"Finish Big"

2016年1月も今日で終わり。今月は自社の新年会も含めて、2、3の集まりに参加。
録画していたBBCのお気に入り番組"HardTalk"で、ナイジェリア出身で英語で作品を発表している作家 Ben Okri を知った。
去年から週末は図書館によく通っているのだけど、今日、彼の本を図書館で借りる。"HardTalk"はもしかしてNHKの番組、「クローズアップ現代」のヒントにもなっているのではないかと勝手に想像。ただ、NHKと違って、"HardTalk"では、インタビュアーは政治家たちに厳しい質問をしても、クビになるようなことはなさそう。

イギリスでは評価が高い作家だけど、Ben Okriの本は日本では、2作品しか翻訳されていない。

今年はAmerican Book&Cinema で一冊本を出すことになっている。これまで2冊出したボー・バーリンガムによる"Finish Big"。今日の午後は翻訳の下読み。過去出版した同じ著者による「Small Giants」「経営の才覚」以上にいい本だと思う。今回も翻訳は上原裕美子さんにお願いしている。

この本のテーマは起業家にとって、「エグジット」(出口戦略)はどうあるべきかというもの。ボク個人にとってもとても大切なテーマだ。
日本語で「終わりよければすべてよし」というけども、まさにFinish Bigのテーマはこれ。

明日からは2月。今年1年をFinish Bigで終えるためにも、毎月毎月の時間を大切にしていきたい。

"Finish Big"
「Small Giants」
「経営の才覚」


追伸
ラジオでPatti Smith の"Because The Night"を久しぶりに聴く。YouTubeで見つけた10,000 Maniacsのカバーがいい。

田淵行男記念館、まだ「戦後」が若かった頃。

テレビで知った田淵行男という写真家、自然観察者に関心を持っています。先週、安曇野にある田淵行男記念館に行き、彼が残した山の写真や彼が描いた安曇野周辺の高山で見られた蝶たちの絵を見てきました。戦争末期、疎開のために移り住んだ安曇野に戦後も残り、1989年、84歳の誕生日を迎える数日前に亡くなるまで安曇野で写真を撮り続けた人です。
彼が残した写真集はすべてが絶版になり、いまでは古本を入手するか、図書館で見るしか方法がありません。
田淵行男記念館にはかなり傷んでしまった写真集数冊が置いてありました。
また、記念館には彼が使っていた古ぼけたカメラが展示していて、道具を大切にしていた人だという印象を受けました。
1940年代、あるいは50年代の安曇野、浅間、八ヶ岳周辺の写真集が素晴らしいです。

昨年末高知に帰った時、高知県立美術館で篠山紀信のポートレート写真の展覧会を見に行った時、1960年代か70年代だと思うのですが、紀信を特集した雑誌の記事に、当時の紀信のオフィスの住所や電話番号などが記載されていました。
田淵行男の写真集にも、彼の自宅住所や電話番号などが記載されていて、いまのようにプライバシーの心配をする必要がなかった当時の「のどかさ」に驚かされました。

写っている風景とともに、「戦後」がまだ若かった頃の日本の一コマかと思います。

Don't Stop Believing.

Happy New Year!
今年は愉快に仕事をしていきますよ。
一年を通して聞き続けようと思っている歌はこれ。
https://youtu.be/VcjzHMhBtf0