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明日はホノルルセンチュリーライド2007

R0010381_16 ハワイ時間で明日(9月30日)早朝6時15分に、ワイキキのカピオラニ公園から160キロのサイクリングです。(ホノルルセンチュリーライドのHP) 8時間から9時間程度の時間がかかるのではないかと思います。今日は、早朝1時間、夕方にかけて2時間ほど、肩慣らしをしました。写真は、泊まっているホテルから自転車で1時間ほどの距離にある有名な湾(ハマウナベイビーチパーク)周辺の道路脇から撮ったホノルル方面です。ハワイカイ(Hawaii Kai)、ポートロック(Port Lock)が山の足元にあります。ポートロックは、高級住宅地で、知り合いが家を持っています。以前、書いたことがあるのですが、「カイ」はこちらの言葉(ハワイ語)で海の意味です。僕の愛犬と同じ名前!

小尾俊人著「出版と社会」

9月27日の朝日新聞(朝刊)に、「本を世に送り出す人たち」(シリーズ・肖像)という、4ページの広告特集がありました。出版に関わってきた4人のベテランたちが紹介されています。それらは、松居直(児童文学者)、大岡信(詩人)、永井伸和(今井書店会長)、そして、僕が好きなみすず書房共同創業者である小尾俊人(編集者)の4名。

ちょうど今、小尾さんがお書きになられた『出版と社会』(幻戯書房)を読んでいます。定価9500円(税別)の大きな本で、一体、どれだけの人が読むのだろうか、僕みたいな物好きが読むのかなと思いながら、八重洲ブックセンターで買った本です。関東大震災後、昭和前半の出版業界の歴史をたどったものですが、出版(事業)に関して考えるための、さまざまなヒントが含まれている本です。アマゾンにあるこの本に関するコメント(「出版関係者の必読書」)には、同意です。以前、同じ著者による『本は生まれる。そしてそれから』(幻戯書房)という本も読みましたが、素晴らしい内容の本でした。

朝日の特集記事のなかで、小尾さんは以下のように話されています。

  • 本とは、人間であることを証明する唯一の遺産。そうした本は人格を育てます。「地の子らの最高の幸福は人格である」とはゲーテの言葉。18歳の時に読んで、感銘を受けたのですが、これまで生きてきてその言葉は本当であったと思います。

実は昨日からハワイのホノルルに来ています。こちらの日曜日朝6時15分からスタートするホノルル・センチュリーライドで昨年同様160キロ(100マイル)を走るつもりです。夜、ひとりホテルの部屋で、小尾さんの本を読みながら、静かな時間を過ごしています。贅沢な時間に感謝しています。

ロボットとPC

オデッセイの「リレーエッセー」にもご登場いただいた谷口さんが社長をされているZMPが、マイクロソフトとロボット開発の分野で、協力するというプレスリリースを発表しています。将来、PCとロボットの学際的な協業から、どのような成果が生まれてくるのか、楽しみです。

司馬遼太郎のこと

昨日、高知県出身の方とお会いしました。僕が高知県生まれだということを、黒犬通信でご覧になられて、一度会いたいということでご来社されました。ビジネスのことを話し終えると、いつの間にか、高知の話になっていました。僕は、子供の頃の大半を愛媛県側で過ごしたとは言え、生まれは高知県なので、高知県という、日本の歴史、特に明治維新に多大なる貢献をしつつも、そのあと、表舞台からは消え去ってしまったようなこの県のことを、時々考えます。高知県といえば、坂本龍馬ですが、坂本龍馬の最大の「ファン」というか「プロモーター」が、作家の司馬遼太郎さんでした。

新潮文庫で、「司馬遼太郎が考えたこと」というシリーズが、全15巻でています。司馬さんが書かれたほとんどすべてのエッセイが収録されています。僕は今第5巻を読んでいるのですが、すこしずつ、時間をかけながら全15巻を読み終えるつもりで、もうすでに、このシリーズの本をすべて買っています。今読んでいる文章は、司馬さんが今の僕と同い年くらいに書かれたもので、同じ年代の頃、どのような問題意識をお持ちになられていたのかにも、とても興味があります。時代的にはだいたい1970年前後、日本の高度成長期のまっさかり、敗戦から15年くらい経った頃です。

司馬さんは、ご自分ではエッセイが好きでない、あまり書きたくない、というようなことを書かれています(第4巻)が、僕は司馬さんのエッセイが小説よりも大好きです。実は、高知県生まれでありながら、「龍馬がゆく」は第1巻目で挫折してしまいました。どうも歴史小説は苦手です。でも、司馬さんのエッセイは大好きです。お人柄や日本という国に対する想い、この国で生きて死んでいった人たちへの司馬さんの愛情を、とても強く感じさせてくれます。きっと、僕のような読者は、司馬さんの読者の中では、決して、いい読者ではないのかもしれません。

司馬作品を愛読書に上げる、政界、財界の「エライ人」が多くいらっしゃいます。多くの「エライ人」たちは、坂本龍馬が好きだと言われるのですが、やってらっしゃることは、なんとなく、徳川家康だなと思います。そんなこともあって、司馬さんをずっと敬遠していて、司馬遼太郎の読者になったのは、ほんの数年前からです。でも、司馬遼太郎という一人の作家と出会って、とても良かったなと思っています。だから、これから、何度も、黒犬通信で、司馬さんのことを書くだろうなと予想しています。

昨日、今年入社してくれた新人たちに、司馬さんのこのシリーズを売り込んだのですが、いつの日か、彼女たちも、日本の歴史に興味を持つようになって、司馬遼太郎のエッセイを読んでくれればいいけどなと思っています。

3年は我慢

第二新卒と言われるグループの人たちを面接することがありますが、ほとんどの場合、「どうしてもうすこし我慢できないのかな?」と思うことがあります。生まれてからずっと、「消費者は神様です」という社会でお客さん扱いされてきた人たち。

25日の日経新聞夕刊(Nipponビジネス戦記)で、オーストラリア人の女性が、転職率の高いオーストラリアでも、3年という数字はキャリアアップに欠かせない期間であると、書かれていました。かの国でも、3年は仕事の成果や能力を判断するうえでの目安にされていて、3年足らずでの転職には否定的なイメージを持たれるとか。

「石の上にも3年」は、日本だけでもないようです。

aoten スキルチェック

0035_3 オデッセイで運営しているサイトaotenに、新しいサービス、「aoten スキルチェック」が登場しています。あなたのマイクロソフトオフィスの知識をチェックしてくれるウェブ・サービスです。これは日本を代表するある大手企業のフィードバックをいただきながら作ったもので、企業内における利用状況にそくした内容になっています。

ところで、今夜は定期的にお会いするお取引先と夕食をしたのですが、レストランの窓からは、一人店先につながれた白い犬が目に入ってきました。写真は、ケータイで撮っているので、ズームが不十分ですが、赤の看板の右に立っているのが、白犬です。よくお店の前で、なんとなく心配そうにご主人様を待っている犬を、この頃、よく見かけます。

「自己啓発本」の必要がない中国

Dsc_0017 今朝は、オデッセイの社員のHさんと8時から荒川沿いの土手を、葛西臨海公園からスタートして、河口から20キロ強のところにある北区志茂あたりまで走り、再び、葛西臨海公園までサイクリング。荒川の河口から、埼玉県の和光市あたりまで、30キロ強くらいなので、往復できない距離ではないなと思いました。実際、今日、引き返した地点から10キロほどで埼玉県でしたので、あと30分ほど走ればいいところまで来ていました。自転車は、一人ではなく、仲間といっしょに走ることで、遠いところまで楽しく行くことができます。

ところで、先週会った出版関係の方からお聞きしたのですが、中国では、いわゆる自己啓発本は、売れないそうです。なぜなら、自己啓発なんて、他人から言われなくても、みんなが、ハングリー精神の塊みたいになっているので、技術的な本であり、経営の本であり、もっと実際的で、即役に立つ技術の本などが求められているということでした。アメリカの本屋でもSelf-improvement とか、Self-helpというようなカテゴリーの本を集めたコーナーが、どこでも見られますし、日本もこの手の本が多いなと思います。

今年、オデッセイで出版したGraduation Dayも、広い意味では、自己啓発の本です。どちらにしろ、今の中国人ほど、燃えている状態だと、他人から激励や叱咤など、まったく必要なくて、反対に、日本人のように、「なんのために、生きているのか?」とか、「なんのために勉強しないといけないの?」と、贅沢な悩みを持っている国民は、ユンケルじゃないけど、滋養強壮剤(=自己啓発本)でも飲まないと、やる気がでないということでしょうか?

「人魚姫の夢」「春夏撰曲集」

ユーミンの新しいシングルと、過去のアルバムから春夏という二つの季節にマッチした歌を集めたベストアルバム。TFMのユーミンの番組は、よく聞いているラジオ番組で、今日はユーミンのコンサートシリーズ「シャングリラ3」についてのお話がメインでした。ユーミンほど、コンスタントにファンの期待に答えてきたアーティストはいないのではないかと思います。それも30年という長い、長い期間にわたって。

僕は以前は決してファンではなかったけど(大学生だった80年代前半など、まったく興味がなかった)、ある水準の商品をコンスタントにマーケットに提供し続ける、素晴らしいエンターテーナーだと思うようになりました。もしかして、この10年ほどの作品はほとんど買っているのではないかな。

先週夕食をしたグループの一人が、コンサートに行ったとかで、羨ましく思いました。コンサートの代わりにCDを聴いて楽しみます。

小林秀雄「ゴッホについて/正宗白鳥の精神」

新潮社からでている小林秀雄の講演CD第七巻「ゴッホについて/正宗白鳥の精神」を何度か聴いています。本当の個性とはどういうことなのか、「考えるヒント」を与えてくれる、小林秀雄の話です。車の中で、今週、繰り返し、繰り返し聴いています。10回くらい聴いていると、すこしずつ、小林秀雄の言っていることが見えてきます。

小林秀雄を崇拝する人には、ちょっと失礼かもしれませんが、小林秀雄の話し方を聴いていて、スリムドカンで有名な「カリスマ中卒」の斉藤一人さんの話し方を思い出しました。

カテゴリーを追加しました

黒犬通信の投稿にカテゴリーを追加しました。過去の投稿については、9月分の投稿のみ、カテゴリーで分けてみました。

全面安の米ドル

新聞を見ていたら、いつの間にかカナダ・ドルが、米国ドルに対して、ほぼパー(対等)になっていることを知り、知らないうちに本当にいろいろな変化が起こっているものだと、自分の無知ぶりに愕然としました。僕はカナダ、オーストラリア、ニュージーランドには行ったことがないので、米国ドル以外のドル通貨(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ)にはまったく「土地勘」がありません。オーストラリアやカナダの通貨が高くなっているのは、資源国への投資が増加し、信認が高まっていることの表れかと思います。

過去、カナダ・ドル1.5が、米国ドル1くらいのこともあったように記憶しています。それが、パーになっているというのですから、カナダ・ドルにとっては、歴史的な高値ということではないでしょうか?

米ドルは、円を除く、すべてのメジャー通貨に対して、大幅な安値になりつつあります。先日、FRBが金利を下げたことから、インフレ懸念が高まっていて、一層のドル安を予想する声もでています。その中で、日本の円だけが、ドルに対して値上がりしない状況が続いています。原因は、個人投資家の外貨建て通貨への投資のため、円売りの圧力が引き続き強いということだそうですが、日本とアメリカ両国、西側先進国のなかで、1番と(いちおう)2番目の経済大国の通貨が弱くなり、EUやその他資源国、新興経済国の通貨が強くなりつつあるというのは、国際経済において、大きな変化が進みつつあることの象徴なのかと思います。

「デジタルグッズ考現学」

日経PCビギナーズ編集長の高山さんから、「デジタルグッズ考現学」という連載を始めたというご連絡をいただき、早速、拝見。僕も関心を持っている、オリンパスのラジオサーバーの紹介からスタートされていて、優れもののデジタル機器の活用に役立つ情報が、これからも期待できそう。

デジタル考現学

「学ぶことの意味」

まだ読んでいなかった古い新聞記事(今年2月)に、「学ぶことの意味を問われて答えることのできる教師は本来いないはずだ。学び終えてはじめてその意味が理解できるのであり、そのことこそ学ぶことの動機づけになるものだから。」(哲学者・内田樹)という発言がありました。

同じ記事の中で、内田さんは、「80年代以降の子供たちが以前と違うのは、消費者として社会的経験をスタートさせたことだ。(中略)彼らは自分たちに理解できる解答以外は受け付けない。消費者マインドで世界に対するときの必然だ。」とも言っています。

義務教育の段階で、教育をサービス業と呼び、子供たちを「お客さん」扱いし始めたときから、多くの勘違いが始まってしまったような気がします。子供や父兄を「お客さん」とするのであれば、彼らは聞きたいことだけを聞くようになります。

もうひとつ、別の話になるのですが、すべての子供は、一度でもいいので、電気も水道もないようなところに投げ込んでみるのもひとつの方法ではないかと思います。生きていく力や意志がなえてしまっている子供が多いようですので。だって、自然の中では、人間はお客さん扱いをしてもらえませんから。不便さの中から、人間って、強くなったり、賢くなったりするように思います。僕は、バンカーズ・トラストで、30歳前後の時ですが、ニューヨーク郊外の、電気も、水道もない森の中で、会社の研修のひとつとして、数日間、グループで「サバイブ」するトレーニングに参加したことがあります。とてもいい体験だったと思っています。

追伸 以前、内田さんの『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)を読みました。

「なぜ日本人は劣化したか」(香山リカ著)

マスコミでも常連の精神科医による本(講談社現代新書)。帯には、「緊急提言! 日本と日本人の学力・知性・モラルの崩壊が始まっている!」とあります。

新聞や雑誌などで読んでいるようなことではありますが、まとめて読んでみると、あらためて愕然とする内容。僕はこの本の翻訳がでて、外人が読むようなことがないことを祈っています。まだ多くの外人が、日本人は勤勉でまじめだと思っていると想像しますが、この本に書かれていることを読んだ外人は、日本経済の将来に一気に悲観的になるのではないかと思うからです。反対に、日本株に下がってもらいたい人は、この本を英訳して外人投資家に配ることです。10年後、あるいは20年後の日本を考えると、ぞっとします。

今年のITEI

今年もITEI(IT Education Initiative)を開きます。今年で6回目になります。昨年は、金曜日に行ったのですが、今年は一回目から4回目までと同じように、日曜日(11月18日)に行います。日曜日に行うことで、IT教育に関心を持つ、一般の方々にもご参加いただければと希望しています。

9月12日の朝日新聞朝刊の「うごく地域」というコーナーで、「IT化 脱・大手頼み」という記事がありました。この記事の中で、インタビューを受けている韓国出身のITアドバイザー、ヨム・ジュンスンさんも講演者のお一人です。

そのほかの講演者を含む、イベント内容の詳細が決まり次第、こちらのサイトで発表していきますので、お楽しみに。

ITEI公式サイト

ニューヨークタイムスが記事を全面公開

ニューヨークタイムスが、すべての記事をネットで公開することを発表しています。これまで、ネットでは一部の記事やコラム、過去のアーカイブを読むには、月額7.95ドル払う必要がありました。サイトに集まるトラフィックを対象とする広告から得られる収入のほうが、購読料の収入よりも、圧倒的に魅力的だということです。(ニューヨークタイムスの発表はこちら

日本の新聞はどうするのでしょうか?日本のマスコミ、おもにはテレビと新聞ですが、自分たちの業界は聖域だと言い張りながら、他の産業には声高に求める競争の例外だとしています。また、一般大衆が求めるからだと言っては、愚にもつかないようなコンテンツを垂れ流してきています。その結果、新聞は急速に読者がすくなくなりつつあり、テレビからも質の高い視聴者の多くの人はだんだん離れてきています。

きっと、ニューヨークタイムスだけでなく、ウォール・ストリート・ジャーナルも、フィナンシャルタイムスも、すべての記事やアーカイブがネットで無料公開されてくることと思います。でも、日本の新聞は、日本語という壁で守られているので、いつまでも、自分たちは、「高級紙」だと言い張りながら、自分たちだけの世界でジリ貧になっていくのでしょうか。

ベッド横のラグで

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ケータイのカメラなので、あまり写りはよくありません。昨晩のように、夜遅くなっても、カイ(♀の甲斐犬)が起きて待っていて(寝ていたとしても、起きて迎えてくれる)、日によっては、僕の寝室に入ってきて、ベッドの横に置いてあるラグで写真のようにして寝ることがあります。まあ、こういう日があるので、自分の家の犬に対する愛情が湧いてくるのかと思います。甲斐犬は、イノシシ狩りのための猟犬ですが、イノシシそのもののようにも見えてきます。

黒犬通信のデザイン変更

イラストレーターの村田篤司さんに、新しい黒犬の絵を書いていただきました。HPのデザインは、これまで同様、ウェブデザイナーの相原健二さん。HPで使っているのは、村田さんに書いていただいたもののほんの一部ですので、他の表情の黒犬たちの絵をご紹介するコーナーを作るつもりです。ちなみに、トップページ左側は、サイクリング中の黒犬、右側はコーヒーを片手に読書中の黒犬。村田さん、相原さん、ありがとうございます。

荒川土手のサイクリング

0030日曜日朝、荒川土手をサイクリング。多くのサイクリストに出会いました。中には、アメリカ人のグループも。1時間半ほど、40キロ近く走りましたが、160キロにはまだまだ遠く、このままではぶっつけ本番になりそうです。

自転車に乗っているのはまだ大半が男なのですが、すこしずつ女の子も増えているような感じがします。この前あった丸の内起業塾の懇親会でも、皆さんに、丸の内サイクリングクラブでも作って、週末の早朝、皇居の周りを自転車で走りましょう!って話ました。PCの前に座って仕事ばかりしていると、目、肩、腰が、どんどん衰えていきます。自転車っていいですよ!

写真は、河口から数キロのところにある治水関係の建物。ディズニーシーにあるホーンテッド・マンションみたい?

「Volver」 ボルベール=帰郷

スペイン映画。監督、アルモドバル、主演、ペネロペ・クルス。ペネロペ・クルスの美しさと、映画の中で歌われる「帰郷」の歌だけでも見る価値がありました。

「買い負け」

「買い負け」なる言葉をこの頃よく聞きます。この20数年間、戦後の円高傾向と、国内価格が高めにあったことで、日本から海外の商品や資源を買い付ける業者は、世界市場におけるドルベースでの買い付けで、他国よりも高めの値段を提供することで、「負ける」ということはそれほどなかったのが、ここ数年、他の欧米先進国に対してだけでなく、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国などの新興国)などにも、「買い負ける」ということがしばしばみられるようになってきた、という話です。

トヨタに代表される自動車産業が、日本を支えてくれているのはよくわかりますし、それらのメーカーにとっては円安のほうがいいということなのも、わかります。でも、いつまでも円安がいいといっていては、海外の商品や原料の調達は、これからだんだん難しくなっていくのではないかと思います。資源は限られています。「買い負け」が頻繁に起こってくるのがちょっと心配です。

円高、サービス・金融業の国際競争力強化が、黒犬の「持論」です。

以下の記事は、僕が高校生の頃、1年間生活したアメリカ・アイオワ州あたりの話です。資源をめぐる争いは、これからもずっと続いていくように思います。

日経ネット記事

丸の内起業塾懇親会@新丸ビル

新丸ビル10階にある東京21世紀クラブを会場にして、丸の内起業塾の懇親会がありました。東京だけでなく、福岡、秋田、神奈川を含めると、参加者は200名を越えていて、今夜は久しぶりにお会いするお顔もあり、楽しいイベントになりました。その後は、同じフロアーにはいっている某・ベンチャー企業の代表の方と、簡単な食事に行ったのですが、この方のバイタリティと真っ直ぐさが大好きです。丸の内も、真夜中まで飲み食いできるレストランが増えていて、時々ですが、今日のように遅い時間にも人と会いたいときには、とても便利になっています。

今井賢一先生を囲む夕食会

Dscf1111 昨晩、スタンフォード日本センター理事で、一橋大学名誉教授の今井賢一先生を囲んで、数名の卒業生が、夕食をご一緒させていただきました。僕は法学部だったので、商学部の先生であった今井先生の授業は取ったこともありませんし、僕の在学中には、イノベーションセンターのトップをされていたのではないかと記憶しています。大学の先生とお会いすると、不勉強だったあの頃を思い出し、反省することばかりです。

今井先生は、今年、76歳になられたそうですが、みずみずしい感性と好奇心、現状に対する問題意識を今なお持続されていることがさすがです。ニューヨークにいる、うちの会社の弁護士も、77歳か、78歳で、いまなお、テニスを週に一回行い、最近は、奥さんといっしょに西アフリカの砂丘を観にいってました。僕も、20年後、あるいは30年後、70歳を過ぎてもなお、頭と体をしっかり使って、動き回っていたいです。

写真は、夕食会があった部屋に飾ってあった棟方志功の書。

天国から地獄へ

昨年4月、新宿御苑であった、「首相と桜を見る会」に参加したとき、次期総理の期待が高かった安倍さんに対する人気は、ものすごいものがありました。(2006年4月16日の黒犬通信)それから今日に至るまでの1年半に起こったことは、安倍さんにとって、まさに天国から地獄へ突き落とされたような展開ではないでしょうか?

Dilbert Comic

アメリカの会社の中の出来事を皮肉っぽく描く漫画として有名な、ディルバートがウェブで見られるのを、ティム・オライリーのメルマガで知りました。

Dilbert.Com

おぞましき風景

硬いことを書いた日は読み飛ばす、という「読者」の方の声を聞いたので、ちょっとやわらかい話題です。

先日、知人の誕生日祝いに付き合うため、某有名ケーキ屋さんに行きました。名前はあえて書きません。そこでなんともおぞましい風景を目にし、真っ先に席をたってしまいました。

この日、このお店は月に一度開催されるケーキ・ビュフェの日で、お客さんの大半は女性客だったのですが、このお客さんたちが皿に乗せるケーキの数のすごいこと。部屋の隅にあるいくつかのテーブルに置かれたケーキたちをめがけていく姿には、獲物を狙う獣に通ずるものを感じます。なかには、一度に10個くらいのケーキやマカロンを自分の皿にとってくる女性もいました。それらを全部食べるのかと思いきや、結構食べ散らかしています。店員さんたちも、そのようなお客さんたちに対して、ある種、見下したかのような態度を時には見せます。(いったん皿にとったケーキは、絶対に食べ残すなよ!)

なかには、きれいに食べきる人もいて、その食べっぷりには、あきれるやら感心するやら。すべてのケーキを試さないと気が済まなさそうな女性たちを見ながら、カイ(僕の♀の甲斐犬、8歳)をこの場につれてきたら、きっと20個くらいのケーキやマカロンを、口の周りにクリームをつけながら、一瞬のうちに食べつくすだろと、思いました。自慢ではありませんが、うちのカイは僕が目を離した隙に、麻布十番の黒犬御用達・豆源の出世豆(豆源に行くと必ず買う)一袋を食べてしまうという前科がある犬ですから。

ところで、明日は、Odyssey Magazine 次号の巻頭インタビューを飾っていただくことになった某・若手女優の取材に、ちょっと立ち会うことになりました。それが誰かは、近いうちにお知らせします。

もう、インフレじゃないの?

まだデフレから脱却できていないと言っている人がいますが、身の回りで起こっていることやメディアで見ることは、値上げの話しが多くなっています。オデッセイのオフィスが入っているビルのあるここ丸の内界隈でも、契約更新時の値上げは当然のことになっています。マクドナルドも、すかいらーくも、そして伊藤ハムも値上げ。どうしても金利を上げたくない、円安に維持したいという、「守旧派」がまだまだ多いのでしょうか?日本経済って、糖尿病状態って感じがします。

アメリカ海軍のHPでの情報公開

田原総一郎が日経BPのサイトで書いている文章で、初めて以下のことを知りました。

8月31日深夜放送の「朝まで生テレビ」で、橋本元首相の秘書官だった江田けんじ衆議院議員(無所属)が驚くべき資料を出してきた。それは、アメリカの第5艦隊の正式なホームページに掲載されていた情報で、「日本からインド洋に出ているイージス艦が給油をしている油の85パーセントにあたる8662万9675ガロン(約30万キロリットル)がアフガン戦争ではなく、イラク戦争に送られている」というものだった。

これが本当だとしたら、日本の新聞もテレビも、秋の国会の最重要の議題に関して、ろくな報道をしていないということになりますし、相変わらず、政府はわれわれ国民には本当のことを知らせていないということになります。アメリカ政府はおろか、韓国政府のほうが、まだ日本政府よりも情報公開が進んでいるという記事を最近よく目にします。西山元毎日新聞記者が報道した、沖縄返還に関わる日米間の密約に関しても、アメリカ政府の公文書で確認され、さらに日本側の外務省担当者も認めているにも関わらず、外務省は知らぬ存ぜぬを決め込んでいます。

アメリカ海軍のHPというものを、初めてチェックしてみたのですが、いろいろな情報が公開されています。(もちろん、不都合な事実は公開などしていないでしょうが) 給油問題に関して、どこに記述があるのか、時間があるときに、調べてみたいとものです。

会社が危機にあるとき、社員に状況をきちんと説明することが、危機に対応するための大前提のように思います。同様に、国と国民の関係も、長い目で見たときには、きちんと説明してくれたほうが、国に対する信頼が育つと思うのですが、この国の政治家や役人はそうは考えないのでしょうか。

東京のファンスポット、御徒町

0026 久しぶり、それも何年かぶりに御徒町に行ってきました。トライアスロン選手・白戸太郎さん紹介の、某・サイクリングショップです。靴下とサイクリング用のグローブ程度の買い物だけでしたが、お店の人にイタリアの自転車のことをいろいろと教えてもらいました。

日頃、丸の内と家の往復の毎日ですので、御徒町のような商店街はとても新鮮で楽しくなりました。東京のファンスポットのひとつですね。

『娘に贈る12の言葉』(ジム・ロジャーズ著)

ジョージ・ソロスと立ち上げたヘッジ・ファンド、クォンタムファンド以降の成功で世界的に有名な投資家が、60歳にしてできた娘に向けて書いた、「人生と投資で成功するために」という副題を持つ本。決して奇抜なことは書かれてませんが、それを継続的に、実行できるのかどうかが、成功する投資家(ビジネスマン)を、その他の投資家(ビジネスマン)から際立たせるのかと思います。12の言葉は以下のとおり。

  1. 他者に流されてはいけない 
  2. 大好きなことに情熱のすべてを注ぎなさい 
  3. 常識はそれほど常識ではない 
  4. 世界を自分で見ておいで
  5. 哲学を、つまり「考える」ということを学びなさい 
  6. 中国の時代、中国語を身につけてほしい 
  7. 歴史を勉強しなさい 
  8. 汝自らを知ること 
  9. 変化をとらえ、そして受け入れなさい 
  10. 未来を見つめなさい 
  11. 大衆に逆らいなさい 
  12. 幸運の女神は努力を続けた者に微笑む

著者のジム・ロジャーズは、一度はバイクで、もう一度は改造したベンツで、世界一周を二度おこなっている、行動的な投資家です。僕の好きなビジネスマンの一人。

高度化する必要があるのは

経産省が、「高度IT人材」の育成の必要性を訴えているのですが、この「高度」という言葉、わかったようでわかりません。そして「高度化」する必要があるのは、人材よりも、市場のありかた、ビジネスのあり方自体ではないかと思います。

IT産業だけでなく、国内市場だけで競争している企業や産業が、非常に特異な発展の仕方をするのが、日本市場の特徴かと思います。ケータイはその一例です。その特異さが無理や無駄をしばしば生んでいます。これは、海外市場との比較をしてみないとなかなか分からないのですが、自分で自分の首をしめているとしか思えないようなことが起こっています。結果、日本でだけ通用することが多くなります。

これは僕の持論なのですが、もう政府には、できることはあまりないのではないかと思うのです。「高度化」しようとして、政府がいくら笛を吹いてみても、一体、人材の高度化なんてできるのか?それよりも、政府自体が、まずITサービスの調達を「高度化」していって、大手IT企業との付き合い方そのものを根本的に変えていくことで、市場や業界の仕組み自体を高度化していくことこそ、政府にやってもらいたいことです。ゼネコン業界同様、2次請けどころか、3次請け、4次請け、最悪7次請けなんてことがあるようですが、こんなことをやっている業界がサバイブすることそのものが、おかしなことだと思います。「あらためて衝撃――日本のソフト産業を統計分析するあらためて衝撃――日本のソフト産業を統計分析する」という記事を読みながら、憂鬱な気分になりました。

オデッセイIT奨学金でドイツに!

Afs_group2 明日、エイエフエス(AFS)でドイツに旅たつ、オデッセイIT奨学金受賞者の、山下拓人君(愛媛県伊予高校)が、出発前に、オデッセイのオフィスを訪問してくれました。ドイツでは、300人程度の人口の町の農家がホストファミリーだそうです。ドイツでの一年間は、きっと有意義なものになると思います。

写真にいっしょに写っているのは、山下君(前列、右)が受けてくれたIC3の日本での営業を担当しているチームのメンバー(後列3名の女性陣)と、AFSの大野さん(後列左)、制作担当のYさん(前列左)、それと黒犬好きなのに、今日は白い服の僕です。

最相葉月さんの「読書日記」

今年前半、オデッセイコミュニケーションズで提供していたラジオ番組、Library by Odyssey でパーソナリティをしていただいた、ノンフィクション作家の最相葉月さんが、今日の日経新聞・夕刊「読書日記」のコーナーで、ご自分の読書体験を書かれ始めています。最相さんの「星新一・1001話をつくった人」は、第29回講談社ノンフィクション賞を受賞されています。僕はこの本を読んで、星新一のさまざまなことを初めて知りました。お薦めの本です。

日経パソコンの「読者の広場」から

日経パソコン(8月27日号)の「読者の広場」で、「Office スペシャリスト講座開設を望みます」という投書を発見。68歳の茨城県の方からですが、6月25日号のビジネススキルアップ連載「Officeスペシャリストになろう」が、たいへんいい記事だと思ったということで、日経パソコンには、試験に合格するような内容をもう少し盛り込んでもらいたい、という内容でした。

われわれとしては、ちょっとうれしい投稿です。

戻りの遅い日本株

サブプライム・ローンの影響をもっとも受けた市場のひとつが日本の株式市場。そして、欧米諸国でいくつかの対応策がアナウンスされても、戻りの勢いが一番弱いのが日本市場。その根本的な理由は、日本の構造改革が遅々として進まないことへの大きな失望かと思います。日本の新聞で好意的に取り上げられているブルドッグソースに関する裁判所の判決なんて、海外の投資家にとっては大きな失望でしかありません。

できるだけ今のままの企業ガバナンスを維持しようとする動きや、日本のユニークさを強調する動きなどは、日本にとって、プラスではなく、圧倒的にマイナスになっているのではないか?

大学の1年生のとき、同じフランス語クラスだった、そして卒業後、郵政省(現・総務省)に入ったT君という同窓が、最近、携帯電話のビジネスモデルの変革を提言していて、ちょっとした有名人になっています。ケータイは、日本が力を持っているのに、日本だけのビジネスモデルを作ってしまったため、国際市場でまったく競争力を持ちえない、不幸な業界になってしまっています。

小泉・竹中路線に対する批判はいたるところで聞かれます。彼らのとった経済政策が、プラスかどうか、僕は判断できるほど、知っているわけでもないし、考えたことがあるわけでもないのですが、構造改革が遅れていくことは、日本に対する期待を失わせていき、ますます東アジアにおける中国の台頭と日本の没落を進めていくことになるのかと危惧します。

少なくとも、日本の株式市場だけを見ていると、あまり前向きな気分にはなれません。日本人自身も、日本株に投資しないで海外市場の方を見ているようでは、海外の投資家も、いつか日本へは期待しなくなるのではないかと思います。

驚異のトライアスロン選手

こんな「老人」がいるのかと、驚きました。

  • 塗装業を営んでいた60歳のとき、胃がんで胃の3分の2を切除。
  • 絶対に病気に負けまいと、トライアスロンを開始。
  • 徹底的な節制で自己管理。
  • 午前3時起床、時間がある限り、走り、泳ぎ、自転車に乗り、午後8時には就寝。
  • 通算142回のトライアスロン大会で完走、そして84歳で引退。

中尾友一さんという方だそうです。高齢化時代のもう一人のヒーローだと思います。公式ブログ、および公式HPがあります。

一ヵ月後に新聞を読む楽しみ

今年は一週間程度の出張(シュッチョウです、デバリではなく)がほぼ毎月のように入って、読めない新聞が山のようになっています。この週末も、7月半ば頃の新聞を読んでいたら、7月17日付けの日経産業新聞の「マーケットウォッチ」のコーナーで、ひよこさん(ペンネーム)という専門家の方が、「先週火曜日、米国のサブプライムローン問題に対する懸念が再燃して主要国の株価が全面安となるなかで、投資家のリスク回避姿勢が強まった」という一文から始まる文章を書かれていました。

で、読み進んでいくと、「実は、サブプライムローンの延滞率は2005年に既に上昇し始めており、それほど目新しい問題ではない」とされ、最後には、「基本的にサブプライムローン問題に関するニュースに対する市場の反応は、今後ますます小さくなっていく可能性が高い」と締めくくっています。

ほんの一ヶ月前に、サブプライム問題に関して、このようなコメントを出していたプロもいたのかと、過去の新聞記事を読むたのしみを見つけた気分になりました。ちなみに、僕の友人で、熱心に株式投資をやっている金融業界の人がいます。この2週間ほどの間で、サブライムローンのせいで、マンション一つ分くらいのお金が飛んでしまったと、電話で自虐的に笑っていました。

村松増美先生喜寿のお祝い

今日は、村松増美先生の喜寿のお祝いのパーティに出席。サイマルの共同創業者であり、日本の同時通訳の世界の一人者で、僕が中学生の頃、英語の勉強においての目標のお一人だった。そのほか、国弘正雄先生や鳥飼久美子先生(立教大学)などもご出席されていて、ご挨拶させていただきました。(鳥飼さんはAFSの先輩です)

村松先生は、数年前に倒れられてから、お体を不自由にされています。70歳を過ぎてもスキーをされるなど、これまでずっと活発でいらした方なので、さぞかし悔しい思いをされていると思うのですが、今日は、先生を慕われている多くの方がご参加になられて、とてもいい集まりでした。MM Cross-Cultural Forum のHPを参照ください。その他、村松先生のインタビュー

listeningtowords.com

ヨーロッパのことはよく知らないのですが、アメリカで行われた過去の講演がどんどんネット上で無料公開されてきています。たいへんいいことだと思います。無料で、全米の有名大学や公的組織で、有名人や専門家を招いた特別講演などを聞くことができます。listeningtowords.com (listening to words) というサイトは、そのような講演の検索サイトになっています。

このサイトで見つけてきたいくつかの講演を聴いたり、ビデオを見たりしてみました。


日本でもこのようなサイトはないでしょうか?そもそも、日本で行われているさまざまな講演を録音し、またビデオにとり、公開していく動きが広がならないでしょうか?NHKが一番そのような講演のライブラリーを持っているのではないかと思うのですが、一般に公開してもらえないでしょうか?

アメリカで、知的財(アイディア、意見、思想、アートなど)を、ネット上で、より多くの人たちに無料で公開していこうというコミュニティがどんどん増えています。社会の中で、このような知的公共財を、もっと多くの人たちと共有し、コミュニティを作っていく動きが、日本でも広がっていくことを願っています。

決してこのような動きは、ビジネスにおけるイノベーションとは無関係とは思えません。もっと日本でも知的公共財の共有化が進むことが、きっと民主的な議論の深化やビジネスにおけるイノベーションにつながることと思います。

追記
オデッセイコミュニケーションズでも、毎年11月に、IT-EI(IT Education Initiative)という講演会を、丸の内で行っています。今年も11月18日(日)に行います。内容は、詳細が決まり次第発表していきます。