脳トレ・ブーム

昨日アップされた、木村幸子さんの「知って得するマイクロソフトオフィスの話」で、次期オフィス製品となる、オフィス2007の話が紹介されています。ぜひご覧ください。

ところで、我が家でもようやく、Nintendo DS Lite なるものをゲットしました。箱を開いただけで、使っていないのですが、ソニーのPSPとはまったく違った商品だということくらいは、ゲーム音痴の僕にもわかります。まず、マニュアルが違います。文章が短い、音読みをふってある。子供から、子供気分にひたりたい、ゲームに慣れていない大人にまで、わかるようになっています。

今年後半にソニーが出す予定のPS3に関して、悲観的な声をよく聞きます。値段の設定に消費者が、ハードのスペックの高さにソフトウェアメーカーが、ついてこないだろうということだそうです。

Nintendo DSの「脳トレーニング」が売れているようです。松嶋菜々子を使ったCMもいい、という人がたくさんいます。自分の健康と、脳みその中身に関しては、すべての人間が気になるようです。

僕も「脳トレ」をして、スキルチェックならぬ、脳みそチェックをしてみようかと思っています。

天才アラーキー

Dscf0331_1 アマゾンを使うようになってからというもの、新聞の書評で紹介されている本を、バンバン買うようになってしまいました。それプラスで古本屋で、全集なんかも買っていますので、下手すると、1000冊近く、まだ手付かずの本があるかも。読まないといけない本が山積みです。

ところが、読み始めた本にどうも入っていけなくて、中断してしまう時があります。途中で、他の本に移ってしまうと、浮気しているような気持ちになって、罪悪感に襲われます。 こんなときがたいへんで、数日、読書のスピードが落ちてしまいます。

今週はちょうど、そんな状態に入ってしまい、ニッチもサッチもいかなくなったので、打開策として、天才アラーキーの話を集めた、「写真ノ話」(白水社)に、ちょっと避難して、体勢立て直しです。この本、楽しく、どんどん読み進め、写真の撮り方の参考にもなります。

アラーキー、結構好きです。いつか、うちの黒犬たちの写真を撮ってもらいたいと思っていますが、アラーキーに写真を撮って欲しいという人間の女性が、列をなしているようですので、かなわぬ希望でしょうか。僕のカイ(♀の甲斐犬)も、結構魅力的ですが・・・一糸まとわぬカイの姿を、アラーキーが撮ってくれることはないでしょうね、きっと。

ニューヨークからの贈り物

Dscf0327 先々週、セサミワークショップ(ニューヨーク)で、グローバルのライセンスビジネスの担当者が来日していました。週末に、お昼ご飯をした際、健康のために、ロードバイクに乗っていることを話しておいたら、アーニーとバートの自転車ジャージーを送ってくれました。日本のパールイズミがアメリカで作っている製品です。今年の夏はこれを着て大会にでようかしら?!

ところで、昨日で、ジロ・デ・イタリアが終わりました。21すべてのステージを見ることが出来たわけではないのですが、平地や山岳コースを走っていくレースを、とても楽しむことができました。結果は、イタリアのイヴァン・バッソが総合優勝

6月11日からは、ツール・ド・スイスが始まります。J Sportsで放送があるようです。

最後に。今日配信したオデッセイのメルマガですが、昨日もご紹介した白戸太朗さんが、「リレー・エッセイ」で、働くということについて、答えてくれています。とてもいい内容です。

「世界級キャリアのつくり方」

Dscf0313 先日、一橋大学のビジネススクールで教鞭をとっていらっしゃる、石倉洋子先生から、新著を頂戴しました。医師で日本学術会議会長の黒川清さんとの共著で、タイトルは、「世界級キャリアのつくり方」(東洋経済新報社)。

内容は、これからのキャリアを考える大学生から、20代の社会人、子供の教育を考える親御さんたちに、参考になるものです。石倉先生は、ハーバード・ビジネススクールのドクターコースを、日本女性で、はじめて卒業された方です。ものすごくエネルギッシュなので、お会いしていると、「頑張らなくては!」という気持ちにさせてくれる先生です。もう一人の黒川先生のことは、存じ上げなかったのですが、この本から、この先生もスーパーな国際的なプロだということを知りました。

話は変わりますが、最近知り合った方で、ビジネスマンでもありませんし、大学教授でもないのですが、僕が「プロ」だなと思った人がいます。以前、黒犬通信でも紹介したのですが、プロのトライアスロン選手で、現在はテレビのナビゲーターとして活躍している白戸太朗さんです。僕は、彼も、世界に通じた「プロ」だと思っています。それは、石倉先生の本の中でも、必要な要件として挙げられている、「現場力」、「表現力」、「当事者力」、「直観力」などを、白戸さんが身に着けていると感じたからです。彼は、20代前半から、一人で世界中の大会に参加していきながら、「たたき上げ」で身に着けていったのだと思います。選手としての成績がどの程度であったのか、僕はよく知らないのですが、彼のパーソナリティは、確実に、国際人のそれだという印象を持ちました。

どちらにしろ、石倉先生の新著、オデッセイの社員も含めて、多くの方が読まれることをおススメします。

学生のビジネスプラン発表会

Dscf0324 三菱地所が応援している丸の内ユースコミュニティ主催で、学生のビジネスプラン発表会があり、審査員の一人として、参加しました。大学生といっても、おもしろいアイディアのビジネスプランを持っています。今日は、3つのプランを聞かせてもらいました。インターネットを使った作家発掘、マイナースポーツを対象としたフリーペーパー、ドロップシッピングの3件。懇親会でも、大学生や社会人2、3年目の人たちとも話しをすることができ、楽しい午後でした。

写真は丸ビルの中のエイトリアム。夏っぽいポスターが、丸の内中で見られます。

初めての三重県・四日市

Dscf0317 初めて三重県に、そして四日市市に。オデッセイの試験会場になっていただいている専門学校を訪問しました。名古屋から電車で30分ほど。東京からも近い位置にあることを、実感しました。このあたりの距離感はまったくなく、遥かかなたの土地だと、漠然と、思っていたのですが。

四日市といえば、高校サッカー(四日市中央工高)、石油コンビナート、イオングループ・ジャスコの発祥の地。ジャスコの元となっている、岡田屋呉服店が一時あったお店をご案内いただいたのですが、今のイオングループからは想像もつかないような、こじんまりとしたお店でした。

四国出身の僕ですが、関西エリアにはあまり土地勘がありません。奈良、和歌山はまだいったことがありません。愛媛で育った町には、四国88ヶ所のお寺のひとつもありましたので、いつか高野山には一度上ってみたいと思っています。

写真は、四日市の石油コンビナート。

宇宙からのお酒

Dscf0292 「宇宙からのお酒」と言っても、宇宙人からのプレゼントではありません。宇宙に約8日間滞在した酵母菌をもとに、高知県の酒造メーカーが作ったお酒です。

写真は、近所のダイエーで見つけた日本酒「宇宙飛行」です。宇宙に滞在した酵母菌から作られたお酒は、どんな味なのか?冷蔵庫でゆっくり冷やしてから、飲んでみます。

高知県生まれなので、つい買ってしまいました。以前、深海水を売り出したと思ったら、今度は宇宙を活用したお酒。高知県人も、いろいろ考えていますね。

静岡県のこと

グループ会社のプロジェクトAを訪問するために、時々、静岡県の富士市に行きます。新幹線の新富士駅の構内で、JR東海のパンフレットをもらってきて、車内で目を通します。

山梨県、静岡県の山歩きの案内、静岡県の歴史的観光地など、おもしろそうな場所が多いエリアだなと思っています。山梨県は、なんと言っても、甲斐犬のふるさと。我が家の♀の甲斐犬も、山梨出身で、山奥の飼い主のところにもらいに行きました。山梨から静岡に降りていくあたりにも、ハイキングによさそうな山々が連なっているようです。いつも仕事で新富士にいくだけなので、ゆっくり静岡県を歩いたり、自転車で走ってみたりしてみるのも、面白そうです。

大学時代、浜松北高校出身の友人が、何人かいました。パンフレットを見ていて、浜松のある西部地区、静岡市のある中部地区、富士市のある富士地区、熱海や伊豆の伊豆地区など、静岡県は横に長く、多様性のある県だということに、初めて気づきました。

挑戦する人に、幸あれ

自分が起業した会社を離れ、新たに会社を立ち上げた知人の、お披露目パーティに行ってきました。10年ほど前、インターネットを使ったリサーチという新しい分野に出会って、事業をスタート。その会社を離れ、人を育てるという分野で、事業を始めようとしている知人です。

100名くらいの方が来ていたと思いますが、何人かの知人に、会うことが出来ました。その中の一人は、あるコンピュータ・メーカーの日本法人社長として、よくマスコミにでています。彼も、自分が立ち上げたインターネット・サービスの会社を手放すことになり、一時、「浪人」の時期がありました。(そんな時、オデッセイのクリスマス・パーティに、飛び入り参加していましたが)

ビジネスだけではありませんが、たとえ失敗したとしても、決して、あきらめてしまうことなく、挑戦しようと頑張っていく人たちに、幸あることを希望します。

ちなみに、今夜の集まりがあった東品川の運河沿いのレストランは、いい選択でした。

梅雨入りまえの晴天?!

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梅雨時のような天気が続いていますが、今日は体を動かすには、とてもいい日でした。僕の場合には、もちろん、自転車をするには、ということですが。

知り合いの紹介で、Tour Of Japanの最終日を見に、大井埠頭までいきました。ゴール地点で、最後の30分ほど見ましたが、思った以上に人が来ていて、すこしずつ、自転車も人気がでているのかと感じました。

プロは確かにスピードがあります。目の前を40~50キロくらいのスピードで、何十台の自転車が走っていくさまは、結構迫力がありました。

城辺

偶然見つけたのですが、「城辺」と書いて「ぐすくべ」と読む町が、かつて沖縄に存在していたことを知りました。僕が育った愛媛県南宇和郡御荘町の隣町には、おなじ城辺と書いて、「じょうへん」と読む町がありました。

沖縄の「城辺町」は、町村統合の結果、宮古島市の一部となり、もう存在しないようです。愛媛の城辺町も、統合の結果、愛南町(あいなんちょう)の一部となっています。

同じ漢字を使っていることには、きっとなにか共通する背景があるはず。ちょっと調べてみたくなりました。

パーキングエリアで見つけた車

Dscf0291 Dscf0290 高速道路のパーキングエリアで見つけた面白い車です。ビートルズのLET IT BE. ならぬ、 ホンダのLET IT BEAT. なんて、ユーモアもありますね。

「日本列島一周岬めぐり」の車です。もうすでに、岬めぐりを終えたのか、その途中なのか?僕は灯台が好きで、灯台の写真集を何冊か持っています。いつか、日本各地の灯台めぐりを行ってみたいです。

ジロ11日目

ジロ・デ・イタリアの実況中継を見るのは、今年が初めてですが、すこしずつ面白さがわかってきました。今日は、斜塔で有名なピサを折り返しとする、50キロの個人タイムトライアルです。50キロを選手たちは、大体1時間前後で走りきります。

ジロ・デ・イタリアのレースは、21日間にわたって、イタリア各地を移動していきます。まさに、giro (=周遊、一巡、巡回)です。

先日、ある方からイタリアの雑誌が送られてきました。ちょっと僕にも関連がある記事だったのですが、おおよその単語の意味が把握できないかなと思い、小型の伊和辞典を買ってきました。ジロ・デ・イタリアの中継を見ていると、イタリア語が表示されるので、辞書を片手に、テレビで表示されるイタリア語の言葉を、すこしずつ覚えています。

あ、うちの近所に、ガンバという名前の犬を飼っている家があります。イタリア語のgamba、(足首より上の)足、(動物の)脚、という意味です。

親のしつけと仕事

お取引先(ある大手広告代理店)の方から聞いた話です。若手社員の方たちをみていて、学歴とか、出身大学の前に、親御さんからどのようなしつけを受けたのか、それが仕事の上で、いかに大切かということを感じる。自分の子供はもう20歳になっているのだが、きちんとしつけられただろうか、それが心配だ、とおっしゃっていました。

古臭いかもしれませんが、経済的にも、情緒的にも、ある程度安定した環境で、基本的なしつけをしっかり受けて育った子供は、幸いです。

もちろん、逆境にもめげず、立派な社会人になる人もたくさんいますので、決して親御さんだけの責任ではないことはわかっています。最終的には自分のことは、自分で責任を持たないといけないですから。

ハーバードからの手紙

Dscf0287 ハーバード大学の学長であるラリー・サマーズから、ハーバード・ビジネススクールのディーン(学部長)に、ジェー・ライトが正式に就任することになったという手紙が届きました。キム・クラーク前学部長に代わって、新しい学部長が決まるまでの臨時代行であったファイナンスの先生で、ビジネススクールでの「重鎮」の一人である、ジェー・ライトが、学部長に任命されたということです。

この手紙、別に僕だけに送られているのではなく、ビジネススクールの全卒業生に送られています。それも、世界中の。

学部を卒業した一橋大学でも、ここ数年は、卒業生とのコミュニケーションに、かなり努力をしているなと思います。が、ハーバード・ビジネススクールが、卒業生とコンタクトを維持していくために払っている努力は、半端ではないと思います。

毎年、Annual Reportというタイトルで、企業の財務報告書にあたるものを送ってきますし、卒業生向けの雑誌Bulletin というものもあります。ただ、一番感心するのは、卒業生からの寄付を求める手紙やパンフレット類です。これは毎年、年に数回、しつこいくらいに送ってきます。同じクラスで卒業した同級生に、寄付しようよ!というような手紙を送る仕組みもあります。実は、数年前、僕もそのような呼びかけ人を、ボランティアで2年ほど行っていました。

日本の教育機関は、ハーバードのような学校が、どれだけ「企業努力」をしているのか、もっと勉強したらいいと思います。ハーバードは、企業体としてみたときにも、財務内容はAAAの格付けを持つような組織です。伊達や酔狂で、今のような地位を築いたとは思えません。

マンション工事の丸投げ

今朝の朝日新聞朝刊の一面に、マンション工事において、「丸投げ」先を、広告に明記することを、業界が秋にも義務化させることを検討しているという記事がでていました。

同様の制度が、ソフトウェアの開発においてもあっていいように思います。ソフト開発でも、建設業界同様、元請け、下請け、孫請けといった関係があります。10年ほど前、犯罪組織として、日本を震撼させた宗教集団は、中央官庁のシステム開発の一部の仕事を、大手の業者から、孫請け、ひ孫請けのような形で、請け負っていたことが判明し、多くの人を愕然とさせました。

日本の建築業界は世界的に高い技術を持っていると、よく聞きます。残念ですが、日本のソフト開発のレベルは、世界的な水準にあるということはあまり聞きません。先日も、ある協会の方から、ソフト開発の現場がたいへん疲弊していること、質、量ともに、日本は大きな問題に直面していることをお聞きしました。

以前、黒犬通信に書きましたが、あるソフト開発会社の社長が、自嘲気味に、日本のソフト開発業界のプロジェクトなんて、半分以上が姉歯物件ですよ、とはき捨てるように言っていたことが、強く記憶に残っています。誇張もあるのでしょうが、たいへん気になりました。

「幸せを奪われた『働き蟻国家』日本」を読む

外人ジャーナリストが日本について書いた本は、反応が大きく分かれるように思います。ありがたがって読む人もいれば、頭から否定してかかる人もいます。
僕はどちらかというと、前者のほうかもしれません。ただし、日本に来ても、日本語を勉強しようとせず、日本の不満ばかり言っている連中は、問題外です。

タイトルの本は、カレル・ヴァン・ウォルフレン(オランダ出身)と、ベンジャミン・フルフォード(カナダ出身)の対話をまとめたもので、内容は少々大雑把な議論の展開なのですが、多くの指摘には僕も同意します。敗戦後、日本は国家戦略やビジョンを持つことなく、アメリカのポチとなってしまっていること、絶大な権力を持つ官僚たちは、国民に本当のことを言わないことなどなど、書き上げていけば、腹が立ってくるのでやめておきます。

ところで、都内にある公務員宿舎を、払い下げるという記事を読みました。賢い中央官庁のお役人たちが、本当に同意するのかどうか?実は、役所に入った大学の同級生や知り合いのお役人たちのことを考えながら、ちょっとかわいそうだなとも思っていました。国会で政治家の先生たちの質問への答弁は、役人たちが深夜までかかって準備しています。都心に近いところに宿舎くらい用意してあげないと、彼らの給料では、近いところに住むことはできないのではないかと。

でも、そういう考えはやめました。役人になることは、あまり得にならない状況を、どんどん作ったほうがいいかと思うようになりました。

日本は、東大やそのほかの有名大学を出た、学校のお勉強はできる(でもあまり創造的ではない)人たちが、役所に入っていきます。そういう、学校秀才の連中が役所に入っていくから、いつまでたっても、役所に人材が集中していきます。でも、都心の宿舎がなくなり、天下り先が少なくなり、役人になることが、経済的に得にならないことがわかってくると、役人希望者は少なくなっていくかもしれない。だって、彼らは、天下国家のことだけでなく、結構、ご自分たちの利害にも敏感ですから。

現実に、東大から中央官庁を希望する人間は、だんだん、減少していて、起業希望者が増えているようなことを聞いています。有名人になった村上ファンドの村上さんのように、役人を辞めて、自分で起業したり、民間企業に転職する人も増えています。

役人が日本を支えているなんて、冗談でしょう?日本を支えているのは、リスクをとりながら、こつこつ働き、きちんと税金を払っている人たちですよ。それは、僕自身が、就職活動も行わず、偶然見つけた小さな会社でキャリアを始め、リスクをとりながらこれまで仕事をしてきたビジネスマンだから、そう思うのかもしれませんが。

ますます充実「検定王国」

オデッセイでコンテンツを提供している、ヤフーの「検定王国」。検定メニューがますます充実しています。今月も、「ジーンズ検定」から「カレー検定」まで、新たに5つの検定試験が仲間入り。

「検定王国」トップ5を見ると、「エクセル関数検定」、「猫との暮らし方検定」、「犬との暮らし方検定」、「社会の常識マナー検定」、そして「ラーメン検定」。

なんとなく、みなさんの関心分野が見えてきますね。

きぼうのいえ

今日の産経新聞に、東京・山谷地区で、「きぼうのいえ」という、在宅型ホスピスを運営している、山本雅基さんが紹介されています。 ご自分の貯金、借入金をもとでに、始められたそうです。

オデッセイが入っている新東京ビル、地下でつながっている東京駅地下ホームでも、ホームレスの人たちをよく見かけます。山谷は昔から、日雇いの人たちで知られていますが、東京のビジネスの中心地・丸の内にも、大勢のホームレスがいるというのが、繁栄する東京のひとつの現実です。

山本さんのお話を読んでいると、頭が下がります。スタッフ紹介のページを拝見しましたが、山本さんはご夫婦で、この事業に全力投球されているようです。スタッフのひとりとして、黒猫の「くーちゃん」が紹介されていて、ちょっとほっとします。

占い師と民放

テレビで高視聴率をかせいでいる、女性の占い師について、元・週刊誌の記者が書いた本を読みました。この本に書かれていることが、ほんとうかどうかは、実はどうでもいいのですが、なぜこの人に、これだけ多くのファンがいるのかには、関心があります。

この人の占い携帯サイトの会員は、50万人とも、70万人とも聞いたことがあります。このサイトからの売上げだけでも、月額2億円とか3億円、年間では、25億とか、30億になり、このうち3割とか、4割がこの占い師の収入になるとか。僕のように占いにまったく関心のない者からすると、この数字は驚きです。

僕個人のことを言えば、この占い師がでているような、民放の娯楽番組はもう十分だと感じていて、地上波テレビは見なくなっています。少々お金を払っても、ケーブルのほうが質の高い番組が多いように思います。

インターネット用語で言えば、僕が好きな番組は、ロングテールに分類されるようなものが多いのかもしれません。結果、地上波民放を見ないで、ケーブルテレビ、インターネット、そしてラジオといったところが、見聞きするメディアということになっています。正直言うと、日本の民放が今のような番組を作っている限りは、民放の影響力は、早く失われていけばいいのにと思っています。

新聞の購読者はどんどん減ってきています。同じことがテレビで起こらないとは、限りません。そうなったほうが、おもしろいのになと、思っています。

ディズニーランド、値上げ?

10年ほど、不況だ、デフレだという言葉ばかりを聞いていたので、僕の中では、値上げという言葉に、少々鈍感になっています。が、マクドナルドも一部商品の値上げをするという話だし、東京ディズニーランド・シーが、9月から一日利用チケットを値上げすると発表しています。

都心に近い住宅地の地価や、大都市圏のビルの賃料が強含みということですし、スキルを持ったIT技術者も不足気味です。

一方、地方都市では、仕事がないため、わずかの時給でも働かざるを得ない人たちが増えているという記事を、新聞で読みます。

東京を中心とした一部の大都市圏では、これからすこしずつ値上げが増えていくのか?関心を持ってみていきたいです。

世界一の資産家の悩み

皆さん、100年前の世界一の資産家がだれだったか、ご存知ですか?200年前の世界一の資産家は?

この10年近く、世界一の資産家であるビル・ゲイツが、お金もちであることの悩みをぼやいている、という記事を読みました。

世界一の資産家、あるいは日本一の資産家でもいいのですが、100年後、それがどれだけ意味を持っていると思いますか?1000年後、もし地球が存在していたとして、21世紀の始めに、世界一の資産家だったということが、「なんぼのもの」だと思いますか?

僕はビジネスマンなので、お金を稼ぐことは大切だし、お金のありがたみも、ある程度はわかっているつもりです。お金を稼ぐことは、尊いことだとも思っています。でも、それと同時に、お金と同じくらい大切なものがあると思っています。

ソクラテス、シェイクスピア、夏目漱石、アインシュタイン、ガンジー、イエス、仏陀。彼らは、世界一の資産家、日本一の資産家ではなかったですが、いまなお、多くの人たちの記憶に残り、尊敬もされています。どうしてもお金では買えないものがあります。

世界一の資産家は、「公人」として、世界中の人たちから、注目を浴び、関心を持たれ、プライバシーを持つことは許されないのかもしれませんが、ちょっと、気の毒だなと思います。

今晩も、テレビではジロ・デ・イタリアの実況中継を行っています。ビル・ゲイツはシアトルで、ひとり自転車で走り回る自由を持っているのかしら?

ジロ・デ・イタリアを見ながら

ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャと並ぶ、3大自転車レースのひとつ、ジロ・デ・イタリアが昨日から始まりました。J Sportsでの実況中継を見ながら、黒犬通信を書いています。今日の第2ステージでは197キロを走ります。今日はおもに平地ですが、山岳コースもあります。数日の休みを挟んだだけで、レースは21日、続きます。自転車選手はみな、鉄人です。

ゴールデンウィークも今日で終わり。うーん、あと数日休みがあるとうれしいですが、これ以上休んでいると、怠け癖が付いてしまいますからね。今日から少しずつ仕事モードになっています。

普段は仕事で忙しいので、家の片付けなんて、ほとんど出来ていません。ゴールデンウィーク中に少し片付けものをしたのと、冬服と夏服をようやく入れ替えました。片づけをしていると、ガラクタはでてくるし、一度しか袖を通していない服に気づくし、ああ、もっと頻繁に整理整頓をしなくては、とつくづく感じてしまいました。

明日からまた仕事。皆さん、頑張りましょう!

ジョンレノンの映画「イマジン」

ゴールデンウィーク中はテレビにさようなら、なんて書いたばかりなのですが、ジョン・レノンのドキュメンタリー映画「イマジン」を見ました。

映画によると、ジョンがソロ活動を始めてからの歌は、すべて彼個人の経験や生活そのもの。自分の気持ち、家族への愛情を表した歌を、ファンが自分のことを歌ってくれていると共感を持つありさまに、ある不思議さを感じてしまいました。この前、ボブ・ディランの映画でも思ったのですが、ファンである僕らは、時には彼らの言葉を深読みし、時には彼らを神のごとく扱います。そのさまは、時代が変り、熱狂が過ぎ去った後になってみると、こっけいでもあります。

でも一方では、ディランにしろ、ジョンやビートルズの歌にしろ、今でも僕らを引き付け、魅了するものを持っています。彼らが時代を超えたメッセージ性や魅力を持っていることの証明でしょうか。

僕はどちらかと言うと、ポールの歌が好きです。それは彼の曲のメロディの素晴らしさによるところが大きいと思います。

どちらにしても、映画をみて、音楽の力を改めて認識しました。

蛇足ですが、この映画でも、オノ・ヨーコさんの取り上げられ方は微妙でした。彼女に対しては、多くの批判があるようですが、毀誉褒貶はあるにしろ、世界に出て行ってサバイブしている日本人女性のさきがけは、オノ・ヨーコだと思います。

お天気に感謝

ここ数日、素晴らしい天気が続いているので、自転車が楽しいしだいです。ゴールデンウィークに入って、テレビとはさようなら、しています。(この頃、テレビを観なくなっているのですが)

せっかくまとまった時間があるので、普段、あまり読めないような本を読んでいます。ロバート・ノージック『生のなかの螺旋』(青土社)。作者は4年前、胃がんでなくなっていますが、ハーバードの哲学の先生だった人です。今日読んだページで印象に残った言葉です。


「創造性の物語の重要な部分は、物語の全体ではないにしても、創造的な人びとは創造的であることを選んだのだ、ということである。すなわちかれらはそのような道を抜け目なくやろうと覚悟し、それにこそ大事な優先権をあたえ、ほかに気をそらす誘惑に抗してそれに固執したのである。」

僕も、多くの人たちと同じように、創造的な生き方をしたいと希望しているのですが、覚悟と取捨選択、ストイックさが足りていないかと思っているところに、このような言葉に出会いました。

ノージックの著作では、『アナーキー・国家・ユートピア――国家の正当性とその限界』が本棚で読まれることを待っていますが、まだ手つかずのままです。

ゴールデンウィークのようなお休みには、このようなちょっと難しい本を、我慢しながら、すこしずつ読んでいかないと、読む機会がないままになってしまいます。

明日も天気はいいようです。お天道様、ありがとう!

ゴールデンウィークの過ごし方

ゴールデンウィーク中は特別のことをするわけでもなく、いつもの休日より長く自転車に乗っているくらいです。今日は合計すると3時間ほど、ロードバイクで走りました。坂の上り下りも含めて(上りはこたえますし、下りは結構危険)。3時間も走ると、満足です。

ほかは、本を読んだ程度でしょうか。橋本治のエッセイ集『ひろい世界のかたすみで』(マガジンハウス刊)。「男女の差というのは、もしかしたら今や、『化粧をしない性』と『する性』だけなのかな」という文章がおもしろかった。このひと、雑誌『広告批評』にもエッセイを連載していますが、時々、読んでいます。

明日もいい天気になってほしいです。

スヌーピーもワールドカップ

Dscf0280 お台場にちょっと買い物に行きましたが、たいへんな人出。お台場側から見るレインボー・ブリッジが、青空の下、とてもきれいに見えました。

昨日、ワールドカップのキャラクターがラベルになったワインを買ったことを書きました。今日は、お台場のスヌーピー・タウンで、ワールドカップ記念のT-シャツを買いました。「スヌーピーの世界」も、好きです。

タンタン、スヌーピー、セサミ、リサとガスパール、ポケモン、ドラエモン、アトムなどなど、みんな、かわいいキャラクターたちですが、それぞれの作者には、キャラクターたちを通じて表している「世界観」があります。だから、単なるかわいさだけに終わらない、魅力があります。

ファミマで見つけたワールドカップ商品

Dscf0278 もうすぐドイツワールドカップが始まるのに、なんとなく盛り上がっていないと思っているのは、僕だけかな?ワールドカップよりも、ツール・ド・フランスのほうが、気になっているかもしれません。

ファミマで、ドイツワールドカップ記念の商品コーナーを発見。白のメルシャンワインを買ってきました。大会が始まったら、ワインでも飲みながら、ワールドカップの応援をしましょうか?!

明日からゴールデンウィークの連休。自転車、天体観測、読書、仕事、やりたいことが結構あるので、5連休でも足りないかも。

「在住者おすすめのNYみやげ」

先週土曜日(4月28日)の日経新聞の『プラス1』で、「在住者おすすめのNYみやげ」として、ストランド書店のトートバッグがあげられてます。

STRAND(ストランド)の名前を見て、懐かしく、うれしくなりました。この本屋、ニューヨークでも最大級の書店で、マンハッタンの12丁目とブロードウェイの角のところにあります。

86年の夏、ビジネススクールに行っていた夏は、ニューヨークのバンカーズ・トラスト銀行で、インターンとして、働かせてもらいましたが、そのとき、12丁目のセカンド・アヴェニューと、サード・アヴェニューのアパートに3ヶ月ほど滞在しました。俗に言う、イースト・ヴィレッヂというエリアです。このストランド書店では、何時間も本の背表紙を見ながら、ブラブラしたことを覚えています。

この本屋は、本当にデカイです。滅茶苦茶、デカイ本屋です。このごろは、ニューヨークに行っても、まったくヴィレッヂのほうにはいかなくなりましたが、このストランドと、パレイディアム(パラジュームの英語発音)という巨大ディスコは、86年夏の思い出の場所です。(パレイディアムはどうなったのかしら?)