IT協会の方との会話

かつてOA協会と呼ばれていた団体が、今年から、IT協会 (正式名称は、社団法人企業情報化協会)という名前に変わっています。その協会の方とお会いして、重厚長大企業のIT化に関して、情報交換する機会があったのですが、まだまだ大手企業のトップの方の、ITに対する意識や勉強は、足りないのではないか、ということになりました。

私どもでおこなっている、ユーザーのITスキルを上げていくレベルの話しから始まって、もっともっと、大手企業はITを使っていかないといけないのでは?それが進まないのは、トップがITのユーザーではないからだということです。PCの扱いをすべて秘書の方に、任せてしまっているトップの方が、まだまだ多いようです。

先週も、ある老舗企業の3代目の方とお話ししたのですが、まだ健在でいらっしゃる2代目の方が、どうもITにアレルギーをお持ちのようで、なかなか積極的に取り組むことができないとお聞きしました。

悲観的に言えば、代替わりするまで、本格的には変わらないのでしょうか?(Halfway House between old and new Japan が、あらゆる分野で起こりつつあるのでしょうが・・・) 

(ところがそのような企業のトップの方たちも、このごろは、内心では、何かしないといけないという気持ちが少しは出てきているようです。というのは、IT新興企業の株式市場における時価総額が、重厚長大企業を上回るようになり、昨年には、野球チームを買収するというほどの勢いになった。さらには、伝統ある企業を買収しようという動きも、どんどんでてきているため。)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

最後に訃報です。

今日の新聞の夕刊で、岡本太郎さんの養女だった、敏子さんがご自宅でなくなられたことを知りました。松岡正剛さんの「連塾」で、なんどもお元気な姿を拝見していたので、びっくりしています。ご冥福をお祈りしています。