「自己啓発本」の必要がない中国

Dsc_0017 今朝は、オデッセイの社員のHさんと8時から荒川沿いの土手を、葛西臨海公園からスタートして、河口から20キロ強のところにある北区志茂あたりまで走り、再び、葛西臨海公園までサイクリング。荒川の河口から、埼玉県の和光市あたりまで、30キロ強くらいなので、往復できない距離ではないなと思いました。実際、今日、引き返した地点から10キロほどで埼玉県でしたので、あと30分ほど走ればいいところまで来ていました。自転車は、一人ではなく、仲間といっしょに走ることで、遠いところまで楽しく行くことができます。

ところで、先週会った出版関係の方からお聞きしたのですが、中国では、いわゆる自己啓発本は、売れないそうです。なぜなら、自己啓発なんて、他人から言われなくても、みんなが、ハングリー精神の塊みたいになっているので、技術的な本であり、経営の本であり、もっと実際的で、即役に立つ技術の本などが求められているということでした。アメリカの本屋でもSelf-improvement とか、Self-helpというようなカテゴリーの本を集めたコーナーが、どこでも見られますし、日本もこの手の本が多いなと思います。

今年、オデッセイで出版したGraduation Dayも、広い意味では、自己啓発の本です。どちらにしろ、今の中国人ほど、燃えている状態だと、他人から激励や叱咤など、まったく必要なくて、反対に、日本人のように、「なんのために、生きているのか?」とか、「なんのために勉強しないといけないの?」と、贅沢な悩みを持っている国民は、ユンケルじゃないけど、滋養強壮剤(=自己啓発本)でも飲まないと、やる気がでないということでしょうか?