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イチローのトレード。

イチローがシアトル・マリナーズからニューヨーク・ヤンキーズに移籍した。マリナーズで大リーグ人生、さらには野球人生を終了するだろうと思っていたイチローだったけど。

でもこれがキャリアだと思うし、人生だと思う。絶対この人と添い遂げるなんて思っていても、人の気持ちは変わることもあるし、この会社で一生お世話になると思っていても、会社自体がなくなることもあるわけだから。

外資系企業はドライで人情もなさそうだと思われているのかもしれないけど、外資系企業と言っても、米系、欧州系、アジア系で、それぞれ違う傾向があるだろうし、企業によっても違いはある。でも、「ドライ」で、「見切りが早い」ことは、本人にとっても、あるいは所属する企業や団体にとっても、決して悪いことばかりじゃない。いい面もたくさんある。株式投資でも、事業においても、見極めること、深追いをしないこと、時には早め早めの損切りを行うことは大切だ。

今回のイチローのトレードは、本人が申し出た話だと読んだけど、判断や決断がいつもあとあとになりがちな人が多い日本で、イチローはさすがだなと思う。20代前半の若手選手を育てようとしてるチームの中に、自分がいつまでもここにいてもいいのかという疑問。イチローの美学には心から敬意を表したい。イチロー、そして野茂は特別な存在だ。寡黙な野茂、雄弁なイチロー。泥臭い野茂、超スマートなイチロー。イチローは、シアトルでも、この前東京ドームであった、マリナーズとアスレチックスの試合でも観戦したことがある。野茂が投げるところを見ていないのが心残り。

日本の財界、政界、あるいは官界のシニア世代で、若手にもっとチャンスを作るために、自分は後進に道を譲るなんてことを言ってくれる先輩方が、どれだけいるだろうか?イチローみたいに一生分の財産を築いていれば、とっとと辞めたいと思っているのだろうけど。

パソコンスキルに関する印象と実態

今発売中の「日経ビジネスアソシエ」8月号に、当社の広告がでています。(107ページ目)

双日株式会社人事総務部採用課の宮本省吾さんに、大きな顔写真入りで、インタビューにご登場いただきました(心よりお礼申し上げます)。

以下、広告にもでている内容を転載します。

「エクセルやワードといったパソコンの基礎スキルは、どこの部署でも必ず必要になってきます。それがないと信頼されないし、仕事も任せてもらえないし、結果、自己成長にもつながりません。だから、私自身、入社前にMOS試験を受験しておいて非常に良かったと思っています。おかげで、パソコンを使う業務に対して抵抗なく取り組めて、取得した資格はひとつ(エクセル)だったのですが、他のアプリケーションまで使いやすくなっている自分がいますね。」

僕自身、企業営業に出かけますが、パソコンスキルの重要性を認識していない企業がまだまだあるなという印象を持ちます。よく言われることのひとつは、「学生はみんなパソコンを持っているし、ワードやエクセルはもうみんな使える」、あるいは「うちの若い社員はみんなパソコンを使っているよ(使えているよ)」。

本当にそうなのか、確かめたことがあるのか、お聞きしてみると、そういう印象を持っているというだけで、簡単なスキルチェックを使って、実際に使えているのかどうかを確認したことがある企業は非常に少ない。

そして、本当ならもっと早く出来上がるだろう資料や文章が、本来のパソコンの使い方を知らないために、10倍も20倍もの時間がかかっているというようなことも、パソコンを使いこなしていない管理職の人たちは、よくわかっていないなんてことが、多くの職場で起こっているような気がします。

いたるところで、「グローバル人材」が必要とされ、英語の重要性を強調する経営者は多いのですが、パソコンの重要性を認識している経営者は本当に少ないように思います。逆に、これまで散々投資をしてきたけども、どれだけ仕事の効率が上がったのか、疑問だという人の方が多いかもしれません。

確かに英語は海外ビジネスおいては必須なのですが、パソコンの活用は会社全体の経営効率化、生産性向上のカギになるはずです。

パソコンが登場して約30年。学校教育の中で、ビジネスの中で、パソコンをどれだけ変化を起こすツールとして、使ってきたのか?国家の経営者である政府自身が、どれだけパソコンをシステマチックに使ってきたのか?パソコン=変化という見方を徹底してやってきた組織がどれだけあるのか?

そのテーマについては、今日はこれ以上ふれませんが、日本を代表する総合商社のひとつである双日さんでも、内定者にMOSを受けていただいており、今回広告にご協力いただけたことで、「もしかして、いまの若い人たちはあまりパソコンが使えていないのではないか?」と、多くの経営者、管理職の皆さんに、ちょっと考えていただけるきっかけになれば、ありがたいなと思っています。

双日さん以外でも、入社前段階でパソコンスキルを確認し、一定レベル(たとえばMOS)を身につけておくことを求める企業が、増えてきました。気づいている人は気づいている、と言えます。ひいき目かもしれませんが、そんな企業の担当者の皆さんは、「印象」だけで判断するのではなく、本当に必要なスキルを、適した段階で習得させようという、適正な判断をされていると思います。そんな担当者の皆さんに敬意を払いたいです。

当社HPでのお知らせ

寂聴さん、ありがとう(「恋と革命」に生きよ!)

昨日、松山に用事があって久しぶりに「帰りました」。生まれは高知県ですが、小学校から高校まで愛媛県南宇和郡御荘町(現在の愛南町)で育ち、大学のころも、東京から松山経由で帰省していましたので、愛媛、そして松山には「帰る」という感覚です。今回は時間がなかったので、お会いしたい方々にもお目にかかることができませんでした。

それというのも、今日から始まったブックフェアにでるため。今朝、朝一番の飛行機で松山から羽田に「帰り」、到着するとすぐに東京ビックサイトで開催されている東京国際ブックフェアに行きました。お目当ての10時半から始まった瀬戸内寂聴の基調講演を聴くために。

もうこの「おばあちゃん」、すごい!
最初から感動の連続で迂闊にも涙がでてきちゃった。

最近では、東京新聞夕刊に連載された「この道」(青鞜や大逆事件に関連する女性たちの生き様を紹介するエッセイ)を愛読していましたが、この連載は「烈しい生と美しい死を」というタイトルで新潮社から最近発刊されています。
今日の講演では、この本のことも含めて、ご自身のお仕事のお話がたくさんあったのですが、なんと言っても、最大のメッセージは、「恋と革命」に生きよ、ということでした。出版業の変遷、電子ブックへの期待などのお話はあったのですが、でも、やっぱり、「恋と革命」。

「恋と革命」に生きる。この言葉って、われわれ男性が口にすると、なんとなく様にならない気がする。それって、ボクだけの「照れ」かな?きっとわれわれ男たちは、たとえ「恋と革命」に生きたとしても、決して自らの口から、「俺は恋と革命に生きる(生きた)」と言えない。

でも女性が「恋と革命に生きる」という時、なんとも言えない潔さと、ひたむきさと、大胆さと、強烈な魅力を感じる。

今年の5月で90歳になったという寂聴さん、10時半から始まった講演では11時40分までずっと立ったままでお話になられました。お話の口調もしっかりされていて、ハートも、体も、とても若々しい方でした。ステージに立たれる前の寂聴さんを至近距離で拝見しました。きっともう近くで拝見する機会はないと思いますが、その存在自体がとても「有り難い」ものに思えました。ご本人も、講演の中で、自分はあと2、3年でいなくなるだろう、きっと皆さんとお会いするのは、これが最後だろうと数回おっしゃっていました。

でも、ぜひとも100歳まで健康にお仕事を続けていただきたいと切に願っています。
100歳になっても、「恋と革命に生きなさいよ」って、叱咤激励していてほしい。