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検索は等身大。

今日お昼ごはんをご一緒した方がおっしゃっていた言葉。「検索は等身大以上のものにはならない。」その方がテレビで見たネットカフェに寝泊りする少女がひたすらに検索していたのは、「日雇い」情報サイトだったとか。この少女には、大学進学の情報も、職業訓練のサイトも、意識には入ってこない。そんなことより、今目の前にある、お金を稼ぐということに、すべての意識はある。

どんな言葉を検索するのか。それはまさに今の自分そのものかもしれない。検索ワードを特定の組織がデータベース化し、それをビジネスにつなげていることについて、よく考えてみる必要がある。便利さと膨大な情報との引き換えに、自分自身を(自分の秘密も)、第3者に無意識のうちに渡しているわけだから。

そして、ネットカフェで日雇い情報サイトを検索する少女は、どうすればそこから抜け出すことができるのか?誰か、助けてあげられる人はいないのか?

「日本人よ!」(オシム著)

以前にも書いたことがありますが、オシムのファンです。彼のサッカーのファンだと言えるほどサッカーに詳しいわけではなく、彼の言葉のファンです。新潮社から出ている日本人よ!は、素晴らしいメッセージの本だと思います。プロローグは、こんな文章から始まります。

  • サッカーとは、人生である。なぜなら、人生で起こることは、すべてサッカーでも起こるからだ。しかも、サッカーではもっと早く、もっと凝縮して起こる。つまり、人間が一生涯で経験できるものすべてが、非常に短い時間の中で起こりうるのだ。一度の人生で起こりうる美しいこと、醜いこと、すべて詰め込まれたのがサッカーなのである。

こんな書き出しの本ですから、この後も、ゾクゾクするようなアフォリズムが続きます。たとえば、

  • 日本では誰も求められた以上のことを試そうとしない。これが私のノルマだと考え、そのノルマを満たしてしまったら、他のことは他人が引き受ければいいと考えている。サッカーでそれでは駄目なのだ。

サッカーだけでなく、ビジネスでも同じことが言えます。お恥ずかしいことですが、僕の会社も、決してこの言葉と無縁ではないと思います。

そして、もうひとつ、ハングリーさ、クリエイティビティーを失い、受身の飼犬のようになってしまった日本人のことを、このようにも言っています。

  • 日本では既に全てが解決されている。だから、人々は全てが解決されることに慣れてしまった。

オシムは、まさに「言葉のファンタジスタ」だ。僕はこの本を社内ですべての社員の人たちに配ろうかと思っているくらい、気に入っています。

『スーパーコンピューターを20万円で創る』(伊藤智義著)

天文計算のためにわずか20万円でできたスーパーコンピューター(Grape プロジェクト)の開発をめぐるお話。その開発の中心メンバーのひとりが、三人称を使いながら語る物語で、とても好感を持って読みました。現在、千葉大学大学院工学部の先生になられている作者は、マンガの原作者でもあって、とても多才。こんな先生に教えてもらっていたら、僕の理科嫌いも今ほどはひどくなかったのかと思います。

集英社新書HP

伊藤智義研究室

the GRAPE project

ヘッジ・ファンド関連の記事

久しぶりに買ってみた雑誌「ニューヨーカー」(The New Yorker)にでている、ヘッジ・ファンド関連の記事。一部のヘッジ・ファンドがなぜ莫大な利益をあげることができるのか、大半の凡庸なヘッジ・ファンドに代わる投資手段はありえないのか、それに答えようとする金融を専門とする教授の開発した投資モデルに関する記事。

Hedge Clipping

中・長期的な為替展望

50歳が近づいてきて、これまでの経験とこれから起こるかもしれないことなどを、いろいろと考えるのですが、その中の一つが、日本の経済はこれからどうなるのかなということです。僕みたいな凡人は、「恒産なくして恒心なし」、経済がしっかりしていることが国の基本かなと思っています。日本経済の指標になるのが、為替相場。これからの20年、30年間という中・長期の展望はどうなるのか?

1985年、この年の夏にビジネススクールに行くために渡米し、その際に、それまでためていた円の貯金をすべてドルに換えたのですが、渡米直後の9月、ニューヨーク・プラザホテルで開かれた主要国蔵相会議での合意に基づいて、急激なドル安が始まりました。1985年以降、戦後期の相対的な円高が続いているわけですが、いまのレンジ(100円から140円のレンジ)の円高が一体いつまで続くものだろうかと、最近よく考えます。戦後しばらくの間は、1ドル=360円なんて時代だったことを体感しているひとは、少なくなっています。僕が初めてアメリカに行った1976年には、1ドルは、300円くらいでした。

BRICKsを始めとする新興工業国の追い上げ、国際政治における日本の弱い立場、国内の少子化問題が起こすさまざまな問題(経済の縮小、「ゆとり教育」のような甘やかし、年金問題)、財政赤字などなど、楽観主義の僕でさえも、日本の将来を不安に思うことがあります。

自分が生きている間、すくなくとも20、30年の間は、円が1ドル=200円以下の円安になることはないと思っていたのですが、日本経済がしっかりしないと、200円を越えるような水準の円安の時代がまた来るかもしれません。

卒業旅行なんていって、親にねだったカネで海外旅行に行く大学生も、「新しい人生を見つけたい」なんていって簡単に仕事を辞め、海外の語学学校にいったりしている社会人たちも、1ドル=240円なんてことになったら、そう簡単には海外旅行にも行くことはできなくなります。彼らが海外に遊びに行けるのも、経済がしっかりしていることが前提ですが・・・

善き人の死

今朝の朝刊社会面に、映画「善き人のためのソナタ」で、芸術家を監視する主人公のシュタージ(国家保安省)職員を演じていた男優・ウルリッヒ・ミューエが、胃がんのために死去したことがでていました。ドイツ東部・ザクセン州で、22日、54歳でなくなられたそうです。

6月6日の黒犬通信で書きましたが、とても重いテーマの、でも希望も与えてくれる、とてもいい映画でした。『グラデュエーション・デイ』の翻訳でお世話になった佐々田雅子さんと、Library by Odyssey でお世話になった最相葉月さんから教えてもらってみた映画です。もう映画館では上映していないと思いますが、近々ビデオになるのではないかと思います、とてもお薦めの映画です。

先週、アメリカで知り合ったニュージーランド人と話していて、最近の映画でよかったものとして、この映画の話になりました。国を越えて感動を与えてくれる映画だと思います。

View of Central Park

Dscf1099 世界大会のあったフロリダからの帰りに泊まったニューヨークには20時間もいることなく、日本に帰ってきました。仕事でお世話になっている人たちとの夕食と寝ること以外、特に何もなかったのですが、ホテルの部屋から見たセントラルパークの景色には、すこしホットしました。

ゴシップですが、公私共にお付き合いしているニューヨークのアメリカ人弁護士は、ジョン・レノンとヨーコが住んでいたダコタハウスのそばの某アパートに住んでいます。そのアパートにはアップルのジョブスも20年近く部屋を持っていたのですが、ほとんど使用していなかったそうです。最近、U2のボノが、ジョブスの部屋を買い取ったとか。ボノは時々使用しているようなことを聞きました。

アメリカで買ってきた本

単行本3冊。

1冊目の本は、ピューリツアー賞受賞作家による、途上国での感染症と戦う医師Paul Farmerの生き様を紹介した本。2冊目は、日本でも知られるホームラン王、ハンク・アーロンに関して、雑誌「スポーツ・イラストレイティド」に書かれたエッセイを集めた本。そして3冊目は、映画「ホテル・ルワンダ」の、実在する主人公の自伝。いずれも、強烈な個性を持った人物のお話。

プロファイリング

Dscf1102 9・11以降、アメリカ入国およびアメリカ国内での移動に際しては、不愉快な経験をすることが増えています。その中でも、一番僕が気に入らないのは、(僕みたいにアメリカ大好き人間を)、SSSSという、飛行機への搭乗時に、余計にチェックをすべしという対象者に、「自動的に」決め付けるルールです。こういうのを、profiling (「人種や年齢など特定の特徴を利用して人が犯罪に関与しているかどうかなど、人物像を推定すること」、リーダーズ英和辞典)といいます。白人以外の男性がこのような扱いを受けることが多く、イスラム系の名前や顔つきをしていたら、さぞかしもっと不愉快な思いをしていることだと思います。SSSSとprofiling の組み合わせで検索してみると、アメリカ国内の旅行で不愉快な扱いを受けたというブログをたくさん見かけました。こんなことも、アメリカ嫌いを世界中で作っている原因のひとつでしょうね。

今日は、あと数時間後にニューヨークから日系の航空会社の飛行機で帰国します。日本に帰るとき、不愉快なprofilingを受けないのは当然ですが、日米間の便くらいではアメリカの航空会社の便にはあまり乗りたくないと思っています。

サンフランシスコの禅寺

曹洞宗の禅寺が、サンフランシスコ郊外にあることを知りました。おもしろいのは、普段は、おしゃれな買い物やサービスを紹介することが多い、アメリカのメールマガジンに紹介されていたこと。San Francisco Zen Center。さらにこのHPからのリンクで、American Peace Project というブログを見つけました。こちらもおもしろそう。

Tシャツに見る大統領予備選挙

Dscf1094 先日、空港(ワシントンDCのロナルド・リーガン・ナショナル空港)のお土産屋さんで見かけたTシャツ。写真を拡大してもらうと読めますが、まん中にあるTシャツに書いてある「Bill Clinton for First Lady (クリントンをファースト・レディーに)」を期待している人は、案外多いような気もします。

「ラテン系」は明るい。

昨晩は、世界大会の最終日のパーティがあって、オフィススペシャリスト試験の発表があったのですが、今年も日本から参加した学生たちは、入賞を逃しました。彼らは、アテンドしてくれたオデッセイの社員たちとともに、一足早く、今朝帰国の途についています。

久しぶりにブラジル、コスタリカ、フィリピン、韓国、ニュージーランドなどから来ている連中と飲み明かしましたが、彼らの明るいこと。陽気な血が流れているのか、おしゃべりをしながら、夜遅くまで元気一杯で、久しぶりに、深夜3時くらいまで起きていました。

今日はこれから朝11時の飛行機でニューヨークに移動し、20時間もすれば、すぐに成田行きの飛行機です。

マイクロソフトも同時期にカンファランス

われわれは、ディズニーワールドのマジック・キングダムそばのホテルで、オフィススペシャリストの世界大会を行なっていますが、マイクロソフトはオーランドのほかのホテルで、世界各地のオフィスから参加する社員大会を開いています。昨晩は、そちらの会場から抜け出してきてくれた、レドモンド本社のMicrosoft Learningのメンバーと、一杯やりながら、食事をしました。マイクロソフトからの引退を表明しているビル・ゲイツが、とてもエモーショナルナなスピーチをしたそうで、会場は盛大なスタンディング・オベーションだったとか。

オフィススペシャリスト世界大会

オフィススペシャリスト世界大会に参加するために、今日から、フロリダ(オーランド)に来ています。今年は、ふたりの専門学校の女子学生が日本からは参加しています。僕個人は3回目になるフロリダですが、実は、蒸し暑さのために、苦手な場所のひとつです。次回以降は別の都市でおこなって欲しいと、ずっと言っているくらいです。明日(こちらの時間で20日午前)、日本の代表ふたりが試験を受けることになっています。頑張れ、大和ナデシコ!

オデッセイマガジンーmetropolitana 増刊号

オデッセイコミュニケーションズで出しているフリーペーパー、『オデッセイマガジン(Odyssey Magazine)』ですが、今日まで首都圏の地下鉄主要駅に、metropolitana 増刊号として、ラックに置かれています。(表紙は、metropolitanaとなっています)今回のテーマは、「仕事、好き?」。

首都圏以外の方も、fujisan.co.jp で入手できます。(ただし現在、申し込み可能は、前号の「女の武器」特集です)

久しぶりに朝夕自転車

3連休、ようやく最終日に雨がやみ、自転車に乗ることができました。朝夕2回、走りましたが、これからあと2ヶ月間、コンスタントに練習したいと思います。

夕べはDie Hard 4.0を観たのですが、ブルース・ウィリス孤軍奮闘、これぞ中高年魂とばかりに、もうだめかと思っても生き抜き、荒唐無稽な映画もたまにみるのは、最高でした。9・11後、国の基幹となるコンピューター・ネットワークを国内テロリストに乗っ取られる話で、よくここまで考えるなと、ハリウッド映画には感心します。

MAHALOHA!

伊藤由奈のmahaloha。プロモーションビデオを某カフェで初めてみたのですが、ワイキキのカピオラニ公園(ホノルル・センチュリーライドのスタートとゴール地点)周辺の澄んだ空間の広がりが伝わってきました。Mahaloha=Mahalo+Aloha. 感謝と愛の造語です。

レコード会社がアップしているのでしょうか、mahalohaのプロモーションビデオがYouTubeにでています。今一番気に入っている歌です。

大前健一「国民をだます国、日本」

大前さんはまったくもって、直球勝負の正論の方だなと思います。日経BPのウェブに発表されている文章をお読みください。

「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」

2ちゃんねる管理人の西村博之が話したことを文章にし、さらにジャーナリストとプログラマーとの対談をまとめたもの(扶桑社新書)。おもしろく読ませてもらいました。本のタイトルは、「なぜ潰れないのか?」とありますが、「なぜ(権力に)潰されないのか?」ということを、読みながら漠然と考えていました。プログラマー(小飼弾)との対談がおもしろかったです。

5万円を超えた任天堂株

今週、ついに任天堂の株価が5万円を超えました。1万円からスタートした上げ相場は、2005年末から1年半をかけて、ついに5倍になりました。この期間ずっと持ちこたえていれば、100万円が500万円になります。取引単位が100株なので、この株を買うためには最低でも500万円という、平均的給与の一年分くらいの金額がかかってしまいます。PCやインターネットの分野では、世界的企業がすくない日本ですが、このゲームの分野はすごいなと思います。

かつての花札屋さんは、いまでは時価総額でも日本の10位となり(7月13日終値)、三菱商事、三菱地所、三井物産、東京電力、新日鉄、日産自動車、そしてソニーさえも、超えてしまいました。(任天堂の上にあるのは、トヨタ自動車、三菱UFJ、みずほ、キャノン、三井住友、NTTドコモ、NTT、ホンダ、武田薬品工業の9社)

ちょうど、今朝の朝日新聞には、ニンテンドウの「脳を鍛える大人のDSトレーニング」で、脳トレブームを作った東北大学の川島先生がでていました。この記事によると、昨年の9月から12月に、98キロあった体重を、主に食べる量を減らすことで76キロまで絞ったそうです。これは見習いたいです。先生いわく、賢い子を育てるには、

  1. 生活時間のコントロール(特に、早起き)
  2. きちんとご飯を食べる
  3. 本を読む

この3つで100%おつりがくるとか。

Religious literacy

オデッセイで扱っている資格試験は、ITリテラシー(Literacy)に関するものですが、さまざまな分野の「リテラシー」が問題になっているように思います。6月、ボストンであったハーバード・ビジネス・スクールのリユニオンで、ハーバード神学校(Harvard Divinity School)のDiane L.Moore教授の講義をお聞きする機会がありました。ビジネススクールが、神学校の先生に講義をしてもらう背景には、現代のグローバルビジネスが、宗教の理解、あるいは宗教への配慮なくして成り立たない状況があるという事実があります。

なぜ、こんなことを書くかというと、金曜日(13日)の産経新聞で、「ヒットラー暗殺計画」をめぐるアメリカ映画が、主役であるトム・クルーズが新興宗教(サイエントロジー)の信者であることを理由に、ドイツ連邦軍施設内での撮影許可がえられないという記事を読んだからです。サイエントロジーとは、なんぞやということは、まったく知りませんが、世界の経済、政治、文化において、宗教が大きな役割を果たしているケースが多くなっているなと感じます。アフガニスタン、パキスタン、あるいはイラン、イラクなどの中東で起こっていることは言わずもがなです。

動機付け

経済関連記事を読んでいると、毎日のように、ピーター・ドラッカーの言葉の引用に出会います。ドラッカーの著作は、あたかも、ビジネスにおける「聖書」の観があります。昨日の日経新聞朝刊の「やさしい経済学ー名著と現代」でも、ドラッカーの『断絶の時代』から知識労働者の動機付けが大事だという点を紹介しています。

動機付けに関しては、昨日の日経産業新聞の「眼光紙背」というコラムでも、経営者へのリクエストとして、「偉くなりたくない若者たちに、仕事への動機付けを考えなおしてほしい」としています。

ほんの数十年前のこと、食べ物さえもないときには、必死で働いていた日本人ですが・・・

丸の内風景

オデッセイのオフィスのすぐそばにある東京国際フォーラム。オリンピック招致のための看板を発見!

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議論が深まらない国

「問題発言」はいつの時代でもあります。この前も、防衛省の大臣が、原爆投下を容認するような発言をしたとして、辞任に追い込まれました。新聞などでも、「原爆投下はしかたなかった」という部分だけが報道されていて、どのような文脈で、どのような言葉を使っていたのか、よくわかりませんでした。テレビはまったく見ないのですが、どのような報道だったのでしょうか。

先日、産経新聞で、この大臣の講演における、原爆投下に関する前後の部分も含めた内容を読むことができ、朝日新聞や日経新聞の記事とは、すこし異なる印象を受けました。産経新聞のウェブ、izaで読むことが出来ます。これを読んで、皆さんはどう感じますか?(このような形で、「問題発言」をきちんと紹介することは、新聞の大きな役割だと思いますし、新聞とウェブの望ましいシナジーだと思います)

歴史的な出来事、特に日米戦争、日中戦争、そして韓国併合に関しては、きちんと議論がされない、議論することをタブー視する、最初から結論付けた議論しかできない、そして、相反する立場にある陣営同士の議論が深まらないという、残念な状況が戦後ずっと続いているように思います。

ビジネスも同じですが、問題の原因をきちんと直視すること、さまざまな観点から議論する、自分とは相反する立場にたって考えてみる(それは決して同意することとは違う)ことが、大切だと思います。ビジネスのいいところは、政治や教育とくらべて、結果が数字で表れやすいことですが、政治や教育においても、タブーを作ることなく、オープンに議論すればいいのにと思います。

この前、取引先の方々とお会いするため、初めて広島に行きました。平和記念公園の碑には、「過ちは繰り返しません」とありますが、誰がどのような過ちを犯したのか、なぜ、原爆投下にいたることになったのか、そして戦後、アメリカの核の力の庇護のもと、日本の平和が保たれてきたのではないか?これまで60年以上にわたって封印されたまま、「見ない、聞かない、話さない」と避けてきたことがらを、これからも避けていては、肝心のビジネスにおいても、取引先の国々との良好な関係は維持できないのではないかと思います。

ブルーノの問い

Bruno0709_2 山形の柳沼さんから、ブルーノ君の写真が届きました。なんとなく、ブルーノ君に問いかけられている感じ。「お前さん、これからどんな生き方するのか?」って。 

日本の細やかさ

小降り模様だった今日、某所で千円程度のお土産の和菓子を買ったのですが、紙の手提げ袋に入れてくれた上から、雨にぬれないためのビニールをかけてくれました。こういう細やかさは、日本独特のものではないかと思います。海外のことをすべて分かっているわけではないので、ヨーロッパあたりの高級店でお買い物をすると、同様の気遣いをしてくれるのかもしれませんが、僕の限られた経験ではこのようなところが、日本の商店の素晴らしい心使いのひとつのように思います。千円程度の買い物に過ぎないのに。

先週、イスラエルから日本に来ている人と話をする機会がありました。その方は、学生のとき、アジア旅行の一部として日本に来たとき、お店の店員の対応の素晴らしさに感激して、それ以来、日本のファンになったということでした。その人は、今日のような雨の日に、紙の手提げ袋がぬれないように、ビニールのカバーをしてもらったのかどうかわかりませんが、そんな日本人の細やかさに感動したのだと思います。

七夕に願うこと

Dscf1086 昨日は七夕。世界で一番有名なテーマパークでは、お客さんが願い事を書くカードを配っていて、それを集めたコーナーがありました。うちの黒犬たちの願いは、きっと一番がえさをお腹一杯に食べることで、二番目に飼い主の僕と遊ぶこと。

僕の願いは、僕自身も含めて、すべての人が自分に与えられた可能性を十全に生きることかな。この前、黒犬通信に書いたことですが、「自分の愛する人生を生き、そして自分の生きた人生を愛すること」について、この頃、しばしば考えています。十全に人生を生き、自分の人生を愛したい。

『大仏破壊』(高木徹著、文春文庫)という、バーミヤンの大仏崩壊に至るアフガニスタンの国内情勢を紹介した本を読み終えました。世界は大仏が破壊されるまで、アフガニスタンのことなど、歯牙にもかけなかったわけで、タリバン政権下、女性の人権無視や子供の飢餓など、さまざまな問題があったわけです。タリバン政権が崩壊し、選挙によって新しい政権が樹立された後、現在に至るまで、実は状況はそれほど改善していないのではないかと思うのですが、夕べ、世界で一番有名なテーマパークには、大勢の人たちが集まっていて、その中で、「ここにアフガニスタンの子供たちをつれてきてあげたら、どんなに喜ぶことだろう」と、場違いなことをひとり考えていました。

アフガンの人たちも、日本に住むわれわれも、自分の持つ可能性を十分に生きることを希望しているはず。そのためには、自由で、平和な社会や国家があることが前提になります。日本は自由で民主的な国か、僕にはそう言い切る自信はないのですが、平和な国であると思います。少なくともそのことには、感謝しています。

立花隆の宮沢評

立花隆の故・宮沢元総理の評価を読んで、考えさせられました。宮沢さんは、日本のエリート官僚の中で、もっともエリートのお一人だったと思いますが、日本経済の舵取りを大きく誤ったことにおいて、バブル崩壊後の日本経済の混迷(特に政府の借金を重ねていったこと)に大きな責任を持つのかと思います。

宮沢さんのようなエリートの方たちは、自分たちこそが、民をリードしていくべきというお考えだったようですが、日本のエリートたちの経験や考え方では、もう政治はおろか、経済さえもリードしていけないのではないかと思います。戦後60余年、前半は機能していた日本の「官僚資本主義」は、バブル以降の後半においては、その弊害のほうが圧倒的に大きくなってしまったように見えます。

全体としてみたとき、どのような形をとるのかは予想もできませんが、いつか、日本の仕組みはハードランディングして崩壊する可能性を感じます。そのとき、一時期から惰性で動いている日本のさまざまな仕組みは、一度、リセットされるのでしょうか?そのときの解決方法として、一握りのエリートの「指導」よりも、大勢の人間たちが参加し、知恵を競い合うマーケットメカニズムこそが、問題解決のための方向性を示してくれるのではないかと信じています。

新しい認定証

Mcas_2 Office 2007対応の新しい試験、Microsoft Certified Application Specialist (略して、MCAS)が今週スタートしました。詳細は、オデッセイの公式サイトをご覧いただきたいのですが、今回から、合格者に送られる認定証のサインが、ビル・ゲイツに代わりました。ビル・ゲイツのファンにはたまらない話では?!

「不都合な真実」訳者のお話

映画「バベル」にははまってしまった黒犬ですが、映画「不都合な真実」はまだ見ていませんし、たぶん、見ないと思います。世界でも地球環境の悪化にもっとも「貢献」しているアメリカの代表的政治家のひとりが、「不都合な真実」のような映画を世界に輸出するのは、皮肉な話かとは思います。(ただ、アル・ゴアレベルの政治家を生み出せないわれわれの政治環境は絶望的ですが)

今夜はある席で、この『不都合な真実』の訳者、枝廣淳子さんのお話をお聞きしました。地球温暖化、天候の変化、それらが意味すること、「現代の黙示録」とも言える話なのですが、非常に厳しい状況に地球環境があるというお話でした。現状と、予想される状況を冷静に伝えようとする姿勢に、好感を持ちました。

『不都合な真実』は、今夜の会の主催者である野村総研のご好意で1冊いただきました。それ以外で、お話の中で紹介されていたご自身の本、『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?』は、早速、アマゾンで注文しました。

お話をお聞きして、この分野においても、実は日本が大きく遅れをとりつつあることを実感しました。自己憐憫(ナショナリズムとも言いますが)にとらわれ、他国との協調や協議の中から解決策を見出していかないといけない問題の解決プロセスに積極的に参加していないのだとすると、日本の孤立化はもっと深くなるように思いました。

「シニアの定義」

年下の人たちとビジネスの話をしていて、「40代、50代のシニアのひとたちを対象にした・・・・」というような発言があって、「あ、そうか、僕もこの連中からするとシニアなのかな?」と思うことがあります。でも、誰も自分が「シニア」だとは思いたくないし、「シニア」という範囲もはっきりしていないですよね。「シニア向け」のビジネスを、「シニア」と思われる年齢の人たちが考えるとき、その考えている人たちは、誰も自分が「シニア」だとは思っていないのが、おかしいところです。以下の記事を参照ください。

「シニア向けサイト」を利用しない理由は「自分はまだシニアではない」

「もうひとつのオフィスストーリー」

オデッセイ社員の山内さんが、マイクロソフトの「もうひとつのオフィスストーリー」のサイト内に、オフィス資格のご紹介のために、登場しています。是非ご覧ください。

ペンキをぬる

先日すこし紹介した鶴見俊輔さんの『たまたま、この世界に生まれて』の中で、桑原武夫さんが自分の原則として書いていたものに、「小事はこれを人にはかり、大事はこれを自ら決す」というものがあったと紹介されいました。この本の中で、記憶に残った言葉の一つです。

午後、家の中の壁のペンキ塗りをしたのですが、職人仕事は慣れていないので、なかなかうまく行きませんでした。ただ、身体を動かす作業は、終わった後に充実感があります。デスクワークとは違った楽しみがそこにあります。来週も、残りの壁のペンキ塗りをやります。

午前中は、自転車に乗り、夜は国際フォーラムであった平原綾香さんのコンサートに。僕が住んでいる町でも、ロードバイクに乗る人が増えていて、休日には必ず数名の同じ人たちと、道ですれ違います。今年は、トレーニング不足なのですが、9月末のホノルル・センチュリーライドでまた160キロ走れるように、それまでには調整していきます。

今週末はなんだかんだと忙しい週末でした。今日から2007年も後半入り。明日は福岡に日帰り出張です。