浪人のすすめ
posted at 2009.02.24
今晩、お取引先の方達と夕食をしながらでた話題です。
少子化の影響で、大学や専門学校だけでなく高校レベルにおいてさえも、完全に供給過剰の状態になっています。つまり子供の数以上の学校があって、どこの学校も「お客さん」が足りないという状況です。その結果、「ここまで基準を下げるのか!?」と、問いたくなるほどの (Almost) Free Admission の状況になっているとお聞きします。
こんな時代ですから、浪人なんてしなくても必ずどこかの大学に入ることができるようになりました。だからこそ逆に、一年くらい浪人してでも、ちょっと将来が見えない状況に自分自身を置いて、どうやって生きていくのかを考えながら勉強する期間が価値を持つのではないか、というような話になりました。きっと若いうちのそんな経験がその人間を鍛えてくれるだろう、と。
ボク自身は絶対に浪人なんてしたくなかったのですが、それは高校2年の時、アメリカに行ったせいで一年遅れたからでした。確かに高校卒業前後までの段階では、一年遅れることはそれはそれは大きなことですが、長い目で見た時、それほどたいしたことではないことがわかります。最近の大学生などを見ていて、AO入試や推薦校制度の弊害が非常に大きいと感じます。こんな時代だからこそ、一浪くらいしてでも自分の志望校を目指しましたなんて大学生も悪くないように思います。
カテゴリー:教育