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「映画女優若尾文子」(四方田犬彦・斎藤綾子編著)

もしかして10年以上前に買っておいたかもしれない本。発行は2003年になっている。
先週末、偶然衛星放送で視た『女は二度生まれる』(1961年、川島雄三監督)という映画の主演女優が若尾文子で、その映画が結構おもしろかった。「そういえば若尾文子についての本を買っていたな」と思い出して、本棚から取り出してここ数日熱心に読んだ本がこの「映画女優若尾文子」(みすず書房)。

ぼくの世代にとっては若尾文子はTVで見知っているだけで、映画はあまり見たことがなかった。彼女が大映の看板女優の一人として大活躍していたのは1950年代から60年代。この本のフィルモグラフィーによると、ぼくが生まれる前から彼女は活躍していた。(初めての映画は1952年の『死の街を逃れて』)。
この本で取り上げられている映画は、まったくと言っていいほど見ていないのだけど、若尾文子と彼女が大映時代に組んだ増村保造監督をめぐる女優論、監督論がとてもおもしろく、このふたりが作ったいくつかの映画をぜひ見てみたいと思った。(若尾文子がでていない増村保造監督の映画はひとつ観たことがある。『曾根崎心中』!)

表紙にでている若尾文子の写真が素敵だ。おいくつの頃の写真かわからないのだけど、とてもいい。なんども見ていて、ぼくの勝手な連想なんだけど内山理名を思ってしまった。内山理名の顔立ちは好きなタイプ。

アリス・紗良・オットを応援する

「天は二物を与えず」という言葉があるけど、実は天は多くの人に二物以上のものを与えているとぼくは思う。ピアニストのアリス・紗良・オットはまさに二物(あるいはそれ以上)を与えられている。すばらしいピアニストにして、美しい容姿を与えられた人だ。彼女が多発性硬化症(multiple-sclerosis)にかかっていることを公表した。
先月ロンドンに行った際、Royal Festival Hallで彼女が弾くラベルのピアノ協奏曲を聴く機会があった。彼女のコンサートは初めてだったけど、聴く人を魅了する演奏だった。
これからどのようなストーリーが展開するのか、神のみぞ知るだけど、できるかぎりコンサート活動を続けていただきたい。またどこかで彼女の演奏を聴きに行きたいと思っている。

武田シンポジウム2019

昨日、東大工学部のキャンパス内にある武田先端知ビルであった、「武田シンポジウム2019」に初めてでてみました。
とてもおもしろい講演会で楽しませていただきました。午前の部では、途上国で問題解決のために起業した海外の若い人たちのプレゼンがあり、午後はその人たちを表彰するセッションから始まりました。そのあと、3名の研究者のプレゼンがあったのですが、東北メディカルバンク、宇宙膨張に関するふたつのお話を特に楽しませてもらいました。日ごろあまりなじみのない分野のため、きちんと理解できたわけではありませんが(特に、宇宙膨張!)、理科系の研究者の方たちの話をお聞きするのは嫌いではありません。

このイベントはアドバンテストの創業者の方がお作りになられた財団法人が主催されているイベントのようですが、立派なことを継続されているなと感心しました。
シンポジュウムの案内HPは以下の通り。
武田シンポジウム2019

関原健夫さんを偲ぶ

昨日、都内のホテルで関原健夫さんをお送りする会があり出席しました。
昨年12月に入って、関原さんのケータイになんどかメールや電話をしたのですが、まったく音沙汰がなく、どうしたことかと心配になって調べたところ、対がん協会のHPで、11月24日にお亡くなりになったことを知りました。

10年以上前でしょうか、関原さんがお書きになった「がん6回 人生全快」を読んだことがきっかけで、ぜひお会いしたいと思いました。その後、ある知人の紹介で、関原さんにはぼくがポッドキャスティングを熱心にやっていたころご出演いただいたこともありました。

2017年父ががんだいうことを知った時、一番最初に電話したお1人が関原さんでした。関原さんが電話先でやさしく、落ち着いたお声で、「あたなのような理知的な人でも、みんな、がんということを聴いた瞬間、気が動転してしまって、それまでなにも考えていなかったことを知るんだよ」というようなことをお話になられたことを記憶しています。(ぼくは決して理知的な人間ではありません)

ぼくがお世話になった何人かの方は、がんで亡くなられています。関原さんが6回がんの手術を受けられたように、北岡さん(北岡靖男、TOEICの発案者)も、同じくらいの数の手術を受けられた後、70歳に届くことなく、1997年2月に亡くなられました。

関原さんは晩年対がん協会の常務理事として大いに活躍され、全国の多くの方に勇気と希望を与えてこられた。昨日あった「送る会」には本当にたくさんの方がいらっしゃっていました。とても立派な人生を送られたと思います。

関原さんのメッセージ

関原さんとの「アイデアエクスチェンジ」