先輩・後輩関係

お昼休み、20代半ばの若手社員Sさんから、当世の若者事情を聞かせてもらいました。彼は某私立大学のゴルフ部に所属していたらしいのですが、体育会系に特有の先輩・後輩関係、上下関係を嫌って、部員の数が減っているようです。ただ、この傾向は、この大学のこの部に限った話しではないとのこと。

大学では、僕自身は、体育会系ではなく、サークル系でした。比較的先輩後輩の上下関係は緩く、僕のようなちょっとはみ出た人間を自由に出入りさせてくれた大学のテニス・サークル(キャノン・テニスクラブという名前ですが)には、感謝しています。このサークルの先輩で、A航空に勤務しているKさんと、食事をしながら、自転車談義を交わしたのは、先月のことです。

僕もどちらかと言うと、先輩・後輩関係は苦手なほうです。社員はすべて「さん」付けで呼びます。去年、田舎に帰ったときに、東京の大学を出て、田舎で親の商売のあとを継いだ幼馴染から、田舎の町での先輩・後輩の関係の重さを、酒の席で聞かされました。きっと、狭い田舎町で、都会にはない人間関係のたいへんさがあるだろうなと思い、いろいろと考えてしまいました。僕が避けてきた経験を全身で受け止めながら、彼は成長しているんだなと、感心もしました。

日本が変わるということは、人間関係が変わるということも意味するのでは?人間関係が変わっていく時、いま僕らはその変化の真ん中にいると思うのですが、その変化に対応していくため、商品開発、サービスの提供方法、広告のメッセージ、人材開発などを含む、会社経営はどのように変わっていかないといけないのか?それを考えるのは、たいへんでもあり、おもしろくもあります。

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追記

日経新聞から「大人のための自転車入門」(帯には、35歳を過ぎて始める銀輪ライフ、無理のない楽しみ方・魅力を紹介、とあります)という本がでています。今日、近くの本屋で買ってしまいました。