東京マラソンで回り道

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銀座に立ち寄ってから丸の内のオフィスまで行くのに、東京マラソンのため交通規制があって普段とおりなれている道がまったく使えず、あっちにふらふらこっちにふらふら。結局おまわりさんに聞いて、普段なら10分もかからないコースを1時間近くかかって到着。午前中は小雨降る寒い冬の日でしたが、午後は下の写真のような晴天。
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京橋交差点の風景ですが、右のビルはずっと覆いがかけられていて、内側ではビルの取り壊しが進んでいるのではないかと思います。東京って、あまたの場所でビルの立て替えが行われていますが、そこに入る会社はあるのでしょうか。

鹿児島、バンクーバー、「敬天愛人」

 昨日から一泊で鹿児島のお取引先訪問を訪問しました。お会いさせていただいた大学、高校、そしてパソコンスクールの皆さん、ありがとうございます。大学関係者からお聞きしたことですが、県内就職を希望する学生や父兄が多い、とか。「かわいい子には旅をさせよ」という言葉は死語になっているのでしょうか?県内就職希望の話は鹿児島だけでなく、各地方でお聞きしています。一人っ子が増え、自分の手元に子供をおきたい親が増えているのでしょうか。
 昨日は朝から夜まで営業モードだったので、バンクーバーオリンピックのスケートの結果は、夜ホテルの部屋で見ました。浅田さんの健闘をたたえるとともに、ぜひ次のオリンピックでは金メダルを狙ってほしいです。でも、ライバルのキムヨナはこれで引退でしょうか?浅田さんのリベンジはどうなるのか?
 最後に鹿児島といえば、西郷隆盛。西郷といえば「敬天愛人」。天を敬い、人を愛する。鹿児島での時間がもっとあれば、西郷ドンの記念の場所も訪問してみたいのですが、なかなか実現しません。

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「戦略的休学」のススメ

 今日の日経朝刊一面したの「春秋」に、大学生に「戦略的休学」を勧める一風変わったイベントが紹介されていた。クロイヌ、これには大賛成!僕も実は大学卒業を一年延期したくちです。

 なにをやって食って行こうか、途方に暮れていたからで、それはクロイヌが凡人だからという証拠でもあるし、終身雇用の社会に対する反発もあったからなのですが、日本社会のなかで平凡に暮らしてきて、なにをやりたいのか分かっている方が例外なのではないかとさえ思っています。

 最近は留学希望者も減少気味だとききますが、閉そく感だらけの日本から一度外に出てみるべきだと、大学生には強くすすめたいです。

さかはらあつしさんの「サリンとおはぎ」アマゾンで予約開始。

「アイデアエクスチェンジ」に出演いただいた、さかはらあつしさんの体験談「サリンとおはぎ」が来月講談社から出版されます。予約がアマゾンで開始されています。僕はもう予約しましたよ。さかはらさんは僕の知り合いの中で、もっともユニークな人生を生きてきた人のひとりで、いつも感心しています。ぜひ「アイデアエクスチェンジ」をお聞きいただいき、本もお読みいただけると、ありがたいです。

アマゾン
アイデアエクスチェンジ「さかはらあつしさんの巻」

イチゴ離れ

 夜、事業仕分けで有名になられた加藤さんが代表をされている構想日本のフォーラムにお伺いし、「ゆずりは」の田中陽子さんの司会で、北東北の職人さんたちのお話をお聞きしました。みなさんの、東北弁を交えながらのお話にたいへん感動しました。「キャリア」なんて横文字はいっさい出てきませんが、生きるということ、働くということについて、地に足の着いた考えを持った人たちのお話でした。東京で毎日気ぜわしく働いているわれわれの仕事が本当に薄っぺらなものに思えてなりませんでした。
 田中陽子さんのお話で、「イチゴ離れ』という言葉を知りました。野イチゴの季節(7月初め)、子グマが夢中で野イチゴを食べているうちに親グマがそっと姿を消す。子グマがふとわれに返って周りを見回しても、そこには親グマの姿はない。いつか必ず来る親離れ、子離れ。そんな熊の親子の別れを東北の人たちは、イチゴ離れと呼ぶそうです。親子の切ない別れを、なんて素敵な言葉で表現しているのかと思いました。(「ゆずりはの詩」田中陽子著)
ゆずりは

聞き上手は幸せづくり上手

聞き上手は幸せづくり上手なんじゃないかなと思う。

ゆうべ(2010年2月23日)の日経夕刊一面、「拓くひと」というコーナーに「希望学」に取り組んでいる東大の玄田有史先生が紹介されていた。その記事の中でよかった話。調査対象の釜石の製鉄所の元従業員の息子が、「おやじが元気になった。東大(研究チーム)に来てもらってよかった。」それについで、記事の中で、人生について話を聞くことは語る人も幸せにする、とあった。

なぜ多くの人がブログを書くのか。人に自分のことを聞いてほしいから。自分を幸せにしてくれる、聞き上手の人を無意識のうちに探し求めているからかな。(かくいうクロイヌにもそんな気持ちがまったくないとはいえない。)

他の人の話をじっと聞いてあげるだけで、その人をちょっとでも、一時的にであったとしても、幸せにしてあげることができるとしたら、なんて素敵なことか。

新潟駅でみつけた忠犬の銅像

今日は日帰りで新潟のお取引先訪問。いつもお世話になっている皆様、ありがとうございます。
新潟駅構内で忠犬の銅像を見つけました。

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前からも横からも。

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そして後ろからも。

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再び清水宏保

清水宏保のバンクーバーオリンピック便り。(今日の朝日新聞夕刊)
「スポーツ後進国日本」というタイトル。日本はまだまだスポーツ後進国で、メダルの数を要求するばかりで、選手に対する普段のサポートが足りないという話。韓国ではメダルを取れば、ほぼ生涯が保証されるのに、日本の報奨金は多いとは言えないというよく聞く話もあって、これに関しては僕は必ずしも100%合意できるわけでない。でも、以下のような情報には、非常に頭に来た。
「バンクーバー五輪では、JOCの役員、メンバーが大挙して現地入りしている。予算は限られている。そのため、選手を手塩にかけて育てたコーチや、トレーナーがはじき出され、選手に快適な環境を提供できていない。」
なんてことだ、これじゃ、まさに役人天国そのものじゃないか!スポーツの協会って財団法人が多い印象があるけども、いったい、誰の金でなりたっていて、誰のために存在しているのか?日本相撲協会も含めて、スポーツ団体のマネジメント体制を見直す必要があるように思うんだけど。精神論だけで選手たちを責めても、世界では勝てない時代になっているのに。

花@ホテルオークラ

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『歴史と外交_靖国・アジア・東京裁判』(東郷和彦著、講談社新書)

 駐オランダ大使を最後に2002年外務省を退官した1945年生まれの元外交官によるエッセイ。「どうしてわが国は、一連の歴史問題に、日本人としての答えを出し、みずから納得できるメッセージを世界に発出し、世界との調和をつくりだし、日本人の優れた能力とエネルギーを、さらに、創造的な問題に使っていけないのだろう。」という問題意識を持つ著者の、「体験的思索の書」。

 ビジネスの席で宗教と政治の話はしてはいけないと言われますが、僕はアジアのビジネスマンとも、あるいは欧米のビジネスマンとも、酒の席や食事の席で歴史や政治の話をすることがあります。もちろん、大仰な話になるまでやったことはありませんが、相手の考えや価値観を勉強させてもらう、いいチャンスになります。

 

犬たちも戦争には反対だ。

 今日の朝日新聞朝刊の「声・語りつぐ戦争」という投書コーナーで読んだ話。当時、八王子市役所で働いていた女性からの投書。戦争中、軍の命令で、毛皮の増産のため犬の献納が強制されていた。市庁舎の裏には、泣きながら愛犬を連れてきた人が列をなし、職員が机を並べて受け付けるのに、名前を書く人の涙でインクがにじみ、何度も書き直ししないといけなかった。係員は犬を飼い主からもぎ取り、木箱にぎゅう詰めにされた犬は飼い主の見えない所で引きずりだされ、高々とつるされて、木の棒で数回叩かれ、声もなく死んでいった、というのだ。
 愛犬の最期を飾ろうと飼い主がつけたリボンや赤い兵児帯も、泥にまみれ散らばっていた、という風景。
 我が家も犬2頭と毎日楽しく暮らしているので、犬たちまで巻き込んでいった戦争と、有無を言わさない軍の横暴を想像しながら、ぞっとする気持ちで読んだ。我が家の黒犬たちも、戦争には大反対だ!

『貴流・心氣体』(貴乃花光司著)

 次号のオデッセイマガジン巻頭インタビューにご出演いただくために、貴乃花親方と昨日お会いしました。1時間強、率直な意見交換をさせていただきました。平成の大横綱との対談、たいへん刺激になりましたし、光栄でした。次号のオデッセイマガジンは、「今年はやる」というテーマです。
 『心氣体』は、昨年扶桑社から出版された本で、事前に拝読。サブタイトルは、「相撲の心でつくる美しい体」。イラスト入りでストレッチの仕方などが詳しく解説されています。昨日、僕は親方直々に四股の踏み方を教えてもらいました。(ただ、四股はプロのもので、われわれアマチュアは、腰を落とし、ゆっくり、ゆっくりと腰をあげていくストレッチで十分だということです。)実際に横で親方の四股を拝見しましたが、これは迫力がありました。
 来月下旬にできあがります。お楽しみに。

東京タワー

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新東京タワー「東京スカイツリー」の建設がどんどん進んでいます。
そして写真の東京タワーがその役目を終える日2年後の春に来ます。




清水宏保の叱咤激励

 バンクーバーオリンピック男子1000メートルスケートで銅メダルに終わった加藤条治選手への、先輩清水宏保選手からの公開レターはど真ん中に投げ込まれた直球の叱咤激励だった。2月17日朝日新聞の夕刊にでていたこのレターはかなりすごかった。   「条治よ 悔しかったか」という見出しのこの文章を清水はどんな気持ちで書いたのか、加藤はどんな気持ちで読むのか。次のオリンピックで金メダルがとりたかったら、オレのように失神する寸前までトレーニングしろという強烈なメッセージ。
(清水さんのブログを見ると、そんなトーンのメッセージはまったく書かれていないので、朝日新聞の公開レターは、ゴーストライター?)
清水宏保ブログ

成功するために大切なこと。

あまりにも単純すぎて信じている人が少ないけれど、「成功」するために大切なこと。
成功って、こんなことを毎日繰り返していくことが基礎になると思う。
1 早寝早起き
2 腹八分目
3 整理整頓
4 運動
5 笑顔
6 以上を毎日継続すること

インプレスからもMCASの対策教材

インプレスさんからもMCAS(ワード、エクセル)の対策教材が出版されました。

MCAS対策教材リスト

城さん、中央職業能力協会の理事長に応募されてはいかがですか?

先日日経新聞記事で、厚労省がこれまで天下りでトップが決まっていた外郭団体の理事長を公募するという記事を読みました。厚労省がどれだけ本気なのかわかりませんが、「若者はなぜ3年で辞めるのか」、「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」、そして「7割は課長さんになれません」著者の城さんのような方をトップにすえられると面白いと思います。ブラックユーモアではなく、本気です。
城さんには、2年前、「アイデアエクスチェンジ」にご出演いただいきました。城さんの本を読んでいると、共感するところがすごく多いです。
「アイデアエクスチェンジ」城繁幸さんの巻

ITを使わない仕事は10%以下になるという話

EU内における仕事でまったくITを使わないという仕事は、5年以内で、10%以下になるだろうという記事。(Financial Times より)
FT記事:IT first aid: e-Skills can turn ideas into innovation

この記事のライターによる、IT用語解説もFTにあります。
IT用語集

Jリーグもガラパゴス化している。

 東アジア選手権の日韓戦を見てきました。さんざんな試合内容で、岡田監督は本気でWカップでベスト4入りなんて言っているのだろうかと思いました。空虚なはったりはいい加減にしてもらいたいです。結局、Jリーグが世界トップからまったく孤立したリーグで、日本代表選手の大半がそのリーグの中でドングリの背比べ(と言っては失礼かもしれませんが)をして勝った負けたと言っている間は、まったく世界には通用しないということを今晩ほど感じたことはありません。
 キリンチャレンジカップなどもそうですが、日本に招待されるナショナルチームには強豪はほとんどなく、数少ない海外遠征でも世界のトップチームとあたることがあまりない状況で、どうして世界のトップと戦っていけるものか。そこそこの国内レベルで多くの選手や関係者はよしとしているということでしょうか。つまるところ、日本サッカーもガラパゴス化しています。
 本気になってかかってくる韓国チームは、日本にとってはありがたい存在だと思います。彼らはどのような海外チームと試合をしているのでしょうか?彼らも日本と同じように、強豪チームと試合をする機会は少ないのでしょうか?また、どれだけ多くの選手たちが海外のリーグで仕事をしているのか?
 国立競技場で試合を見るのは、元旦の天皇杯決勝以来。ガンバとグランパスの試合でしたが、あの日活躍した選手たちも、まったくいいところを見せてくれませんでした。日本サッカーの印象は、お公家さんの蹴鞠、教室のなかだけで通用する学校秀才のようなものでした。お互いにパスをまわし合っていることが多く、攻撃は決まったパターン以上のものがない。日本の教育の問題点を見せられているような印象さえ持ちました。ずっと言われ続けていることですが、幼年時の育て方から抜本的に見直さないと、サッカーにおいても世界にでていくことは無理なんじゃないかと思いました。
 かつてワールドカップ出場が危うくなり加茂監督が解任された後、岡田さんが急遽、監督に指名されたことがありました。協会は監督を代えるというような荒療治はまったく考えないのでしょうか?試合後すぐにスタジアムを出ましたので、その後、どの程度のブーイングがあったのか知りませんが(明日の新聞で確認するしかありません)、本当にひどい試合でした。

猫とカーテン

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毎月通っている鍼灸院と駅の間の道で見かけた、ある家の庭先風景。カーテンがあげられているところにずっと猫がいました。ペットと家の人のコミュニケーション。

ネット上の自分の存在を消していくサイトーSeppukoo

 「ネットがすべてだと思っていちゃだめだよ、もっと直接人に会わなくっちゃ!」ということで、イタリアのプログラマーたちが遊び半分で立ち上げたサイトが、このSeppukooだとか(2月10日付けの"USA Today" の記事から)。
FacebookやTwitterにおいたデータを消してくれるウェブサービスで、記事では、Web 2.0 Suiccide Machine なんて言葉まで使われています。このサイトのHPにも、"Discover what's after your facebook life. We assist your virtual identity suicide."なんて文章があって、僕が気に入ったのは、Resurrections. There's no death where there's no life.(復活:生命のないところには、死もありえない。)という見出し。
 ブラックユーモアもあるサイトで、明るい話しばかりのネット礼賛よりも、おもしろいかもしれないので、ぜひ見てみて!

Seppukoo

冬のシアトル

 マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)を実施、運営する主要市場の関係者が集まって、マイクロソフトの担当者とのミーティング。今日一日のために、日本、韓国、ブラジル、イタリア、アメリカなどの関係者が集まりました。
冬のシアトルはそれほど寒くはなく、コートなし、ジャケットにマフラーで十分。社員のOさんはダウンのコートを持ってきていましたが、まったく必要なし。そういえば、オリンピックが今週末から始まるバンクーバーって、ここからそれほど遠くないはず(僕もまだバンクーバーには行ったことがありません)。雪が足りないようですが、開催は大丈夫かな?
 シアトルと成田の間の直行便って、現在ではUAかノースウェストしかなくって、JALが直行便をとばしていたのは、一体、どのくらい前だったのか?明日はUAの直行便で帰ります。

『「野生」の哲学』(町田宗鳳著、ちくま新書)

 さきほどシアトルに着きました。機内で読み終えた本です。(今日、明日とミーティングがあって水曜日の飛行機ですぐに東京に帰ります)
 著者はユニークな経歴の持ち主。14歳で出家、34歳のとき渡米し、ハーバードの神学部で修士、ペンシルバニア大学東洋学部で博士をとった方。友人がこの方のファンで薦めてくれました。
 この本の副題には、「生きぬく力を取り戻す」とあります。自分の心と体に元々備わっている根源的な生命力を大切にしながら、創造的な生き方を模索しよう、と。織田信長の決断力、坂本龍馬の行動力、円空の造形力、宮澤賢治の想像力、そして松下幸之助の直感力が紹介されています。この本で書かれていることには共感を覚えます。(この本で円空が木地師の血を引いていたこと、木地師は中世からの木工技術者たちで、トチやブナなどを求めて移住生活を続けていて、蔑視や差別の対象とされていたことを知りました。)
 日本の閉塞感を打ち破るひとつの考え方がここには書かれていると思います。

町田宗鳳ホームページ

霞が関のエリートだって感謝の言葉はうれしいはず。

昨今は、霞が関の役人と聞けば、叩く対象としてだけ存在するというような風潮があるけど、彼らだって人間だから、彼らの提案や政策でいいと思えるようなことがあれば、感謝というか、「いいぞ!」という声をもらうと、きっと嬉しいはず。それは政治家だって同じだろうけども。日経ビジネスオンラインのこんな記事を読みながら思います。

霞が関にはお礼の電話が滅多にないから嬉しい

『若者を喰い物にし続ける社会』(立木信著、洋泉社)

 お年寄りを大切にしないといけないのは言わずもがななんだけど、あまりにも世代間の不公平感が強くなりすぎていて、年金問題に現れている世代間格差はもう限界だとずっと思っています。そんななか、昨年買っていた本ですがようやく今日手に取って読んでみました。大きなテーマを新書で取り上げているので展開のしかたは荒っぽいところがありますが、僕より4歳下の著者の議論には同感です。
 日本が滅びていくとしたら、第三国からの攻撃だとか、資源の高騰とか、自然災害からよりも、内部矛盾から崩壊していくのではないかと思います。現在ある最大の内部矛盾が世代間格差。若者が夢を持っていない国がどうして栄えようか!
 いまの日本の状況は、JALの倒産に至るまでのプロセスがいい例なのですが、これまで恵まれていた時代に経営していた人たちが残していった負の遺産を、われわれ現役世代および若者世代が背負わされながら、国際的な競争も非常に激しくなったこの厳しい時代をサバイブしないといけないことかと思っています。戦後、焼け野原から立ち上がってきた過去の世代の方達の努力には感謝をしつつも、彼らの老後を支えていく負担があまりにも大きすぎる現状をどうにかしないと。
 現在、有権者の平均年齢が44歳、実際に投票する人間の平均年齢は50歳を過ぎているというような話がこの本の中に出てきます。政治家の方達も、老人ホームをまめにまわって票をかせごうとします。日本が活力をなくしている大きな原因のひとつは若者の声が十分政治に反映されていないことだとしたら、若者は絶対に投票すべきだし、20歳からではなく18歳から投票できるようにすることもひとつの方法かもしれません。
 以前このブログにも書いたことがあるのですが、若いうちに必要なのは苦労だと言われてきましたが、それは時代が右上がりの時の話です。それは終身雇用、年功序列でもそれなりに社会が続いていたときのこと。若いうちにへたに苦労すると折れたり、へこんだり、すねたりすることの方が多いし、マイナスの効果の方が多いのではないかと思います。それよりも、若いうちに必要なのは、いわゆるロールモデルではないかと思います。成功している人、活躍している人、いい仕事をしている人たちのそばで、彼らがどのように仕事をし、人と付き合い、どんな本を読み、どんな食事をしているのか。そんなことをすこしでも知ることができる機会を与えてあげること。ただ、ロールモデルを身近に探すことも非常に難しい時代になっていることも確かかもしれません。少しでも、後輩たちのロールモデルになれるように努力はしていきたいです。

モスクワの野犬は3万から3万5千頭

Financial Times の記事によると、でモスクワには3万から3万5千頭の野犬がいて、彼らを研究している学者もいるとか。(→FT:Moscow’s stray dogs
YouTubeにも犬たちが堂々と地下鉄に乗っている動画がでています。東京では考えられない。世界には日本の常識では判断できないことが多い!


WSJ (Wall Street Journal) の動画でもモスクワの野犬の紹介があります。


文字通りのイヌ死

なんと皮肉な話か!飼い犬を処分から救った男が、その犬に殺された話。
飼い犬を処分の運命から救った男性、自らかまれて死亡

ネットカフェ女子

 朝日新聞夕刊によると「ネットカフェ女子」(ネットカフェで寝泊まりする女子)が増えているとか(社会面の記事)。昨日、「オデッセイマガジン」の取材のためにお会いした詩人で社会学者の水無田気流(みなした・きりゅう)さんのコメントがそえられていた。「日本女性は非正規の仕事にしかつけない場合が多く、平均賃金も低い。これまでは親や夫に庇護されて貧困は見えにくかったが、庇護者自体が困窮して、職や住まいを失う女性も現れて女性の貧困が表面化している」と。
 「貧困大国アメリカ」というタイトルの本が出ていたと思うけど、「貧困大国ニッポン」という本がでてきてもおかしくない状況になってきているのか?

追記
朝日新聞の記事にも関連するけど、大学生が、日本の将来に希望を持てないというのはつらい話しだ。
ロイター記事

モンゴルの誇り

 今週、産經新聞のインタビュー記事(3回連続)に一橋大学名誉教授の田中克彦先生が、近著の「『ノモンハン戦争-モンゴルと満洲国』(岩波新書 2009年)を材料に、モンゴル独立の歴史のことを話されていた。僕が大学生の頃から先生は活躍されていて、久しぶりに近況のお写真を拝見。先生もかなり年を取られたなという印象。
 で、昨日、朝青龍が引退表明。安治川親方と違って、こちらは辞表撤回なんてことはないだろうから本当に残念。先月、両親たちと朝青龍の話をしたばかりだったのに。(母親は潔癖だからどうも朝青龍が気に入らないらしく、父親と僕は、「やんちゃの朝青龍がいるから相撲がおもしろくなるんだよ!」)白鴎が引き立つのも、朝青龍がいるから。まじめな優等生だけでは相撲界もおもしろくなかろうに。
 品格はないかもしれないけど、「モンゴルの誇り」がもう見られなくなるなんて、情けない話
だし、本当に残念。

企業に頼りすぎていない?!

 今日お会いしたある方(女性)が、日本の企業社会において、女性社員、特に非正規雇用者が産休、育休をとることがどれだけ稀なことかという話しをされていました。いったん休んでしまうと、もう仕事がない、ポストがないということだそうです。産休はまだしも、育休に関しては、非常に難しいという話しを聞きました。ご本人も、産後一か月で職場に復帰したとか。うちの会社は、社員数50名ほどの中小零細企業ですが、もう何人もの社員が、産休だけでなく、育休もとっているし、2回とっている女性社員が複数いますというと、「なんて恵まれた!」という反応。ほかの会社の話しを聞いていると、この点に関しては、(自画自賛になってしまいますが)小社はすごくいい職場かもしれません。
 でも、産休、育休は企業側にコストがかかります。本人たちには見えないところで企業には大きなコストがかかっています。女性の社会進出や、女性が仕事を継続することをサポートすることを、政府が本気で思っているのであれば、産休、育休の社員を抱える企業に対して、目に見える支援をお願いしたいです。たとえば、ひとりの社員あたりいくらという減税のような。それでも企業の負担は十分にカバーされないのが実態です。でも、会社の経営者に対するポジティブなメッセージのひとつになるように思います。
 書いていけばキリはないのだけど、日本社会はちょっと企業に頼りすぎていないでしょうか。政府も個人も、多くのことを企業に頼っています。バブル崩壊後、企業に余裕がなくなると、日本全体に余裕がなくなってしまいました。それほど、個人も社会も企業に頼っている部分が多い。例えば、教育。これまで社会人教育は企業におんぶにだっこでした。
 あるいは、企業が行っている社員の所得からの源泉徴収。本来なら、個人が確定申告をし、自分が払っている税金をしっかり認識すべきなのに、会社側が「徴収代理人」の役割を果たし、その結果、個人も自分が払っている税金の額をしっかりと認識していないのではないかと思います。
 最初の話にかえると、女性の働き方の問題は、女性だけの課題ではなく、男性の働き方、社会全体の考え方を抜きにしては議論できないので、そのあたりのことには入っていかないです。あまりにも現実は理想とかけ離れているので。

カイとカメラ(カイ大好きシリーズ2)

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2001本目のブログ「メモ」

この「メモ」で2001本目になります。黒犬通信をはじめて5年が過ぎました。正直言うと、ボケ防止程度のつもりで続けています。これからも細く長く続けていきます。友人、知人のかたたち、もう会えなくなったかつての知り合いたちへの「一方的な近況報告」としてすこしでも役立てばラッキーです。稀な話ですが、見知らぬ方たちにもなにか感じていただければ、それこそラッキーだと思っています。

日の出時間の推移

東京での日の出の時間の推移。
2010年1月1日:6時51分、1月31日:6時42分(Δ9分)
2010年2月1日:6時41分、2月28日:6時13分(Δ28分)
2010年3月1日:6時12分、3月31日:5時30分(Δ42分)
1月から3月の間でこれだけの変化。
日々、僕らはどれだけ変化しているのか?

NHKラジオ深夜便日の出

久しぶりに日光アストリアホテル。

かつて、奥日光に行ってこのホテルの周辺でクロスカントリースキーをやっていました。もう15年か、20年前の話です。
日光アストリアホテルのHPを見つけ、懐かしくなりました。ヒルスキーもいいけど、クロスカントリーもいいですよ。まったく音のない白銀の世界をゆっくり歩くのも。
冬になると雪の奥日光に行きたくなります。日光は大好きなところのひとつ。

日光アストリアホテル

貴乃花親方、おめでとう。

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初場所千秋楽後の貴乃花部屋パーティで、日本相撲協会理事選挙にむけての気持ちを読み上げる親方。閉鎖的な談合組織(とわれわれには見える)相撲の世界に、新しい息吹を!期待しています。