1月終了!

今月は国内出張(京都)、海外出張(香港、ロンドン)と移動の多い一年最初の月だった。
ロンドンでは、Bettという、教育分野を中心としたICTの展示会に初めて参加してみた。アメリカで行われれる展示会と共通する点も多々あるのだけど、ヨーロッパらしい点もあって、おもしろかった。(ロシアの教育省がブースを出しているなんて、ロンドンである展示会だからこそか?!)
来月は久しぶりにシアトルに行くことになっている。
昨年12月ハワイに行ったときにはオバマ大統領の写真が入国審査のエリアに飾ってあったけども、今度行ったときには「トランプ大統領」になっているのだろう。あっと驚く為五郎だ。

映画「沈黙」 映画「スノーデン」

マーティン・スコセッシが、遠藤周作の代表作を映画化。お恥ずかしながら、遠藤周作のこの作品をまだ読んでいないまま、封切り日の昨晩観ることになりました。日本のキリスト教人口は10%どころか、数パーセントにとどまっているのではないかと思います。どうして日本ではキリスト教が根付かなかったのか?
信仰とは、神とは、日本人とは、というような大命題から、現世ご利益、転向、権力との対峙方法などなど、さまざまテーマを考えさせられる映画。決して17世紀のことではなく、いまにも続く考えるテーマ。
昨年春、長崎を訪問し、長崎のある大学の学長を務められたある知識人から隠れキリシタンのことをお聞きする機会がありました。長崎の歴史をまた尋ねてみたいと思います。

来週からは映画「スノーデン」が公開されるようですが、この映画は昨年秋サンフランシスコで観ています。ぼくはこの映画を観て、スノーデンに好意的な印象を持っています。彼はカネのためにやったのではない。ただひとつ彼が犯した間違いは、ロシアに「亡命」したことでしょうか。ロシアしか選択肢がなかったのかもしれませんが、政治的にどのような意味を持ちうるのか、その点をどのように考えているのか、聴いてみたいところです。

「沈黙」公式サイト

「スノーデン」公式サイト

機内で

2泊でホンコンに行ってました。仕事なので特にどこに行ったわけでもなく、中華料理も食べなかったので、「一体香港に行って何していたのか」と言われそうです。

帰りの機内で聞いた若手の日本のピアニストのラフマニノフにとても惹かれました。アマゾンでチェックすると、「2014年チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席(日本人初の最高得点)で入学」とありました。さっそく、注文!

もうひとつ、映画「カンパイ!世界が恋する日本酒」という映画を見ましたが、これもとてもいい作品でした。日本酒にのめりこんでしまった二人の外国人(ひとりは、イギリスから。もうひとりはアメリカから)が出てきましたが、二人に共通しているのは、JETプログラムで英語を教えるために偶然来日したということ。(二人とも日本にそれほど関心があったわけではなく、若いうちの冒険を求めていた)JETプログラムの出身者にこういう人たちがいることは素晴らしいことだなと思いました。
実はうちの実家もかつては酒屋をやっていたのだから、日本酒のことをすこし勉強してみるのもいいかも。

映画「ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち」

数年前、BBCのインタビュー番組でその存在を初めて知ったイギリス人。残念ながら、2015年に亡くなられている。(→ウィキ
ナチスのユダヤ人虐殺に抗してチェコから子供たちを救ったこと、自分が行った英雄的行為を奥さんにも話していなかったことなど、決して声高に自分の功績を宣伝するようなことはなかった素晴らしい人。
あと数日で恵比寿での公開が終わってしまうことが残念。
映画公式HP

happy new year!

あけましておめでとうございます。
昨日、今日と、テレビで録画した映画を見ました。「戦争と平和」(オードリ・ヘップバーン主演)、「アラビアのロレンス」(ピーター・オツール主演)。どちらも3時間を超える大きなスケール。「アラビアのロレンス」にいたっては、序曲、前後半の間にインターミッションまである作品。ふたつの映画からは、現在の国際政治の原点のようなものを見た気がしました。

学生の頃だったかどうか忘れましたが、かなり前に、ロレンスの「知恵の七柱」を読みました。その後、東洋文庫では完全版が全5巻ででているようなので、あらためて読んでみようと思います。
松岡正剛さんが「千夜千冊」で「知恵の七柱」を取り上げています。久しぶりにこのサイトを訪問しました。

「戦争と平和」「アラビアのロレンス」、どちらの映画も大作である所以は、人間のスケールの大きな生き方を描いているからでしょう。大きな憧れの対象でもあります。