「永久の誓い」のさきに待つ現実

 朝日新聞朝刊社会面に以下のような二つの調査が紹介されていました。(ふたつの大手広告代理店による、なんとも皮肉な現実をしめす調査です)
 電通とリクルートによる「オトナの夫婦調査」: シニア夫婦の夫は、妻に「恋愛」感情を抱いても、妻は「無関心」「嫌悪・不愉快」と思う人が半数近く。(首都圏の50〜64歳の男女1800人へのインターネット調査)
 博報堂生活総合研究所が発表した「家族調査2008」: 夫婦一緒の時間を充実させたいと思っている妻は、20年前の35.2%から26.2%に減少。一方の夫は、20年前の30.6%から39.3%に上昇。妻に寄り添いたい夫と、夫と距離を置く妻。さらに、どんなことがあっても離婚しない方がいい、と答えた妻は、39.7%と、20年前の59.7%から激減。(首都圏20〜50歳代の600世帯の夫婦を対象に調査)
 

ごっくん馬路村

Umaji
田舎から送ってきた高知県安芸郡馬路村のドリンク。ゆずとハチミツで作った清涼飲料水。
「馬路村公認」となっています。(それがいったい、どれだけの価値があるのかはわかりませんが)
http://www.yuzu.or.p


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ケータイとガールフレンドの「オヤジ」との関係

 こんなタイトルだと何のことか、わからないかもしれませんが、先週、ある人と話していて気づいたことです。BCと歴史で言えば、before christ、つまりキリスト以前ということになりますが、今の時代、bcとは、before cellular、つまりケータイ以前。この時代は、ガーフレンドの家に電話するときには、当然、一家に一台の固定電話にかけますので、誰がでてくるかわからない。もしかして、ガーフレンドの怖そうな「オヤジ」さんが出てきたらどうしよう、なんて心配しながら電話。もちろん、悪印象を与えないように、また何時までにかければ、常識の範囲内かなんて考えながら電話をしたわけです。そうすることで、見ず知らずの人とどのように挨拶し、会話をするのかということをすこしずつ勉強していったのが、bc=before cellularの歴史。小生こと、黒犬はこのbcの世代に属します。大学時代を送った1980年代前半は、完全にbcの時代。

 ところが、ケータイの時代に入ると、時間も場所もわきまえず、どんどん電話をする。ガールフレンド本人がでてきて、こわーい「オヤジ」さんなんて、出てこないと安心。だから、丁寧に話すことを勉強する必要もないし、電話の常識やマナー(少なくとも、かつては存在していた)を考える必要もない。
 このごろの新入社員には、基礎的な電話の掛け方や取り次ぎの仕方から教えてやらないと、だめなんだそうです。ほかの国ではこのような問題は、ないのでしょうか?!

既得権はいたるところにある

 この前ある方との話の中で、役人の民間企業への天下りのことではなく、企業グループ内での親会社から子会社への天下りの話になりました。官から民への天下りも問題だけど、同じようなことが、一部の大手企業ではまだまかり通っていて、子会社の社員たちのやる気を殺いでいるということです。過去の貢献をどのように評価し、どのように報いればいいのか。年を取ってくると、誰も、若い頃と同じようには働くことができなくなります。組織の中で新しく入ってくる人たちからすれば、たとえ過去に功績のあった人だとしても、その人たちがたくさんのお金を持っていくことには耐えられません。親会社からぽっと天下ってきた人たちであれば、なおさらのことでしょう。

 年金問題もおなじように、世代間の「闘争」になっています。高度成長期を支えた世代には、敬愛の念を捧げつつも、若い世代に自分たちの老後の問題を押し付けることは、勘弁してほしいというのが、若者たちの率直な気持ちではないでしょうか。

 いわゆる既得権はいたるところにあります。会社の中でも同じかと思います。組織の活性化は、既得権との闘いと言い換えてもいいくらいです。自分はこの扱いを受けて当然だと考えていると、いつか、とんでもないしっぺ返しを食らうのではないかと思っています。

ただの落ち葉

黒犬の散歩中、近所の公園に落ちていた、ただの落ち葉です。でも、色の感じがちょっと気になりました。自然の中に、いろいろなヒントがあります。

Happa

イベントグッズの流行りもの

Photo イベントで配られるグッズにも流行りものがあって、先週のイベントでは、お腹周りを計るためのメジャーを配っている会社がいくつかありました。意図せず、ふたつも貰ってきたので、ひとつは社内のYさんに。

メタボもまたよし

 編集者の都築響一さんが、今朝の朝日新聞に書かれているエッセイによると、いま日本で一番売れている薬は、血圧改善薬で、その理由は、高血圧とされる基準の数値が、年々下がっていて、高血圧だと診断される人が増えているからだそうです。最高血圧が異常とされる数値は、2000年に180mmHgから170に、04年には140、08年には130に引き下げられたとか。(情報源は、雑誌「Tarzan」4月9日号)
 この間、厚生労働省のメタボ健康診断のガイドラインを作成した委員会メンバーのうち、国公立大の医師11名全員に、02から04年の3年間で合計14億円、高血圧治療ガイドライン作成では9人の委員全員に8億2000万円の寄付が治療メーカーから、それぞれ寄付があったそうです。
 厚生労働省、医薬品メーカー、そして「権力の犬」となった医師たち、3者による、談合?!
 黒犬は、へそ曲がりというか、「反対思考」主義なので、一律にこうしろと言われることに、反抗的。もちろん、かっこいい体でいたいけど、それは自分の責任。薬も基本的に嫌い。医者には申し訳ないけど、今の医療制度だと、患者のための薬というよりも、医薬品メーカーのための薬になってしまっているように思えて仕方ない。
 どちらにしろ、クスリや医者のお世話にならないようにしたい。

Ms. or Mr.?

 最近、ソフトバンクモバイルのCMにでているカイ君(白の紀州犬?)の写真集が話題になっているようです。うちの犬(♀の甲斐犬)の名前もカイ。カイという名前をつけられている甲斐犬が多いのですが、♂の名前がほとんどで、うちのように♀は少数かもしれません。

 知らない外国語の名前では、Ms. かMr.なのか判断が付かないことが多くあります。うちの社員が、僕に代わって、海外の方に出したメールの返事は、Ms.となるべきところが、Mr.となっていました。日本は男社会だとまだ思っている海外の人が多いですが、うちの会社は女性社員が活躍してくれています。

桁はずれのインドの金持ち

Indiams_sagawa シアトル在住の佐川明美さんが、インド人のご主人の親族の結婚式に列席するため、インド旅行。その帰りに東京に立ち寄ってくれました。写真は、佐川さんのiPhone。そして写っているのは、インドのスーパー大金持ちが立てている家族用のマンション。ひとつのタワーマンションを、家族で使い、そこには何百人単位のメイドや召使が住むことになるとか。日本でも格差、格差といわれていますが、「世界で唯一成功した社会主義国」とも言われている日本での格差など、このインドの格差からすると、かわいいものかもしれません。

立場が変れば・・・・

 数年後には引退したいと思っている、取引先の役員の方と、進行中のアメリカ大統領選挙戦について、朝食をしながら会話。

 ずっと共和党支持で、小さい政府の主張なのかと思っていたのですが、引退して給料がなくなると、年金などの福祉がしっかりしているほうがありがたいという考えに傾きつつあるとか。「引退すると、共和党から民主党に鞍替えするかも」なんて話していました。

 立場が変れば、主張も変るという例でしょうか。国や宗教の違いよりも、すべての人間に共通する性(さが)の方がずっと強いと感じることが多いのですが、その例のひとつでもあります。