今朝の秋田さきがけ新聞一面に出ている記事です。秋田県は、来春卒業予定の高校生の県内就職を促進するために、各種資格試験や普通自動車免許の取得費用を助成する支援事業を行うそうです。助成対象として、マイクロソフトオフィススペシャリストが記事の中で取り上げられています。
この記事によると、来春の新規高校卒業者の県外求人倍率1.64倍に対し、県内求人倍率は0.44倍。県外就職者1697人に対し、県内就職者1073人との試算があるようです。このままだと、県外への人口流出に拍車がかかる可能性もあるか、と。
以前、このブログで、福井県が育てた若者が大都市圏に流出していくことによる損害金額は、ひとりあたり1800万円、総額で数百億円になるという話をご紹介しました。(→過去の記事) きっと秋田においても同様のことが起こっているはずです。
東京にいると、このような地方の状況に対してあまりにも鈍感になっています。僕はこの2年ほど、秋田国際教養大学を訪問させていただいたり、秋田在住の経済人たちとお付き合いさせていただく機会に恵まれ、ようやくことの深刻さが実感できるようになりました。
今回、秋田県の就職支援プログラムの対象として、われわれの資格も含めていただいたことはたいへんうれしいのですが、それと同時に、秋田県内の就職状況がすこしでも改善することをお祈りしています。