映画「沈黙」 映画「スノーデン」
posted at 2017.01.22
マーティン・スコセッシが、遠藤周作の代表作を映画化。お恥ずかしながら、遠藤周作のこの作品をまだ読んでいないまま、封切り日の昨晩観ることになりました。日本のキリスト教人口は10%どころか、数パーセントにとどまっているのではないかと思います。どうして日本ではキリスト教が根付かなかったのか?
信仰とは、神とは、日本人とは、というような大命題から、現世ご利益、転向、権力との対峙方法などなど、さまざまテーマを考えさせられる映画。決して17世紀のことではなく、いまにも続く考えるテーマ。
昨年春、長崎を訪問し、長崎のある大学の学長を務められたある知識人から隠れキリシタンのことをお聞きする機会がありました。長崎の歴史をまた尋ねてみたいと思います。
来週からは映画「スノーデン」が公開されるようですが、この映画は昨年秋サンフランシスコで観ています。ぼくはこの映画を観て、スノーデンに好意的な印象を持っています。彼はカネのためにやったのではない。ただひとつ彼が犯した間違いは、ロシアに「亡命」したことでしょうか。ロシアしか選択肢がなかったのかもしれませんが、政治的にどのような意味を持ちうるのか、その点をどのように考えているのか、聴いてみたいところです。
カテゴリー:映画