海の男の話_白石康次郎さん
posted at 2010.04.26
夜、AFS友の会で、海洋冒険家の白石さんの話を拝聴。
白石さんは山本五十六の「天如水」という言葉がお好きだということだった。ジャンパーの背中にはこの言葉がつけられていた。僕も「水の如し」という言葉が大好きだ。
黒田如水の水五訓も有名。白石さんを支える言葉の一つのようにお見受けした。
水五訓(水五則)
一つ、自ら活動して他を動かしむるは水なり
一つ、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
一つ、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
一つ、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
一つ、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり
雪と変じ霰と化し疑っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を
失わざるは水なり
一橋大学のOB会は「如水会」というだけど、これは渋沢栄一が礼記にある「君子交淡如水」より命名したとされている。君子の交わりは水の如し。一橋大学で一番好きなのがこの「水の如し」、かな。
白石さんご本人のお話はもちろんすばらしかったが、彼がなんども言及していた彼の「師匠」、多田雄幸さんのことをもっと知りたいなと思った。
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