名古屋訪問

昨日から今日のお昼まで名古屋。夕べは、ミーティングのあと、鮟鱇なべを食べたのですが、このお店は1932年創業の老舗で、この時期、まったく予約が取れないところだとか。鮟鱇なべは、生まれて、初めての経験でしたが、とても濃い味で、少々胃にもたれ気味。

今朝は、豊田工業高等専門学校を訪問し、情報工学を担当されている先生からお話を伺いました。この学校は、毎年40名前後の学生が、AFSなどの高校留学制度で、1年間の海外に出ているそうです。ITと英語を若いうちから身につけるのは、大賛成!いつかきっと、この学校からもオデッセイIT奨学金を受ける学生がでることを期待しています。

ところで、名古屋の新聞と言えば、中日新聞。東京ではなかなか読むことができない、地元の新聞を読むのも、国内出張の楽しみのひとつです。

マイクロソフトの新製品、昨夜のLBO

夕べはオフィスそばのビックカメラ有楽町店でも、マイクロソフトの新製品の深夜販売がありました。僕は家に帰らないといけなかったので、参加できませんでしたが。新しいウィンドウズとオフィス製品、どのくらいの速さで浸透していくのか。マイクロソフトを支える二つの製品ですから、今年はこの二つの売れ行きが彼らの最大の関心事だと思います。

ところで、今週のLBOのゲストの周防正行監督、一回目の昨夜のお話(なぜ、『それでもボクはやっていない』を作ろうと思ったのか)、おもしろかったです。それから、「めざせITスペシャリスト」のコーナーでは、昨年末までシックスアパートで働いていて、アオテンで「3分ブログクッキング」をかいている齋藤朱保さんの話もありますので、ラジオを聞き逃した人は、HPのポッドキャスティングを聴いてください。

今週のLBOー周防正行監督登場

今週のLibrary by Odyssey (LBO)は、映画『それでもボクはやっていない』の監督、周防正行さんの登場です。お楽しみに。 

Great Hackers by Paul Graham

I just finised listening to a talk by Paul Graham at the Open Source Convention recorded on July 27, 2004. 英語のスピーチを聴いていたら、なんとなく英語で書いてしまいそうになりました。今年こそは、英語でも黒犬通信を書こうと思っています。

ポール・グラハムは、Yahoo Store を作ったプログラマーで、コンピューターと絵画の勉強をした芸術も理科も得意な、英語で言うと"Renaissance man" 。すごいハッカーとはどんな人か、ユーモアいっぱいのスピーチです。

蛇足ですが、この人の書いたHackers and Painters という本をアマゾンで注文しました。後で気付いたのですが、日本語訳もオーム社からでていました。アマゾン・ジャパンでは、ポール・グレアムとなっていたので、わかりませんでした。

いらないもの

ある方のイベントご案内の手紙で読んだ話です。その方が、大手企業十数社の幹部との会話の中で、「日本にいらないもの」の話になって、以下のものがあがったとか。

民主主義教育、お米のビンテージ、いかにもコンサルタント、静岡空港、コンピュータゲーム、NHKとテレビ東京を除くテレビの民放、半分くらいの大学、国立国定公園、小学校の英語、サラ金、タクシーの自動ドア、NHKの若者迎合娯楽番組、女性専用のJR車両、労働委員会、小選挙区制など。

半分賛成、半分反対。でも、どれも意見がわかれそう。

僕が強いてあげるとすれば、町の中のケバケバシイ看板、電信柱、半数ほどの政治家、官僚支配などなど。

食堂の名前

20070124164058 渋谷の会社を訪問。ミーティングが終わって駅まで歩いていて、道玄坂で見つけた食堂の名前が、宮本むさしと思いきや、「宮本むなし」。

シンプルな言葉で、聞く人、読む人にインパクトを与えることが、ビジネスでも政治でも大切!最近気に入っている男前豆腐もそう。

平成の大合併

ある方からのファックスで知ったのですが、全国の自治体数が、「平成の大合併」によって、約3200から一気に1800まで減っているとか。この結果、市区町村議員の数も減少しているそうです。平成15年(2003年)12月末で、約5万6千人いた議員数が、今年4月の統一地方選挙後には、4万人台まで落ちるということを読みました。

大きな歴史の流れを感じます。これから自治体の経営はもっと効率的に行なわれる必要があります。日本の自治体の運営責任者たちこそ、ドラッカーを読むべきだと思います。

財政問題を抱えた地方自治体はどうやってサバイブしていけばいいのか?地方経済は、公共工事に頼っていますので、地方自治体のサバイバルは、地方企業のサバイバルそのものです。企業活動なくして、人々の生活も成り立ちません。地方で起業し、成功する人がもっとでてこないものでしょうか?

アフィリエイトで稼ぐのはたいへん?

昨日はシリコンバレーに住んでいる二人の知人が、偶然、同じ時期に来日。別々に、朝食と夕食をすることになりました。そのひとりに、NHKのグーグル特集番組で紹介されていた、アフィリエイトで月収が90万円もある大学中退者の話をしたら、アメリカでもアフィリエイトで稼ぐのはたいへんで、ローンや投資話、あるいはデートや美容関係のブログを書いて広告につなげるのが多いパターンだとか。知人はそのあたりの話題には関心がないので、金のためにイヤイヤ書くことはないと話していました。(ちなみに、そのひとはアメリカで日本映画のことを書いていて、半年で1000円のアフィリエイト収入があるかどうかだとか。)

ところで今朝の「折々のうた」(朝日新聞・朝刊一面のコラム)で大岡信さんが選んでいるのは、パソコンを1時間やって眼がうずき始めた、といううた。水野昌雄さんという方がうたったものです。パソコンが出来ないと暮らしていけない時代が来るだろうか、というようなうたも歌われているようです。

今週のLBO

納豆騒ぎでテレビ局の信頼がますます低下し、しがらみのない人が知事に。ペコちゃんの話もそうだけど、日本のさまざまなことは空中楼閣みたい。LBOは少しでも本質的なことを考える場になればいいと思っています。

最相葉月さんがインタビューするのは、サバイバル登山家、服部文祥さん。この方の本は、昨年買ってあるのですが、まだ読んでいません。今週の放送をお聞きしながら、読んでみようと思っています。

それから、「めざせ IT スペシャリスト」のコーナーは、僕の友人の西野弘さんが登場。最近、関心の高まっているITIL (IT Infrastructure Library)他、彼のIT観を聞かせてくれるはずです。ご期待ください。

北京からの贈り物

Dscf0755 昨年、アイセックの研修生として、オデッセイに3ヶ月間、来てくれていた北京の大学生、チェン・チェンからの贈り物。北京オリンピックのマスコットたちだそうです。

中国と日本の間の架け橋として、チェン・チェンにはまた東京に来てもらいたいです。

ある天文学者のメッセージ

昨日(1月20日)の朝日新聞朝刊社会面下に、磯部さんという方のご遺族が、2006年12月31日にお亡くなりになられた、磯部秀三さん(シュウは、正式には王篇に秀です)の生前のメッセージを載せていらっしゃいます。知人・友人の方たちへのお礼とともに、神を信じていない自分が、死んだときだけ宗教に色どられた形式的なふるまいをとることは理にかなっていない、葬式等一切の形式的な事はしないこと、遺骨等を残さないようにご家族に遺言されている、というようなことでした。

この方のお名前を拝見したのは初めてだったので、ネットで検索してみたら、国立天文台にお勤めになられていた天文学者でした。一般向けの宇宙紹介の本も書かれているので、早速注文しました。磯部さんのメッセージで、最も心に残ったのは次のような文章です。

「ひょっとしたら、私が亡くなればこの宇宙全体も無くなるのではと思ったりしております。万一、皆様の存在が残る場合には、有意義な人生をすごされるよう願っております。」

実は、僕もずっとこのように感じてきました。宇宙の中で、自分の存在は唯一であると同時に、宇宙の存在も、少なくとも自分にとっては唯一です。自分がなくなれば、その宇宙もなくなります。もし時間があれば、昨日の朝日新聞朝刊にでていたメッセージをお読みください。

カシオ電卓累計販売台数10億台突破

今月9日に、カシオ計算機は、自社の電卓販売台数が、世界累計で10億台を超えたと発表しています。オデッセイも、カシオさんのデジカメや電子手帳の取り扱いをさせていただいてます。(aoten ストアをご覧ください)

今年は整理整頓をきちんとするのが、年初の決め事のひとつなのですが、この前掃除をしていて、20年位前に買ったはずのカード型(名刺サイズ)の計算機がでてきました。カシオ製品だったのですが、これも10億台のひとつに数えられていることでしょう。

で、思ったのは、この10億台、どれだけ現役で使われていて、「引退」したものは、どこに行ったのだろうか?ということ。不燃物、あるいは廃棄物として捨てられたりしているのでしょうか?それとも机の中にしまわれているのか?

手で触って使うもの(たとえばケータイ!)って、どうしても愛着ができます。最初に就職したコンサルティング会社でもらった、HP12Cという計算機には、いまでもすごく懐かしさがあります。10億台の計算機には、何十億人というユーザーがいたと思うのですが、きっと幾多の物語というか、懐かしさがあるように思います。

ところで、去年暮れに、カシオ計算機を訪問しました。教育市場などを担当されている方々にお会いしたのですが、とても良心的で、まじめな製品開発を考えられていて、感心しました。

岡野雅行さんのお話

今週のLBOゲスト、岡野雅行さんのお話、とてもおもしろいです。ポッドキャスティングでも聴けるので、是非HPをチェックしてください。お薦めです。ビートたけしの話によくでてくる、かつての下町の世界の豊かさが伝わってきます。

好調なトヨタグループ

名古屋エリアの元気がいいとよくお聞きします。言わずもがなですが、トヨタ自動車のおかげです。トヨタは本当にすごい会社だと思います。カンバン方式を始め、トヨタがまとめあげ、実行してきたことから学ぼうとしている会社は、世界中に多数あります。アメリカのビジネススクールでも、トヨタのことを教えていないところを見つけるのは、難しいのではないでしょうか?

ちなみに、オデッセイのテストでも、名古屋エリアでの試験実施数が堅調のようです。

今日の日経金融新聞に、「トヨタファンド首位」という記事がでていました。国内株式で運用している、純資産10億円以上の投資信託(追加型のみ)で、過去1年間の成績で、「トヨタグループ株式ファンド」が、首位だったという話です。このファンド、純資産総額の半分程度をトヨタ自動車、残りの半分程度を、デンソー、豊田織機などトヨタ系19社で運用しているそうです。

僕はあまり投資信託を買うことはないのですが、例外的に、ウォーター・ビジネスを扱っている会社に投資する投資信託にすこしばかり投資しています。世界的に環境ビジネス、特にウォーター・ビジネスは、おもしろいと思っています。

アメリカ進出希望の会社の皆さんへ

Aboutus2_1 アメリカに進出したいと考えている中堅・中小企業の皆さん。シアトルにオフィスを構え、日本企業向けのコンサルティングを行っている会社(ピンポイントマーケティングジャパン)があります。僕のバンカーズ・トラスト時代の後輩がやっている会社です。

彼の会社のHPを見ると、動画での自己紹介があって、頑張っている様子が伝わってきます。実は、11月、シアトルに行ったとき、彼のオフィスを訪問しました。慶応(経済)、カーネギー・メロンMBAの、まじめな後輩です。最近、シアトル在住日本人が主催しているHPで、記事を連載し始めたようです。

今週のLBOゲストは、岡野工業社長

今週のLBO(Library by Odyssey)ですが、ゲストは、岡野工業の岡野雅行社長です。痛くない注射針で、テレビなどにもよく登場されている方です。夜11時からの放送をお聴きください。(@インターFM76.1Mhz)

アメリカ式

明日の朝は、アメリカと日本の間を行き来している人たちと簡単なBreakfast meeting をするのですが、来週も、同じくシリコンバレーから数日間日本に帰ってくる大学時代の知人と会うことになっています。その知人からのメールで、「アメリカ式に朝早くから会えませんか?」とありました。確かに、日本では酒が入らないと、どうも親しくなった感じがしないので、晩御飯ということになりますが、朝食しながら、仕事の話をするのは、効率的です。

ところで、今出ている『日経ビジネス』(1月15日号)に、吉野家の安倍社長と、ブックオフの橋本社長の対談がでています。おふたりとも、アルバイトとしてそれぞれの会社に入社し、社長にまでなった人たち。派遣社員やフリーターの人たちに、是非読んでもらいたい記事です。おふたりの話も、アメリカ的な成功を感じさせます。

その記事を読んだからというわけではないのですが、今晩は、ブックオフに30冊ほど本を持っていきました。代わりに、3冊ほど本を買ったので、金銭的にはチャラですが、スペース的には、ありがたい話です。古本屋は大学生の頃から大好きです。

テレビ依存症

この前の『回顧談』に続いて、丸山眞男関連の本を読みました。『丸山眞男ーリベラリストの肖像』(苅部直著、岩波新書)。丸山の残した言葉は、日本の現状を理解するためにも、とても有効です。

ところでここ数日、ケーブルテレビのチャンネルのひとつである、「朝日ニュースター」の討論番組をいくつか見ています。朝日新聞系列のチャンネルなので、テレビ朝日の番組の再放送もありますが、このチャンネルでしか見えない討論番組も多くあります。一見、同じテレビではあるのですが、マスコミとしての一般チャンネル番組とは違った、ミニコミ番組として、本音ベースの話がでていて、おもしろいものがあります。

『NIPPONを斬る』という番組を見ました。メディアリテラシーと言えば新しいテーマのようですが、実は何十年も前からある、権力とマスコミの癒着の話が中心でした。

テレビ、特に民放を見ない、あるいは子供には見せないという人がもっと増えればいいのにと思っています。テレビ、ケータイ、パチンコの時間を減らして、山歩き、自転車、読書なんていう時間の使い方をする人が、もっと増えないものでしょうか・・・テレビ依存症、ケータイ依存症、パチンコ依存症、ブランド品依存症などなど、こんな依存症の人がちょっと多すぎるような気がするんですけど。

追記

この方も、僕と同じようなお考えのようです。

http://www.sbbit.jp/article/3977/?ref=0701158sbbit5

ホルスト『惑星』、ICレコーダー

平原綾香のヒット曲、「ジュピター」が入っているデビューアルバムは、『Odyssey』と言います。うちの会社と同じ名前です。彼女の「ジュピター」は、楽想を、ホルストの「ジュピター」から取っているのは、皆さんご存知のことですが、今日、久しぶりにタワーレコードで、サイモン・ラトル指揮、ベルリンフィルによる、ホルストの『惑星』を買って聴いています。輸入版なので、1700円くらいですが、これ、すごくお買い得のCDです。

昨年より、ラジオ番組の提供をやっていることもあって、録音への関心が高まり、ICレコーダーに凝っています。1月8日号の『日経パソコン』は「音の達人への道」という特集ですが、この号の囲み記事でも紹介されている、ローランドの「R-09」というICレコーダーは、お薦めの商品です。ソニーのICレコーダーを使っていたのですが、最近、ローランドのこの製品を買って、その音質の良さに驚いています。(実売価格3万8、9千円くらい)

『日本を二流IT国家にしないための十四ヵ条』

元・佐賀市長であった木下敏之さんが書いた本(日経BP企画発行)。佐賀市「電子自治体」改革一年の取り組みから、というのが副題。視察でみた電子政府化の進む韓国に衝撃を受け、サムソンのグループ会社を使って実現した佐賀市のコンピュータシステムのダウンサイジングの話。

佐賀市長選挙に出る前は、農水省の役人だったそうですが、役人国家の問題点を十分に理解した方が挑んだ役人の壁と、地方自治体におけるIT化の課題を書かれています。とてもいい本だと思いました。

本当に必要なITとはなにか、IT化を実現するために必要な要件は?これらを考えるヒントがたくさん書かれています。根底に流れる大きなテーマは、リーダーシップです。

日本の政治においても、経済においても、日本はリーダーシップを必要としているし、もっとリーダーシップ論が出てくるべきだと思います。ハーバード・ビジネス・スクールは、リーダーシップ論で始まり、リーダーシップ論で終わる、というくらい、リーダーとは、ということを考えさせます。20年前は、残念ながらよく理解できなかったことではあるのですが、リーダーシップ論の重要性がすこしわかるようになりました。日本にはマネージャーは多いと思います。でも、さまざまな分野でリーダーは少ない。

お会いしてみないとわかりませんが、木下さんはリーダーのひとりではないかと、この本を読んでいて思った次第です。

『トーマス・ワトソン・シニア』(The Maverick and His Machine)

IBM創業者、トーマス・ワトソン・シニアの伝記です。去年は、『ピーター・ドラッカー365の金言』という本を社内の読書会で1年を通して使ったのですが、今年は手始めに、IBMの創業者に関して読んでみようと思っています。このあとは、シニアの息子で、IBMの2代目社長であった、『トーマス・ワトソン・ジュニア』の伝記を続けて読もうと考えています。

シニア(父)の本の副題には、「貫徹の志」-IBMを発明した男―とあり、その息子であるジュニアの本の副題には、「先駆の才」-IBMを再設計した男―とあります。そして、3冊目として、90年代後半、IBMのリストラクチャリングを行なった、ガースナーの『巨像も踊る』を読んで、IBMの歴史や変遷をたどりながら、経営のことを考える参考にしたいと思います。

ソフトパワー

任天堂のWiiが飛ぶように売れていて、入手が難しい状況が続いています。オフィスの近くにある、ビックカメラ有楽町店でも、時々の発売の日には、長い列を見ます。昨年の会社のクリスマスパーティで、ゲームの景品のひとつとして、Wiiがあったのですが、担当者は、一台入手するのに、朝の5時から並んだそうです。

昨日の終値でも、任天堂は時価総額が約4兆円、上位19位にあります(ここ数日は、利益確定売りに圧されながらも)。ちなみに、日本の伝統的な企業を代表する東京電力は、約5兆3千億で、14位(いずれも、1月9日の終値ベース)

麻生外務大臣が、マンガをもっと日本外交のツールに使え、と言っているそうですが、ハリウッド映画ほどではないかもしれませんが、日本のソフトパワーのひとつとして、ゲームやアニメ、マンガは、馬鹿に出来ないと思います。

身体の美とパワーー健康診断前夜

今週のLibrary by Odyssey には、バイオベンチャー社長の丸幸弘さんが登場します。お楽しみに。

去年の暮れ、マリインスキーバレー(「白鳥の湖」)を観て以来、バレーのファンになっているのですが、今日はレニングラード国立バレーの「眠れる森の美女」を観ました。美しい人たちの、力強く、また繊細な踊りを観ていると、感動してしまいました。

明日は年に一度の健康診断ですが、メタボリック症候群といわれるのは必至。バレーダンサーのように、というわけにはいきませんが、もうすこし身体を引き締めないと、成人病にまっしぐら、となってしまいそうです。

ところで、ケーブルテレビ(日本映画専門チャンネル)で、1980年にNHKで放送された『ザ・商社』というテレビ番組を放送しています。山崎勉は若いし、病に倒れる5年前の夏目雅子も美しい。マンハッタンの風景も、懐かしいものがあります。

オデッセイIT奨学金

Dscf0764_1 英語とITは、これからますます国際化していく(せざるを得ない)日本にとって、必須のツールであり、スキルであると思っています。もっと多くの高校生、あるいは大学生が、一度ならず何度でも、日本の枠から飛び出して、広い世界を見ればいいと思うし、パソコンやインターネットは、いつも手元で使うツールになります。

オデッセイで提供しているいずれかの資格を取得し、エイ・エフ・エス(AFS)の高校留学プログラムに合格した方に、奨学金を提供する制度を始めました。AFSは、僕自身も、高校生のとき、1年間アメリカに行くきっかけを与えてくれた制度です。とても感謝していますし、たいへん素晴らしい制度だと思っています。

昨日、オデッセイIT奨学金の初の対象者4名のなかから、まず2名にお会いしました。一人は、IC3に合格した荒井さん(立教女子学院1年生。写真左)、もうひとりはワードのスペシャリストに合格した田宮さん(茗渓学園1年生)。ふたりとも、しっかりした考えを持った女子高生で、感心しました。オデッセイIT奨学金の初年度に、このような高校生たちを選んでくれたAFSの関係者のみなさんにも感謝したいと思います。

ふたりとも、2月から、ニュージーランドに行くことになっているそうです。きっとふたりにとって素晴らしい1年になると思います。

追記

ふたりへのインタビューが、オデッセイ提供のラジオ番組、Library by Odyssey (LBO)の、「ITスペシャリストへの道」のコーナーで、再来週、流れます。

山形も雪が少ないとか

B010507 山形の柳沼さんから雪の上のブルーノ君の写真が届きました。(いいポーズ!) 柳沼家の黒犬は、雪が大好きだとか。我が家の黒犬は、雪の上を走らせると、帰ってこないような気がします。

柳沼さんの話では、山形も今年の冬は雪が少ないようです。全国的に雪不足のようですが、今年は、スキーで鍛えようと思っているので、こんなことでは、ちょっと困るんですよね、僕は。それでは自転車でもしましょうか、というには、冬は自転車にはやさしい季節ではないのです。

会わないのも、ひとつの解決策(かも)

オデッセイは今日から2007年のビジネス・デーの開始。(昨日から働いている社員もいますが) 今日は、お昼、会社にピザとサンドウィッチを取って、社員全員でランチ。

ところで、言葉にすることさえも恐ろしいような事件が、昨日からマスコミをにぎわせています。親が医者だから絶対に医者にならないといけないとか、兄弟だから愛に満ち溢れた関係でないといけないとか言われても、必ずしも、現実はそうなるとは限らない。

知り合いの方で、妹さんと仲がよくないのであまり会わないようにしていると、はっきりおっしゃる人がいます。

いっしょにいてもうまくいかないのであれば、無理に引っ付いている必要はないように思います。親戚でも仲がよくないのであれば、距離をとったほうがいいだろうし、兄弟でもそうかもしれない (ただ、一人っ子の僕は、兄弟間の関係に関しては、よくわかりませんが)。ましてや、他人であれば、一緒にいれば喧嘩になってしまうのであれば、会わなければいい。(ただ、そう思っていても、どうしても会わないといけない場合があるので、人生、つらいことがなくならないのですが・・・)

一定の年齢を越えるまでは、こんな風には、考えられないのかもしれない。僕も、もっと若いころには、こうは考えられなかったもの。こうでないといけない、こうあるべきだ、っていうような思いが強かったですから。仲のよくない妹さんと会わないようにしているという方も、中高年になったので、口にできるようになったのかもしれないです。若さの持っている危うさ、思いつめてしまう怖さと、年をとるなかで見えてくる、ある種の「知恵」のようなものを感じます。

『ヒルズ黙示録・最終章』

朝日新聞記者によるライブドア・村上ファンド事件のノンフィクション(朝日新書、2006年11月刊)。2005年から06年にかけて起こったとは思えないほど、記憶の彼方に追いやられていることを感じました。

最後のページで、この本の内容とほとんど関係ないのですが、「必要なのは脳みそに汗をかく人に資金の出し手がいることです。」(冨山和彦)というコメントが紹介されています。これは、昨日、『証券投資の思想革命』に関して、黒犬通信に書いた僕のコメントと趣旨は同じ。「額に汗する人」だけでは、国際競争には勝てないでしょうから。

『証券投資の思想革命』

今日は本当に久しぶりにスキーへ。最後にスキーをしたのは、10年以上も前だと思うけど、いつだったかを覚えていないほど。初めてのガーラ湯沢。駅からすぐにスキーセンターなので、本当に便利。スキーは超・初心者なので、ヘタッピ!次はクロスカントリー・スキーがいいな。静かな雪山で、ゆっくりと、時間をかけて歩いていくととても気持ちがいいですから。

行き・帰りの新幹線の中でずっと読んでいたのが、『証券投資の思想革命』。原題は、Capital Ideas。アメリカで出たのは92年で、日本語版も93年にでていたようですが、一度絶版になって、今回(06年12月)、普及版として「復活」した名著です。

相も変らず、「モノづくり」こそ、日本の生きる道だとか、アメリカは額に汗して働くことを忘れてしまっている、なんて言っているメデタイ(そしてデタラメな)人たちに読んでもらいたい本です。「モノづくり」の尊さを否定するものではありませんが、それと同じくらい、金融は大切。

『丸山眞男・回顧談』を読む

2006年10月にでた『丸山眞男・回顧談』岩波書店)の上・下をここ数日で読み終えました。立花隆だったでしょうか、最近、南原繁を高く評価しているというようなことをどこかで読んだこともあって、丸山の先生である南原繁の大きさが、丸山の話振りから伝わってきます。

東大法学部の中での人間関係の話がしばしば出てきて、うんざりするような話が多いのですが、下巻の「太平洋戦争を省みる」、「アジアへの目」、「思想史研究と講義」などの章はおもしろく読みました。

それから上巻には、入試対策を優先させた高校レベルでの授業が、1930年前後にもあったことがでてきて、エリート学校に入るための受験勉強の弊害は、今に始まったことではないことがわかります。

丸山眞男の『現代政治の思想と行動』は、大学時代の必読書のひとつだったことを記憶しています。昨年、新装版が出されているのを知っているのですが、今回、この回顧談を読んだことをきっかけに、再度、『現代政治の思想と行動』を読んでみようと思っています。

今日から新しいLBOスタート

今夜から、Library by Odyssey (LBO)が模様替え。一回目の今夜の放送は、いかがでしたでしょうか?

パーソナリティは、ノンフィクション作家の最相葉月さん。「絶対音感」、「青いバラ」などの作品で有名な方です。これから毎週、いろいろな分野で活躍しているゲストを招いて、職業観、人生観をお聞きしていきます。(オデッセイのメルマガ・「オデッセイ通信」でも、同様の試みを行なっていて、すでに20名を越える方たちの職業観をご紹介しています。こちらもチェックしてください。)

LBOの新コーナ・「めざせITスペシャリスト」では、ちょっと役立つ情報もご紹介していきます。ご期待ください!

天皇杯決勝戦

天皇杯は、一方的に圧されていたレッズが、ほんの一瞬の隙をついて得点し優勝。ガンバはなんどもあったチャンスを生かせず、悪い予感がしていたのですが、そのとおりになってしまった。レッズのサポーターの応援が、国立にこだましていました。

元旦ですが、なんとなく新年の気分にはなりません。かつてのように、お正月の三日間くらいは、お店は閉まっていたほうが、落ち着いていて、僕は好き。でも日本人は買い物好きだから、我慢できないかな。

天皇杯を見に行った以外は、今日は、ずっと家で本を読んでいます。「丸山眞男・回顧談」を読んでいます。丸山眞男のプライベートの話はおもしろいのですが、戦前から戦後にかけて、東大法学部で教えていたキラ星のような先生たちの、お互いの好き嫌いの話がたくさん出てきて、これには少々、食傷気味です。