを始めた直後から死ぬまで、神は存在しないのではないかという懐疑の念を持ち続けていたのか?)、佐々木閑先生(先日紹介した『日々是修行』の著者)との交流、科学者という人種のこと、科学者の仕事についてなど、感動しながら読み終えました。
 ご自分が到達したいと努力している人生の終末として、正岡子規の言葉を紹介されています。「悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった。」(『病牀六尺』)
 先週、『病牀六尺』を含む正岡子規の本(すべて岩波文庫)を三冊買ってあります。

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『星守る犬』(村上たかし著)

 普段マンガは「読まない、買わない」ですが、数週間前に、本屋のマンガコーナーで表紙を見て買っておいた単行本。(ちなみに、その時は、めずらしくマンガを目的に本屋に行ったのです。目当ては、「パーマン」と「おばQ」。どちらも小学生の頃読んでいたマンガ)

 そのあと、新聞でこの単行本の広告を見たこともあり、昨晩、ぱっと読み、なんともいたたまれない気持ちに。弱い父親像、失業、家庭崩壊、そして自殺という話が、愛犬の目を通して描かれています。
 今日は、今年1月から8月までの自殺者が2万2千人と、最悪のペースで推移しているという記事を読みました。たまらない話です。
ロイター記事
 

組織のDNA

 昨日の朝日新聞朝刊に、「JAL再生タスクフォース」の一員に指名された富山和彦さんのインタビューが出ていました。富山さんとは、今年始め、靖国神社であった薪能の火付け奉行のお役でごいっしょでしたし、過去にも何度かお会いしたことがあります。富山さんが今回どのようなお仕事をされるのか、関心を持ってみていますし、いい仕事をされることを心からお祈りしています。

 このグログでも何度かJALに関しては書いたことがあります。何人かの友人、知人はJALに在籍していますし、「卒業者」である知人もいます。JALについては、2年前に「地に墜ちた日本航空_果たして自主再建できるのか」(杉浦一機著)というような本もでていて、世の中の関心は高いかと思います。
 JALはANAとどこが違うのか。その一つとして、「親方日の丸」意識がしばしば指摘されます。多分、心ある社員の人たちは、それを乗り越えていこうという意思をお持ちだと思います。ところが、終身雇用で他の会社や業界を知らない人たちの集まりの中では、自分たちの考え方のどこが「親方日の丸」なのか、それに気づき、関係者の間で問題意識を共有するという、問題解決のために必要な出発点にさえなかなか立てないのではないか。入社段階で、JALとANAの間で社員の質に違いがあるわけではなく、どちらの研修プログラムが優れている、というようなこともないのではないかと思います。ところが何年かのうちに、会社の文化や雰囲気に染まっていく間に、「競争意識」において差がついてくる。
 これはJALだけの問題ではないと思います。うちの会社も含めて、すべての組織が常に意識していないといけない落とし穴です。学校しかり、役所しかり、政党しかり、そして国家しかり。組織は常に自分とは異なるものを排しようとします。(同じような価値観、学歴、経歴の人間を入れたがります。)人間の生理がまさにそうであるように、組織もまったく同じ作用を持っています。それは自己保存として当然のこととも言えます。大きな変化がない間は、そんな行動を続けていても存在を脅かされることはありません。
 ところが競争条件が大きく変わるとき、過去の継続では不十分になり、組織の存在は危機にさらされます。が、同質の人間の集まりである組織のメンバーからは、その危機を乗り越えていくための新しいアイデアもリーダーシップも、なかなか出てきませんし、逆にそのような芽をつぶそうという動きがでてきたりもします。

 ある銀行系の証券界社で役員をなさっていた先輩からお聞きした話です。「日本の会社の経営者は劣性遺伝を行ってきた。退任する社長は、自分が気に入った、でも、自分よりも劣る後継者を指名していく。何代かにわたって、それを繰り返している会社が多い。」JALがその一社かどうかはわかりませんし、今の西松社長は異なるのでしょうが、あまりにも大きな負の遺産を背負ってご苦労されているのでしょう。
 先日から、
『がんと闘った科学者の記録』(戸塚洋二著、立花隆編)という本を読んでいます。1998年、世界で初めて素粒子ニュートリノに質量があることを発見し、ノーベル賞にもっとも近い日本人と言われながら、昨年ガンでお亡くなりになられた物理学者のブログを、立花隆が編集したものです。この本の中で、病気のため去っていったかつての職場を訪れたとき、以下のような気づきがあったとされています。
 「昔の職場を訪問し、一緒に仕事をしてきた若い諸君が大変活躍しているのを見たとき、大切なことに気がつきました。家族、さらには生物の進化と同じように、仕事も世代交代によって進化を遂げる、ということです。古い世代は自己の痕跡を残さずに消え去るべきなのです。しかし、ほんの少しですが、自分のDNAが次の世代に受け継がれているのを感じ、大いに満足しました」と。組織の経営者は、自分のDNAを、次の世代がすこしでも受け入れてくれたならば、それを密かな喜びにして、静かに去っていけばいいのではないか?
 自らのガンを真っ正面から見つめる戸塚さんの姿勢は感動的です。本物の科学者というのは、自らのガンに対してさえも、こんなにも明晰なのかと、あきれるほど感心しました。(「未知の現象に対して理論的に解明できないとき、私のような物理学者なら、まっ先に何をするか。それはデータベースの作成です。詳しいデータを集め、解析し、現象の全体像、ヴァリエーションを捉える。こうして現象の背後にある本質を抽出していくわけです。」)
 最初の話に返りますが、富山さんたちの「JAL再生タスクフォース」がいいお仕事をされることを期待しています。JALのDNAを変えていくというかなりの荒療法が必要な仕事かと思いますが。

 

Microsoft Press とオライリー出版の提携

マイクロソフトの出版部門であるMS Press が、オライリー出版と提携するようです。
ティム・オライリーのブログ

Yell (エール)by いきものがかり

今週発売当日に買ったCD。「いきものがかり」って最初に聞いたとき、言葉の意味がつかめなかったけど、学校で動物の「生き物係」だったということから来ていると知って、「若い人って、おもしろいね!」。今年のNHK合唱コンクールの曲だそうです。
学生だった頃のことを思い出してしまう。でも、きっと気持ちはあまり変わっていないよ。


MOSを取って早稲田に入学

MOS取得が評価されて早稲田大学法学部に入った学生さんのお話を拝見しました。

アビバキッズHP

国土交通省関東地方整備局 八ッ場ダム工事事務所

 50年を超える時間を費やし、幾多の過ちを重ねていったプロジェクトとして、ぜひ歴史に残してもらいたいです。過去建設に反対してきた住民が、今となっては、建設推進派となっているという、何と皮肉な展開!
 グーグルマップで長野原町の国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所(B)の位置を確認することができます。(軽井沢(A)からもほんの1時間程度の距離)。国家予算の壮大な無駄遣い(そのほんの一例に過ぎない!)の現場を一度見てみたいです。
大きな地図で見る

黒犬たちとのシルバーウィーク

 日曜日久しぶりに柏に行きました。レイソルとサンフレッチェの試合、当日券で入れると思っていたのですが、1時試合スタートで12時15分くらいでしょうか、日立サッカー場に着くと、「当日券は売り切れ」の案内。なんと!(仕方ないので、久しぶりに駅の周辺を歩いたあと、そごうで行っていた北海道展をのぞいて帰宅。)駅周辺では、2010年の千葉国体のキャラクター、チーバ君が至る所で目に入りました。スイカのペンギンを作った女性の手によるチーバ君、確かにかわいい。

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 それ以外は、親戚訪問および黒犬たちと読書の静かなシルバーウィークでした。朝日新聞に連載されていた時から毎週欠かさず読んでいた、佐々木閑さんの『日々是修行_現代人のための仏教100話』。ちくま新書になったのであらためて読んでみました。
それとちょっとテレビ。昨晩NHKでみた
福井商業高校チアリーダー部の紹介番組(「にっぽん紀行」)。素朴な高校生たちが主人公で、ほんわかとさせてくれるいい番組でした。(でも隠れた主役は、このチアリーダー部の顧問の先生かな!?)
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2週間休んで国内旅行(夢ですが)

 2週間くらい休んで国内旅行をしたいです。20代、30代は海外志向が強かったのですが、さんざん海外旅行をしたあと国内を見始めてから、「日本はサイコー!」とまでいかなかったとしても、「日本もいいぞ!」と思うようになりました。特に日本の自然。北海道は札幌以外はほとんど知らないので、道東とか、北の方に行ってみたいし、北東北(下北半島、白神山地、十和田湖など)、それから九州だと阿蘇のあたりとか。沖縄には一度も行ったことないし、台湾との国境に近い島々にも行ってみたいです。
 日本人のボクがこんなことを今更書くのはおかしな話だけど、日本の歴史はおもしろいし、食べ物もいい。日本の良さをもっと我々自身が知らないとね。
 日本と比較されることの多いドイツですが、あれだけ競争力ある企業やビジネスを持っていてなおかつ多くの人たちが2週間、3週間の夏休みをとったりしています。「シルバーウィーク」や「ゴールデンウィーク」もありがたいけど、高速道路は、「拘束道路」になってしまって、車のなかで何時間も過ごすのは勘弁して欲しいと思うと、どこにもいかないことになってしまいます。
 うちの会社も一週間の休みをとる人はいるけど、2週間となると、ちょっと。社員の多くが2週間休んでも、しっかり働いて、競争力があるという会社になりたいです

動物にも眼科の専門医

 昨年来の腰痛が完治せず、「年を感じる」この頃です。今年の夏は結局3、4回しか自転車には乗れませんでした。日本経済もかつてのような成長は望むべくもなく、ゼロ成長の中での豊かさをどうやって感じていくのか、価値観の転換が求められています。自分自身の体についても、ちょっと大げさに言うと、失ってもう返ってこないものを思いながら、今あるものをいとおしんでいるという感じです。(世の中の大半とは違って、ボクは「人生50年」と言われていた時代も悪くはないと思っていて、ある一定の年齢になると、きっぱり仕事を離れるというのも、いいのではないかと考えています。キャリア官僚たちが、ある程度の年齢で役所を離れるというのも、悪くはないのでは?)
 で、肝心のカイ(♀の甲斐犬、来年には11歳になります)も、右目の眼圧がずっと高いままで、緑内障になっているのではないかと思われます。眼圧を下げる目薬をしてきたのですが。動物病院にも、眼科専門の医者がいるということなので、一度見てもらうことになりました。

『小林多喜二_21世紀にどう読むか』(ノーマ・フィールド著)

 その人の作品がでると必ず買って読む著者のひとりが、この本のノーマ・フィールド。『天皇の逝く国で』、『祖母の国』、『へんな子じゃないもん』、すべて素晴らしい翻訳者の手によって日本語で読むことができる、この日米混血の著者による作品です。先週小樽に行ったことを書いたばかりですが、この『小林多喜二_21世紀にどう読むか』は、この本がでた今年の始めにすぐ買っておいたままになっていて、札幌への行き帰りをはさんで読み終えました。ノーマ・フィールドが英語ではなく、日本語で書いた本です。
 小林多喜二に「プロレタリア作家」とレッテルを貼る人たちに、抵抗を感じます。そんなレッテルだけで彼を論じないでくれ、と。青春のうちに死んでしまった、躍動し、正義感にあふれた精神が、「プロレタリア作家」とだけ決めつけられるなんて。昨今の格差問題に関連付けてブームになっていますが、彼を読むきっかけがそうであったとしても、彼の作品はもっと広がりを持っていると思います。
 ノーマ・フィールドの本を読むと、なぜか故・須賀敦子さんを思い出します。須賀さんも、作品がでるたびに必ず読んだ著作者のおひとり。

首相の動向

各全国紙には、前日の首相の動きを記したコーナーがあります。朝日の場合は、「首相動静」という名称で、政治面の下あたりにでています。どこどこのレストランで、誰と食事をしたなんてことまで出ています。
先日の衆議院選挙の結果、民主党の鳩山さんが総理大臣になることが決定的になって以降、「鳩山代表動静」として、麻生総理の動向にならんで、鳩山さんの動きが報道されています。
今日、鳩山さんが首班指名をうけ、麻生内閣に代わることになりますが、明日から各紙、このコーナーで、自民党の代表者の動向も含めて報道するのかどうか?自民党代表者の情報が報道されなくなると、民主党政権になったことをますます実感することになります。

企業内ではまだオフィス2003が半数以上

机の上につみあがっていて、まだ開いていない雑誌に急いで目を通しています。

「日経パソコン」7月27日号の「企業の情報化実態」特集記事から。(国内8000社への調査の結果。)

「最も多く使用しているオフィスソフト」は、以下の通り。

Office 2003_55.6%、Office200_22.2%、Office XP_14.8%、Office 2007_5.5%、Office 97_1.5%、Office 95_0.1%

OSはXPが主流のようですが、Windows 7への関心と期待は高い、とか。

田中千絵さんの成功に祝杯。

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昨日、有楽町駅からオフィスに帰ってくる際、大きな宣伝カーに遭遇。「台湾国際花の博覧会」。写真の女性は、台湾にわたって大きくブレークした田中千絵さんかと思います。田中さんには小社のプロモーションビデオに2回出演していただきました。田中さんのブログを拝見すると、時々日本にもお帰りになられているようですが、今後ますますのご発展をお祈りしています。
田中千絵さんのブログ
昨年の田中さんのブログから

福岡で「オデッセイコミュニケーションズ・デー」

 札幌から帰って一日あけて今日は福岡訪問。本日のアビスパ福岡のホームでの試合は、「オデッセイコミュニケーションズ・デー」ということでしたので、6月13日の仙台戦以来になりますが、福岡で試合を観戦。今日の相手も前回同様、仙台。試合は2−0で快勝。皆さんからは、ボクが見に来る仙台戦は2勝と続いているので、運を一緒に持ってきていると喜んでいただきました。(いつの間にか、仙台はJ2のトップを走っています)
 取引先のサーティポートでアジアでのマーケティングを担当している人が、マレーシアから見に来てくれました。彼はサッカーファンだということで、試合に関してもいろいろと感想を聞かせてくれましたが、「なぜ試合前に、国歌斉唱がないのか?」など、試合以外のところでもおもしろい質問をしてくれました。
写真は、会場でお配りした「オデッセイマガジン」の最新号。特集テーマは、「人生設計を考える」。映画「おくりびと」のシナリオを担当した小山薫堂さんに巻頭インタビューに出ていただきました。

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札幌、小樽訪問

昨日は午後から札幌でお取引先の皆さんとの会合。夕方は地元の方および新潟からわざわざ飛んできてくれた会場のご夫婦も加わって4名で夕食。O社長、I社長ご夫妻、ありがとうございました。

今日はお昼までアポがなかったので、午前の時間を使って小樽まで行ってきました。まっさきに小樽商科大学のキャンパス訪問。小樽商大の前進である小樽高等商業高校は、東京、神戸、山口、長崎についで明治44年に開校した第5番目の国立高等商業高校。「チャタレー夫人の恋人」の訳者でもある作家・伊藤整(小樽高等商業高校卒業後、東京商大中退)にちょっと憧れていたボクはずっとこの大学を見てみたいと思っていました。噂に聞いていた地獄坂を登ったところに伊藤整や小林多喜二たちがかつて学んだ学校がありました(校舎などはまったく新しいものですが)。

小樽は作家や芸術家たちを多数輩出している街。市立小樽文学館、市立小樽美術館では小樽で生まれ、あるいは育った作家、芸術家たちの資料や作品を駆け足で見ました。

それから小樽には伝説的なパン屋があります。忍路と書いて、「おしょろ」。かつて忍路村と呼ばれいまは小樽に加わった地域で、静かな海を目の前にして、その伝説的なパン屋はありました。ストイックな雰囲気の店員たちはとってつけたような商売顔をすることもなく、忙しそうに働いていて、ボクは用事を済ませるとそそくさと店を出て行きました。この場所に、全国のパン好きたちが憧れるパン焼きたちがいるなんて、いったい、だれが想像できるものか!

小樽からさらに脚を伸ばすと、積丹半島があります。次回小樽まで行く機会があるときには、積丹半島の最先端まで行ってみたいと思っています。

Img_0943_2市立小樽文学館のなかにあるカフェ

Img_0931忍路のパン屋の前の前に広がる風景。

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Img_0939伊藤整文学碑

Img_0930小樽商大の中で見かけたポスター。

朝5時半のブルーノ君

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山形の柳沼さんから久しぶりに送られてきた今朝のブルーノ君。山形では朝夕はもう寒くなり、今朝は10度を下回ったとか。犬は寒さに喜び、人間はふるえる季節が始まろうとしているのか。

Life is to learn and love.

50も近くなると、マジなことも考えないと生きていけないのですが、「生きるってどんなこと?」って問いに対する答えの「ひとつ」は、「生きるって、学ぶことと愛すること」なんて、日本語で書くと、ちと気恥ずかしいんだけど、そんなことかなと思えてきます。どちらも十分じゃないけども。

今日9月9日は、倉木麻衣のアルバムが出る日だったと思うけど、クロイヌはアマゾンでビートルズのリミックス版を注文しています。ビートルズって、やっぱり特別!

『脂肪と言う名の服を着て』(安野モヨコ著)

 毎週朝日新聞の日曜版にでている「オチビサン」という漫画を楽しみに見ています。主人公のオチビさんの仲間には「ナゼニ」という黒犬の友人がいます。いつも本を持ち歩いていて、調べるのが好きです。(誰かさんみたい!)
 (世の中の常識なのかもしれませんが)この前、「オチビサン」の作者の安野モヨコさんが、「働きマン」の原作者であることを知りました。そしてオデッセイマガジンの巻頭インタビューに菅野美穂さんが出てくれたとき、「働きマン」のテレビドラマが日本テレビ系列で放送されようとしていたことを思い出しました。
 オチビサンの世界を作り出している安野さんが、いろいろな漫画を書いていることを知り、ブックオフで偶然見つけて買った(100円で買いました!)のが、『脂肪と言う名の服を着て』。オチビサンの世界がユートピアとすると、『脂肪』の世界はストレスといじめのグロテスクな社会でした。
 ボクはオチビサンの世界で生きていきたいです。ちなみに、オチビサンの単行本は2巻まででていて、明日にはアマゾンから届くことになっています。
オチビサン

『たった一人の正論が日本を変える?』(吉永圭著)

 著者は、立教大学法学部法哲学の若き研究者。本の副題(「出でよ!現代の石橋湛山」)とあるように、開戦前、雑誌「東洋経済新報」に、「大日本主義の幻想」、「一切を捨つるの覚悟」の論陣をはった石橋湛山について、ゼミの学生たち、恩師である東大法学部教授・北岡伸一さん、ジャーナリスト・櫻井よしこさんとのインタビューを収録したもの。

 この本の冒頭に、日本人の特徴を表す言葉として、「村八分」、「隣百姓」という二つの言葉が紹介されています。残念ながら、現在もあてはまる言葉でしょうか?

引用_悲観と楽観

今日のアジア版Financial Timesに掲載されていた、投資に関するJonathan David のエッセイから。Peter Bernstein は今年亡くなった金融に関する著述家。Pigouは20世紀前半の経済学者。

"In their calmer moments, investors recognise their inability to know what the future holds. In moments of extreme panic or enthusiasm, however, they become remarkably bold in their predictions: they act as though uncertainty has vanished and the outcome is beyond doubt." (Peter Bernstein)

"The error of optimism dies in  the crisis, but in dying it gives birth to an error of pessimism.  This new error is born, not an infant, but a giant." (A.C. Pigou)

「公共事業は必要ですね」

 小社を担当してくれている都会出身の某証券会社若手営業マン君が、遅い夏休みを取って、秋田、青森を訪問した、とか。その感想を聞いた時に出てきた言葉のひとつが、「仕事がなさそう。あれでは、公共事業は必要でしょうね」。そして、「すっごく、きれいでビックリしました」。この営業マン君も、日本の大都市圏とヨーロッパしか知らないから、数年前のクロイヌ同様、日本の地方はあまり訪問したことがなかったようです。
 昨日はお取引先の方々との会合のために仙台訪問。新幹線「こまち」だと、上野、大宮、そして仙台。速い、速い!(昨年行った秋田の田沢湖まで乗っていこうかなという危険な誘惑を抑え、仙台で下車)ところが昨晩の帰りは、はやてに乗ることができず、各駅停車の「やまびこ」で、東京に帰ってきたのは10時過ぎ。でも、仙台で取引先の方とした夕食には大満足。
 仙台での懇親会には、秋田や青森でパソコンスクールを行っている方々も参加してくれました。青森の話を聞いていると、子供側は決して農業の跡継ぎをしたくないわけではないけども、経済的に苦労が多いと言って、親御さんたちが引き継ごうとしない農家が多いとか。リンゴを作ってもなかなか食ってはいけない。JAを始めとする今の仕組みは、生産者に生かさず殺さずのレベルの生活しかあたえず、生産者よりも流通や小売り段階が比較的儲かるようになっている、という話を聞きました。(勉強不足のクロイヌは、実態を正確に理解していませんので、ここで確定的なことを書くことはできませんが)
 一度、吹雪きの青森を訪問してみたいです。ボクら東京で生活している人間は、夏の青森や秋田を訪問して、「いいところですね」なんて言っていても、冬の厳しさを知らないのでは、無責任だもん。
 「政治は利益誘導だ」なんて言うと、昨今、不評を買うだけですが、利益誘導も実は大切な役割の一つだと思います。会社を起こすこと、ましてや一つの産業を興すなんてことは、本当にたいへんなこと。日本の地方で働く場所を作っていくことはやさしくはありません。(この100年、東京を始めとする大都市圏に、人、モノ、カネを集中させてきたわけで)ある程度の「利益誘導」なくして、どうして地方はやっていけるのか?(それは青森や秋田だけでなく、高知だって、北海道だってそうかもしれません)
 問題は、政治が「利益誘導」だけに終わること。もっとも大切なのは、「利益創造」。日本の利益創造は、あまりにも東京が中心になっていて、地域的にバランスがとれていない。インターネット通販なんて、その最たるもの。確かに、これまで知られていなかった地方の企業や農業生産者たちが、インターネット通販のおかげで、全国に販売する可能性をえたわけですが、誰が一番儲かっているのか?東京にオフィスを置くネット企業が最大の受益者です。直接顧客に販売するのでない限り、出店費用や販売手数料を支払うと、出店企業は、どれだけ儲かっているのか?(地方でも、長崎県佐世保に本社をおいているジャパネット高田なんてユニークな会社があります。知り合いに、東京の会社を辞めて、佐世保に転勤した方がいます)
 これまで100年かかって作ってしまった仕組みなので、そう簡単には変えられるはずもありません。クロイヌが思うのは、明治維新が行った反対のことを100年かけて行い、人、モノ、カネを東京から解放すること。それができるまでは地方の生活を支えるには、「利益誘導」だって、必要なのではないか?ただし利益創造の努力を怠ることなく。
 
 

盲導犬への最後の贈り物

すべての盲導犬たちに、感謝の気持ちを込めて。
「盲導犬への最後の贈り物」

秋田県がマイクロソフトオフィススペシャリスト取得に補助

 今朝の秋田さきがけ新聞一面に出ている記事です。秋田県は、来春卒業予定の高校生の県内就職を促進するために、各種資格試験や普通自動車免許の取得費用を助成する支援事業を行うそうです。助成対象として、マイクロソフトオフィススペシャリストが記事の中で取り上げられています。

 この記事によると、来春の新規高校卒業者の県外求人倍率1.64倍に対し、県内求人倍率は0.44倍。県外就職者1697人に対し、県内就職者1073人との試算があるようです。このままだと、県外への人口流出に拍車がかかる可能性もあるか、と。

 以前、このブログで、福井県が育てた若者が大都市圏に流出していくことによる損害金額は、ひとりあたり1800万円、総額で数百億円になるという話をご紹介しました。(→過去の記事) きっと秋田においても同様のことが起こっているはずです。

 東京にいると、このような地方の状況に対してあまりにも鈍感になっています。僕はこの2年ほど、秋田国際教養大学を訪問させていただいたり、秋田在住の経済人たちとお付き合いさせていただく機会に恵まれ、ようやくことの深刻さが実感できるようになりました。

 今回、秋田県の就職支援プログラムの対象として、われわれの資格も含めていただいたことはたいへんうれしいのですが、それと同時に、秋田県内の就職状況がすこしでも改善することをお祈りしています。

"$20 Per Gallon"_本当に石油危機が来たとき、どうなるの?

 アメリカで評判になっている本、"$20 Per Gallon"に目を通してみました(丁寧には読んでません)。福岡往復の飛行機の中で読んだくらいなので、読み易い本です。
 いま、一ギャロンあたり石油って、3ドルとか、4ドルくらいなんでしょうか、それが5倍くらいの値段になったら、世の中はこんな風に変化するのではないかという予測の本です。ボクらの生活って、完全に石油漬けで、自動車のガソリンだけでなく、石油化学のおかげで物質生活はなりたっているし、農業や漁業にしたって石油に支えられていることは、昨年石油価格が高騰したときに、漁業関係者が大騒ぎをしていたことを思い出せば、明白。
 この本によると、日本人の好物というか、文化そのものみたいな「すし」にしたって、安定した燃料価格が続いたおかげで、海外からのマグロをいち早く空輸することができたから成り立っているということです。もちろん、自動車産業は大打撃を受け、航空産業なども壊滅的状況になります。その結果、人間の生活や生き方は大きな変化を余儀なくされるし、変化に対応した新しい産業や企業が勃興すると同時に、恐竜のごとく死滅していく企業がでてくるということです。(今話題になっている、イスラエルのベンチャー企業、Better Place の紹介もあります)
 日本でもきっと霞が関あたりの官僚は、石油の値段が10倍になったらどうなるのかなんてシナリオはすでに想定していることでしょうが、われわれ庶民にもわかりやすいこの手の本は考えるヒントになってくれます。
 グローバリゼーションの進展はそろそろピークをうち、いましばらくこのような状況が続いたあと、人類の動きはすこしずつ反対方向に巻き返していくのかもしれません。作家の五木寛之なんかは、日本人は「躁の時代」から「鬱の時代」に入ったというような表現をしていますが、日本人だけでないかもしれません。この本によると、
転換点になるのは、われわれの生き方をささえてくれている石油の値段が、いつ高騰するのかだということになります。世界は石油の上で成り立っていると言っても過言ではないですから。
インターネット通販にしたって、宅配が安価に行われるようになっているから成り立っています。アマゾンで気軽に本を即日配送なんてしてくれていますが、そんなサービスだって安定した石油価格のおかげだと思います。
 最後になりますが、ハーバードビジネススクールの授業のひとつで、オランダのシェル石油のシナリオプランニングに関するケーススタディがあったことを思い出します。


 

絶対に見に行くよ!

昨晩から福岡に来ています。こちらの財界の方とお食事。今日はお取引先の皆さんとお会いして、東京に帰ります。
今朝の読売新聞で、作家の塩野米松さんが紹介されていた、映画「里山」。絶対に見に行きます!ちょっとHP、見てください。すごいきれいな映像集です。
映画「里山」HP

Dog Yearと考えると

 最近まったく使われていませんが、Dog Yearという言葉があります。変化の激しいインターネットビジネスを象徴する言葉として、犬の成長(老化とも言えるのですが!)において、犬にとっての1年は人間の6、7年に相当するという議論です。(我が家のクロイヌたちも、どんどん、老化しています。)
 この前の選挙結果のことを考えているのですが、戦後ほぼ60年にわたって自民党は日本の政権を担当してきました。この60年間は、日本にとって、ものすごくラッキーな時代だったように思います。(もちろん、その時代を生きてきた先輩方にとっては、ご苦労もあったとは思いますが)
 Dog Year というコンセプトを当てはめると、戦後60年間というのは、200年、あるいは300年とも言えるような長さです。この戦後の時代を、徳川幕府が日本を統治し260年ほど続いた江戸時代と考えてみると、「自民党幕府」の寿命もそろそろというタイミングであったようにも思えてきます。
 明治維新のときのような切迫感は今の日本にはないように見えます。「たった四杯で、夜も眠れず」というような差し迫った不安感もないのかもしれません。多くの人の気持ちが自分のことに集中していて、日本のことなんて考える余裕があまりないのかもしれません。
 でも、今ボクらが置かれた時代環境を客観的に見ることは必要で、そうして初めてこれからどうやって日本の発展を維持していくことができるのかということを議論できると思います。
 一度民主党にやらせてみよう、というのが今回の選挙における国民の意思でした。自民、民主問わず、政治家の先生たちには、しっかりした歴史観の上に立って、日本の将来を議論していただきたいです。