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『人生、意気に感ず』(藤沢秀行著)

 クロイヌは小さいころ、将棋をちょっとやったことがあるだけで、囲碁には挑戦したことはありません。碁は海外でも打つ人がいることは知っています。白と黒の石によるシンプルなルールのゲームであると同時に非常に奥が深く、知的な活動だということから、関心を持つ人が多いのかと思います。

 藤沢秀行は、今年5月に83歳で永眠された囲碁の世界の巨人。こんな破天荒な生き方をした人がいるのかと驚くと同時に、我々ビジネスマンに響く言葉をたくさん残されていたと、感心しながら読みました。(「ものごとをむずかしく考えるから、むずかしくなるのだ。何も知らないと思って学べば、人間はどんどん強くなる。」、「人間を高めなければ、生きた能力は身につかない。人間形成こそ、ほんとうの勉強である。」なんて、この人が口にするから、生きてくるのかと思いました。)

贈る言葉

 民主党の方々にお贈りしたい言葉が二つ。
「得意冷然」、「君子の豹変」。(ばらまきの約束なんて早々に反古にして、時には非情な覚悟でやるべきことをやってほしいです。明治維新は非情な覚悟の賜物だと言えるでしょう。)
 自民党の方々にお贈りしたい言葉、「失意泰然」。失敗したとしてもやり直しはできるということを示してほしいです。

記録的な民主党勝利

 テレビの選挙報道をみていると、民主党が300議席を超える圧勝になるようです。自民党の「大物政治家」の先生たちが小選挙区では落選したりあるいはかなり苦戦していて、「失われた20年」のA級、B級戦犯に対する「公職追放」かと思えるほどです。
 いろいろな問題を解決するにはお金が必要ですが、いまの日本はじゃぶじゃぶの借金漬けになっていて、これからどうするのかと思います。民主党政権になって、ますます借金が増えるというようなことにだけは、なってほしくないと思っています。自民党政権下での古いしがらみに変わって、民主党政権下で新しいしがらみが生まれるというのであれば、日本沈没がますます進むことでしょうから。国民主導という聞こえのいい言葉が、ばらまき政治の別名となることのないように祈っています。
 振り返ってみると、小泉元総理は、自民党をぶちこわすとおっしゃっていました。今回の選挙で、まさに小泉さんの言葉が現実のものとなりましたね。

サイモン・ラトル『ブラームス交響曲全集DVD付き』

 行き帰りの飛行機の中で、ずっと見ていたDVDです。アマゾンでは、5000円を切る値段で売っているようですが、お買い得だと思います。クロイヌはそれほど音楽の善し悪しが分かる訳ではないのですが、ブラームスの音楽は好きで、ピアノやチェロの音楽のCDもそろえています。
 YouTubeには、ベルリンフィルの公式チャンネルもあって、ラトル指揮のブラームス交響曲もすべてではありませんが、録画が提供されています。


オーストラリア雑感

 初めて行ったオーストラリア。メルボルン、シドニー、どちらも駆け足で通り過ぎただけですが、
1 シドニーはサンフランシスコを思い起こさせる街で、オペラハウスがある港が非常に印象的。
2 どちらにも市内に大きなカジノがあって、ギャンブル反対のクロイヌとしては残念。麻薬問題もあるようで、これも残念。
3 オーストラリアの資本市場ではM&Aが活発で、アメリカ式の資本主義という印象があるのですが、政府は個人に手厚い保護を提供し、社会主義的なところもある、とか。同じ勉強会に参加しているオーストラリア人の一人は、保守政党の主要メンバーですが、そのような「ばらまき」政策には非常に批判的。
4 亜大陸だけあって、非常に豊かな自然と多様な気候が存在。
5 食事の量はアメリカほどの無駄がなく、歩く女性の服などを見ても、アメリカよりもヨーロッパよりの印象。
6 新聞はあまり読みたい記事がない。高級紙はないのか?
7 メルボルンでビジネスをやっている勉強会仲間によると、オーストラリア人は地元志向が強い、とか。

8 シドニー市内で、ロードバイクで走る人たちを何度か目にしました。サイクリングが盛んなようで、好感。

 限られた時間の中、観光ができなかったのが残念でした。コアラとタズマニア・デビルを見たかったのですが、次回のお楽しみということに。タズマニア島に行ってみたいです。

過剰

 会食が苦痛です。YPO (Young President Organization) のアジアのメンバー7名との定期会合に参加するために、昨日からオーストラリアのメルボルンに来ています。いちおう、他のメンバーにあわせて、前菜、メイン、そして時にはデザートまで頼みますが、食事の量をコントロールすることが難しくなります。幸いなことは、アメリカのレストランほど、こちらの食事の量が多くないこと。2日間は完全にメンバーと同一行動をとりますので、三食ちゃんと食べる結果になり、その上、運動することも難しいので、結果、せっかく減った体重がまた増えてしまいそうです。(明日には日本に帰りますので、普段の生活に返ることができます。ラッキー!)
 人間、三食食べないといけないなんてことは、まったくないです。すくなくとも、50の声を聞こうというような年齢になると、一食分はコーヒーとクッキーだけとか、果物だけでも十分だなという気がします。食料危機って言葉はあるけど、実際にはまだまだ過剰なのではないかと思います。
 
 過剰と言えば、世界の金融市場には、金余り現象がまだ続いているような気がしてしょうがないです。実体経済は決していいはずはないのに(どこの国も個人消費はまだ低調)、ちょっといい統計数字の発表があるとそれを材料に株価が上がったりします。日本に関して言えば、日曜日の選挙で民主党が300議席を超える勝利を得ると政権が安定しるので市場にはプラスだなんて声があって、「本当かよ?!」って、思ってしまいます。何でも、株価にプラスの要因にしてしまう感じ。
 過去2年の市場の低迷で世界全体で何十兆円、何百兆円分の価値が失われたなんてことが言われますが、まだまだ過剰に持っている連中がいて、彼らは株にしろ、不動産にしろ、あるいは資源にしろ、価格の回復が待ち遠しいのだろうなと思います。
 大学のとき読んだ作家の一人にジョルジュ・バタイユというフランスの作家がいます。余剰エネルギーの問題にどのように対処すべきかを説いた『呪われた部分』という作品を、また読んでみようかと思っています。人間は持て余す余剰エネルギーを戦争で処理してきたというようなことを書いた本だと記憶しています。

『「課題先進国」日本』(小宮山宏著)

 東大の前総長が在職中の2007年に出された本。副題には「キャッチアップからフロントランナーへ」とあります。人類に共通する課題を抱える日本は、欧米に解答を求める段階から、自らの課題を定め解決していくことで、世界に多大なる貢献をすることができるというメッセージ。「出羽の守」(欧米「では」こうだといって、外国を紹介するだけの論文=紙を書く人たち)、「誤用学者」(理論やモデルを誤用する知識人)はもう終わっているというご意見には100%同意。
 数ヶ月前だったと記憶しますが、雑誌「日経ビジネス」の巻頭インタビューで、日本人が言うと信じないのに、同じことを外国人(特に欧米人?)が言うと日本人はありがたがって聞く、というような発言をされていました。それを読んだとき、きっと何度も悔しい思いをされたのだろうなと直感的に思いました。この本では、先生の熱い気持ちのこもった「日本人に対する応援歌」を聞いた気になりました。
 あとがきに、「本質を捉える知」、「他者を感じる力」、「先頭に立つ勇気」を学生生活で獲得すべき目標にせよと、総長に就任して初めての入学式で話したとあります。この三つは、会社を経営しているすべての経営者にとっても、常に意識していないといけない必要条件でもあるかと思います。

 

今夜もJALに乗る乗客の気持ち

 日本航空の「経営危機」をめぐって、国土交通省主導で有識者会議が開かれたとか(日経夕刊2009年8月20日)。メンバーは大学教授数名(そこには僕の母校の先生たちが3名も!)、弁護士、金融機関幹部、等々。

 「国際競争に勝つための視点が欠けている」。これはまさか銀行関係者からのコメントじゃないでしょうね?!日本の銀行で、国際競争に勝つための視点を持っているところがあるなんて聞いたこともありませんが。

 「企業年金やパイロットの高給など社会的関心が高い問題の検証が必要。」年金問題を解決するには、OBたちの同意が必要なのに、反対者が多いという記事を読んだことがあります。そしてOBたちの一部には、会社の批判をする連中もいる、とか。いい時代にJALでお世話になったのに、ね。

 パイロットに払う給料の多寡って、「社会的関心」で決めていいの?それって、「社会的嫉妬」とは違うでしょうね?

 日本航空の問題を外野から見ていると、まさに日本国全体の問題の縮図のよう。多すぎる船頭と評論家たち、企業年金の支払いにおいて自分たちの利害を優先するOBたち、政府の干渉と政府への依存の歴史、過去の栄光とプライド、なかなか落とせない待遇、ますます激化する国際競争。リーダーである社長にたいして、内部、外部から十分なサポートがあるのかな?こんなことって、日本航空だけの話ではなく、日本全体に言えるような気がする。

 JALで働く友人、知人を持つひとりの利用者として、現場の人たちには、一致団結して頑張ってほしいです。「去るも地獄、残るも地獄」なら、残って地獄から這い上がってきてほしい。できれば、これ以上官の助けなど借りなくて。でも、官の支配を強化するための布石がどんどん打たれているのでしょうか?逆風だと思うけど、現場の皆さんを応援したいです。

『大麻ヒステリー_思考停止になる日本人』(武田邦彦著)

 新聞やラジオなどで、芸能人だけでなく、最近は大学生などにも「大麻汚染」が広がっていると読みききします。 

 クロイヌはたばこは吸いません。酒ですが、最近はビールひと缶でさえも、アップアップ状態で、時々、ワインをたしなむ程度。(ビールは減量の敵!)パチンコなどのギャンブルも興味なし。われわれ犬族は、愛犬たちと時間を過ごすだけでハッピーになれる、安上がりな人たちです。

 大麻なんて、はっきり言って興味もなし。幻覚症状も求めていないし、そんなことでいいビジネスアイディアが浮かんでくるとも思えないし、クリエイティブな人間になれるかどうかも、あまり期待できない。現実から逃避する必要もそれほどない。

 で、なんでこんなタイトルの本を読んだかというと、「大麻がどういうものか、大麻取締法がどういう経緯で成立したか」、また「そもそも痲薬とは何か」という知識が決定的にないにもかかわらず、「大麻というだけで思考停止に陥り、批判の大合唱になる」というわれわれ日本人に関心があるから。

 この先生、リサイクルやエコに関しても物議をかもしているようですが、主張になられている「自らの頭で、科学的に考える習慣をつけよ」というご意見には、大賛成です。

 選挙戦が始まりましたが、街宣車で名前の連呼と意味もないスローガンを叫ぶのは、迷惑千万。それよりも、きっちりとHPなどでご自分の主張とお約束を示していただき、それを1年後、2年後も消すことなく、いったいどれだけ実現できたのか、記録として残すことを義務づけたい。政治家の先生方にも、ぜひ「科学的に考える習慣」をつけていただきたいです。

 

 

アイデアエクスチェンジに中野先生

 兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科准教授の中野雅至にご登場いただいています。今月15日には最終回の配信が始まっています。中野先生は、労働省のキャリア官僚から大学の先生になられた方で、幅広いご経験からのお話をいただいています。ぜひお聞きください。
アイデアエクスチェンジ「中野雅至先生」

青年老い易く、学成り難し。

 大学の同級生が、会いにきてくれました。最後に会ったのは、1983年頃のはずなので、もう25、26年ぶりかな?30年近い時間は本当に長いなと思うけど、お互い気持ちだけは、学生の頃と変わらなかったりして。

 友人もボクも、一橋大学の「主流」とは異なるキャリアを進んできたよね、という話になりました。友人は、高校教師になり、身障者の学校、工業高校、そして今は夜間学校で教えているとか。本人は都内の超有名男子進学校の卒業生なので、驚くことも多かったようです。
 「青年老い易く、学成り難し。」そんなことをあらためて感じた夜でした。

小社テレビCM、見ました?!

 普段テレビをあまり見ないのですが、今日は午後9時前後に日本テレビで小社のテレビCMが流れると聞いていたので、8時半くらいからテレビの前で準備。8時57分頃かな、細田さんがでている男性編のCMがでているのを見て、一安心。藤井美菜さんがでる女性編もテレビでぜひ見てみたいです。

 何度も見ているCMですが、実際に番組やCMの流れの中で見る自社のCMを見ると、うれしいというか気恥ずかしいというか。今月一杯、福岡、首都圏、そして仙台エリアで、このCMが流されます。このCMをみるためにテレビをつけるのは、ボク始めうちの社員だけでしょうが、多くの方とこのCMの「出会い」があれば、うれしいです。

「菅野美穂_インドヨガ」(NHK DVD)

 小社で出しているフリーペーパー「オデッセイマガジン」の巻頭インタビューにでていただいた菅野美穂さん。2年ほど前のように記憶しています(→過去の黒犬通信)。ヨガをなさっているとは知りませんでした。このDVDは、2008年1月に発売。それ以前にNHKテレビで放送されたものをDVD化したもので、撮影はインド。通常、この手の映像を見ると、現場に行ってみたくなるクロイヌですが、インドだけは、ちょっとハードルが高いです。そう簡単に行ってみたいという気になりません。(気候、雑踏、食中毒!)
 菅野さんが、「美しくなる16のポーズ」というのを示してくれるのですが、この中でボクのお気に入りは、「犬のポーズ」。菅野さんのファンの方であれば、きっとヨガをやりたくなるだろうなと思います。今日はDVDを見ただけですが、この中から簡単にできそうなものに挑戦してみたいです。
 今日の午前中は、荒川サイクリングの二日目。45キロを走りましたが、日差しも強く、さすがへたりました。

昨年秋以来の「荒川サイクリング」と、『「大日本帝国」崩壊』(加藤聖文著)

 早朝、荒川沿いを2時間ほどサイクリングしました。風はなんとなく秋を予感させてくれるような、乾燥してちょうど心地よいもの。昨年の秋いらいの荒川サイクリングを楽しみました。おかげで、体重もちょっぴり下がりぎみ。誕生日の12月11日までに、あと6キロほど減らすことができたら、今年一年で12キロくらい減ることになります。日経平均が2万円の大台を回復することに匹敵するほど、ボクにとっては奇跡的なことです。それほどの奇跡をもとめているわけではありませんが、これまでの調子ですこしずつ脂肪を燃やしていきたいです。
 64年前の今日、1945年ですが、大日本帝国が崩壊した日です。実際の崩壊は、もっと早くから起こっていたとも言えますが、せきをきったように瓦解しはじめた日が64年前の今日。『「大日本帝国」崩壊』は、1966年生まれの学者によるユニークな視点から書かれた本です。日本、朝鮮、台湾、満州、樺太、南洋群島といった「大日本帝国」の最前線が、1945年8月15日の敗戦をどのように迎えたのを記述することによって、この帝国の本質を探ったものです。「帝国崩壊を決定づけた1945年8月15日の前後におきた歴史が、現在もなお影響を与え続けているといえ」る(231ページ)からこそ、この本の存在理由があるのかと思いました。

値段だけでは決められない

 以前、雇用訓練の授業を受託することを躊躇するパソコンスクールがあることを書きました。(→黒犬通信7月29日)その時紹介した理由は、受講者の就職の世話をしないといけないことが負担になっているということでしたが、今週は別の理由で、受けたくないという話を聞きました。

 それは、このビジネスを受託する際の入札の存在です。値段だけで委託の可否が決められ、自分たちのサービスの質が評価されないという理由で雇用訓練のビジネスを受けたくない、というものです。

 公共事業において、一納税者としては、もちろんできるだけ費用をおさえて欲しいと思うのですが、こうやって受託する企業側の当事者から直接お話を伺うと、そちらのお気持ちもよくわかります。

 医療においても、まったく同じような話を聞きます。自分の技術が評価されない、一律の対価しか払ってもらえない、違いを理解してもらえない、と。

 一円でも安い方がいいというのもわかります。特に公共事業の場合には、特定の企業との関わりに不透明さがないように、数字で表すことができる値段が決め手になってしまうこともあり得ると思います。

 でも、一般論としてですが、世の中には、値段だけで決めてもらいたくない商品やサービス、あるいは値段以外の理由で買い物をするというケースがあっていいように思います。教育や医療、介護などはその一例でしょう。

 日頃の買い物に関して言うと、商店街での「ごひいき」というような言葉がだんだん僕らの記憶から薄れていき、いろいろと失ったものが多いように思います。どちらかというと最近の僕は、ネットよりも、現実に手に触れることができる空間や街並みを大切にしたいと思っている人間です。マクロ的に観たとき、ネットとリアルのビジネスのバランスがもっと考えられてもいいように思います。それは、これまで何百年、何千年の間に作り上げられた、人間にとってもっとも最適な空間と時間という観点からです。ネットビジネスの人間には、理想のバランス像を持っている人、そのようなことを真剣に考えてきた人は、ほとんどいないように見えます。

 最初の話にかえると、パソコンスクール全般は、現在厳しい状況にあるので、雇用訓練のビジネスは欲しいというところは多いのですが、それに頼り切ることなく、自分たちでビジネスを切り開こうとしているスクールも一部にはあります。そんなところには、頑張っていただきたいと心から応援しています。

「ワンダフル・ワールド」

YouTube: ショートムービー『ワンダフル・ワールド』
僕はもう何十回と見た、小社制作のショートムービーです。今回、福岡のバンドSRSのプロモーションビデオとしても使われています。プロデューサーの五十嵐さん、監督の遠山さんが頑張ってくれました。また、主演の藤井美菜さんがかわいいです。遠山さんには、「アイデアエクスチェンジ」に出ていただくことになっています。

ドキッとする記事

先日紹介した三浦展さん(堤清二さんとの対談、8月1日の「黒犬通信」)のこんな記事にドキッとしてしまいました。
「なぜ下流おじさんほど、『デブ』になるのか」

経済的にかなり成功されている先輩経営者がおっしゃっていました。カネができると、好きなものを何でも食べられるようになる。だから、成人病になりやすい。カネができるといいことばかりではない。カネを使って、個人トレーナーをつけ、スリムな体型を維持する努力をしている、と。この先輩は自己管理がしっかりできていて、非常にスマートな体型ですし、また経営もしっかりされています。

郡上踊り

NHKラジオを聞いていたら、郡上踊りの会場から中継をやっていました。今夜から郡上踊りが始まるとか。
岐阜県郡上市にある、郡上高校では小社の試験を実施いただいていて、2007年には学生大会に関連して、「学校賞」を贈呈させていただきました。
岐阜には、一度岐阜市を訪問したことがあるだけで、郡上市はもちろんのこと、高山などにも行ったことはありません。一度行ってみたいところです。
小社HP


小社テレビCMのご案内

昨日、小社HPで、今月から福岡、首都圏で流すテレビCMについて発表をしています。HP上でも、このCMを見ることができますし、イメージソングとして採用した福岡のバンドSRSの新曲のために作ったプロモーションビデオも見ることができます。
ぜひご覧ください。

オデッセイコミュニケーションズ

桃太郎の国訪問

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 昨日は午後から岡山訪問。早朝の地震の影響で新幹線ダイヤはボロボロになっていて、午後3時過ぎ、とにかく乗ることができる「のぞみ」で一番早いものに乗りました。ところが岡山到着は大幅に遅れ、着いたのは午後8時前。試験会場の皆さんとの懇親会には1時間遅れで参加。松山経由で参加した社員のHさんは影響も受けず時間通り参加できてよかった。
今日は、午前、午後と5つほどのお取引先を訪問。そのうちのひとつは初めて訪問した倉敷。残念ながら、大原美術館は前を通っただけ。またいつか来ます。
 昨晩の懇親会にご参加いただいた皆さん、本日快くお迎えいただきました会場の皆さん、ありがとうございました。

 午後6時3分岡山発の「のぞみ」は、東京駅に9時半に到着。昨日は4時間半以上かかりましたが、スケジュール通りだと3時間半で東京、岡山は結ばれているということですね。
 行きの新幹線では、
『会社は毎日つぶれている』(西村英俊著、日経新聞社刊)、帰りの新幹線では、『ヨガから始まる_心と体をひとつにする方法』(ケン・ハラクマ著)を読む。西村さんは、日商岩井とニチメンが合併してできた双日の初代社長。大企業の社長へのメッセージが多いかもしれませんが、われわれ中小企業の経営者にも参考になるメッセージ、心がまえが含まれています。ヨガの本の著者は、日本のヨガのリーダーのお一人だそうです。この方が、食事や睡眠に関して実践されていることは、ボクも、その方向に向かっています。早寝早起き、フルーツと野菜を中心とした食事。ただし、この方のレベルには、まだまだ遠いですが。

大企業以外のキャリアをもとめる京大生

 丸の内起業塾をいっしょにやっている須賀さんの紹介で、京都大学の学生たちが遊びにきてくれました。いつの時代も、どうやって生きていくのかは、学生から社会人へのボーダーラインを越えるときには悩むことだと思う。自慢じゃないけど、ボクなんて、大学4年生で、永遠のモラトリアムがないものかとぼんやり思っていた口なので、就職活動もまったくせず、結局時間切れみたいになってしまい、ひょんなことで経営コンサルティング会社で働かせてもらうようになりました。ジーンズとバックパックで面接に登場したボクによくチャンスをくれたものだと、いまでも思います。ベインの東京オフィスの立ち上げメンバーの方たちには、感謝しています。
 京大の学生たちの話では、京都はインターンシップの機会もそれほどなく、東京ほど企業や起業に関する情報もないとかで、学生もベンチャーに進もうという意思を持っているのは、ほんの一握りだとか。そんななか、今日来てくれた学生たちは、ベンチャービジネスに関心を持っているとかで、それだけでもありがたいと思うし、どんなキャリアを選ぼうとも、「君たちの未来に幸あれ!」と、先輩としてはすこしばかり親心を持ってしまいます。
 企業に就職すること、公務員になること、それしか選択肢がないと、ほぼ100%の大学生が思っていて、実際にそれ以外の選択肢は確かにとりにくい社会は、多様性がある社会とは、到底思えない。

荒川サイクリング復活?!

 昨年末からずっと腰痛のせいで荒川サイクリングを中止しています。お取引先のKさんと、社員のHさんと3人での、毎月一回荒川サイクリングは、昨年秋から中止になっていますが、もうそろそろ復活させても大丈夫かも。今日は久しぶりに1時間ほど走りましたが、なんとか、大丈夫そうです。腰痛の完治はまだまだ先ですが、毎日、ストレッチをやっていくことで、すこしずつ前進しているように思います。(なんて言っていて、長時間飛行機に乗らざるを得ない海外出張なんかで、また後退することもあるのですが)
 この前、ラジオの通販番組で、座骨神経痛のための漢方薬が紹介されていました。座骨神経痛まで薬で対応するの?!って、ちょっとビックリしました。ボクはビタミンやサプリメントはまったくとらないので、薬やサプリメントにたよって痩せようとか、健康になろうというのは、ちょっとよくわからないです(年齢や個体の特徴によっても異なるのでしょうが)。
 座骨神経痛や腰痛に関しては、ボクの経験からすると、毎日コツコツとストレッチを繰り返しておこなっていくことしか、解決策はないように思います。
 ストレッチをずっとやっていて、このごろ、ヨガのポーズに関心を持つようになっています。うちの会社でも、週に一回かな、ヨガのインストラクターに来てもらって、会議室で一部の社員がヨガをやっています。もう2、3年になるのではないかと思います。ボクも最初の2、3回だけ参加しただけで、その後はずっと欠席ですが、スケジュールが合うときには、参加しようと思っています。(なんて言ってても、次回は、国内出張、その次の週は会食のおかげで、2週連続でスケジュールは合わないのです)

「力」なくしては、愛する人を守れない。『村田良平回想録・下巻』

 同胞二人を救うために、北朝鮮に乗り込んでいったクリントン元大統領のニュースを聞いて、力なくしては、国際社会において自国の利益、自国民を守ることはできないことをあらためて痛感します。そして、先日、アメリカから帰る機内で読み終えた、『村田良平回想録』の下巻のことを思いました。副題は、「祖国の再生を次世代に託して」。上巻については、先日このブログでご紹介しました。
 村田さんは外務省の事務方のトップである事務次官、および駐米アメリカ大使を経験され、1994年外務省から退官された方です。この本では、ご自分のご意見を非常にはっきりと述べられていて、その一部は、「身内」であるはずの外務省の方たちからも、批判的に受け止められているのではないかと想像します。事実関係の認識、人物や歴史的出来事に対する評価においても、村田さんのご意見には賛成されないかたも多いのではないかと思いながら、下巻を読み終えました。
 ボク自身も、村田さんのご意見には、必ずしも100%、賛成というわけではありません。また、お使いになられている表現や言葉使いにも、お気持ちが上滑りしているところを感じます。が、以下のようなお考えには、これまでの自分自身の経験を振り返ってみても、基本的に同意します。(お使いになられている言葉には一部、賛成しかねるところもあります)
1 日本国民が独立心と自尊心を持つこと。それらを失うことは、奴隷根性である。
2 日本の憲法の平和主義は現実からの逃避である。
3 日本の国益とアメリカの国益が類似、あるいは同一である必然性は何らない。
4 日本がこれまで平和でありえたのは、憲法9条のおかげではなく、冷戦が朝鮮半島やベトナムに留まった幸運、アメリカの戦力の存在、日本が島国であり、日本の海上輸送のシーレーンがアメリカその他の国の力のおかげで、攻撃に会わなかったことによる。
5 戦後、アメリカ軍が日本に当然のことのように駐留し、日米政府も国民も、そのことに鈍感になってしまっていることは、異常である。
6 世界経済の大きい部分を支えている日本の技術能力を維持向上すること、日本が学問分野で高度の知的業績を誇りうる人材を輩出すること、道義に支配されている信頼できる社会であり続けること。
7 アメリカは、ロシア、中国とは別の意味で、日本とは著しく異なる社会を持ち、アメリカ人は、独得の価値観を信じていることを理解するべし。
8 中国、韓国がその歴史をどう書くかについて、我々は基本的に寛容であるべきであるが、先方にも同じ精神を求めるべきである。
9 厳密な証拠のある事実は歴史の一定部分である。残りは永久に完全に究明できず解釈にとどまる。
10 自国の歴史を学ばない民族は亡びるし、他国の歴史を学ばない民族は衰えてしまう。

 64年前の今日、広島に原爆が落とされました。核兵器に関する村田さんのご意見(「英国あるいはフランスと類似の、潜水艦による極めて限られた自前の核抑止力を保有するのが最も正しい途であり、アメリカの核の傘への信頼は、北朝鮮問題の処理によってすでに地に落ちている」)は、非常に議論を呼ぶものだと思いますが、「四国ほどの大きさしかないイスラエルが、NPTに加入せず、40年以上前からフランスの協力を得て核兵器国となっていて、かつ、アメリカの最重要な同盟国である。ものごとはまず既存の前提を一度ないこととして第一歩から考えてみることが肝心だ。」という考えには、賛成します。戦略を考えるにあたっては、タブーを作らず、あらゆるシナリオを考慮すべきだと思います。
 64年前に敗戦として終わった戦争を振り返ったとき、当時のエリートたちに対して残念に思うと同時に怒りさえも感じることは、なんと井の中の蛙であったことか、なんと国際社会、国際政治を分かっていなかったのかということです。あの頃と同じ間違いをおかさないために、とかく忘れがちな歴史を、ボクらレベルでももっと勉強すべしだと、信じています。

追記
村田さんは、駐米大使のあと例外的に駐独大使も勤めていらっしゃいます。(通常は駐米大使は「あがり」のボジション。)
回想録の中にも、ドイツに関しての記述が多いのですが、日本はドイツから学ぶことは非常に多いのではないかと思います。今日本ではやりの地方の自立、地方分権のテーマにおいて、あるいは敗戦国としての立ち振る舞い方に関しても、ドイツは日本よりもずっとバランスがとれていて、また着実に責任を果たしてきているように見えます。

カイ、今度は目

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 耳の中の炎症が収まったかと思うと、今度は目の調子が悪くなりました。両目、特に右の目の調子が悪く、眼圧が高くなっているとか。カイも来年2月で11歳、人間で言うと老人の仲間入りかと思います。

 かわいい顔をしているので、年をとっていることを忘れがちですが、これが現実。これからはこんな調子で、体のここだ、あそこだと、不都合なところが出てくるのでしょう。飼い主も同じ。お互い、老体にむち打って頑張ろう、っと!

MSオフィス世界学生大会:日本代表・木村さんが3位 中村さん8位

毎日新聞(毎日JP)に、先週末、トロントであった世界学生大会の報告記事がでています。
ぜひご一読ください。
→毎日JP
「MSオフィス世界学生大会:日本代表・木村さんが3位 中村さん8位」

小社HP

アメリカでも村上春樹

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泊まったホテルから歩いて10分ほどのところにあるボクが大好きな書店、Strand。ニューヨークでも最大規模の新刊と新古本を扱っている書店です。ブロードウェイと14丁目の角にあります。86年の夏、ビジネススクール在学中、ニューヨークのバンカーズトラストでインターンとしてお世話になった時、12丁目のアパートを借りた時から通っていた本屋です。
入り口に近い小説のコーナーに4、5冊の村上春樹の翻訳がありました。書店の店員の手によるメモ書きも付け加えられてありました。(写真をクリックしてください。赤枠のメモ書きです)村上春樹以外では、桐野夏生さんの作品も置いてありました。

ニューヨーク経由で帰国

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 トロントであったマイクロソフト世界学生大会からニューヨーク経由で帰国。久しぶりのニューヨークでしたが、24時間もいなかった(残念)。上の写真は、American Book & Cinema で昨年末発行した書籍Small Giantsでも紹介されているUnion Square Cafe。泊まったホテルから歩いて5分ほどのところにあります。今回は残念ながら外から拝見しただけ。
 下の写真は機内から見たアラスカのマッキンレー。植村直己さんのことを思いました。帰りの機内で、90年代前半に作られた宮崎駿さんの『紅の豚』を見ました。公開された時にも見たはずなのですが、ストーリーはほとんど覚えていませんでした。加藤登紀子さんの声と歌に惹かれました。『紅の豚』は、映画『カサブランカ』の影響を受けているのではないかと思ったのですが、ボクの思い過ごしでしょうか?(戦争、飛行機、中立国、青年期をいっしょにすごし、お互い愛しているのに行き違う男女、etc)

 成田に着くと、どんよりと湿った気配。本当に梅雨明けしているのかどうか?

トロントからニューヨーク経由で帰国

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現地時間の土曜日、トロントで終わったマイクロソフトオフィス世界大会、今年は中国本土、香港の学生たちが優勝しました。日本から参加してくれた中村さん、木村さん、お疲れさまでした。
ボクは今日日曜日朝、トロントからニューヨークに移動、明日月曜日のお昼の飛行機で帰国します。ニューヨークではユニオンスクエア周辺のホテルに一泊しますが、ホテルはほぼ満室だそうです。このホテルでは、4月くらいからビジネスは回復基調だとか。ニューヨークはそれなりの水準のビジネスを維持できているのでしょうか?街の様子を見ているだけでは、人々の財布の中身まではわかりませんが、こちらで会うビジネスマンたちと話をしていると、金融バブルの時代は過去のもので、これからは堅実な生活の時代というような話をしている人間が多いです。基本的に楽観的で消費中毒のアメリカ人たち、ちょっとでも回復してくるとまた元の木阿弥なるかどうか?

『無印ニッポン』(堤清二・三浦展共著、中公新書)

 時差があるとどうしても夜中に起きてしまい本を読んでしまいます。『無印ニッポン』は、セゾングループの総帥だった堤清二さんと、その堤さんのセゾングループに大学を卒業して入社、雲の上の存在だった堤さんと初めて会った作家、三浦展さんのふたりによる対談。堤さん(1927年生まれ)と三浦さん(1958年生まれ)とは、親子ほどの年の差がありながら、副題にある「20世紀消費社会の終焉」とともに、現在とこれからの日本の消費と消費者について、自由に語り合っています。各章のテーマは以下の通り。
 1「アメリカ型大衆消費社会の終わり」
 2「戦後日本とアメリカ」
 3「無印ニッポン」
 4「日本のこれから」
 (ビジネスの)「24時間化が日本人の暮らしをすごくゆとりのない、貧しいものにしたと思います。これがわたしのファスト風土論のテーマの一つでもあります。(中略)正月も休まず24時間営業となると、働く方は生活が解体していく。買う方も、生活にゆとりや落ち着きが、かえってなくなっていく。生活を愛せない人が増えたと思うんです。」(三浦)
 「他人と違うということに耐えきれるのは、ごく少数の人だけでしょう。ふつう、どんな人でも、ローカリティに支えられて、その上で個性を保っていると思うんです。そのローカリティの部分が根こそぎになって、浮遊してしまっているのが、現在の日本人ではないでしょうか。ただ、根無し草では不安だから、拠り所は求めていて、それでいきなり『日本』に飛んでしまう。」(堤)
 この対談は、三浦さんの『下流社会』を読んで、新しい才能を感じたという堤さんからの依頼で実現したもののようです。読売新聞に連載されていた堤さんの「叙情と闘争」にもでてくる逸話もあり、経営者・堤清二に関心を持つボクにとっては、非常に面白い対談でした。