スーパーとメーカーの綱引き

 雑誌「日経ビジネス」(2009年7月13日号)によると、イオンのPB(プライベートブランド)であるトップバリュのビールは、サントリーが製造している「第3のビール」(税金が安い)。ただしその商品には、トップバリュとサントリー、2つのロゴが入っていて、イオンはそれをPBとし、サントリーはPBとは考えていないという、奇妙な状況が発生しているという記事を出しています。

 そして今日の日経朝刊は、「サントリーとキリンが経営統合を検討」という、特ダネが一面を飾っていました。

 この頃クロイヌは、「OK(オーケー)」という、現金払いのみ、買い物袋は持ち込み、でもメーカー品の値段が他よりも安いというスーパーを愛用しています。昨晩、久しぶりに近所のダイエーに行くと、イオンのPB商品が多くなっていることに驚きました。ヨーグルト、牛乳、菓子、ビール、お茶などはほんの一例。こんな調子だと、PBの牛、マグロ、パイナップルなど、あらゆるものがPBになりそうで、そんなスーパーだと買い物に行くのも、楽しくないなと思いました。(きっと、かつての共産主義国での買い物は、そうだったのではないかと想像します)

 国内市場の伸びが期待されない日本で、大きな地殻変動が起きつつあることを感じます。