サンタバーバラ賛歌2

あっというまに8月最終日。今週も忙しかった!
今日は土曜日でゴミ出しした朝以外まったく家から出ないで除湿を効かせた部屋で本を読んだだけだった。たまにこんな日があるのは子どものころからのことだ。今日読んだ(読み終えた)『江戸漢詩の情景_風雅と日常』(揖斐高著)が面白かった。平易で読みやすい文章、適度に紹介される漢詩。著者の学識と文章力を感じさせてくれる本だった。著者が最近出された『頼山陽_詩魂と史眼』(同じく岩波新書)も買ってあるので、こちらも楽しみだ。

さて、サンタバーバラ賛歌だ。アメリカ旅行(前半は仕事、後半は休暇)から帰国して3週間あまり。日本は亜熱帯の国になってしまった。これだけ暑くて湿度があると、冷房なしには生きていけない。サンタバーバラの日差しは強く、数時間ホテルの自転車を借りて町の中を走ると、腕は火傷したような日焼けになったけども、湿度が低いから身体にはそれほどの負担ではなかった。心地よい暑さだった。ハワイを連想するような天気だった。

帰国後もたまにサンタバーバラの天気をチェックしている。いつかもう一度行きたい町になった。

サンタ・バーバラ賛歌 その1

7月28日から仕事でアナハイムに4泊し、そのあと私用でサンタ・バーバラに3泊、ロサンゼルスに2泊した。私用といっても特別の用があったわけではなかった。強いて言うと、今年の春に取引先の日本担当者と軽い話をしていた時、アナハイムでの仕事の用が終わった後、チャンスがあれば大谷の試合を観に行きたいね、ということになり、ドジャースの日程を確認するとアナハイムでの集まりが終わったあと一番近い試合が8月5日のナイターだということだった。それでアナハイムのあとの数日間は長年行ってみたかったサンタ・バーバラで過ごし、8月5日のドジャースの試合を観戦した翌日に帰国便に乗ることにしたのだ。

サンタ・バーバラは、その町の名を冠したテレビ番組があったように記憶している。いつ頃のことだったろう、アメリカで生活していた1980年代だったろうか。Rich and Famousの人たちの人間模様を描いたようなテレビドラマだったと記憶している。実際、この町に着いて、西海岸の金持ちたちのリゾート地という印象を受けた。

8月1日アナハイムからAmtrakに4時間近く乗り、午後2時前後に到着してから4日のお昼までいたのだけど、ホテルや通りの雰囲気がよい。なによりよかったのは、この町がサイクリストにとてもやさしい政策をとっているということ。道の両脇にはかなりの幅のサイクリング用スペースをとってくれていて、安心して自動車に並んで走ることができた。
ホテルで無料で借りられるママチャリで町の中を走るだけでとてもたのしかった。ただし、半袖で日焼け止めも塗らず自転車にのっていたせいで、ひじから指まで両手は火傷したような日焼けとなった。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校のキャンパスまで自転車で行ってみたかったが、片道1時間以上かかりそうだったのでそれはあきらめた。

山と海に囲まれたこじんまりとしたこのリゾート町がとても気にいった。

自転車でコロナに負けない

ロードバイク(フェルト) 2020年6月17日朝6時
この2ヶ月ほど、活動量が激減しています。会社には毎日出ていますが、社外のお客さんとはほとんど面談することもなく、増えたのはZoomやTeamsを使ったオンライン会議や講演会などの視聴ではないかと思います。
お気に入りのプールも閉まっていたりするので、最近は自転車に乗っています。ブロンプトンという折りたたみ式の自転車(ママチャリっぽい)に乗っていたのですが、とうとうロードバイクを再開しました。この自転車はずっと会社に「飾っておいた」もので、乗るのは10年ぶりなのではないかと思います。早朝のロードバイクで少しでも身体を鍛えておきたいです。

『ツール・ド・ランス』が二宮清純さんのご紹介で日経夕刊に!

 日経の「エンジョイ読書」という紙面(11面)、「目利きが選ぶ今週の3冊」というコーナーで、アメリカン・ブック&シネマ(当社の出版社)発行の『ツール・ド・ランス』が紹介されています。選んでくれたのは、スポーツ・ジャーナリストの二宮清純さん。二宮さん、ありがとうございます。(彼、愛媛県の出身だったはず)

『ツール・ド・ランス』

 あ、もうひとつ今日の日経夕刊で目に入ったのは、58億円含み損の記事。

 ついこの前、地方自治体でもデリバティブ取引で含み損を抱えているところがあるという記事が一面にでていた記憶。リーマンショック以降、学校法人の多くが同様の含み損を抱えているとさんざん報道されましたが、また今日の夕刊にも、名古屋の学校法人が58億円の含み損を抱えているようだと言う記事。

かつて金融分野で働いていたので言いますが、アマチュア(自治体や学校法人)が、ダウンサイド・リスク(意図せぬ方向に市場が動いたとき、被るリスク)が限定されていないような投資商品を買うなんて、ご法度の最たるもの。少々のえさ(普通よりも高めの金利)につられて、「ドルが90円切ることないですよね」「日経平均が9000円割ることなんて考えられないですよね」、だからこんなリスクとってみませんか?、なんて話に飛びつくなんて、金融機関にはめられていると同じ。

学校法人にはさまざまな税制上のメリットや生徒ひとりあたりの補助金などがあるはずなのに(つまり税金で支援を受けている!)、そんなところが「財テク」でちょっとでも多く金稼ごうという姿勢は疑問。

アメリカン・ブック&シネマの新刊「ツール・ド・ランス」9月発売予定

 アメリカン・ブック&シネマ(ABC)の最新刊ですが、来月にはいって『ツール・ド・ランス』を発行します。今年のツールドフランス期間中の発行は間に合いませんでしたが、商品の価値にはいっこうに影響はありませんので、ご安心してお買い求めください。著者はビル・ストリックランド。以前、ABCで出しました『ツールドフランス_勝利の礎』の著者でもあります。アマゾンで予約受付を開始しています。

アマゾン予約ページ

 表紙の写真とデザイン、かっこいいでしょう?!ABCの本の装丁は、会社のロゴも制作してくれた10inc. の柿木原さんに引き続きお願いしています。
 ところでABCのブログですが、担当のSという社員が書いています。彼も、僕同様、もうすこしスリムになる必要性があるようで、週末には自転車に乗っているみたいです。

アメリカン・ブック&シネマ

久しぶりの荒川サイクリング

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10時半から久しぶりの荒川サイクリング。気違いのような暑さの中で。30キロ走っただけで、へとへと。こんな日は早朝にすべきでした。でも、僕以外にもかなりの数の荒川サイクリスト発見。

荒川河口に近い土手が、写真のようにきれいに整備されていました。

We Believe (Trek CM)

アメリカン・ブック&シネマでは今年もランス・アームストロングを応援します。 →american book & cinema

不況期に起業に挑む人(自転車ビジネス)

 須賀さんの紹介で、某大手メーカーを退職された40代の方が夕方来社。
自転車が好きで、自転車をテーマにした起業をしたいとか。その勇気には敬意を表します。
僕が自転車(ロードバイク)に乗り始めた6、7年前頃からすると、自転車ブームはかなりのものになったなと思います。アメリカン・ブック&シネマでもツールドフランス、ランスアームストロングの本を出していますが、好評いただいています。首都圏を中心として、自転車人口は確実に増えていると思います。
今夜いらっしゃった方は、まだ模索中ということでしたが、不況期の今、起業を志す方には心から応援したいです。

 自転車分野に関して言えば、ずっと感じていることですが、メカニックの人たちがまだ足りないのではないでしょうか。ママチャリを一台修理しても1000円、2000円かもしれませんが、手仕事ができるようになると、現金収入につながります。ママチャリから始めて、ロードバイクの修理ができるほどのテクニックを身につけると、月に10万、20万の収入も見えてくるのではないでしょうか。政府は何十億円の税金を雇用訓練に使っています。その訓練の講座の対象として、MOSやMCASを入れていただくことも増え、小社にとってはたいへんありがたいお話です。それはそれで感謝しているのですが、必ずしもデスクワークだけがいいというわけではありません。
 自転車のメカニックというのも、僕は新規分野として可能性があると思っています。どなたか雇用訓練の講座として始めてみてはいかがでしょうか?デスクワークを目指すばかりではなく、手をグリースやオイルで汚しながらの仕事をする人がもっといてもいいように思います。そしてその人たちが食っていけるようなビジネスモデルというか、商売モデルが必要だなとも思います。

 追伸 今日来社された方から、「自転車の病院」という会社のことをお聞きしました。独立支援の個人授業もされているようです。この会社の方も、非常にユニークな起業家だと思います。→自転車の病院

荒川サイクリング

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今年初めてになる取引先のKさんとの荒川サイクリング。最高のサイクリング日和。
今年は腰痛のせいで数えるくらいしか走っていません。荒川沿いでも、いつの間にか、サイクリング人口が増えています。

昨年秋以来の「荒川サイクリング」と、『「大日本帝国」崩壊』(加藤聖文著)

 早朝、荒川沿いを2時間ほどサイクリングしました。風はなんとなく秋を予感させてくれるような、乾燥してちょうど心地よいもの。昨年の秋いらいの荒川サイクリングを楽しみました。おかげで、体重もちょっぴり下がりぎみ。誕生日の12月11日までに、あと6キロほど減らすことができたら、今年一年で12キロくらい減ることになります。日経平均が2万円の大台を回復することに匹敵するほど、ボクにとっては奇跡的なことです。それほどの奇跡をもとめているわけではありませんが、これまでの調子ですこしずつ脂肪を燃やしていきたいです。
 64年前の今日、1945年ですが、大日本帝国が崩壊した日です。実際の崩壊は、もっと早くから起こっていたとも言えますが、せきをきったように瓦解しはじめた日が64年前の今日。『「大日本帝国」崩壊』は、1966年生まれの学者によるユニークな視点から書かれた本です。日本、朝鮮、台湾、満州、樺太、南洋群島といった「大日本帝国」の最前線が、1945年8月15日の敗戦をどのように迎えたのを記述することによって、この帝国の本質を探ったものです。「帝国崩壊を決定づけた1945年8月15日の前後におきた歴史が、現在もなお影響を与え続けているといえ」る(231ページ)からこそ、この本の存在理由があるのかと思いました。