みんな、しっかり休みをとって!

 先日、両親の顔を見るために高知に帰った。24時間も高知にはいられなかったけど。
僕は高知生まれだけど、愛媛育ちの人間で、高知弁はまったく話せない高知県と愛媛県の「ハーフ」(もちろん、うちの両親は高知県人だから、高知弁は話せる)。われわれが県外の人間たちだと思ったのか、タクシーの運ちゃんが、はりまや橋にはこんな冗談がありますと言って、教えてくれたこと。「はりまや橋とかけて、スパゲッティととく。」その心は?!「どこが始まりで終わりか、わからない」。高知に行った人は知っていると思うけど、はりまや橋ほど、イメージと現実のギャップがある観光名所はないんじゃないかなと思う。でも、それを確かめにぜひ高知に来てほしい。はりまや橋以外にもたくさん高知にはいいところがあるから。
 このごろの日本って、一年の始めと終わりがわからないようになっていない?お店も元旦から開いているようなところが多いし。でも、正月三ヶ日くらいきちんと休んだ方がいい。ゆっくり休んで体を休め、そして2011年になにを達成するのか、深く考えたい。はりまや橋だけでなく、始めと終わりがわからなくなっているような一年の過ごし方はよくないから。
(写真は龍馬関連の展覧会ポスター)

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海部さんが日経ビジネスオンラインに書き始めている。

大学の同級生で、「アイデアエクスチャンジ」にもでてくれた海部さんが、最近、日経ビジネスオンラインに書き始めている。

Tech Mom のNew Wave from Sillicon Valley

「アイデアエクスチェンジ」海部さんの巻

映画の力

 昨日は有楽町スバル座でやっている映画『ばかもの』を見た。内田有紀がとても「いい女」になっていて感心した。テーマは今年見た別の映画『悪人』と共通するものを感じた。『ばかもの』が群馬県高崎を舞台にした話なのに対して、『悪人』は九州福岡と佐賀。一方は喜劇で、一方は悲劇。でも、どちらも地方都市に住む若者の方向性のなさを描いた映画だ。
 まだ読んでない新聞に目を通していたら、11月21日の産經新聞に、映画『ノルウェーの森』のロケ地になった兵庫県砥峰高原が紹介されていた。正直言うと、『ノルウェーの森」の映画としてのできはどうなのか、よくわからない。でも、また見ようと思っている。20代の自分にもう一度帰っていくことができる映画だからかもしれない。菊地凛子、水原希子、そして助演の女優たちをまた見たい。
 『悪人』の最終場面が撮影された福江島の灯台、『ノルウェーの森』の舞台になった砥峰高原、いつか行ってみようと思う。
 尾道のお取引先の方の話では、NHKの連続テレビのおかげで、尾道も観光客が増えているとか。僕の大好きな映画『ふたり』の舞台でもある尾道。初めてお伺いしたときには広島、福山、尾道、日帰り出張のお取引先訪問だったので、ほんの数時間しかいられなかった。今度は映画の場面をゆっくり訪れてみたい。
 いい映画を見ると、その舞台に行ってみたくなる。

アビスパ福岡の皆さん、ありがとう。

 昨シーズンから2年間、小社はアビスパ福岡のユニフォームスポンサーに加わった。この2年間、なんどか福岡のホーム試合を観戦したし、関東での試合も何回か見に行った。一部の選手たちとは、かなりお話する機会があった。たとえば今シーズンで引退することになった久藤さんとは福岡での試合後のパーティで何度か話をする機会があった。キャプテンの丹羽さんとは、先日のJリーグアオーズ翌日、小社オフィスに大塚社長といっしょに来てくれた時、結構お話することができた。

 昨日の天皇杯準々決勝線、FC東京との試合で今シーズンのアビスパの全試合が終わった。後半残り1分弱というところで勝利がすり抜けていった。FC東京の石川の同点ゴールが決まった瞬間、テレビの前で僕は吠えるような声を出していた。それほどショッキングだった。延長に入ると、FC東京が底力を出して、福岡は惜敗してしまった。試合とともにいくつかのことが終わった。

 今シーズンでアビスパを去っていく選手たちにとっては、昨日の試合がアビスパのユニフォームを着てプレーする最後の試合になった。先制点を入れたベテランの大久保さんとはチームは来年の契約は行わない。大久保さんの先制点が準決勝につながらなかったのが残念だ。
 福岡で何度かお話しした久藤さんにとっては現役最後の試合になった。

 そして背中に小社のロゴが入ったユニフォームを着た選手たちがプレーする試合を見ることは、昨日で終わった。

 でも昨日の試合ではいいこともあった。延長戦に入った時、前半戦が始まる前、円陣を組んだ選手たちにはちょっと笑顔があった。それは延長戦に入ったことも明るく、前向きに受け止めていこうぜという、ちょっと無理しているかなと思わせるような、でもいい笑顔だった。キャプテンの丹羽さんと、先取点を入れた大久保さんの笑顔が印象的だった。
 FC東京に延長前半で2ゴールも決められても、懸命に頑張る姿勢が良かった。リベンジの一点を入れたのはキャプテンの丹羽さんだった。同点の3点目かと思われた福岡のゴールが、オフサイドと判定されたときには、一気に力が抜けてしまったけど。

 小社が天皇杯スポンサー企業に加わって今年で5年めになる。国立競技場である29日の準決勝と元旦にある決勝戦は、昨年同様、観戦する予定だ。昨日、福岡はFC東京に勝っていたら、29日は国立で鹿嶋と試合することになっていた。その試合を見たかった。久藤さんや大久保さんたちにはそこまで行ってほしかった。現実的なことを書くと興ざめになるかもしれないけども、準決勝まで行くと協会から支給されるボーナスも3000万円になったはずだ(準優勝は5000万円、優勝賞金は1億円と聞いている)。それだけのお金は、資金で苦労することが多い、Jリーグのすべてのチームにとって、とてもありがたいお金になる。その3000万円が入らなかったという意味でも残念な試合だった。

 来年は、天皇杯を除いて、スポンサー企業としてどのように関わっていくか、まったく白紙状態だ。でもこの2年間、福岡のユニフォームスポンサーに加わって多くの方とお会いすることができ、とても感謝している。福岡のサポーターの方々にも、小社のことをちょっと知っていただけたことと思いたい。
 
 2011年、5年ぶりにJ1に復帰する福岡。「熱しやすくて冷めやすい」と自ら認める福岡の皆さん、ちょっとばかり苦戦が続いたとしても、アビスパの選手たち、社長の大塚さんを始めとする経営陣の皆さんに、声援をお願いします。

 

月額200円の躊躇

 他人の気持ちが、あまりにも透けて見えてしまうことも、時には困ったことだなあと思う。会社の経営者だったら、「今日もいやいや会社に出てきました。早く一日終わらないかな。」なんてぼやいている社員の気持ちが透けて見えると堪らない気持ちになるだろう。夫婦の場合だったら、「この人と何十年も我慢してきた。別の人と結婚した方がよかったのかもしれない。」そんな相手の気持ちは気づかない方が幸せかもしれない。
 ところが日本の総理大臣の気持ちの弱さが、われわれ国民によく見えてしまう。困ったことだなあと思う。こんなことじゃ、外国からなめられるのも当然だ。
 最近で言うと、菅
総理のぐらぐら揺れる気持ちがあまりにも透けて見えてしまう。月200円の公的年金の減額(法律では物価が一定水準を下回れば減額されることが決まっている)でさえも、高齢者の選挙での反発を恐れてなかなか決められなかった。毎年一兆円ずつ増え続ける社会保障費を背景に、菅さんは今月の10日、社会保障と税制の改革は「一刻の猶予も許されない」と言ったばかりなのに。
 月額200円の減額(基礎年金の満額受給者の場合)でさえもこんなに躊躇する人に、一体、どんな改革ができるというのだろうか。
 政治家の方々は、選挙に落ちてしまうと「ただの人」。なかには借金を抱えてしまっている人もいるから、「ただの人」ではなく、「マイナスの人」になってしまう。日本の政治家をやっても、それほどお金が貯まるわけではなさそうだから、経済的に余裕のある人でないと、たいへんだろうなと思う。どうやって次の選挙に勝つか、それが多くの政治家の頭の中にあることだ。ある政治家の方から聞いたことによると、国会議員が考えること、やることの8割が次の選挙のことじゃないだろうか、って。
 僕は基本的にノンポリなので、特定の政党を応援しているわけでもない。政治も、国というひとつの組織の経営という面から考えることが多い。経営対象となる組織はできるだけ小さい方がいいと思っている(政府は小さければ小さいほどいい!)。あれもこれもと高望みしないで、シンプルに、できるだけそれぞれのメンバーに自分で体を動かしてもらった方がいい。既得権は作らない。毎年ゼロベースで考えてみる。
 オーナー企業の経営者の立場と、たとえ日本の総理とは言え、「雇われ総理」みたいな人の立場が違うのはわかる。「雇われ」の立場では、たとえ必要なことが分かっていても、反対が強い改革は難しい。きっと月額200円程度のことで躊躇する政治家には大した改革はできないだろう。
 そして国民についてはこんなことが言えると思っている。月額200円を恨んで改革に反対するようでは、きっと近い将来に、その1000倍、あるいは1万倍くらいのしっぺ返しを食らうことだろう、と。
 

幻の日本犬、川上犬に出会う。

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ずっと興味があった幻の日本犬、川上犬を初めて見た。先週末、某所で散歩中、まったくの偶然に!
名前は「かりん」。「カリン」それとも「花梨」?そこまでは聞かなかったけど、かわいい、ちょっと臆病な女の子だった。年齢は2歳。

元モバキッズの西嶋さんが近況報告に来てくれた。

ケータイ向けのサービス会社・モバキッズを大学在学中に立ち上げた青学出身の西嶋さん。今年春からインドのバンガロールにある大学に留学中。冬休み帰国したおりにインド留学の近況報告に来てくれた。インドのシリコンバレー・バンガロールって、気候も年間を通して安定しているとか。日本の生活とはかなり違うようだけど、若いからそんなことも乗り越えていくことはきっと簡単だろうなと思う。
アフリカ、中近東、アフガニスタンやスリランカなどからも留学生が来ているということだから、欧米の大学に留学するのとは違う人脈ができることがおもしろそう。インドがこれから大きく発展していくことにすごく可能性を感じていて、しばらくはインドにいたいとか。頑張ってください。それにしても日本人女性で西嶋さんみたいな人が出てきていることは素晴らしいと思う。

カズ、最高!

今朝の日経新聞スポーツ面、三浦知良のコラム。「人生に偶然はない」って。試合形式の練習は自分にとって公式戦、「調整と思って臨んだ練習なんて一度もない。グラウンドでの一瞬一瞬、本番プレーをしていた。それが最後に(←大分戦のこと)最高の90分間をもたらしてくれたと信じる。」「98年のワールドカップに行けなかったのも偶然じゃない。岡田監督がどうこうでもなく、僕に力がなかったのだ。努力が足りなかったのだ。」

ベルディにいたころ、憎らしいくらいだったけど、この数年、カズの発言を聞いていると、人間的にもすごい男だと思う。Jリーグの選手の中でも、カズは別格だね。

クリスマスパーティとアイデアエクスチェンジ

 午後、久しぶりに「アイデアエクスチェンジ」の収録。登場いただいたのは、僕の大学の同級生で、人材紹介ビジネスの会社を経営している佐藤文男君。彼の熱い思いと若い人たちへのメッセージをお聞きすることができました。今月中には配信を始めますので、お楽しみに。
 夜は会社のクリスマスパーティ。うちの会社はそれほど社内イベントを行うわけではないので、クリスマスパーティは大切なイベントです。今年で3度目になる銀座の某レストランで実施。たくさんのお客さんにもお越しいただきました。ご出席ありがとうございます。そして社員の皆さん、ご苦労さまでした。

映画『ノルウェーの森』

 この前の週末12日の日曜日観た映画。『バベル』で大ファンになった菊地凛子が主役ででている映画で、この映画の計画が発表された2年ほど前からずっと楽しみにしていた作品。
 でも、あまりにも『バベル』の印象が強すぎて、『ノルウェーの森』の菊地凛子にはなかなか馴染めなかった。『バベル』での彼女は話すことができない高校生役で、観ている側は言葉で感情を表すことができない女の子のもどかしさを深く想うことができた。今回、『ノルウェーの森』で初めて菊地凛子の声を聞いて、終わりまで不思議な感じがした。そして言葉が発するモノローグは、逆に単調あるいは平板に思えた。
 20年以上前、僕もこの小説を読んでいたのだけど、ストーリーなどほとんど覚えていなかった。記憶に残っているのは、作者の村上春樹が、出版社に本の装丁について細かい指示を出していたという記事と、村上春樹自身が書いていた、「この小説はウォークマンでビートルズを何度も聴きながら書いた」という話。行きつけの喫茶店で書いたと、その文章にはあったような気がする。
 言葉を発する菊地凛子に違和感を持ったと書いたけど、また観にいくつもり。菊地凛子はもちろんだけど、他の3人の女優はみな魅力的だったし、ベトナム系フランス人監督が選んだ日本風景もまた観てみたいものだった。
 今日は、札幌に日帰りで行ったのだけど、村上春樹の初期の作品のひとつである『羊をめぐる冒険』は札幌が舞台だったように記憶している。『ノルウェーの森』同様、もう一回読んでみようかとも思っている。
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映画「Herb & Dorothy」の佐々木芽生さんインタビュー


先週の日曜日に見た映画の監督であり、プロデューサーでもある日本人女性のインタビュー記事。
とてもいいインタビュー記事だと思いました。高校生の時、一年間アイオワ州の高校に留学していたとありますが、そこは、僕と共通している点です。インドでのお話、作品に関する感じ方など、しっかりした自分をお持ちであり、そして素敵な方だと思いました。次の作品が楽しみです。
インタビュー記事

「実務経験がなくても大きな武器となる、IT&PC関連資格BEST10」

「ケイコとマナブ.net」というリクルートのサイトでMOS試験が以下のように一位で紹介されています。一位にあげてくださった、All About の資格ガイドの方、ありがとうございます。→「実務経験がなくても大きな武器となる、IT&PC関連資格BEST10」

以下、MOS試験に関していただいたコメントを引用させていただきます。

「あらゆる業界への転職の武器となる『MOS(マイクロソフト オフィススペシャリスト)』」

「興味はあるけど、未経験の自分には無理!」と、つい敬遠してしまいがちなIT&PC業界。「けれども資格があればスキルの証明になるので、実務経験がなくても転職のチャンスは十分あります。一番のオススメは『MOS』。汎用性の高いスキルが身につくため、IT&PC業界に限らずあらゆる業界への転職に活かすことができます。マイクロソフトのアプリケーションソフトに関する資格なので、未経験者でも挑戦しやすいのも魅力ですね」。

『永遠の〇(ゼロ)』(百田尚樹著、講談社文庫)

 先日、ビルの中にあるトイレですれ違った人がこの本を手にしているのを見ました。ちょうど僕も読んでいるところだったので一瞬声をかけたくなりました。文庫化されてベストセラーになっているのではないかと思います。数ヶ月前、新聞の書評コーナーで知って買っておいたのですが、週末にかけて読み終えました。うまいストーリー・テリングで、とても「酔わせてくれ」「泣かせてくれる」小説です。
 「エンターテイメント」としてすごくよく書かれた小説。「エンターテイメント」と言っても、物語の中身は特攻隊員として死んでいったシャープな頭脳と深い情を持った、最高に「クール」な男の話で、決して軽いテーマではありません。『永遠の〇』は、『虜人日記』(小松真一著)の著者が指摘した日本軍敗戦の理由を小説化したとも言えます。(→10月11日
 この小説の中で、著者は、日本軍のエリートたちの多くが、部下には死を命じながら自分は生き延びようとした卑怯な人間たちの集団だったとしています。それは今の日本社会でも、エリートと呼ばれる人間たちの多くがそうなのではないかと、著者はそのことをわれわれに考えさせよう、気づかせようともしています。自分たちの失敗は隠し、お互いかばい合う体質なんて、戦争のときと現在の政府、企業のありさまとほとんど変わっていないのでは?!
 この小説であげられていることで、現在につながる問題の一つをあげておきます。この本の中で、海軍のエリートたちが好機であるにも関わらず、リスクを冒して米軍を攻めて行こうとしなかった理由として、彼らの胆力のなさと同時に、勲章に目がくらんでいたのではないかという指摘があります。勲章の査定ポイントで最も大きいものは、海戦で敵の軍艦を沈めることだった反面、艦艇を失うことは大きなマイナスになったそうです。その結果、攻めないといけない時であるにも関わらず、攻めきらないことが幾度もあった。
 同じことが今も指摘されています。それは大企業の経営者たちが、勲章欲しさに、必要なことをやろうとしないという話です(日経新聞に出ていた、コーポレートガバナンスの専門家である若杉東大名誉教授のインタビュー記事)。大企業の経営者が勲章をもらうには、在任中、赤字を出さない、雇用を減らさないなどの暗黙の条件があるとか。その結果、やるべきリストラや(失敗したら困る)大胆なM&Aはやりたがらない老人経営者がいるというのです。
 日本の課題は根が深いなと思いながら、この物語を読みました。それはつまるところ、日本の教育の問題だからです。多様性を認めず、言われたことを忠実に行っていく人間を育てる、という目的の教育が行われ続ける限り、過去の失敗から学び、複数の視点から物事を客観的に見る訓練を受けた個人や組織が育ちにくい風土は、なかなか変わらないから。
 アメリカの教育、アメリカのやり方がすべて正しいとは決して思っていませんが、日本人ノーベル賞受賞者の多くが、アメリカで研究を続けた結果であることを、もうすこし謙虚に考えてみる必要はないでしょうか。

『ツール・ド・ランス』が二宮清純さんのご紹介で日経夕刊に!

 日経の「エンジョイ読書」という紙面(11面)、「目利きが選ぶ今週の3冊」というコーナーで、アメリカン・ブック&シネマ(当社の出版社)発行の『ツール・ド・ランス』が紹介されています。選んでくれたのは、スポーツ・ジャーナリストの二宮清純さん。二宮さん、ありがとうございます。(彼、愛媛県の出身だったはず)

『ツール・ド・ランス』

 あ、もうひとつ今日の日経夕刊で目に入ったのは、58億円含み損の記事。

 ついこの前、地方自治体でもデリバティブ取引で含み損を抱えているところがあるという記事が一面にでていた記憶。リーマンショック以降、学校法人の多くが同様の含み損を抱えているとさんざん報道されましたが、また今日の夕刊にも、名古屋の学校法人が58億円の含み損を抱えているようだと言う記事。

かつて金融分野で働いていたので言いますが、アマチュア(自治体や学校法人)が、ダウンサイド・リスク(意図せぬ方向に市場が動いたとき、被るリスク)が限定されていないような投資商品を買うなんて、ご法度の最たるもの。少々のえさ(普通よりも高めの金利)につられて、「ドルが90円切ることないですよね」「日経平均が9000円割ることなんて考えられないですよね」、だからこんなリスクとってみませんか?、なんて話に飛びつくなんて、金融機関にはめられていると同じ。

学校法人にはさまざまな税制上のメリットや生徒ひとりあたりの補助金などがあるはずなのに(つまり税金で支援を受けている!)、そんなところが「財テク」でちょっとでも多く金稼ごうという姿勢は疑問。

『なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか』(若宮健著)

本の帯にはこう書かれています:「韓国にできて、なぜ日本はできないのか!?政界、官界、マスコミ。パチンコ問題に日本の病理がすべて集約されている」。アメリカの麻薬問題に匹敵するほどの社会問題であるにもかかわらず、政治家も、マスコミも見て見ぬ振りをしている日本の社会問題。
「(大麻が)依存症になるから危険だと司法当局は主張しているけど、ほとんどこじつけだね。そんなこと言ったらパチンコのほうがよほど危険だ」(村上春樹『IQ84』)この本の中で紹介されている、村上春樹の小説の一節。
地方に出張したとき、たまにホテルのテレビをつけてみます。地方の民放にどれだけパチンコのメーカーやホールのCMがでていることか!タバコのテレビCMがだめで、パチンコのCMはどうしてOKなのか?

2011年に取得したい資格のナンバー1にMOS試験。

小社の宣伝になりますが、「資格と仕事.net」の【2011年に取得チャレンジをしてみたい注目の資格ランキング】でMOS試験が1位にランクインしました。

資格と仕事HP

映画『ハーブとドロシー』(監督・プロデューサー佐々木芽生)

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 渋谷のイメージフォーラムで公開中の映画を見てきました。英語のHPには、"You don't have to be a Rockefeller to collect art." (ロックフェラーでなくても=大金持ちでなくても、アートコレクターになれる)とあります。
とてもいい映画でした。主人公の老夫婦はすごい!でも彼らは戦略も持っているし、勉強もすごくしている。単なるアマチュアのコレクターとは違う。半端じゃないよ。
 あまり中身のことは書かない、見てほしいから。絶対おススメ。
 監督・プロデューサーは日本人女性。すごいね、日本女性、頑張ってる。
英語HP "Herb and Dorothy"
日本語HP 『ハーブとドロシー』
National Gallery of Art (ハーブとドロシーのコレクションが寄付された美術館)
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ポッドキャスティング(2009年に行われたVogel夫妻と)

秋田(国際教養大学)訪問。

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先輩の須賀さんが客員教授として教えている秋田の国際教養大学訪問。この時期に訪問させていただくようになり3、4年になろうとしています。ビジネスプラン発表会の審査員として、学生チーム(5チーム)のビジネスプランを聴きましたが、なかには非常にユニークなアイデアがあり感心しました。
一泊して今日は長年試験会場としてお世話になっているアイネックスさんの鎌田社長、池田部長と昼食。日頃のご愛顧に感謝申し上げます。(→アイネックス
写真は秋田空港内で見つけたポスター。安藤忠雄設計監督による秋田市内中心部の開発を知らせるもの。平成24年度完成のようですが、非常に楽しみにしています。

教科書は難しくあるべき?!Learning difficulties

The Economist誌におもしろい記事があった。それは読んで簡単にわからない文章こそ、記憶に残りやすいという話。「教育のパラドックスは、情報を学びやすいように提供することによって逆の結果になることだ。多くの研究によると、人は一生懸命考えさせられることによって、しっかりと覚えるようになる」。

日本の教育はまさにこれと逆の方向に行っているかもしれない。多くの大学は「サービス業」と自己定義し、お客さんである「学生さん」たちに、どうやって「ご理解」いただくかに、心を砕いているからだ。

かつて小林秀雄が、「自分の文章は難しく書かれている。読者は行ったり来たりしながら同じ文章を読まないといけない。だから読者は一冊の本をくり返し読むことになり、得をするのだ」というようなことを書いていたことを記憶している。

Read an interesting article in the Economist magazine. The article says: "A pradadox of education is that presenting information in a way that looks easy to learn often has the opposite effect.  Numerous studies have demonstrated that when people are forcexd to think hard about what they are shown they remember it better." 

The article reminded me of what a well-known japanese author said about his writings. Hideo Kobayashi wrote (somewhere I do not remember, because I read it maybe 30 years ago!) that his readers get more "benefits" from his books because his sentences are hard to understand and the readers end up reading the same sentences repeatedly.

Learning difficulties

早稲田大学生協でMOSのご紹介。

当社の営業のお話です。

今月10日(金)、早稲田大学生協本部会議室にて、MOS試験のご紹介をさせていただきます。特別プレゼントがあるかも(!?)しれないので、早稲田大学の皆さん、ぜひご参加ください。

早大生のための就活・キャリアサポート