Religious literacy

オデッセイで扱っている資格試験は、ITリテラシー(Literacy)に関するものですが、さまざまな分野の「リテラシー」が問題になっているように思います。6月、ボストンであったハーバード・ビジネス・スクールのリユニオンで、ハーバード神学校(Harvard Divinity School)のDiane L.Moore教授の講義をお聞きする機会がありました。ビジネススクールが、神学校の先生に講義をしてもらう背景には、現代のグローバルビジネスが、宗教の理解、あるいは宗教への配慮なくして成り立たない状況があるという事実があります。

なぜ、こんなことを書くかというと、金曜日(13日)の産経新聞で、「ヒットラー暗殺計画」をめぐるアメリカ映画が、主役であるトム・クルーズが新興宗教(サイエントロジー)の信者であることを理由に、ドイツ連邦軍施設内での撮影許可がえられないという記事を読んだからです。サイエントロジーとは、なんぞやということは、まったく知りませんが、世界の経済、政治、文化において、宗教が大きな役割を果たしているケースが多くなっているなと感じます。アフガニスタン、パキスタン、あるいはイラン、イラクなどの中東で起こっていることは言わずもがなです。