オバマ家の黒犬

 以前、オバマ家がどのような犬を選ぶのか、最終候補としてふたつの犬種が残っていることを書きましたが(→今年1月14日の黒犬通信)、ポルトガルウォータードッグに決まったという記事を読みました。写真は、ソファを占領する我が家の黒犬カイさん。
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宮崎、都城訪問

 昨日今日と、宮崎市、都城のお取引先の方々を訪問するため、生まれて初めて宮崎県へ。お会いした皆さん、本当にありがとうございました!AEON MALLをご案内いただいた宇都さん、学校が休みの土曜になのに出勤いただいた都城コアカレッジの原口先生、中山先生には特にお礼申し上げます。

 1 実物にはお会いできませんした。
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 2 AEON MALL。南九州でも最大規模だそうですが、この中にいると東京郊外にあるららぽーとにいるのかと錯覚してしまいます。
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 3 都城コアカッレジの原口先生と中山先生。今日はお会いできてよかったです。
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 4 都城歴史資料館。宮崎空港行きのバスを待つ時間を利用して訪問。島津家と都城の歴史をちょっと勉強。会場の一部にあった西南戦争と特攻隊の資料が目を引きました(特攻隊員の遺書を読んで切ない気持ちになってしまいました)。都城はいまでこそ宮崎県の一部になっていますが、薩摩藩の一部となったこともあり、さらには明治4年前後には、「都城県」となった期間もあったそうです。
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"Mojo" by Marshall Goldsmith

 アメリカン・ブック&シネマの最新刊『Small Giants』のキーワードのひとつは、Mojo。辞書などで調べると、magic とか、magical spiritというような意味になるかと思いますが、『Small Giants』で取り上げられている14の企業のハートの部分に存在する大切な価値観であり、存在意義を意味しています。
 
以前、ご紹介した世界的なexecutive coachのMarshall Goldsmithの近刊のタイトルが、"Mojo: How to Get It, How to Keep It and How to Get It Back When You've Lost It. "だということを知りました。発売は今年の8月を予定しているようですが、ちょっと読んでみたいなと思っています。

オデッセイの「リレー☆エッセイ」_志賀先生の巻

オデッセイコミュニケーションズのHPで連載している「リレー☆エッセイ」。ときどきチェックしてください、多方面の方々の「仕事観」をお答えいただいています。第44回目には、ボクが個人的にも存じ上げている弁護士の志賀こず江先生にご登場いただいています。最初は日本航空のスチュワーデスで、それから司法試験にチャレンジ。検事を経て現在は弁護士として活躍されています。最近スリムになられて、いっそうおきれいになれらた志賀先生です。
「リレー☆エッセイ」

浪人のすすめ

 今晩、お取引先の方達と夕食をしながらでた話題です。
少子化の影響で、大学や専門学校だけでなく高校レベルにおいてさえも、完全に供給過剰の状態になっています。つまり子供の数以上の学校があって、どこの学校も「お客さん」が足りないという状況です。その結果、「ここまで基準を下げるのか!?」と、問いたくなるほどの (Almost) Free Admission の状況になっているとお聞きします。
 こんな時代ですから、浪人なんてしなくても必ずどこかの大学に入ることができるようになりました。だからこそ逆に、一年くらい浪人してでも、ちょっと将来が見えない状況に自分自身を置いて、どうやって生きていくのかを考えながら勉強する期間が価値を持つのではないか、というような話になりました。きっと若いうちのそんな経験がその人間を鍛えてくれるだろう、と。
 ボク自身は絶対に浪人なんてしたくなかったのですが、それは高校2年の時、アメリカに行ったせいで一年遅れたからでした。確かに高校卒業前後までの段階では、一年遅れることはそれはそれは大きなことですが、長い目で見た時、それほどたいしたことではないことがわかります。最近の大学生などを見ていて、AO入試や推薦校制度の弊害が非常に大きいと感じます。こんな時代だからこそ、一浪くらいしてでも自分の志望校を目指しましたなんて大学生も悪くないように思います。

1万時間の努力

 『ティッピングポイント』で有名な作家Malcolm Gladwellは、著書「Outliers」の中で、分野はなんであれなにかに秀でる(outperform)ためには1万時間それに集中しないといけない、と書いてあるそうです(まだこの本を読んでいません)。Financial Times でよく読むコラム(Luke Johnsonというイギリスのベンチャーキャピタリスが担当)で見つけました。
 一日10時間として、1000日、3年ほどの努力です。これだけの努力である程度の成果が見えてくるのであれば、考えようによっては、ラッキーなのではないでしょうか?それであれば、人生、そんなに悪くないと思うのですが。

村上春樹のエルサレム文学賞受賞スピーチ

 黒犬お気に入りの作家(特にエッセイですが)のひとり村上春樹が、最近エルサレム文学賞を受賞した際に行ったスピーチ。 壁(村上春樹によると、人間が創りだしたシステム)にぶつけられ、無惨に壊れていく卵は、パレスチナ人だけでなくイスラエルの人たちも含んでいるのかもしれません。
 日本でも、官僚制度という壁で粉々にされている卵の中には、一部の役人たちも入るのかもしれないことを覚えておいてもいいのではないかと思います(霞ヶ関に自殺が多いことは十分報道されているのか?)。
 →
村上春樹スピーチ(Salon.comより)

「変化」の方が「ノー変化」よりもまだまし。

 今週会った海外の人たちみんなから中川昭一元大臣のことを言われました。テレビを見ないボクよりも、海外の人たちの方が中川さんの無様なカッコを見ていたようです。もう自民党は末期症状で、霞ヶ関の役人たちの支えがなくなると崩れ落ちてしまう重病人のようにも見えます。
 『エコノミスト』の編集長をやっていたジャーナリスト、ビル・エモットが、とにかく一度自民党は下野して民主党にやらせてみた方がいいという趣旨のことを書いています。(知人から記事のことを教えていただきました。ありがとうございます)自民党の若手の中にも、一度自民党は下野して体勢を立て直したほうがいいという意見の人たちがいるようです。
 日本でも、「変化」の方が「ノー変化」よりはいいかもしれません。ダメなら2、3年後に自民党に政権に帰ってもらえばいい話でしょうから。(しかし、アメリカ経済もボロボロになってしまい、オバマのリーダーシップだけで本当に経済への信頼が回復するものか?)

ビル・エモット記事

マニラの黒犬

 それほど厳重なわけではありませんが、マニラではホテルの玄関口にはセキュリティガードがたっていて、入ってくる車のチェックと出入りする人たちの簡単な荷物のチェックを行っていました。9.11やバリ島での爆破事件以来こうなっているそうです。数頭の犬たちが、警戒に当たっていました。

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10回目のカイの誕生日

 山梨の山間部の村で生まれた我が家のカイも、今日で10回目の誕生日です。でも本当は今日が誕生日なのかどうなのかも確かではありません。カイをもらいに(お金をはらってですが)行った先で単にこの日に生まれたと言われただけで、それを信じるしかありません。
 カイさんも、飼い主同様、老化が進んでいて、あごの下などは集中して白くなってきました。カイのおかげで忙しいなかにも楽しいことがいっぱいの時間を過ごせた10年間です。我が家にカイが来たのは、10年前の4月11日。ちょうと東京都知事の選挙があった日でした。これからも長生きしてもらいたいです。

『ビジネス<勝負脳>_脳科学が教えるリーダーの法則』(林成之著)

 昨日からマニラに来ています。昨年から始めたアジアの若手ビジネスマンたちとの定期的な勉強会に参加するためです。こちらに来る飛行機の中でみた週刊新潮の結婚ゴシップページに、偶然ですが、先週G1サミットでお会いしたOさんの結婚のことがでていました。彼女の結婚相手は水泳の北島選手のコーチなのですが、この記事の中でOさんの結婚相手の方が、「Oさんの目力の強さにピンと来るものを感じた」というコメントが紹介されていました。確かに、Oさんは非常に生き生きとした表情でした。
 で、この『ビジネス<勝負脳>』の著者ですが、北島選手も含む「北京オリンピックの競泳代表チームに講義を行い大きく結果に貢献した」という方です。(現在、日本大学総合科学研究科教授の脳外科医)。
生き残るリーダーの条件として、以下のようなことをあげています。

1自分のチームの弱点を明確にして期限つきで対策を立てる
2つねに自分の限界に挑戦する
3目的と目標をつねに正しく区別して作業する
4目的のためには自分の立場を捨てること
5決断・実行を早くする
 また、指導者がカリスマ性を身につけるためにやらないといけないこと、独創的なアイデアを生み出すためにしないといけないこと(例:たくさんの文化にふれる、自分の考えに執着しない、否定語を使わない)、人間力をつけるために気をつけないといけないことなどなど、われわれビジネスマンにとって参考になるお話を集めた本です。
 簡単に読むことができる本ですが、この本の中に書かれていることを血肉にするためには、何度も何度も繰り返し読む必要があるかと思いました。
 

イボイノシシの親子

 岩手にお住まいの阿部昭三郎さん。毎年アフリカに行かれている映像のプロの方で、アフリカの動物たちのテレビ番組の制作をおこなっていらっしゃいます。以前、社内のイベントで素晴らしい写真と動画を使ったプレゼンテーションをお願いしたことがあります。
その阿部さんから、アフリカ草原のイボイノシシの写真のはがきをいただきました。NHK「ダーウィンが来た!」でイボイノシシたちのドキュメントが放送されるとか。楽しみにしています!(3月1日夜7時半放送)

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『まぐれ』(ナシーム・ニコラス・タレブ著)

 原題は、"Fooled by Randomness_The Hidden Role of Chance in Life and in the Markets"。日本語の副タイトルには、「投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」とあります。日本語の『まぐれ』というタイトルでいいのか、少々疑問です。ボクだったら『偶然』というタイトルにするかな。
 内容は金融における確率(あるいは偶然性)を取り上げているようで、本当のテーマは、理性と懐疑をもって生きることです。サブプライムで世界経済をメチャクチャにした金融界で働くすべての人たちは、この本を読んだ方がいいのではないかと思います。
 この著者のことは、2007年、ハーバードビジネススクールのリユニオン(同窓会)に参加した際、金融の先生が特別授業の中で紹介してくれました。この『まぐれ』に次ぐ最新作品である"The Black Swan"を非常に高く評価されていました。この最新作も、ダイヤモンド社から翻訳出版される予定のようですから、楽しみにしています。
 2度繰り返して読んでみようと思うビジネスの本はそれほどないのですが、この本は再度読んでみようと思っている一冊です。
 最後にもうひとつ。著者はあとがきで、「私たちは、目に見えるものや組み込まれたもの、個人的なもの、説明できるもの、そして手に取ってさわれるものが好きだ。私たちのいいところも悪いところも、みんな、そこから湧いて出ているように思う」と記しています。ボクたちの会社が扱っている「資格」というサービスは、形のない目には見えないもので、個人的なものでもあり社会の中で認知されるものでもあり、時にその不思議さを想うことがあります。

G1 サミットに参加

 金曜日の夜から今日お昼まであった、G1サミットに参加(グロビスが中心になって開催)。ビジネス、政界、大学、役所で活躍するおもに30代から50代が約100名集まりました。オフレコの話が多かったのでここで書くことはありませんが、たくさんのいい出会いがあり有意義な週末でした。グロビスの堀さんをはじめ、関係者の皆様に感謝申し上げます。

(iPS細胞の研究で有名な山中伸弥京都大学教授のお話がおもしろかったことだけは書いておきます)

 場所は、福島県の磐梯。写真は、帰りの電車の中から撮った磐梯山です。

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札幌訪問

 昨日で雪祭りが終わった札幌に日帰り出張。大通りの雪像は壊されていました。
地元の新聞社を訪問し、お取引先の方とお食事。全然寒くなくて、ちょっと拍子抜け。ただ、夕方近くなるとさすがに冷えてきました。地元経済も今一のようで、元気があるのは花畑牧場のキャラメルだけのようです。でも、このキャラメルもマスコミでの話題先行か?お値段のわりには量、質ともどうかという意見をよくお聞きします。このブーム、いつまで続くものやら。

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小説『後藤新平』

 ここ数年、白州次郎が中高年の間でブームになっているかなと思うのですが、白州よりもずっと前にいた、ある意味もっとすごかったのが、この後藤新平。ボクがよく読む作家の鶴見俊輔さんのおじいさん。白州次郎は会社経営者の経験もあるけども、吉田茂のブレーンのひとりだったということでどちらかというとコンサルタント的なイメージが強いのですが、それに対して、後藤新平は、東京市長(現在の東京都知事)、植民地経営(台湾や満州鉄道)、内務大臣、外務大臣などを経験していて、当事者として明治後半から大正時代の政治の渦中にあった人。
 白州さんも、後藤さんもいいなと思うには、閥をつくったりしないで、一匹オオカミ的な存在だったこと、地位に恋々としなかったこと、自分の信念を強く持っていたこと。(白州さんはその上、金持ちのボンボンでかっこいいから今に至っても人気があるのでしょうが)
 解説を読んで知ったのですが、この「小説」の著者、郷仙太郎が青山東京都副知事と知り驚きました。そのことを知った後では、関東大地震後の東京の都市計画に携わった後藤新平への著者の評価や思いには深いものがあるのではないかと思いました。
 後藤新平は、薩長の藩閥や政党に属する訳でもなく、学歴があるわけでもなかったのに、よくあれだけの地位に就けたものだと思います。後藤は東北岩手の水沢の出身。同じく水沢出身の政治家として民主党党首の小沢一郎さんがいます。結局首相になれなかった後藤新平ですが、小沢さんは今年総理の椅子につくのかどうか。

丸の内インターネットラジオ「アイデアエクスチェンジ」

アイデアエクスチェンジですが、2009年も続けます。最新のゲストは、アマゾンジャパンの立ち上げに参加、その後富士山マガジンサービスを立ち上げた西野伸一郎さんです。西野さんの前は、福井でネットショップのHP制作(何百という!)を行っていらっしゃる田嶋節和さんにお越しいただきました。去年福井に行ったときにお世話になったのが、田嶋さんです。
アイデアエクスチェンジ

近畿大学訪問

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 昨日は日帰りで大阪訪問。経済学部の学生を中心に多くの在学生にMOS、MCASをご受験いただいている近畿大学を訪問させていただきました。たいへん立派な校舎、コンピュータ室に感心しました。

 司馬遼太郎記念館はこのあたりではなかったかと思いだしお聞きしてみると、駅のそばにあるということ。昨日は月曜日で残念ながら休館日でした。また別の機会にぜひ訪問してみたいです。

 近畿大学の関係者の皆様には、心から感謝申し上げます。

地元の大学で一生懸命勉強すればいい。

 日本中、物わかりのいいオトナが増えているようなので、こんなことを書くとご批判を受けそうです。このごろ、経済的事情で東京の大学に行かせてやれない子供がかわいそうだという話を聞きます。でも、そんなこと、20年前も、30年前もありました。大学に行かせてもらえるだけでもまだいいと思うのです。
 運動会で競争をさせず、みんな仲良くゴールインなんてアホなことをやっていると、すべての高校生に、東京にある大学に進む「権利」があるみたいに考えるようになるのでしょうか?地元の大学でしっかり勉強すれば、きっと東京に来るよりも、ずっといい結果になると思います。もし自分の希望がかなわなかったなら、その悔しさをばねに必死に勉強すればいいだけ。
 ボクが尊敬している人たちの多くは、東大卒でもないし、松本清張や安藤忠雄みたいに学歴と言えるようなものさえ持っていない人たちもいます。
 大学で成功が約束されるほど、世の中甘くないよ! 不確実性にあふれていることだけが確かなこの世の中で、入った大学や就職時の試験の順位で一生が決まるなんてことは、幸か不幸か、もう通じないのに、世の中が一見平和だからそう思い込んでいるだけ。現実は、不確定さと偶然性に溢れているというのに。
 ボクは四国から東京の大学に出てきましたが、もう一度、人生やりなおしができるなら今の東京には来ないかもしれません。東京には若い人たちに対する誘惑があまりにも多すぎて怖いくらいです。

体温と不況の話

 この前読んでいた本に、健康法のひとつとして体を温めることがあげられていました。その本によると、体温が一度下がると免疫力が30%下がるそうです。体温一度程度でもそれだけの影響があることに驚きました。

 話は飛んで経済のことなのですが、週末の銀座を歩いていて、本当に日本は「百年に一度の不況」なのかどうか、わかりませんでした。話題のH&Mをみて、そのあと、zara、ユニクロとのぞいてみました。普段、定点観測しているわけではないので、今日の銀座が普段からすると人通りが少ないのかどうか、モノが売れていないのかどうかよくわかりません。
もしかして、体温が1度下がると、免疫力が30%も低下するのと同様、現在の「不況」レベルは1度程度の低下の結果、30%ダウンなのかもしれません。ただ、これをもって「百年に一度の不況」というのでしょうか?少なくとも東京に関しては、まだまだ「百年に一度の不況」とは言えないのではないかと感じています。
 銀座と言えば、ブランド品ですが、シャネル始め、高級ブランド品の売上げは、「3割、4割ダウンは当たり前」となっていると聞きます。(黒犬はそんなブランド品にはもともと縁がないので、売れようと売れまいとどうでもいいのですが)
 百年に一度の不況は、こんなレベルではないと想像しています。これからさらに体温が2度、3度下がることだって、あるのではないかと危惧しています。言葉に酔っている暇があれば、ビジネスを伸ばすため、もっと知恵を出し、もっと体を動かすべきだと思っています。われわれはわたりのお役人さまたちと違いますから。

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サバイバル登山家_服部文祥さん

 実はまだお会いしたことがないのですがぜひ一度お会いしてお話をお聞きしたいと思っている方です。今日の朝日新聞朝刊の「異見新言」のコーナーに文章を発表されています。数年間、オデッセイコミュニケーションズで、Inter-FMにラジオ番組を持っていた時、一週間、番組に出ていただいたこともあります。その時は、パーソナリティの最相葉月さんが毎週ゲストをお迎えになり一週間にわたって対談をしていただく企画で、10人ほどのゲストをお招きしたと思うのですが、その中のお一人が服部さんでした。
 服部さんは、食糧としての米、みそ、基本調味料以外は、なにも持たず山に出かける方です(テント、燃料も、コンロもなし)。その経験を2冊の本にされてもいます。(「サバイバル登山家」、「サバイバル!」)
 「山に棲んでいるものや生えているものをとって、自分でさばく。たき火をおこして獲物を調理し、落葉を集めてその上に眠る。私は自分が間違いなく地球の生き物の一種だと感じてうれしくなる。」
 「生+死=命。この法則は絶対であり、死ぬかもしれない中で生きるからこそ、生きているのは面白い。」
 ちょっとすぐにはまねはできないと思いますが、お話はお聞きしたいです。

ブルーを求めて(日経マガジン)

 オデッセイコミュニケーションズでも、フリーマガジンを年に3、4回出していることもあって、いつも雑誌には目を通すようにしています。今月初め、日経新聞(2月1日)といっしょに配達された「日経マガジン」は、いい企画だと思いました。「ブルー」特集で、さまざまなブルーを取り上げたあと、ブルーノートで終わるという、上手なPRになっていました。
写真がたくさん含まれていて、ボクが好きなのは、イブ・クラインの「ブルー」(上の写真)と、フリーダ・カーロの「ブルーの家」(下の写真)。

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今朝の黒犬

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日経パソコン「読者の広場」

日経パソコンで必ず目を通すのは、「読者の広場」。2月9日号では、「5年前は文字入力で精いっぱい。今はMOSやMOTの資格が野望」という読者のコメントが紹介されていました。45歳の方のようですが、70歳代でもMOSに挑戦される方が出ています。ご受験、お待ちしています。

浅間山

今週始め営業のために長野を訪問。その際、軽井沢付近で、ケータイのカメラで撮った浅間山の風景。「生きている山」!

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初めての静岡市。

 初めて静岡市を訪問。静岡市では、地元の有力メディアである静岡新聞を訪問。静岡の皆さん、3月初めには、静岡新聞に、エド・はるみさんの小社広告がでますので、お楽しみに!(もしかして、スポットのテレビCMもでるかも)

 お取引先の方々との夕食のあと、さきほどオフィスに帰ってきました。静岡は小社の資格試験を活用いただいている学校なども多いので、これから何度か、お伺いしたい県のひとつです。浜松にも一度はお伺いしようと思っています。

Cliff Bar (Small Giantsの一社)

 好評発売中の書籍「Small Giants(スモールジャイアンツ)」(アメリカン・ブック&シネマ発行、英治出版発売)ですが、この本の中で取り上げられている会社の一つが、食品会社のCliff Barです。代表的商品はグラノーラ・バー。写真にあるように、絶壁を登るクライマーがこの会社のトレードマークです。(ちなみに、袋は破いて、中のバーはすでに食べてしまっています!)
 この会社の商品は日本に入ってきていないと思うのですが、ボクがこの会社の商品に出会ったのは、3年半前、2006年9月、初めてホノルルセンチュリーライドに参加した時。20キロか30キロごとにあるエイドステーション(休憩所)で配っていた食糧の一つが、このCliff Bar。160キロのサイクリングの間、何本かのCliff Barにお世話になったことを覚えています。
 そのときには、この商品を製造する会社を取り上げたビジネス本を翻訳出版することになるなんて、夢にも思いませんでしたが。この会社の創業者も、サイクリングや山登りなどを愛するスポーツマンで、彼の体験に基づいて開発したのが、Cliff Barです。そのあたりのこと、会社を大きくするにあたってのさまざまなドラマについては、Small Giantsをぜひ読んでください。

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気に入った小物たち

黒犬御用達のベルギービールのレストランで見つけた紙のコースター。フランダースの犬がモチーフかな?

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オデッセイコミュニケーションズの友達、「タンタンとスノーウィー」のケータイ入れ。両面の写真を載せます。(どちらが表か裏か、それは不明!)

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週刊東洋経済「テレビ・新聞陥落!」(2009年1月31日号)

 インタネットがブームとなった2000年前後からほぼ10年。これまでずっと「安全地帯」にいて、特権階級と自他ともに考えていたテレビや新聞業界が、大きな岐路に立たされているという話です。インターネットが一般的なものとなり、経済不況の中、ようやく日本のマスコミにも地殻変動が起こってきたということだと思っています。
 テレビにしろ新聞にしろ、規制や日本語によって、完璧なまでに保護されてきた業界でした。特にテレビ局においては、その業界全般の給与水準の高さは、日本の産業界のなかで際立っていました。
 日本の問題のすべてはマスコミに原因があると、そんなことは思っていませんが、多くのテレビ番組の低俗ぶり、バカさ加減にはずっとあきれてきました。今回、マスコミ、特にテレビですが、危機感を持たれていることはいいことではないでしょうか。
 当事者の皆さん、あるいは広告代理店の皆さんの多くが、「創業以来の危機」というようにとらえていらっしゃるようです。
 でも、ボクは、メディア産業に新しいなにかが生まれるきっかけになるのではないかと、ちょっと期待しています。

日本のランス・アームストロングは銀行員だった!_『がん六回人生全快』(関原健夫著)

 日本のランス・アームストロングといってもサイクリストではありません。ランスと同じように、がんと闘って、奇跡の復活を遂げたかたです。この本は、かつて日本を代表する銀行だった日本興業銀行の社員の方による、16年間の闘病記です。
 1984年、39歳の時、ニューヨークで最初の大腸がん手術。その後、86年から90年までの間に5回のがん手術、そして96年には心臓バイパス手術の計7回も手術。手術の回数も驚きなのですが、さらにすごいのは、この間、ずっと現役で仕事を続けたということ。もちろん、手術の後には、数週間、あるいは一ヶ月ほどの休みをとられていますが、手術前の入院中にも、スーツを着て出社し、できるだけ日常生活を継続される努力をされています。それも信じられない話です。
 前向きな姿勢、人間関係を大切にされたこと(病気と闘うこと、病気を治すことは、自分一人ではできない!)、周りの人たちを説得し、その気にさせ、動かしていく情熱を持ち続けたこと、つねにスポーツを続けたこと。16年の長きにわたってがんと闘った姿は、もしかして、ランス以上かもしれないです。
 ボクのまわりには、おひとかた、がんと闘い続けた方がいらっしゃいました。1997年の今月亡くなられた、TOEICの創案者北岡靖男さんです。(北岡さんのことは以前も書いたことがあるのですが、今の会社を始めることになったのは、北岡さんのおかげです。)北岡さんも、67歳で亡くなられるまでに、7回前後の手術を経験されたと記憶しています。
 北岡さんにしろ、この関原さんにしろ、信じられない忍耐力を示されたと思います。関原さんについては、2007年のインタビュー記事をネットで拝見しましたが、現在もお元気でいらっしゃることをお祈りしています。

不便さがあるからモノが生まれるのかもしれない

 いつか、「地方」でもっと時間を過ごしたいと思っています。東京にはなんでもあるようで、実は「本当のこと」や「本当のモノ」はすくないのではないかと、しばしば、強く感じます。なんというのか、東京では、いろいろなことがバーチャルに思えるのです。
 この前、日経新聞では、経済記事よりも文化やスポーツのページをよく読むと書いたのですが、1月14日の夕刊の文化欄に、愛媛の宇和島市在住の画家・大竹伸朗さんのインタビュー記事が出ていました。宇和島はボクが小中高までいた南予(愛媛県の南西部の呼び名)の町で、子供の頃、映画を見たり病院に通ったりするために、バスに1時間ほど乗ってこの町に行ったことをよく覚えています。
 日経の記事では、東京出身の大竹さんがどうして宇和島に移住したのか書かれていませんが、ボクの記憶が正しければ、大竹さんの奥さんが宇和島出身だったからだったはずです。このインタビューの中で、大竹さんの次のような言葉が印象的です。
 
「東京だと一日がすぐに過ぎる。夕日に浮かぶ東京タワーを眺めていれば時間がたつ。思い出は自動的に生まれる。」
「何もない場所で何もしないでいると、自分が消えてしまう。それを食い止めるために何かする。昨日はなかったものを自分で創るしかない。芸術家は理不尽な状況に身を置く方がいいこともある。」
 まあ、ボクは芸術家でもなんでもないのですが、東京はあまりにも娯楽が多すぎるかなと思っています。地方に行くと、なにもやることがなんくて、パチンコにのめり込んでいる人が多いようですが、地方のよさを一番大切にしていないのは地方の人のような気がして、それが残念です。ボク自身、地方から都会に憧れて出てきた人間の一人なので、どちらかがいいと、決めつけているわけではありませんが、東京の生活では大切なものが抜け落ちていることは強く実感しています。

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消費は感情に左右される(なじみのお店によると)

 昨日は久しぶりに洋服を買いに。毎年バーゲンセールのときに買い物をするのですが、今年は5割引と、例年以上に値引き販売をしています。このお店とは、おつきあいが長いので、どちらかというと顔なじみです。
 で、店長のお話によると、やっぱりリーマンショックのあとの数ヶ月、昨年の10月、11月頃が最悪で、1月に入ってようやく息をつくことができたそうです。小売りは、株が下がったりすると、大きな影響がでるそうで、感情や気分の揺れに左右されるとか。「30年以上この商売をやっているが、こんなに急激に落ち込むのは、初めての経験」と、おっしゃっていました。(小売りではありませんが、この前、オフィスのそばにある東京会館に、海外からのお客さんを連れて昼食に行った時、ここもリーマン倒産のあとから、2、3割、お客が減っているとお聞きしました。)
 景「気」というくらいだから、「気」分というか、感情が与える影響は、大きいということでしょうか。