札幌、小樽訪問
posted at 2009.09.11
昨日は午後から札幌でお取引先の皆さんとの会合。夕方は地元の方および新潟からわざわざ飛んできてくれた会場のご夫婦も加わって4名で夕食。O社長、I社長ご夫妻、ありがとうございました。
今日はお昼までアポがなかったので、午前の時間を使って小樽まで行ってきました。まっさきに小樽商科大学のキャンパス訪問。小樽商大の前進である小樽高等商業高校は、東京、神戸、山口、長崎についで明治44年に開校した第5番目の国立高等商業高校。「チャタレー夫人の恋人」の訳者でもある作家・伊藤整(小樽高等商業高校卒業後、東京商大中退)にちょっと憧れていたボクはずっとこの大学を見てみたいと思っていました。噂に聞いていた地獄坂を登ったところに伊藤整や小林多喜二たちがかつて学んだ学校がありました(校舎などはまったく新しいものですが)。
小樽は作家や芸術家たちを多数輩出している街。市立小樽文学館、市立小樽美術館では小樽で生まれ、あるいは育った作家、芸術家たちの資料や作品を駆け足で見ました。
それから小樽には伝説的なパン屋があります。忍路と書いて、「おしょろ」。かつて忍路村と呼ばれいまは小樽に加わった地域で、静かな海を目の前にして、その伝説的なパン屋はありました。ストイックな雰囲気の店員たちはとってつけたような商売顔をすることもなく、忙しそうに働いていて、ボクは用事を済ませるとそそくさと店を出て行きました。この場所に、全国のパン好きたちが憧れるパン焼きたちがいるなんて、いったい、だれが想像できるものか!
小樽からさらに脚を伸ばすと、積丹半島があります。次回小樽まで行く機会があるときには、積丹半島の最先端まで行ってみたいと思っています。
カテゴリー:新日本紀行