『たった一人の正論が日本を変える?』(吉永圭著)

 著者は、立教大学法学部法哲学の若き研究者。本の副題(「出でよ!現代の石橋湛山」)とあるように、開戦前、雑誌「東洋経済新報」に、「大日本主義の幻想」、「一切を捨つるの覚悟」の論陣をはった石橋湛山について、ゼミの学生たち、恩師である東大法学部教授・北岡伸一さん、ジャーナリスト・櫻井よしこさんとのインタビューを収録したもの。

 この本の冒頭に、日本人の特徴を表す言葉として、「村八分」、「隣百姓」という二つの言葉が紹介されています。残念ながら、現在もあてはまる言葉でしょうか?