"Dog Man" by Martha Sherrill

アメリカ人の作者によって初めて僕は、澤田石守衛さんという、秋田犬の保存につとめられた方の存在を知りました。この本は、秋田県の人たち、秋田犬を愛する人たちだけでなく、日本犬が好きなすべての日本人が読むべきだと思いました。そして、生きること、家族、自然、動物、そんなことを考えたい人すべてが。

この本は、以下のような、すばらしい文章で始まります。
There are mountain villages and green valleys throughout Japan, and very few people live in them. The cities teem and buzz with life-each year with increasing speed and sophistication, more crowds and smaller cell phones and a dizzying parade of man-made pleasures. But far away, the snow country world moves quietly, almost forgotten except as a dream This is the story of that dream. It's about one man's devotion to a place and way of being, however preposterous it may seem to others, and how he gently, and not so gently, steers his life there.
もうひとつ、こんな文章も強く記憶に残りました。
In the morning when the dogs bolted from their kennels and followed Morie into the woods, it seemed as though they were disappearing to a magical land, to another time. Their territory seemed boundless, miles and miles of green meadows, forests of towering cedars, and mountain peaks with sheer cliffs. The dogs craved the wild, Morie always said. It kept their instincts sharp, their spirits strong. It kept them from complacency and spiritual decline. Being in the wild reminded them who they really were-and the amazing deeds they were meant for. It was an antidote to the convenience and comfort of modern life. Kitako wondered if people didn't need the wild too.

僕はこの原作に基づいて、映画が作られないものだろうかと思います。澤田石さんは、三菱グループの会社に勤めながら、終戦から退職まで、ずっと東北地域で発電所の建設プロジェクトに関わられてきたそうです。現在では、年齢も90歳を越えた方です。自然とその一部である秋田犬をこよなく愛した人生に、乾杯!

朝日新聞記事(澤田石さん紹介)Dog_man_book_cover

ロンドンの友人から

ロンドンで働いている大学のゼミの知人からメール。何年ぶりの連絡かな。黒犬通信の写真を見てくれたようで、「かわいい犬がいるようだけど」と、アメリカのバーモントにあるStephen HuneckのDog MountainのHPを送ってきてくれました。この黒のラブラドールのサリーの絵は、イクスピアリにある雑貨屋で見た記憶があります。
東京に帰ってきたときには、うちの黒犬に会ってください。でも、カイは、Heじゃなくて、Sheだからね。
MySapceのサリーの部屋
Dog Mountain

犬の写真家

シアトル郊外の町カークランドで、犬たちを中心に写真を撮っている写真家。いい写真がたくさくあるブログです。→Erin Vey

黒犬の散歩と桜

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近所の公園の桜も、もう終わりです。黒犬との散歩にはこの小さな公園を歩くのですが、残念です。写真は先週、まだ花がきれいだったときのものです。「花と言えば、桜のこと」というのが先生の口癖だった古文の授業を思い出します。

柳沼さんちのブルーノ君の勇姿

Bruno yaginuma.comの写真が大好きです。このブルーノ君の勇姿、勝手にコピペしてきました。柳沼さん、許してくださ~い!

我が家の新しい仲間

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山形の黒犬

Yaginuma_march 山形の柳沼さんから、ブルーノ君の近況報告。柳沼さんのご自宅のまわりはまだ雪がかなり残っているそうです。ブルーノ君は元気一杯で、零下10度の朝でも、川に飛び込もうとしているとか。ブルーノ君を必死に止めようとしている柳沼さんの姿が目に浮かんできます。

カイ写真集

カイと言っても、うちのカイのことではありません。ソフトバンクモバイルの広告にでている家族のパパ役の犬です。で、そのカイ君の写真集がでるそうで、びっくり。

ワニブックス

黒犬川柳

「黒犬も、散歩いやがる、雪の朝」

普段、散歩が大好きなクウ太郎君も、今朝は気が進まないのか、家の前から動こうとしません。普段、雨はまったく気にならないのですが。足裏に水気を含んだ雪が、冷たいのでしょうか?

犬とオオカミ

犬とオオカミの違い。問題が起こったとき、思うようにいかないとき、人間(飼主)に助けを求めるのが犬。ひたすら自分で解決しようとするのが、オオカミ。僕は見なかったのですが、先日NHKで放送された犬番組(National Geographics制作)で紹介されていた実験から。

 そういう意味では、我が家の甲斐犬たちはまったくもって犬です。遊びのテニスボールがソファの下に入ったりしたとき、クウ太郎君は助けを求めてきます。